2回
2025/08 訪問
食器や器も料理の彩りに欠かせない大切な一部、そんな事を料理をいただきながら感じ入るのです♪
ムラサキウニ、ピュアホワイトすり流し
新銀杏飯蒸し
小川原湖(青森)の天然うなぎ蒲焼き
グジの冬瓜蒸し
北寄貝(天然物)のから揚げ
スズキのあらい
鱧の湯引き
虎魚の丸仕立て
岐阜県和良川の天然鮎、サイズは20cmオーバー
天然鮎、炭火塩焼き
鰊と茄子の焚き合わせ
胡瓜と冬子椎茸の胡麻和え
ご飯のお供たち 牛時雨煮、ちりめんじゃこ山椒煮、白菜のお漬物、お味噌汁
玉蜀黍と鱧のご飯 バター風味
土鍋炊きご飯
ちりめんじゃこご飯
卵かけご飯
卵かけご飯に牛時雨煮
鮎出汁飯
水菓子、桃のコンポート
礒田さん、いつもありがとうございます♪ 今宵も素晴らしい食材を使った料理の数々に、舌鼓を打ちました。 次回は来年1月、何がいただけますか楽しみにしていますね♪
2025/08/24 更新
2025/05 訪問
皐月の花が咲き始める頃、多彩な旬食材を散りばめた、清らかな日本料理をいただきました♪
人形町の日本料理店、〝礒田〟さんへ伺いました。
移転前のお店には、亡き妻と一緒に伺っていたのですが、移転後はこの日が初めて。
久しぶりに礒田大将にお会いするのもとても楽しみです♪
お店は、芸者新道(小菊通り)に2024年6月に竣工したビルの3階、真新しいビルにはまだ入居が少ないようですが、人形町でも小道に入った通りだけに人知れずひっそりとした雰囲気、新たにお店を始める場所としては、集客にはやや難しいのかもしれません。
お店に到着、暖簾も移転されてから新たにされたでしょうか、前の店舗では見た事がなかったように感じます。
土曜日の一回転目は17時スタート、予約時間前ですが暖簾が出されていたので覗いてみると、既に他のお客様達が着席されています。
板場に立たれる礒田大将から、
「お久しぶりです。」
と笑顔での挨拶に、私もニッコリ、
「ご無沙汰してます。」
と応えます。
大将と最後に会ったのは、静岡は焼津の某日本料理店で偶然一緒となったのが最後ですから、約2年ぶりとなります。
前書きが長くなりましたのでそろそろ本題に。
【おまかせコース】 38,500円(税込み)
※ その時々の季節の食材により値段は上下あり。
◆ 先付
◇ 白イカそうめん・東京湾、お出汁、花穂紫蘇
見た目にも涼やかな一品目、素麺の様に細切りにした白イカのねっとりとした食感に豊かな甘み、お出汁と一緒に流し込みます。
◆ お凌ぎ
◇ 飯蒸し、カラスミ、そら豆
カラスミと餅米を合わせた飯蒸しは、定番的な取り合せですが、お腹を落ち着かせるのにぴったり!
そら豆は一度塩をして揚げたもの、緑色が実に鮮やかな彩りです。
◆ 焼き物
◇ スッポン(島原・養鼈)タレ焼き、山椒
骨付きのスッポンは手でいただきますが、焼きたてだけに指がめちゃ熱い(笑)
弾力がありながらも食べ易い食感、噛むと豊かな旨みが溢れ出ます!
これは旨い♪
山椒の風味がする甘辛なタレがまたいいんだ!
活けのスッポンは現在大将が捌いているそうですが、いずれはお弟子さんに引き継ぐのでしょうね。
◆ 温物
◇ 蛤・桑名、ごま豆腐揚げ出し、白髪葱、木の芽
温かな葛餡をかけた蛤、身がぷりぷりとして強い旨みがあり、葛餡の昆布と鰹出汁の味わい良く実に美味しいです♪
下に忍ばせたごま豆腐の揚げ出しが、また軽くねっとりとして胡麻の風味が素晴らしい事!
実に美味しい料理です♪
◆ 揚げ物
◇ 虎魚・近海物、コシアブラ・山梨
癖のない白身魚の虎魚(オコゼ)は、油との相性良くプリッとした食感、上品な旨みがあり美味!
大根おろしに一味唐辛子の入れた汁に付けていただきます。
山菜の女王と呼ばれるコシアブラ、独特な風味と香りが良いですね♪
◇ タラの芽・山梨天然物
山菜の王様と呼ばれるタラの芽、風味が強くほろ苦さがあり、山の春の恵としていただける喜びを感じます♪
◆ 向付
◇ 鯵・神奈川 軽く酢締め
◇ グジ(甘鯛)・佐島
どちらも小田原の並木屋さんからの魚、活け締めや神経抜きなどで料理屋さんには知られた相模湾の天然地魚を扱う鮮魚店です。
鯵は生姜醤油で、脂のりの良さは酢で締めるても変わらず、青魚らしい香りが良いです。
グジは煎り酒で、淡白な味わいながら、身質がねっとりとしてほんのりとした甘み、上品な美味しさです♪
◆ 椀物
◇ 北寄貝、冬瓜
一番出汁の香りが実に良いです♪
北寄貝は割りと大きな物、身がブリンブリンと食感良く実に豊かな旨みと甘みは楽しめます♪
下に忍ばせた冬瓜はお出汁の味わいそのもの、さっぱりとした脇役ですが、私は冬瓜が好きです♪
◆ 強肴
◇ 金目鯛(稲取)塩焼き、酢橘
金目鯛も小田原の並木屋さんから、稲取で水揚げされた約1.5kgと大きな金目鯛は、甲殻類も食べているだけに、皮目の赤身がより発色が良いです。
なんも言えねー!
皮はパリッと身はふっくらに、実に旨みのある白身魚はめちゃ旨いです♪
◆ 煮物
◇ 茄子の煮浸し、薬味は茗荷と木の芽
素揚げした茄子を一度お出汁で炊いたんは、とろんとろんに柔らかでお出汁の旨みを良〜く吸っています。
薬味の風味も良いですね♪
◆ ご飯・香の物・止め椀・おかず、ほうじ茶
◇ 炊きたてご飯
◇ じゃこをのせて
◇ スッポンのお出汁をかけて
◇ 削りたての鰹節と山葵で
◇ 京都は宇治の卵、京たまごでTKG
◇ TKGに牛時雨煮をのせて
お米は山形産コシヒカリ、炊き加減はパスタで言うところのアルデンテ風な塩梅で、割りとしっかりとした食感でこれが旨い!
炊きたての香りとほんのりとした甘み、お代わりは必須なのです♪
お代わりをしながら、色々な組合せで美味しくいただきました♪
◆ 水菓子
◇ 琵琶(長崎産)のコンポート
琵琶旨し!
久しぶりに礒田大将の御料理をいただきましたが、素晴らしいの一言。
移転する以前よりも、更に深みのある美味しさに変わられたのではと感じました。
旨みの出し方や素材の味そのものを活かした調理法、やはり幾多の経験を積まれ蓄積してきた技なのでしょう!
それに、礒田大将は他のお店にも食べに行かれ、ご自身の味覚を研ぎ澄まされているのではないでしょうか。
そんな事をふと思いました。
また通わせていただこうと思います。
礒田大将、ありがとうございました。
とっても美味しかったです♪
ではまた。
ごちそうさまでした♪( ´θ`)ノ
飯蒸し、カラスミ、そら豆
スッポン(島原・養鼈)タレ焼き、山椒
蛤・桑名、ごま豆腐揚げ出し、白髪葱、木の芽
白イカそうめん・東京湾、お出汁、花穂紫蘇
虎魚・近海物、コシアブラ・山梨
虎魚の天ぷらは、大根おろしに一味唐辛子を入れた汁でいただきます♪ コシアブラは塩をしてあるのでそのままで♪
タラの芽・山梨天然物
手前:鯵・神奈川 軽く酢締め 奥:グジ(甘鯛)・佐島
北寄貝、冬瓜
金目鯛(稲取)塩焼き、酢橘
茄子の煮浸し、薬味は茗荷と木の芽
香の物・止め椀・おかず、ほうじ茶
炊きたてご飯 お米は山形産コシヒカリ
じゃこをのせて♪
スッポンのお出汁をかけて♪
削りたての鰹節とすりたての山葵をのせて♪
京たまごでTKG
TKGに牛時雨煮をのせて
琵琶(長崎産)のコンポート
冷たい緑茶
外観
2025/05/11 更新
人形町の日本料理店、〝礒田〟さんへ食べ友さんをお誘いし2人で伺いました。
移転してからは2度目の訪問。
お店に向かう道すがら気になるお店をチェック、路地を入ると良さげなお店がたくさんあるのが人形町の楽しいところです♪
カウンター席に皆様が揃い一斉スタート。
葉月の半ば過ぎ、今宵どんな料理がいただけるのか楽しみです。
いただくのは、
【おまかせコース】 38,500円(税込)
この日は夏風邪をひき病院の薬服用中につき、ノンアルコールです(^^;
◆ ムラサキウニ、ピュアホワイトすり流し
ピュアホワイトの甘みは勿論、ムラサキウニのナチュラルな風味と甘み、この組合せが美味し過ぎます!
涼やかなお皿が素敵です♪
◆ 新銀杏飯蒸し
新銀杏のクセのない優しい味わい、鮮やかな緑色に器の彩りがまた良いのです♪
◆ 小川原湖(青森)の天然うなぎ蒲焼き
サイズ300〜400gの天然うなぎを、蒸さずに直接炭火焼きにした地焼きの蒲焼き、パリッとした皮と身の食感のコントラストは言うまでもなく!
付けダレの味付けが良く、白米を欲します♪
◆ グジの冬瓜蒸し
なんて優しい味わいなんでしょう、塩加減が絶妙!
すりおろした柔らかな冬瓜に包まれたグジ(赤甘鯛)がふっくらと、出汁の柔らかな味わいを葛のとろみでまとめた料理は絶品!
◆ 北寄貝(天然物)のから揚げ
大きな北寄貝に皆様から驚嘆の声が上がります!
それをから揚げにし、お酢に大根おろしを合わせた付けダレでいただきます。
これが食感モフモフとして、めちゃくちゃ美味しい事!
なんて豊かな甘みなんでしょう!
インゲンの天ぷらも美味しいです♪
◆ スズキのあらい
朝締めしたスズキを、辛味大根であらいにした食感がブリブリと、淡白で上品なスズキの味わいがくっきりとして美味!
スズキのあらい、初めていただきましたがとても美味しいです♪
お皿との取り合わせがまた素敵です!
◆ 鱧の湯引き
大将の礒田氏が我々の目の前で骨切りをされるのですが、その鱧がまた大きな事!
やはりこちらで扱う食材の良さを感じます。
骨切りした鱧の湯引きをまずはそのままで。
鱧の淡白な味わいにほんのりと甘みを感じます。
次はポン酢を付けて、これはまた堪りませんね!
◆ 虎魚の丸仕立て
虎魚の骨出汁に昆布出汁を合わせたお出汁、旨みがあり実に美味しいです!
白身魚の淡白な味わいに、皮のねっとりとした食感、夏の河豚と呼ばれる虎魚だけに豊かな味わいなのです♪
◆ 天然鮎、炭火塩焼き
岐阜県和良川の天然鮎、サイズは20cmオーバー!
鉄串に刺した段階で見せていただきましたが、輝きのある銀白色に背は青みを帯び、黄斑がくっきり表れています!
それを炭火で塩焼きにして蓼酢でいただきます。
時間をかけずに焼いた鮎は頭や骨は抜いての提供。
身への火入れが素晴らしく一部は半生加減、内臓の苦味が次第に旨み甘みに変化します。
炭火でじっくり焼くのとは違う味わいが、こんなにも良いとは知りませんでした!
◆ 鰊と茄子の焚き合わせ
鰊は味付けしっかりと甘辛く炊き、茄子はとろりと淡い味付け、この味わいのバランスの良さにあっぱれ!
めちゃくちゃ美味しく、この味付けに白飯を欲します!
茹でた絹さやのシャキシャキな食感がまた良い事!
◆ 胡瓜と冬子椎茸の胡麻和え
胡麻の食感と風味が素晴らしい!
冬子椎茸の旨みに胡瓜の食感良く、美味しい箸休めなのです♪
◆ 締めのお食事
◇ 玉蜀黍と鱧のご飯 バター風味
◇ 土鍋炊きご飯
◇ 牛肉時雨煮
◇ ちりめんじゃこ山椒煮
◇ 白菜のお漬物
◇ たまご
◇ 鮎出汁飯
◆ 水菓子、桃のコンポート
こんなに美味しい料理をいただきながら思うのは、日本酒が飲みたいな〜(⌒-⌒; )
翌日もお昼に食事を予定していますから、今は体調が最優先です。
この日の食材も素晴らしかったです!
ピンの食材揃いでしたし、そのポテンシャルを活かした素晴らしい調理味付け、日本料理に奥深さをしみじみと感じました。
料理に合わせる食器類がまた秀逸な物ばかり、料理を彩る大切な脇役を担っていますね。
次回は来年の1月、またどんな料理をいただけるのか楽しみにしています♪
礒田さん、いつもありがとうございます。
とっても美味しかったです♪
ごちそうさまでした♪( ´θ`)ノ