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「朝のつゆ」紫陽花に朝露が乗った姿を表現しています。絞り切った先が繊細で細く口の中でスッと溶けます
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「青もみじ」スルッと食べやすいくず餅の中に薄緑の餡
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「初夏の香り」文字通り初夏に花開く薔薇の形を模した可愛い姿の「こなし」
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「くず焼き」くず餅を四角く整形して焼いたもの。粉だらけになるので食べる時注意。
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「五月雨」上よう饅頭はどこにでもある祭礼用白饅頭ですが、ランダムな線とゴマで雨降りの様子を表現してるのがすごい!
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6個入りで一箱になります。きんとんは母も私も食べたいので2個にしてもらい、あとはお任せ。
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ある程度の重さと粘りがあって動かないように配置されていますが、走って振られたりしたらきんとんの繊細なかたちは台無しになります!そっと運んで欲しいです。
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憧れの嘯月さん。紙袋まで憧れ。
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この憧れの暖簾を初めてくぐるまでに数十年…!
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かなり北の僻地です。地下鉄北大路から歩くのがメジャーな経路ですが遠いので、市バスでこのバス停に着けるよう算段するのが一番便利。こかからなら徒歩2〜3分です。
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予約した人だけが入店できて、賞味期限のその当日中にいただくためだけに、引き取り予約時間に作り立てを用意していただく特別な和菓子。通販も作り置きも、京都以外への出店もなく、デパート催事などで売られることも恐らく一切ありません。
店頭は予約されたものを受け渡すだけの場所なので、食べログで「和菓子100名店かあ」と見てふらっと店頭に行ったとしても(街中からは遠いのでそんな人はいないでしょうが…)選べるショーケースなどは無く、その場で買える商品も何もありません。(ん?どこかで繰り返し書いていた気がするフレーズ…)
しかしその見目の美しさ、和の文化への深い洞察が込められた季節の意匠、絹糸のように細い特別なこしきで濾された繊細なきんとんの造形、淡く甘いそこはかとない味わいも含め、そっと大切にされるべき宝物なような和菓子を作るお店なのです。
学生時代の数年間京都に住んでいたことがあり、ずっと雲の上の和菓子として憧れていたのですが、お店にお伺いするのは本日が初めて。
とてもとても有名な和菓子店ですから、もちろん存在は学生の頃でも知っていましたが、かなりな予約ハードルがあってなかなかその暖簾をくぐれずにいたのです。場所も「ついでに行く」のは絶対無理なエリアなので、その為にお訪ねするしかない、京都市内北のかなり奥まったエリアですし。
ただ学生時代と違い、大人になった今は必ず手に入るのであれば「予約制度」はハードルどころか、むしろ歓迎です。世間には公開されることもなく、予約も出来ず、手にも入らないものがいっぱいあることをすでに知っていますからね…!
母が6月に玉三郎さんの「阿古屋」を南座でどうしても観たいと言い出したのでチケットの手配をし、京都市内の宿を決めた1ヶ月前、こちらに予約のお電話をしました。着いた日にお昼を食べてホテルのチェックインをしたら夕食までの間に取りに伺おうと考えて16時で予約をしました。夕方おやつ用ですね。
基本単位は1箱に6個入り(※もちろん欲しいだけ、2個でも3個でも予約出来ます)。こちらのお店で、まず絶対に食べるべきなのは、他のお店では作れないほど繊細で指で持ったら潰れてしまうほどふわふわで口に入れたら一瞬で溶ける、美しい「きんとん」です。
季節によって色合いやあしらいが変わるので毎回新作を愛でるのも今後の楽しみですが、ハイライトはやはり「栗きんとん」。美味しい栗が入らないと作れないそうですが、例年10月の1ヶ月間くらいは作っておられると思います。
いずれにしても「きんとん」の基本的な形と構成要素は普遍的ですので、まずはどのシーズンでも「嘯月」さんのスペシャリテである「きんとん」を最初におさえてください。(※お任せといえば黙っていても絶対ひとつは箱に入れてくださると思いますが…)
今回6月の「きんとん」は雨露を帯びた紫陽花の花を模した、美しい濃淡紫色に粒様の寒天が乗る「朝のつゆ」でした。こういうお菓子の名前一つ一つにも風雅な名付けと意匠が当てられており、そこに込められた意味を推察するのも和の楽しみです。
時間通り伺って引き取りはとてもスムーズ。お店の方も「一見さんへの京都のいけず」とかは一切なく、とても誠実で暖かく感じが良くて気持ちよい接客でした。暑いからと保冷剤と「ホテルですぐにいただく」とお話ししたら黒文字(和菓子用の楊枝)と小さな敷木を入れてくださいました。
そんなわけで本日こちらでいただいたのは、
・「朝のつゆ(紫陽花意匠きんとん) 500円」 2個
・「青もみじ(くず餅) 520円」
・「葛やき(焼いたくず餅) 520円」
・「五月雨(上よう饅頭)500円」
・「初夏の香り(こなし) 500円」
一つ一つのお味のレポートは写真のキャプションの方で!