2回
2025/09 訪問
つい欲張った!丁寧に蕎麦を楽しむ至高の名店
平日13:30ごろ、1人で訪問。30分ほど待ちあり。
ずっと行きたかった念願のお蕎麦やさん、以前にも一度チャレンジしたら臨時休業。
今回は近くで用事があり、ふと思い出して寄るだけ寄ってみたらまさかの待ち1組。
この機会を逃してはならない!と急遽ランチを贅沢にする決意をしました。
冷房が効いた6人入れる小さな小屋で待てるのでありがたい。
先人たちの意見からお蕎麦のポーションが少なめだというのを信じ、いろいろ欲張って注文。
おとうふ、そばがき、粗挽きせいろ(冷)、熱もり納豆(温)、林檎ジュース。
卵焼きと海老漬けも食べたかったが、今は店主の怪我でお休みしているようでした。
お豆腐はもっちり。湯葉が上に乗っていてかなり濃い味です。ぺこぺこのお腹に優しく馴染みます。
蕎麦がきは粗挽きの蕎麦の風味をダイレクトに頂ける贅沢な一品。丁寧な舌触りともちもちの食感で口の中がとろけます。1人来店に限り半身で注文できるのもありがたかったです。
お蕎麦はまず粗挽きせいろ(冷)から。
粗挽きの粒感とツヤツヤに光る麺がライトに照らされて美しい。ドキドキした。
細めのお蕎麦を思い切り箸で掴み、少しだけつゆに付けて思い切り頬張ってみる。
ざらざらを奥歯で噛みしめて、鼻に抜ける蕎麦の香りにうっとりしてしまう。すごい!
そばがきとの食感の違いを感じてまた楽しい。
食べ終わると蕎麦湯をいただけます。蕎麦湯もとろっとろの濃厚で最高です。
最後に熱もり納豆せいろ。これはすごい、感動しました。まず提供される大粒の納豆と卵と薬味を混ぜて待ちます。ついつい納豆をひとくちぱくり。
強い豆の風味。一瞬で納豆にひっぱられました。
熱々の濃いめのおつゆと、後から温かいお蕎麦が到着。温度感を大事にした提供のされ方です。
冷たいおそばよりかなり太く平たい。納豆入り溶き卵つゆを絡めるなら確かにこのくらいボリューム感があるほうが相性良いだろうな。などと考えながら啜る。想像通り、蕎麦と納豆と卵が絶妙に混ざり合って口の中で楽園を形成する。感動!
濃いめのおつゆを少しずつ足しながら楽しんでいたら、いつのまにか蕎麦がなくなってしまった。
こちらも後から蕎麦湯がもらえます。納豆の一粒も、卵つゆの一滴も残したくない。全て胃に納めないと、と謎の独占欲(?)すら生まれました。
終始1人でニマニマしながら夢中で食べていたら、かなりお腹いっぱいに。これだけの喜びがこの値段ならお安く感じます。
接客も柔らかく丁寧でよかったです。
幸せなランチでした。次回はディナーのコースで。
電話はほとんど対応していなかったので、直接訪問して予約を取る方が確実ですね。
先の楽しみが出来てよかった。ご馳走様でした!
2025/09/17 更新
平日18:30、2人で予約。
夜の玉笑さん。念願の訪問です。
13200円(?)のコースで。
そばがきから始まり、お豆腐、三点盛り、お新香、だし巻き卵、蕎麦味噌(追加、小サイズ)、天ぷら(れんこん、舞茸)、冷そば、温そば、あんみつ。
冷たいお蕎麦は納豆そばを。
温かいそばは天ぷらそばでした。
デザート前にお蕎麦の追加はよろしいですか?とのお声がけ。欲張ってせいろそばを注文。別腹です。
蕎麦屋で食べたい全ての一品料理も食べさせてもらえて、素晴らしいお蕎麦を三種類も…。!
全てが美味しいのはもちろん、特に板わさに感動しました。わさび苦手だけどちょこっと付けて。
かまぼこってこんな美味しいことある…?と疑ってしまうくらい美味しいかまぼこです。
日本酒は鄙願、3倍どむ、熱燗を。
こんなに幸せで良いのだろうか…?と目頭が熱くなりました。酔っていましたね。
私の優勝は天ぷら蕎麦でした。
温かいおつゆに浮かんだ三つ葉とゆず、下に沈んだ太いお蕎麦。そこに浸すえびの天ぷら。衣が吸ったお汁の風味、さっぱりした油の味、あとから来る蕎麦の香り。噛み締めては鳥肌が立ちます。
何度でも味わいたい幸せです。
また行きます。