15年目の猫さんが投稿した緑屋(青森/弘前東高前)の口コミ詳細

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猫と庄造と目の前のご飯。

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15年目の猫 (40代後半・男性・東京都)

この口コミは、15年目の猫さんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。

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緑屋弘前東高前、運動公園前、弘前/ラーメン

2

  • 昼の点数:4.6

      • 料理・味 4.0
      • |サービス 5.0
      • |雰囲気 5.0
      • |CP 4.0
      • |酒・ドリンク -
2回目

2023/09 訪問

  • 昼の点数:4.6

    • [ 料理・味4.0
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気5.0
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク-

あずましいお店。

みそらーめん+チャーシュー+おにぎり。

とあるお昼にお邪魔した。

どうも最近の帰省は、帰った日に文ちゃんラーメンを食べて、東京に戻る頃にこちらのお店に食べに来る流れになってしまっている。
と云うか、何かやり忘れた方とは無いか?と考えると、真っ先に緑屋が浮かんでくるのだ。

弘前最大のお気に入りの文ちゃんラーメンに比べれば、弘前駅からはやや遠めだからか、文ちゃんのように凄く繁盛している感じでもなさそうだが、とにかく落ち着くお店。
店内に入ると、いつも通り女将さんのワンオペスタイル。家庭的なエプロン姿は、台所に立つ弘前の一般的なお母さんってな感じ。
注文したのは、お初のみそらーめん。今回の帰省は「冒険」がテーマなので、メニューも冒険。それにチャーシューと、必須のおにぎりを追加した。

とても静かな店内に、パタパタと働いている女将さんの軽い音が聞こえる。とても落ち着く雰囲気だ。
調理過程で、女将さんがおにぎりを握り出したら、そろそろラーメンが出てくる合図。おにぎりを握ってくれる女将さんの後ろ姿も微笑ましい。
熱いラーメン丼を両手で持っての配膳。こう云うのも良いね。
早速戴きます。
見た目、あっさりしてそうな味噌ラーメン。だが、スープを飲むとその印象は少し変わる。
塩分がしっかりとした味噌ラーメンは、やや辛く、にんにくが少し効いていてパンチがある。
少し食べて思い出したけど、東北の味噌ラーメンってこんな味が多い気がする。なんだか懐かしい。
油っぽくはないけど、塩分がビシッとしてる味噌ラーメン。塩っぱいのではなく、あくまでもビシッとしてるやつ。
そこに野菜の旨味が合わさって、丸みもあるラーメンだ。
そしてこの手の味噌ラーメンは、ご飯凄く合う。
麺は細い縮れ麺。細いからと云って大量に啜ろうとすると、熱くて頬張った時に地獄を見るタイプ。
味噌ラーメンでこのくらいの細い縮れ麺って、この辺だと普通にあるけど、都内じゃ見ないなあ。気にした事ないけど、東北あるあるなのかもしれない。
そして、緑屋と云えば外せないおにぎり。
愛情たっぷりのおにぎりは、乱暴に掴むと直ぐに崩れてしまうので、両手で包み込むように持って食べる。
米が潰れていないので、口の中でもホロホロと白米が解けて行く。おにぎりって優しさで作る料理なんだね。

この日もとても穏やかに美味しく食事が出来た。
お腹は満たされて、心はニュートラルに戻る。ほっと一息。


ご馳走様でした。

  • みそらーめん+チャーシュー。

  • みそらーめん近景。

  • 細い縮れ麺。

  • 一味が良く合う。

  • みそらーめん+おにぎり。

  • おにぎり近景。

  • おにぎりを握ってくれる姿。

  • 店舗入口。

  • 店舗外観。

2023/11/18 更新

1回目

2022/10 訪問

  • 昼の点数:4.8

    • [ 料理・味4.2
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気5.0
    • | CP3.6
    • | 酒・ドリンク-

おにぎりの力。

手打ちらーめん+チャーシュー+おにぎり。


青森県は弘前市にある、ずっと気になっていたお店に行ってみた。

ランチタイムをやや過ぎた時刻にお邪魔した。

お店には、上品な弘前のお母さんをそのままモデルにしたような方が一人で営んでる。
とても明るく、柔らかい津軽弁を遣う印象を受けた。
北津軽出身の自分としては、「南津軽郡の聞き心地の良い津軽弁だなあ」って感じる心地いいもの。

女将さん一人で営業していたが、ピークタイムを過ぎていたので、日が陰り始めた店内には自分と相方の二人のみ。
らーめんとおにぎりを注文し、しばし待つ。
静かな店内に、手作りのエプロンを着た女将さんが、いそいそと台所でおにぎりを握っている。
なんだかとても懐かしい光景だ。腹は減っているけど、料理を待っている今の時間が愛おしい。

やってきた料理は、「らーめん」と「おにぎり」と云う簡素なものだが、これぞ最高の組合せ。
「らーめん」に「ライス」ならぶっきらぼう過ぎるし「らーめん」に「チャーシュー丼」ならば欲のままに過ぎる。「らーめん」に「おにぎり」ならばとても据わりがいい。と思う。

先ずはらーめんのスープを一口飲んで、口を潤す。油分が少なく、とても良い意味での「地味な」な味わい。
これが昔からの津軽煮干し中華そば。どんなときでも食べられる、日常に対応したらーめん。

そこに沿う様におにぎりがある。
確か梅や昆布、鮭とか選べた記憶があるが、どれを選んでも間違いはない。どれを選んでも美味しいから。

さあて、おにぎり食べよう。
手で持つと、その重さと質感が伝わってくる。手で食べるのがマストな食べ物だ。
早速一口。
んふふ、うまい。
料理に人の心が宿っているのがよく分るおにぎりだ。
優しく握られたおにぎりは、とても繊細なもの。
強引に食べようとすると崩れてしまうので、両手でしっかり持って歯と唇と舌を使って食べる。
食べていてこんなに幸福感に満たされる料理ってなかなか無い。心がとても豊かになっていく。

おにぎりはやっぱり握ってなんぼだなあ。外食してておにぎりを食べるとなると、機械で握られたようなものがほとんどだしなあ。
せめて立ち食いそば屋辺りでこうしたおにぎりを食べれると最高に嬉しいのだけど。
でも今の風潮じゃあ難しいか。

なんて考えてたら、若い女子客が2名来店。どうやら常連らしく、女将さんが「あら〜、久し振り」と、楽しそうな会話で賑わっていた。
親と子程離れているように見える女将さんとお客だが、そこには微笑ましい「関係」ってやつがあるのが分る。
うん、このおにぎりを食べればそうだよね。

会計を支払い、帰る際。
津軽訛の「どうも有難うね」には、津軽弁で「せばだば、どうも。ごちそうさま」と返し店を出る。

外は短い津軽の秋。やや天気は崩れそうだけど、気分は爽快だ。

もし弘前市を訪れてラーメンが食べたくなったら是非。


ご馳走様でした。


  • 手打ちらーめん+チャーシュー+おにぎり。

  • 手打ちらーめん近景。

  • 手打ちらーめん真上から。

  • 麺の感じ。

  • 人を幸せにするおにぎり。

  • おにぎり近景。

  • おにぎり別角度から。

  • こんなのやってた。

  • 店頭入口。

  • 駐車場のご案内。

2023/01/22 更新

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