3回
2017/11 訪問
進化を遂げたのでは!?
1年ぶりの訪問です。ラーメン二郎仙台店。
10月中旬くらいまでは本当に休みがなく、ボロボロになりながらあちこちに出張していたのですが、その分各地のラーメン屋を訪れることができていたのは皮肉でした(苦笑) 最近は遠出が少なくなり、お店に行くこと自体があまりなくなり…。
そして11月後半を迎え、毎年恒例で仙台を訪れる用事があり、3回目の挑戦と相成りました。
二郎の隣の隣にあるパーキングに車を入れ、道路を挟んで向かいのお菓子屋さんで家族へのお土産を買い、万全の状態で1620ごろから並び始めました。今年もファーストロットは頂きです。
ワタシの前には高校生が5人。初二郎らしく、一生懸命スマホでコールの予習をしています(笑)開店30分前ですでに30人以上は並んでいました。5分前になると、去年もいた金髪の女性店員さんがノートを持って現れ、麺の量を聞いていきます。そして開店の1700を5分ほど過ぎたとき、シャッターが上げられ、「お待たせしました、食券を買って奥から座ってください」と声が掛かり、いよいよ入店!
今回は「ラーメン小豚+ショウガ\50」をオーダー。カウンターの上に黄色のプラスチック札を起き、その上に50円玉をパチリしてショウガコール。しばし待つと、ちょっとアンニュイな雰囲気を醸し出しつつ(笑)金髪お姉さんが「小豚、ニンニクは」と促すので、「ニンニク普通、ヤサイ増し」とコール。しばし待って、…着丼!
ああ、懐かしのビジュアル。こうだったよなと思いながら、思いの外大量に載せられた、やや大粒に刻まれたショウガにまずは目が行きます。ニンニクよりも多いぞ! ヤサイはややクタ気味で、マシにしたものの、そこまでの威圧感はありません。そしてその隙間からちらりと顔を出すブタさんたち…。ここで会ったが3年目、試合開始!
まずは卓上のカエシとホワイトペッパーをかけ、ヤサイを減らしにかかります。クタ気味なのもあって、それほど苦ではありません。食べ進めるとブタさんたちが姿を現し、そちらもかじりながら。それにしてもこのブタさん、味付けしたよ!っていう塩分の濃さとか、押しつけがましさが何もないのに、よく味がついていて柔らかくとっても美味です。二枚くらいは後の楽しみにして、ヤサイとともに味わいます。
そしていよいよ、本丸の麺へ。固めで注文する人が多いらしいですが、デフォルトでも全く問題ありません。おいしくワシワシと頂きます。いいなー、こういう麺を日常的に食べたいな-。残り40%くらいと思われる段階で、ややおなかが苦しくなってきました。やっぱり年齢だ。小でもなかなかのボリュームなのに、大を注文して残してしまった去年のワタシを叱ってやりたい(笑)
この辺から、スープをじっくり味わい始めます。乳化スープに、大きめのアブラがプカプカ。特保のお茶を持ち込んでいるとは言え、コレをそのままはちょっとと思い、箸で避けながらレンゲでスープをすくっていってみると…。あれ?進化した?
単に醤油や甘みが強いというわけではありません。ド乳化な上、固形アブラもいっぱいのスープなのに、醤油の風味・うまみが以前よりもクリアに、素直に届いてくる感じ。明らかに、去年やおととしよりも洗練されたおいしさが感じられました(「洗練」という言葉が、二郎のイメージに合うかは微妙ですが)。間違いなくおいしいスープです! ニンニクはその中にうまくはまって、より味を引き立てていますが、ショウガは大粒に刻まれてしかも大量にあるせいか、やや自己主張が強すぎるかな?
最終的には、前の高校生たちよりも早く完食し(^_^;) 充実感とともに退店。仙台市内の夕方の渋滞は相変わらずでしたが、それすら二郎の余韻を楽しむ時間になりました。先月の盛岡のらーめん○○○、3月の東京の○○マシマシと比べても、「やっぱり本家は違うなあ」と思わせる一杯でした。でもワタシの場合、仙台以外の二郎は未体験です。特に東京の二郎に行って、比較してみたいなあ。ごちそうさまでした!
追伸…ところで東京の神保町二郎が閉店、その後に立川マシマシが入るというニュースを聞きましたが、現在どうなっているのでしょうか?
2017/11/21 更新
2016/11 訪問
衝撃の体験
他のレビューにも書いたのですが、YouTubeのチャンネル「Ikko's Film」では、主人公の品川イッコー氏の、全国の二郎を2周する激闘が紹介されています。
これを見て、世の中にこんな食べ物屋が、ラーメンが存在するのか? そもそもあれはラーメンなのか? と、心が惹かれて止まらなくなりました(笑)
いつか行って食べてやろうと思いながら、なかなか機会がありませんでしたが(東北には仙台と会津若松にしかない)、ついにその機会はやって来ました。
第一回訪問(2015年11月)
仙台に用事があり、それを終えて急いで駆けつけました。店近くにはパーキングがたくさんあるので、車を置くには不自由しません。夕方1630くらいから並びました。
さすがにワタシも含めてまだ数名しかおらず、ファーストロットは頂いた! と心中ほくそ笑んでいましたが、隣の学生風の男性がワタシのことを実に嫌な目で見ます。なんだコイツ、と無視していたら、「こっち側に並ぶんですけど」と自分の左を指します。店の前には大きめのコーンが置かれていて、それを始点に店に向かって左に列を作っていくのでした。すごすごと逆側に移動するワタシ(涙)
そしてついに1700、この時点で行列は少なくとも30人くらいにはなっていました。店の看板に灯りがともります。黄色の地に黒いゴシック体で「ラーメン二郎仙台店」の文字がくっきりと浮かび上がりました。みんな心の中では「おおっ…」と嘆声を上げているに違いない(笑)男性の店員さんがメモ用紙を持って現れ、何か聞いていきます。麺の量を初めに聞いておくんだなと理解したワタシは、いかにも慣れたふりで「小!」と答えます。店員さんが店に戻り、…シャッターが上がる!
さんざんさまざまなサイトで予習を重ねてきたワタシ、慌てる必要はありません。入り口左の券売機で「ラーメン小豚」を買い求め、カウンターのちょうどコーナーに着席。カウンター上に食券をパチリ。ちょっと待つと「小豚、ニンニク入れますか?」。「ニンニク少なめで」と人生初コールを無事に終え、待つことしばし。キターーー!!!
ファーストコンタクト、まずはスープをすすってみます。
………「えっ!?」
決して大げさではなく、人生初体験の味でした。豚骨もわかります。化調全開なのもわかります。でも、なにがどう組み合わさって変化を起こし、こんな味が完成したのか? アブラで唇をンパンパさせつつ、このスープの魔力に完全ノックアウトされました。
増しコールしなくても十分多いというヤサイ、カラメコールは必要ない塩分、本当でした。ヤサイの下にはイカつい肉塊がゴツゴツと待ち構えています。まずはヤサイを減らしにかかります。そして豚、麺。もう理屈はどうでも良くなり、ひたすら食べ続けます。完食!
すべてを終えて、カウンター奥の出口から離脱します。ドアの向こうはすっかり暗くなった青葉通り。この一時間ほどの体験をかみしめながらパーキングに戻ります。
本物は、やはり全く別でした。地元のインスパイアももちろんおいしいけれど、比較の対象にはなりません。本当に、近くにないのが残念です。うまくいっても年に一度か……。
第二回訪問(2016年11月)
前年と同じ用事で仙台を訪れ、ほぼ同じ時間で二郎入り。昼を食べる暇が無く、中途半端にファミレスでポテトをつまんだ程度で、これならいけるんじゃ…と「大豚ヤサイニンニク」に挑戦したのですが……すみません、見通しが甘すぎました。
今回はなんと女性店員さんがいました。ぼけっとしていて、コールを促されたのにうまく対応できず、「ヤ、ヤ、ヤサイ…? あ、あ、ニンニク…」と戸惑うワタシ、やや困った顔の彼女。
着丼を見て愕然とするワタシ。……「洗面器だよこれ」。
洗面器大の丼に、みっちりと麺+豚、その上にそびえる峨々たるヤサイマウンテン。スケール感が、去年体験した小とは全く違いました。すさまじいボリュームのビジュアルだけで完全にノックアウトされてしまい、開戦前から負け戦確定。おなかは十分余裕があるはずなのに、目の前の丼の内容が食べても食べても減りません。気持ちばかりが焦って、前回あれほど感動したおいしさも、なぜかなかなか感じ取れません。
…結局、2割から3割くらい残してしまい、カウンター上に丼を置いて、すごすごと退散。店主さんごめんなさい(:-_-) これはこれで、二郎体験のひとつと言ってよかったのか?
2017年11月、今年も仙台に行く予定。3度目の挑戦を!
2017/10/20 更新
4回目の仙台二郎です。出張先から出るのにもたついて、並んだのが1640。20人くらい並んでいます。開店20分前でこれなら、まあマシな方でしょうか。並ぶ前に、道を挟んで向かいのお菓子屋に、おみやげの「伊達絵巻」を買いに行ったのがマイナスに働きました。この4年、毎回ファーストロットだったのに(笑)
それにしても寒い! 銀杏並木はすっかり黄色くなり、落葉が散っています。ついでに実も落ちていて、ちょっと匂いが(笑)
ジャスト開店時刻、メガネの小柄な女性店員さんが麺量を聞き始めました。去年までいた茶髪のアンニュイなお姉さんはいなくなったのか?多分3ロット分くらいを聞いて店内へ。開店し、そこまでのお客さんが入店した後、ワタシ前後の人たちも麺量を聞かれました。ワタシは小硬めをお願いしましたが、2,3人前の若い女性二人連れが、二人とも大を注文。店員さんが「けっこう量がありますけど大丈夫ですか?」と確認すると、即答で「大丈夫です」。ワタシが一昨年返り討ちにされた奴を、この二人は…?
さらに30分ほどの待ちを経て入店。厨房内には男性の店主さんと、二人の女性店員さん。二郎と言えば殺伐とした、店によっては威圧的な(^^;)イメージもあるのですが、なんと三人がニコニコと、時折軽く談笑しながらいろいろ動いています。二郎にあるまじき光景に、なんだか心温まるものがありました。
野菜マシマシニンニクをメガネの店員さんにコール。ちょっと待ってすぐ着丼。1年ぶりだぜ! うをお、やっぱり凄え! いつも秋田のG5でヤサイ量の少なさを嘆いているのがばかばかしくなるほど。まあ、回すお客さんの数が桁違いだから、比較にはならず、仕方ないと言えば仕方ないのですが。それにしても、これだけの質と量のものを¥790で提供してくれるって…頭が下がりますm(_ _)m
では勝負! まずはヤサイの山に卓上のカエシをかけ、バリバリとむさぼっていきます。爽快なくらいに躊躇のないヤサイ量。またカエシをかけ、コショウをかけさらにやっつけていると、ようやくブタさんの姿が見えました。よう、1年ぶり! まずは1枚…去年より味がしっかり目についているかな?美味しさはもちろん変わらず。これがもう4枚、いや4塊あるって(^^;) ヤサイを減らし続けて、ようやく麺が見え始めました。
硬めでお願いした麺は、硬めというほどでもない硬さで、ワシワシいくのにちょうどいい感じ。麺に集中していると、ブタさんを忘れそうになります。まだこんなにいる、まだこんなにいる…。麺よりもブタさんが辛くなってきました。頑張れ俺。ラーメンを食べてきて初めての体験かも(^^;) レンゲを入れられる状態になったのでスープもすくいますが、ヤサイにかけたカエシのせいか、ちょっとしょっぱくなってしまいました。ザ・乳化スープにはアブラの塊がごろごろ浮かんでいて、妥協のないジャンク感を強調しています。良いですねえ! 去年はお願いしたショウガを今年は加えませんでしたが、やっぱりワタシはショウガがない方が好みかな。
ところでワタシの先の席にいる、大を頼んだ二人の女性…平気な顔をして食べています(゜Д゜;)全然苦しそうじゃないし、食べるペースはワタシとさほど変わらないくらい。何者…!?
ワタシ自身は、終盤のブタさんの存在感に何とか打ち勝ち、一通り平らげてスープを数口楽しんでゲームセット。奥の出口から退散しました。ごちそうさまでした!
車は二郎の隣のパーキングに停めていましたが、駐車料金がなんと¥1000。二郎の値段より高いって(^^;) 3連休初日、夜を迎えた仙台市内はものすごい渋滞。なかなか市内から脱出できず、帰宅したのは2140くらいでした。
ところで、毎年この時期に仙台に来て、疲れ切って苦しみながら運転して帰るのが通例なのですが、不思議なことに今年は眠くもならず(もちろん休憩は挟みましたが)運転にもちゃんと集中できました。我ながら不思議で、いろいろ考えてみたのですが…そうだ!今年はニンニクをガッツリ入れて食べたのが効いたんじゃないか? いや、本当に(*´∀`*) ニンニク凄え!