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脳が揺れる美食を提供してくれる日本橋フレンチの決定版。 オープン10年を節目とした店内改装リニューアル直前という貴重なタイミングにパートナーと記念日利用、晩春のSpecial Lunch Course を満喫しました。 日本各地の旬な厳選食材を主役に据えて、フランス料理として再構築しその価値を最大化する、見事な発想と技術。彩り鮮やかな一皿一皿の印象が濃厚で、うっとりと余韻とともに振り返られます。 高級フレンチとしての上品でモダンな雰囲気は保ちつつも、遊び心の効いた演出が随所に見られ、温かくも丁寧な接客も含めて、平和でほっこりした時間が流れているのも随分な魅力。 松本オーナーシェフと田中マネージャーに見送られ、口福の残る帰路は、「次はどの季節に来ようかな」と陶酔して思案すること必至。
2024/05訪問
1回
走馬灯に食い込む極上ピザ
2024/03訪問
1回
2020/03訪問
2回
サステナ哲学系フレンチという前情報だけでランチ訪問。食材選びに調理法と環境負荷を意識された時代を捉えた意義深い姿勢・コンセプト。 お料理は独創性先行でなんとなく優し過ぎる味わいにまとまったコースかなと踏んでいたところ… ブランド云々というよりは、まさに「今日仕上がっている」食材の潜在能力が巧みな技術と豊かな発想でもって最大限に発揮された未体験な美味しさのオンパレード。生産者との阿吽の呼吸を感じます。 良い意味で裏切られ、かなりお気に入りのフレンチレストランとなりました。 ランチ刻はノンアルを飲むことが多いところ、好きなタイミング・好きな杯だけ料理とのペアリングを考慮したノンアルドリンクをおまかせでオーダーできるのもなかなかない秀逸なシステム(もちろんペアリングコースもあります。)。 提供テンポも軽妙な1時間半弱のコース。食の循環を貫いた圧巻のプレゼンテーションでした!
2025/08訪問
1回
清澄白河エリアにおいて最も勢いあるスペイン料理店として予約争いが苛烈を極める当店。下町に馴染む温もりと清潔感を兼ね備えた築60年超の古民家のリノベ物件で昼夜強かに営まれています。 名付けられた店名は美色の郷・バスク地方の言葉で「与える」という意味合いだそうな。初のディナーコースの利用にて、シェフ・サービスの御三方より、確りとそのホスピタリティを感じさせていただきました。 魚・肉のダブルメインのみならず、パエリアやスイーツまでもが2種類登場する品数の豊富なコースは、親しみある優しい味と新しいエッセンスのインパクトとが交差する緩急の効いた内容。ときに味や温度の掛け算が複雑ですが、個人的には全てがツボでした。 旬の季節食材の活用は言わずもがな、清澄白河といえばの深川めしへのオマージュ料理など、ご当地のユニークさを絶品のスペイン料理に見事に昇華させている点は感嘆の一言。気軽な価格設定のワインとのマリアージュにも舌を巻きます。 テンポの良い提供、丁寧な柔らかい接客。目が覚めるような食体験を受け、食事の楽しさと奥深さを再認識させられる充実した時間になりました。
2023/05訪問
1回
目と舌が肥える強制アップデートのパティスリー
2022/04訪問
1回
食べログ 中国料理 TOKYO 百名店 2024 選出店
人形町、小伝馬町、馬喰横山/中華料理、シーフード
老舗が活力を保つ人形町エリアの本通りに面するも、外界とは一線を画し上質なお忍び的空間を演出する、日本人の広東料理人の最高峰・高瀬健一シェフの現在地。 ベースのシーズナルコースに対し、セレクト次第でシグネチャーディッシュに互換しよりラグジュアリーな構成にアップデートすることのできるカスタマイズ性のあるスタイル。クリスマスランチ用途という勢い余って、贅沢な仕上がりでいただきました。 当店はカウンター席が中心の造り。ハイエンドホテルのそれを彷彿とさせる前後左右にゆとりのあるレイアウトで、料理や会話に自然と没頭できます。 香港・広東料理の伝統的な技法を踏襲しつつも日本人の繊細な味覚を意識したという海鮮・野菜にわたって和食材の魅力が活きたメニュー。胃が途切れなく歓喜する、懐かしいのだけれども食べたことが無い美味しさは、高瀬シェフの系譜でお気に入り店舗の「SENSE」や「カントニーズ燕」の豊かな食の提供価値と地続きながら、圧巻の火使い(炒)で四季の美食材の持ち味をより高次元に連れていってくれる。
2024/12訪問
1回
食べログ イタリアン TOKYO 百名店 2025 選出店
日比谷、有楽町、銀座/イタリアン、パスタ、イノベーティブ
タコの高み
2020/11訪問
1回
春の訪れを五感で味わう、贅沢で圧巻の美スイーツ体験。 日本各地の猛者系生産者さんたちが育てる希少性の高い果物や野菜の数々、それらが持つ味わいが室岡さんの卓越した技術と独創性により最大限に引き出され、口にするたびに新たな発見がある1時間半の至福時間。 室岡さんは流暢に食材とデセールの魅力を語る。その手がけるコースは、単に美味しさだけでなく、食材への深い敬意に溢れています。 「苺と柑橘のコースPart2」 春の息吹を繊細に表現した芸術的な構成。苺と柑橘に共通する甘味と酸味の調和や、色のコントラストや香りの変化を楽しみます。 とりわけ八朔の持つ爽やかな酸味とほろ苦さを巧みに活かしたデセールは出色。 素材の組み合わせの妙と、そのバランス感覚に、室岡さんの豊富な知識と経験が垣間見えます。 また、デセールを引き立てるカトラリーや食器のセンスも当店の魅力の一つ。料理の色合いや質感を考慮し、美観を備えた仕立てはコース体験をより一層豊かなものにしてくれます。 退店前に次回の予約をしてループに突入です。
2025/03訪問
1回
フレンチの美学と洋食の親しみやすさを、かくも自然に融和させた実力派。 当店のスタイルはプリフィックスコース。そのメニューセレクトは、嬉しい悩みの時間。ワクワク心を刺激するラインナップが並び、ベストな構成を目指すのにつう躍起になる シグネチャーメニュー以外は毎月更新どころか、かなりの頻度で献立が入れ替わるという。常に生産者の提供する食材の旬を捉え、進化を志向する当店の気概が垣間見える。 新開シェフの真骨頂は、旧来の枠に捉われないクリエイティビティ溢れる調理アプローチにある。その発想は突飛に走らず、料理の質を一段高める機能美と、どこか愛嬌のある可愛気を兼備。 そして、柔らかく軽やかでありながら、決して砕けすぎない絶妙なサービスも雰囲気を和ませ、皿の上の表現を雑音なく完璧に引き立ててくれる。 肌寒い季節にぴったりな、心身温まる名店です。
2025/10訪問
1回
代々木上原の住宅街にアシェットデセール専門店にて侘び寂びと至高の甘味に同時に触れる唯一無二の体験。 都内グランメゾンで腕を磨いたパティシエと茶道家のおふたりが丁重に織りなす、茶道とアシェットデセールの融合というスタイルでやっております。 なんといっても初手のインパクト。コースの始まりを告げる茶室での茶道パフォーマンスは、静謐な空間で伝統の所作の美しさを感じさせ、心を整えます。 さらに当店の凄みはこの茶道の衝撃が霞み始めるくらいに繊細で芸術的な数々のデセールが後ろに控えていること。秋の陣の旬素材と確かな技術が光り、甘すぎず重すぎない絶妙なバランス。視覚、味覚、そして五感を刺激する至極丁寧なスイーツ体験。 洗練された和と洋の調和が取れた空間で、心ゆくまで甘美な余韻に浸ることができました。
2025/10訪問
1回
扇橋の住宅街、カウンター5席と限られた小口の空間にて、丁寧で繊細なお仕事の江戸前鮨をいただく。 休日のランチおまかせ。前菜、握り10カン、巻物、お椀、デザートと充実の構成。 身質の良い鮨種を最大限に活かすは立体的な切り込みによる仕込み。受け止めるシャリには爽やかな赤酢を使用、温度やネタの脂の具合に合わせる酸味・旨みの加減が絶妙。特に鮪仲卸の雄・樋長さんから仕入れた質の高い鮪との相性は筆舌に尽くしがたい美味しさ。 口に入れると直感的に美味いを舌が察知。そして噛む動作を置き去りにする、とろけるような口溶け。技術と熱意が成す見事な鮨種とシャリとの一体感。 やっぱり鮨が好きだなぁと再確認させてくれる、通いたくなるお店でした。
2024/08訪問
1回
焼鳥と懐石風鶏料理のフュージョン。主軸となる焼鳥の迫力と部位のバリエーションにただでさえ大満足しつつ、それに加える仕様で、合間に挟まる繊細なお料理の転調で季節感(今回訪れたのは7月なので夏の涼)を味わうことのできる贅沢で新感覚な当店。 押上店以来久方ぶりのおみ乃、パートナーとのディナーで訪問です。 火入れが見渡せる角度のカウンター席に通していただいたので、焼き手さんと強火との接近戦による焼き上がりにまじまじと見惚れる。肉汁を封じ込め瑞々しさを保ちつつ、カリッとした表現を同居させる技術には脱帽。 なすやししとうなどお野菜も華々しく絶品串に昇華。〆のスイーツまで提供までしてくれるのはまさにここならでは。 押上店と異なり品数固定のコース設定だったので難しいのかな〜と思っていたところ、ご飯モノの前に追加の串をオーダーできました。焼きの先鋒で登場し感動したつくねをお代わり。 目が同じ数付いていると思えない細かな配慮の効いたサービスも体験を高めてくれる。 比較的若めのスタッフさんが多く、新たな体験設計を生み出したフロンティアとして益々発展してほしい!
2024/07訪問
1回
食べログ ステーキ・鉄板焼き EAST 百名店 2025 選出店
六本木、六本木一丁目、麻布十番/ステーキ、ダイニングバー、ワインバー
2017/11訪問
2回
六本木7丁目の路地に構える、毎晩深夜まで賑わう絶品タイ・タイ中華のアラカルト店。 定期的に訪れるタイのお粥「ジョーク」欲がMAXに至ったので、BMしていた当店に念願の初訪問。 店内に入るとモダンな空間美と客の熱気を五感で捉え、意外にも丁寧でクラシカルな接客サービスにギャップも感じながら、ライブキッチンを眺むカウンターまで(良店の)確信歩き。 カジュアルラインなアラカルトメニューは一般的で耳慣れたタイ料理・タイ中華料理に少し和のテイストを加えるなど一捻りの工夫があり、複数人で色々と試したくなる魅力的で多彩なラインナップ。 結論、オーダーした全品上質で美味かった…!独特で複雑な酸味・辛み・甘みも本場さながら残しつつ、広く日本人の口に合うよう調和が取れておりお見事。期待の鮭ジョークも求めていた味でした。
2025/04訪問
1回
国内屈指のタイ料理を求める旅は終着したかもしれない。そのくらいに夢中になったコースの余韻の中に未だいる。 そのカラフルさに見惚れる名物「カオヤム」が混ぜ合わせられれば、鮮烈なハーブの香りが弾け、ハイ、豊かな宴の始まりを確信。 日本の豊かな食材と発酵の技術がタイの伝統と緻密に共鳴。明らかに未知の域の味わいなのだが、どこかDNAに刻まれていたような懐かしさもあり舌は歓喜。 この複雑な料理展開を、一皿ごとに茶葉を変えて提供されるペアリングティーが軽妙に受け止め、煎を重ねて注ぎ足し注ぎ足し、至福のハーモニーが常時手を緩めない。 手数は多いのだが、全く煩わしくない、つかず離れずのエクセレントなサービスに身を委ね、ただ陶酔する。 センスは格別、細かく丁寧に料理とお客さんに向き合っているホスピタリティが心に響く、年内ベストかも知れない感動の名店でした。