「フレンチ」で検索しました。
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サステナ哲学系フレンチという前情報だけでランチ訪問。食材選びに調理法と環境負荷を意識された時代を捉えた意義深い姿勢・コンセプト。 お料理は独創性先行でなんとなく優し過ぎる味わいにまとまったコースかなと踏んでいたところ… ブランド云々というよりは、まさに「今日仕上がっている」食材の潜在能力が巧みな技術と豊かな発想でもって最大限に発揮された未体験な美味しさのオンパレード。生産者との阿吽の呼吸を感じます。 良い意味で裏切られ、かなりお気に入りのフレンチレストランとなりました。 ランチ刻はノンアルを飲むことが多いところ、好きなタイミング・好きな杯だけ料理とのペアリングを考慮したノンアルドリンクをおまかせでオーダーできるのもなかなかない秀逸なシステム(もちろんペアリングコースもあります。)。 提供テンポも軽妙な1時間半弱のコース。食の循環を貫いた圧巻のプレゼンテーションでした!
2025/08訪問
1回
フレンチの美学と洋食の親しみやすさを、かくも自然に融和させた実力派。 当店のスタイルはプリフィックスコース。そのメニューセレクトは、嬉しい悩みの時間。ワクワク心を刺激するラインナップが並び、ベストな構成を目指すのにつう躍起になる シグネチャーメニュー以外は毎月更新どころか、かなりの頻度で献立が入れ替わるという。常に生産者の提供する食材の旬を捉え、進化を志向する当店の気概が垣間見える。 新開シェフの真骨頂は、旧来の枠に捉われないクリエイティビティ溢れる調理アプローチにある。その発想は突飛に走らず、料理の質を一段高める機能美と、どこか愛嬌のある可愛気を兼備。 そして、柔らかく軽やかでありながら、決して砕けすぎない絶妙なサービスも雰囲気を和ませ、皿の上の表現を雑音なく完璧に引き立ててくれる。 肌寒い季節にぴったりな、心身温まる名店です。
2025/10訪問
1回
六本木7丁目の路地に構える、毎晩深夜まで賑わう絶品タイ・タイ中華のアラカルト店。 定期的に訪れるタイのお粥「ジョーク」欲がMAXに至ったので、BMしていた当店に念願の初訪問。 店内に入るとモダンな空間美と客の熱気を五感で捉え、意外にも丁寧でクラシカルな接客サービスにギャップも感じながら、ライブキッチンを眺むカウンターまで(良店の)確信歩き。 カジュアルラインなアラカルトメニューは一般的で耳慣れたタイ料理・タイ中華料理に少し和のテイストを加えるなど一捻りの工夫があり、複数人で色々と試したくなる魅力的で多彩なラインナップ。 結論、オーダーした全品上質で美味かった…!独特で複雑な酸味・辛み・甘みも本場さながら残しつつ、広く日本人の口に合うよう調和が取れておりお見事。期待の鮭ジョークも求めていた味でした。
2025/04訪問
1回
森下の下町エリアにひっそりと佇む、フレンチベースながらもジャンルレスなレストラン。 3週間ほど前に予約して土曜の訪問。ライブキッチンを眺む天然木のカウンター席に着座。 日本各地の良質食材をそれはもう多角的に調理していただける当店。 味の説明が困難な良い意味での複雑怪奇さ、そして丁寧な仕込みが際立つ、渾身の月替わりコースが一本。 訪問日は、冷感やスパイシーさ、あるいは酸味などを効果的に味わえる、汗ばむ初夏にぴったりな水無月2024。魚介を中心にビールや白ワインと合わせて爽やかに楽しみます。 型にハマらない実験的な味の組み合わせが新鮮で刺激的。盛り付けも洗練され、目に対しても容赦なくシェフのセンスが訴えかけます。 偶々地元・青森産の鮎魚女や津軽鴨が使用されており、郷愁を覚える内容のシーズナルメニュー。食材を食べ終えても、残ったソースの旨みだけで十分呑める。 女将によるドリンクコーディネートも当店の名物といえるでしょう、お見事なホスピタリティ!
2024/06訪問
1回
食べログ イタリアン TOKYO 百名店 2025 選出店
二重橋前、東京、大手町/イタリアン、フレンチ、ワインバー
自主的な外食解禁デーにランチで利用。検温・ディスタンス・マスク入れのビニールケースの用意等々COVID-19対策は抜かりない…! さて、肝心のコースは、久々の外食という感慨相まってかめちゃくちゃ美味しかった。特にミルクパン(おかわり対象)とデザート(初夏を感じるマンゴーを取り入れたプリンのような何か)がいい仕事をしていた。
2020/06訪問
1回
日本橋のグルメ偏差値を上げ続けるラペグループのファンとして見逃せない新業態ビストロ。 週末ランチで「ラペティコース」を利用。 フレンチの古典的な技法を基礎に踏まえつつ、日本独自の「洋食」の文脈と和の繊細さを融合させたジャポネ・ビストロ、驚きと革新性に満ちたラインナップです。 ソースに重さがなく、素材を活かした軽やかな仕立ては「ラペ」のエスプリを継承しており、和の季節食材が持つうま味とフレンチの芳醇さが絶妙に調和し、顔が綻びます。 カウンター主体のライブ感あるセットは、高級店のセカンドラインにありがちな厳格さがなく、日常的な食欲をさりげなく掻き立てるデザイン。 あたたかみあるプレゼンテーションにも日本人にとって愛着のある洋食へのオマージュの意識が滲んでいます。 じわ〜っとあたたかいお店です。
2025/10訪問
1回
The Tabelog Award 2025 Bronze 受賞店
食べログ フレンチ TOKYO 百名店 2025 選出店
六本木一丁目、六本木、神谷町/フレンチ、イノベーティブ
六本木一丁目のオフィスタワーにおいて異彩を放つ高級フレンチでおランチ。下村シェフの創作性が炸裂するプレゼンテーションを約2時間堪能。 私にとって既視感のないエレガントな一皿が続々。火入れ、味と香りの重なりが繊細で、随所に和のテイストを顔を覗かせる意外性も。盛り付ける器の芸術性・色合いとの組み合わせも相まって、鮮やかにまとまっている。素材由来の酸味の効かせ方が巧みだったな〜としみじみ。 コースは多品で一皿あたりのボリュームもしっかりある(デザートは小菓子抜きで3品!)ものの、当店の特徴ともいえるバターや生クリームから滲む油脂が控えめなヘルシースタイルが完徹されているので、食後感も軽やか。
2025/08訪問
1回
愛ブヒと名前が似ていることから勝手ながら親近感を覚えているフレンチにて、クリスマスランチコース。 広尾駅から散歩通りを抜けて徒歩約10分。 なんと当店、マンションの1Fというフレンチとしては意外なロケーション(調べてみると中々面白いエピソードがあるみたいですね。)。テーブル席を中心に20席弱と限られたスペースながら、高い天井にはゴージャスなシャンデリア、木を基調にした格式高い内装には目を見張る。 ハンターであるオーナーが仕掛けるジビエ料理のイメージが強い当店、クセ強かな〜と若干構えていたが、心配無用。日本各地の厳選食材の良所が効果的に活かされており、またクリスマスのコースらしくフォアグラやキャビアなど高級食材も取り入れつつそこに印象を持って行かれ過ぎない、調和の取れた味わいのメニューの数々を満喫。一皿一皿の盛り付けも趣向を凝らしていて非常にセンス良く遊び心がある。 ドリンクには当店オリジナルのシャンパーニュや赤を合わせていただき、目眩く至福の時間…。 “攻め”のクリスマス料理、見事。 ※余談…ナイフ/フォーク操作を誤ってメイン料理のソースを手前に大ハネさせ、白シャツに返り血を浴びた様子となり、図らずもジビエハンターの仲間入りを果たした。
2022/12訪問
1回
ときに料理には“繊細”といった表現が用いられるが、当店が提供する体験はその最たる領域、他店と比肩不能なほどに斜め上の味の坩堝に深く潜らせられる出色のペアリングコース。 静かに、丁寧に、独創的に、突き抜けたメニューが徹頭徹尾続きます。フレンチベースであることは退店後に知ったくらい、多文化織り混ざった内容です。 自分の平凡な舌では伝えてくれようとした世界観・ホスピタリティを全て感じ取れたかは甚だ自信はないものの、その探究心には感動の一言。 褒め言葉ですが、「美味い」より「すごい」が先に想起される稀有な体験でした。
2024/10訪問
1回
The Tabelog Award 2025 Bronze 受賞店
食べログ フレンチ TOKYO 百名店 2025 選出店
東銀座、銀座、銀座一丁目/フレンチ
“熟成”の名を持つ銀座の星付きフレンチで贅沢なクリスマスランチ。 豪華食材で構成された、一見シンプルながらもソースを中心に独創性が垣間見えるラインナップ。席数がコンパクトに限られたとてもゆとりのある空間ですので、各メニューの温度や食感などが最高の状態で提供される嬉しさがあります。 これら丁寧なお仕事に合わせるはワインや厳選ティーのペアリング。伝えたいコンセプトがはっきりした組み合わせで、余韻をもって奥深く味わえます。 帰り際には高良シェフによるお見送り。食王のオーラを感じました。
2023/12訪問
1回
「誠実」という言葉がぴったりの素晴らしいカウンターフレンチで門仲ナイト。 シグネチャーメニューは置かず、月替わりでコース内容を一新するという。月替わりの数日はお休みして考案に当てているそうな。 シェフの人柄なのか、どこか手触り感のある懐かしいような一皿ひと皿。旬の和食材への敬意と、それをフレンチとして最大限に活かそうとする熱量が伝わってきます。組み合わせの妙による意外性もあり、一口ごとに深めの満足感を与えてくれる。 細部にまでこだわった盛り付けも華やか。 ワンオペを感じさせないシェフの程よい距離感の温かい接客や提供テンポの良いサービスも相まって、お酒の進む至福のひととき。
2025/06訪問
1回
シンガポール現地の屋台を彷彿とさせる少し手狭なレイアウト、エアコンの効きも今一歩、それがむしろアットホームで活力に溢れた雰囲気を醸し出す。 茹だるような季節にピッタリな、フレッシュな香草香る、数週間前の予約が必至の繁盛店。 ジューシーな肉汁伴う鶏肉、風味豊かなジャスミンライス、定番3種の自家製ソースのハーモニーを楽しむ海南鶏飯。新鮮なココナッツミルクの風味と香草香りが際立つ、あっさりしたテイストのラクサ。これらは待ってましたと言わんばかりの求めている味。その他甘・辛巧みに使い分ける本格的なローカル料理と一癖あるドリンクを多彩に楽しめる。 長年多くのお客さんに支持されるのがわかる良店。
2025/06訪問
1回
円熟の技が織りなす至福のフレンチランチ。 東銀座の少し外れ、週末でも人が疎らなエリアに佇む色褪せないフレンチの老舗。大御所・中澤シェフの繰り出すフレンチは、先ずは視覚的にテクスチャの美しさに魅せられ、口にして素材の組み合わせの妙や出色の火入れ加減に唸る至高の内容。提供とともに発せられる料理のご説明からは確固たる自信が伺えます。 芳醇な香りとサクサク食感を楽しめるミートパイや、シーズナルな筍を加えたカレーソースでいただく真鯛のポワレなど、主役素材も見事なクオリティである一方、脇を支える野菜への愛情も際立っており、全体として繊細なバランス・奥行きのある一皿が続きます。 オープンキッチンを囲む半円のカウンター席からは次の一皿の行程がクリアに望め、期待を膨らませるにありがたいビューです。 壁色がどことなくエルメス彷彿のオレンジなので、なんだか一層ラグジュアリーな没入感を味わえる良いお店でした。ただ、ドリンクは大分攻めた価格設定。
2025/04訪問
1回
言わずと知れた麻布十番のうなぎ×フレンチの名店。 老舗の貫禄とは異なる、焼き場を直に眺むカウンタースタイルのうなぎという非日常的な緊張感と高揚感の漂う雰囲気。 ⭐︎うな重(蘭) … 一尾使用の“竹”クラスのうな重。炭火で香ばしくもふっくらさが籠るように丁寧に焼き上げられた鰻は艶やか。奥行きのある旨みが詰まっている。ちょい固め炊き上げのオリジナル米の粒立ちも際立っており、驚異的な総合力のある逸品、ぺろりと平らげます。 しかし、うなぎって写真に収めるの難しいな…。 粋なサービスまでは感じなかったので、良くも悪くも革新性にウェイトがある印象でした。
2024/08訪問
1回
軽井沢の中心エリア・六方辻交差点脇に凛と佇む一軒家レストラン。愛犬とともに上品な暖炉料理を食し豊かな時間を過ごすことのできる、貴重な百名店(記載当時、ビストロ百名店2021選出)でもあります。 日曜ディナータイムに訪問。お日柄も良く、週末の賑わいで、予約客のみで満席だった模様。ちなみに自分は愛犬引率であったためテラス席死守のため一月前に電話予約。もう一方のテラス席もやはりワンコ連れでした。 前菜とメイン(肉中心の暖炉料理)をセレクトするプリフィックスの「炉端焼きコース」をオーダー(メインの一部は事前予約を要する状況でした。)。 仏の田舎料理メニュー中心で盛り付けも豪快なためビストロっぽく肩肘張らずに食に臨めるも、素材の地力を最大限引き出す調理法で仕上がった料理には強かさも見え透く。市場に出回らないブランド豚も初食でき、凝縮された旨みに感無量。 さらに特筆すべきはスタッフさん各々のフレンドリーかつ丁寧な接客サービス。暖炉のように暖かい雰囲気を、先ずソフト面でしっかりと醸成されていました。
2023/06訪問
1回
JR博多駅直結のアミュプラザ9Fレストラン街(くうてん)中央に構える当店。交通のハブに位置する抜群のアクセスを誇る一方で、店内は賑わう雑踏から隔離された落ち着いた異空間となっており、九州食材を活かした良質な本格フレンチを集中して味わうことができる貴重な存在。フライト時間に囚われる出張族にとってはブックマークしておきたい名店。 平日ランチコース(A)を予約して訪問。 盛り付けの妙が光る、目に楽しい、口にして美味しい、満足の食体験でした。 ⭐︎ アミューズ3種 ⭐︎ ブレッド&バター ⭐︎ 前菜(スープ) ⭐︎ 肉料理(豚肉) ⭐︎ デセール ⭐︎ カフェ&プティフール
2023/02訪問
1回
脳が揺れる美食を提供してくれる日本橋フレンチの決定版。 オープン10年を節目とした店内改装リニューアル直前という貴重なタイミングにパートナーと記念日利用、晩春のSpecial Lunch Course を満喫しました。 日本各地の旬な厳選食材を主役に据えて、フランス料理として再構築しその価値を最大化する、見事な発想と技術。彩り鮮やかな一皿一皿の印象が濃厚で、うっとりと余韻とともに振り返られます。 高級フレンチとしての上品でモダンな雰囲気は保ちつつも、遊び心の効いた演出が随所に見られ、温かくも丁寧な接客も含めて、平和でほっこりした時間が流れているのも随分な魅力。 松本オーナーシェフと田中マネージャーに見送られ、口福の残る帰路は、「次はどの季節に来ようかな」と陶酔して思案すること必至。