1回
2024/03 訪問
走馬灯に食い込む極上ピザ
ホワイトアスパラガス(リコッタチーズ、ボッタルガ、トマトのコンフィ、イチゴ)
生ハム前菜
ブファラ(千葉県クルックフィールズの水牛モッツァレラチーズ、サンマルツァーノ種トマト、バジル)
マリナーラ(サンマルツァーノ種トマト、青森県にんにく、マジョラム、アンチョビ)
ピッツィーノ(千葉県クルックフィールズのマスカルポーネ、ブラックオリーブ、冬トリュフ)
山菜(ストラッチャテッラチーズ、ハーブ)
新玉ねぎの様々な形モリーユ茸添え(ピクルス、キャラメリゼ、フレッシュ、クリスピー、焦がしソース、パンツェッタ)
モルダレッラとストラッチャテッラ(モルダレッラハム、ストラッチャテッラチーズ、フォンティーナチーズ、ルッコラ)
6フォルマッジ(プロボローネ、ゴルゴンゾーラ、スカモルツァ、タレッジオ、フォオール・ディ・ラテ、パルミジャーノ・レッジャーノ、トリュフハニー)
スパイスチョコ入り和オレンジ(トンカンオレンジ、カルダモンチョコ、パールシュガー、マカデミアナッツ)
アフォガード(プラリネソース、ビスコッティ、自家製バニラジェラート、ホイップクリーム、エスプレッソ)
2024/03/12 更新
マンダリンオリエンタル東京に構える、言わずと知れたアジアを牽引する当店。ミシュランガイド、ガンベロロッソ誌、50 Top Pizza etc...名だたる受賞歴が燦然と輝きます。
一斉スタートのOMAKASE MENU、焼き上げた1枚のピッツァをシェアするは、カウンター8席のみ。
苛烈な競争を経て念願のリザーブ。私たちのグループ以外は皆な外国人旅行者でした(ゆえに英語でのご案内が主ですが、日本語フォローも適切に行なっていただけます。)。
38階からの眺望に優れたイタリアンダイニング『ケシキ』内の一角にある当店ですが、ここのお客さんは東京の夜景ではなくピザ職人の流暢で丹念な手捌きとピザ窯に意識を集中させます。
イタリア産オーガニック小麦の生地は、加水率驚異の80%、これを約2日にわたって長時間熟成させるため、圧倒的に軽やかで繊細(焼く前の生地サンプルを触らせてくれました。ぷにぷにの代名詞はもうこれで良いです。)。
焼き上がりは、外はサクサク、中はフワッと、こう表現してしまうと月並みですが、これが“完璧”であることは強調しておきます。
日本各地の厳選食材への理解、そして季節感の趣を取り入れたピザ表現の幅や深さには、度肝を抜かれる思いでした。そして、固定概念破壊レベルに美味過ぎる。
フレンドリーで軽妙な接客サービス、生産者へのリスペクト姿勢、どこを切り取っても至高の域。
脳裏に刻まれる恍惚の食体験でした。