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食べログ
良い店にもう一度行き、悪い店に二度と行かないための備忘録
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こにゃんぼう (東京都)
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1回
昼の点数：4.2
2025/07 訪問
吉祥寺ラーメンの新顔にして新王者
特製つけ麺 1,700円大盛り 200円ゴロ肉ごはん 450円割りスープ 50円平日10時40分、開店待ちが16名。食べログだと11時半開店となっているが11時に開店。11時20分ごろに入店。11時45分ごろに退店。言わずと知れた吉祥寺つけ麺の期待のニューフェイス。もっとも、荻窪の名店が満を持して移転してきたのであって、十分な実績ありの特別なニューフェイスである。食券制。列に並んでいる間に購入し、先立って店員に渡す。そのおかげで入店してから提供までは比較的早い。麺類は醤油味のつけ麺のみ。特製にするか、味玉入りにするか、大盛りにするかぐらいの選択肢しかない。トッピングは4種類ほど、ごはんものが3種類ほど。店内は半円のカウンター。気の利いた寿司屋か小料理屋の雰囲気。厨房は半円の内側にはなく、壁の向こう側。調理風景は一切見えないが、従業員は多そうだ。特製つけ麺のスープは、鶏ベースの醤油。まず脳天を貫くような鶏の風味と醤油のキレ。遅れて鰹節の味がくる。とんでもなくキレッキレで芳醇なスープ。油はそんなに浮いていないが、強烈な旨味のおかげで単なるあっさり醤油の枠にはよい意味で収まらない。デフォルトの状態ではかなり濃いが、これがだんだん昆布水で薄まり、ちょうどよくなってくる。この変化も楽しいしうれしい。醤油味のつけ麺スープとしては他の追随を許さないレベルのうまさだろう。昆布水に浸かる自家製麺もすごい。麺に塩を少しつけて食べるとよくわかるが、小麦の良い香りがする。極端な話、つけ汁がなくても塩だけで全ての麺を食べられてしまうかもしれない。それほどの麺。なお、コシが非常に強かったり、歯切れが独特だったり…といった食感の妙は特に感じない。味勝負の麺である。ちなみに、麺の温度はかなりぬるい。おそらくスープを冷たくしないための配慮と、麺の味を引き出すためと思われる。チャーシューは特製だと厚さの異なるものが4枚ほど入る。あえて食感を残しているようなチャーシューで、こりこり、さくさくとした感じ。味もボリュームも文句なし。その他、卵、のり、メンマのどれをとっても非の打ち所がない。ゴロ肉ごはんは、かなりボリュームがある。つけ麺に入るチャーシューが相当の量入る。味もさることながら、このボリュームで450円は破格と言ってよい。割りスープは、鶏出汁。かなりシンプルなさらっとした鶏スープ。塩味はない。つけ汁に入れると締めにちょうどいい。もっとも、余った昆布水でつけ汁を割ってもおいしいだろう。そこはお好みで。サービスも完璧。高級寿司店のような風情がありながら気取ったところはなく、あくまで腰の低い店員さんだった。総じて、評判通りの神店である。完全無欠の味とサービスがここにある。間違いなく吉祥寺ラーメンの新しい王者だろう。難点はただ待ち時間が長い一点のみだが、時間を使う価値は十分にある。
2025/08/17 更新
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特製つけ麺 1,700円
大盛り 200円
ゴロ肉ごはん 450円
割りスープ 50円
平日10時40分、開店待ちが16名。
食べログだと11時半開店となっているが11時に開店。
11時20分ごろに入店。
11時45分ごろに退店。
言わずと知れた吉祥寺つけ麺の期待のニューフェイス。
もっとも、荻窪の名店が満を持して移転してきたのであって、十分な実績ありの特別なニューフェイスである。
食券制。
列に並んでいる間に購入し、先立って店員に渡す。
そのおかげで入店してから提供までは比較的早い。
麺類は醤油味のつけ麺のみ。
特製にするか、味玉入りにするか、大盛りにするかぐらいの選択肢しかない。
トッピングは4種類ほど、ごはんものが3種類ほど。
店内は半円のカウンター。
気の利いた寿司屋か小料理屋の雰囲気。
厨房は半円の内側にはなく、壁の向こう側。
調理風景は一切見えないが、従業員は多そうだ。
特製つけ麺のスープは、鶏ベースの醤油。
まず脳天を貫くような鶏の風味と醤油のキレ。
遅れて鰹節の味がくる。
とんでもなくキレッキレで芳醇なスープ。
油はそんなに浮いていないが、強烈な旨味のおかげで単なるあっさり醤油の枠にはよい意味で収まらない。
デフォルトの状態ではかなり濃いが、これがだんだん昆布水で薄まり、ちょうどよくなってくる。
この変化も楽しいしうれしい。
醤油味のつけ麺スープとしては他の追随を許さないレベルのうまさだろう。
昆布水に浸かる自家製麺もすごい。
麺に塩を少しつけて食べるとよくわかるが、小麦の良い香りがする。
極端な話、つけ汁がなくても塩だけで全ての麺を食べられてしまうかもしれない。
それほどの麺。
なお、コシが非常に強かったり、歯切れが独特だったり…といった食感の妙は特に感じない。
味勝負の麺である。
ちなみに、麺の温度はかなりぬるい。
おそらくスープを冷たくしないための配慮と、麺の味を引き出すためと思われる。
チャーシューは特製だと厚さの異なるものが4枚ほど入る。
あえて食感を残しているようなチャーシューで、こりこり、さくさくとした感じ。
味もボリュームも文句なし。
その他、卵、のり、メンマのどれをとっても非の打ち所がない。
ゴロ肉ごはんは、かなりボリュームがある。
つけ麺に入るチャーシューが相当の量入る。
味もさることながら、このボリュームで450円は破格と言ってよい。
割りスープは、鶏出汁。
かなりシンプルなさらっとした鶏スープ。
塩味はない。
つけ汁に入れると締めにちょうどいい。
もっとも、余った昆布水でつけ汁を割ってもおいしいだろう。
そこはお好みで。
サービスも完璧。
高級寿司店のような風情がありながら気取ったところはなく、あくまで腰の低い店員さんだった。
総じて、評判通りの神店である。
完全無欠の味とサービスがここにある。
間違いなく吉祥寺ラーメンの新しい王者だろう。
難点はただ待ち時間が長い一点のみだが、時間を使う価値は十分にある。