牧村拓さんのマイ★ベストレストラン 2017

今日は出張で、生まれて初めて島原を訪れました。
そう、あの島原の乱が有名ですね。

バスで島原駅到着が12時半頃。
昼食は具雑煮という料理が有名らしい姫松屋さんを訪れました。
運転手さんの話では「有名なお店やけど、地元の人はあんまり行かん」と。
運転手さんは行かれたことがあるのかお聞きすると「ない」と一言。
少し不安になってきましたが、初志貫徹でお店に向かいます。
途中、青空に島原城が綺麗に浮かび上がっています。(写真参照)
12時40分頃に到着。
少し待たされましたが、席に案内されると、お店の中はそれほど混んでいないようです。

具雑煮(大)1180円を注文。
メニューには、具雑煮の由来が書かれています。
島原の乱のとき、天草四郎が三万七千の信徒達と籠城する際に、農民達にもちを兵糧として貯えさせ、山や海から色々な食材を集めて雑煮を作り、栄養をとりながら三ヶ月戦ったそうです。
これをもとに文化十年(1813年)、姫松屋初代が具雑煮を生み出したそうです。
200年以上も歴史がある郷土料理なんですね。

と、感心しているところに、具雑煮が到着。
鍋蓋を開けると、お出汁の良い香りが漂います。
丸いお餅が敷き詰められた上には春菊が彩りを加えます。
普通の雑煮もお餅も大好きな僕としては、この時点で美味しいことを確信します。

まずは、スープを一口。
これは美味しい。
魚介系の出汁がたまりませんね。
さらに色々な具材から出た旨味がまた味に奥行きを与えています。
お餅、春菊の他には、穴子、牛蒡、卵焼き、椎茸、蓮根、鶏肉、竹輪、蒲鉾、白菜、高野豆腐等々。

ひとつひとつの具材は、けして高級食材とは言えませんが、こんなに美味しいお雑煮は食べたことがありません。

ここ島原に具雑煮あり、ですね。

ごちそうさまでした。
感動の美味しさです。


ところで、帰りに島原駅で駅長さんと会いました。
駅長と言っても特別駅長さんで、さっちゃんという名前の鯉です。駅の水槽で泳いでました。(写真参照)

島原は遊び心もあって良い街ですね。
また、お伺いします。と、言いたいところですが、
この先、島原に来ることはあるのかな。

でも、もしもまた来ることがあれば、お約束します。
必ず具雑煮をいただきに姫松屋さんにお伺いすることを。

美味しい記憶をありがとうございました。

平日14時過ぎに訪問。
ランチタイムを過ぎて、お客様はまばら。
店内は明るく綺麗で、チェーン店のような雰囲気ですが、旭川にしかお店は無いようです。
醤油ラーメン700円を注文。麺はかためで。

10分ほどで着丼。
もう、見た目が美味しいです。

スープを一口。
なんて、美味しいのでしょう。
ここ数年で食べたラーメンで一番美味しいスープと言っても過言ではありません。
これが、本当の旭川らーめんなのでしょう。
梅光軒も美味しいですが、旭川恐るべしです。


メンマはちょうど良いかたさ。
チャーシューも好きなタイプ。
大きめに刻んだネギもスープに合います。

とにかく、スープが美味しいので、縮れ麺もメンマもどんどん食がすすみます。

なんか、コメント不要の美味しさ。

ひとつだけ、悔やまれることは、
山わさびごはんを頼んで、この美味しいスープと一緒に食べたかった。
大失敗です。

また、旭川に来る機会があれば、必ず、お伺いします。

ごちそうさまでした。

平日18時前に何とか満席寸前で入店。お店の壁にメニューはありますが、値段がわかりません。
ニラレバとステーキを注文。
ニラレバも美味しいですが、塩コショウで味付けされたステーキが最高。ボリュームもすごいですが、絶妙の焼き加減と味付けですね。
このステーキだけでも再訪の価値ありです。
おでんや焼豚も食べたかったのですが、大人数で来ないと食べきれませんね。
結局、料理は追加注文しないで、ニラレバ、ステーキ、生ビール4杯で、お会計は5400円でした。

ごちそうさまでした。
また、お伺いします。

平日17時少し前、1947年創業の滋養軒さんに到着。開店と同時に入店です。

函館塩ラーメン大盛650円、麺硬めで注文。

5分も経たないうちに着丼。
とても大きな丼に麺もスープもかなりの量です。
透き通ったスープに中細ストレート麺、チャーシュー、メンマ、ネギととてもシンプル。
無駄がなく美しささえ感じます。

先ずはスープを一口。
美味しいです。
あっさりしているものの、鶏や野菜の旨味が伝わる、雑味のない身体に優しいスープです。
このスープがきっと本当の函館塩ラーメンなんですね。

柔らかめの中細ストレート麺はこのスープによく合い、チャーシューは硬さが残った僕の好きな昔ながらのタイプ。

う～ん、これは芸術品ですね。

大盛は食べきれるか心配するぐらいのボリュームでしたが、あっという間に完食です。
最後のスープ一滴まで、ほんとに美味しかったです。

ごちそうさまでした。

いや、ありがとうございました。

平日19時半頃、夕食も済ませ満腹状態でしたが、ホテルにドリンク1杯無料券があったので、軽く寄ってみることにしました。
秋田駅西口すぐのビルの5階です。

ご予約ですか？と聞かれたのですが、お席が用意できましたと、カウンターに無事に案内されました。
僕が座るとなんと満席です。
これは予約しないと普通は入れないですね。

大きな囲炉裏をカウンターで囲む高級感のあるレイアウトになっています。
暗めの照明の中、囲炉裏の炎がとても印象的。
こたつ感覚で座り心地もよく、焚き火の前にいるようにだんだん顔が火照ってきます。
囲炉裏のある古民家がビルの中に再現されています。素晴らしい空間デザインです。そしてとても良い雰囲気です。

日本酒の好みを聞かれ、おすすめの辛口の中から、吟醸酒の穂刈六舟をいただきます。
和らぎ水もすぐに持って来てくれます。
つまみには、とりあえず、セリのサラダを注文しました。

お通しを説明してくれましたが、お塩でいただくとんぶり豆腐、固い親鳥の煮込み、炭火で焼いたガーリックライス海苔巻き、油揚げで包む信太巻の四品だったかな。

それにしても、このお通しだけで、つまみはもう十分。
なかなかセリのサラダが来ないので、確認すると、どうもオーダーが入っていなかったようで、キャンセルしました。

お会計を頼むと、お酒一杯無料なので、なんとお通し代のみでたった税抜800円です。
こんな客でもエレベーターの前まで見送ってくれました。
なんか申し訳ない気分です。

滞在時間30分、お通しとお酒一杯しか試してませんが、本当はゆったりと過ごしたいお店ですね。
次回は一軒目としてお伺いし、ちゃんとお酒も料理も注文したいと思います。

3.55と既に高評価ですが、これから、まだまだ伸びるお店だと思います。
秋田出張の楽しみか一つ増えました。

必ず、また、お伺いします。

ごちそうさまでした。

呼子のイカの活造り発祥の昭和35年創業の老舗。
中洲に本店があるようですが、昨年、博多駅前にも出店したようです。

ガラス張りの外観はなかなか高級感があります。
お店に入ると、カウンター内の大きな生け簀が目に飛び込んできて、イカが元気そうに泳いでいます。
店内のレイアウトも斬新で迫力があり、明るく綺麗です。
このお店の空間デザインは素晴らしいですね。

イカは100g1500円からということですが、だいたい二人前と言われる250gでお願いしました。

ビールは5銘柄ほどありますが、日本酒も九州のお酒をいくつか用意されているようで、長崎で飲んだことのある六十餘洲をいただきました。

刺身にされて、運ばれてきたイカの足はまだ動いていますし、元気そうな目をしています。

お塩でいただきます。
ほとんど、まだ生きていますので、コリコリ歯ごたえがあり、甘味があります。
こんな、透明で輝いたイカが博多駅前で食べれるなんて、幸せですね。

活造りのあとは、焼きもできたようですが、天ぷらでお願いしました。
薄い衣で揚げられた柔らかいイカ。
もう、このままで、ほんとに美味しいです。
塩も、胡椒も、レモンも必要ないですね。

いやあ、料理もサービスも雰囲気も、このお店はすべて良いですね。

ごちそうさまでした。
また、お伺いしたいと思います。

平日19時頃、予約してあった五十六屋さんに集合。

店構えは立派で新しく、店内は清潔で活気があり、店員さんは元気で明るい。
こういう店は大体ハズレはありません。

大分ブランドの料理をどんどん注文。
(価格はすべて税抜き)

・蒲江産泳ぎカワハギ造り1480円
・関サバのお造り1680円
・炙り黒枝豆450円
・大分冠地鶏の炙りタタキネギまみれ980円
・大分冠地鶏のとり天680円 等々

どれもこれも美味しいものばかり。
まあ、全部頼んでみてください。


ドリンクは最初は生ビールでしたが、途中から、
・大分むぎ焼酎二階堂のボトル1800円
を入れました。

四合瓶ではなくて、五合瓶なので、なんか得した気分になりましたが、アルコール度数は20度。
よく考えると、アルコール度数25度の四合瓶とアルコールの量は一緒。うまく出来ています。

〆は・琉球茶漬680円

琉球はハワイのポキを思い出しますが、ポキの方が好みのせいか、あまり、おすすめしません。
これだけは注文しなくて、良いかも。

滞在約3時間半。帰るときもほとんど満席状態で活気があり、店員さんのサービスも良いです。
なにより、料理も全部美味しかった。

若干、価格が高めかもしれませんが、大分を満喫できる良店ですね。

ごちそうさまでした。

また、お伺いしたいと思います。

ビールが好きな方、広島に行く機会があれば、必ずこの店に行きましょう。
行けばわかります。

味も見た目も上品でクリーミーなスープが絶品の豚骨ラーメンです。お店も新しくて綺麗です。立地が良くないこともあり、平日20時過ぎ入店時は先客2組、20時半頃帰る時には、お客さんは誰もいませんでした。まだ3.10と低評価ですが、この上品すぎる豚骨ラーメンは、そのうち相応の評価をされることでしょう。立地に負けずに頑張ってほしいものです。東京に出店すれば、間違いなく人気店になるであろう、オススメのラーメンです。