こにゃんぼうさんが投稿したマキノンチ(石川/七ツ屋)の口コミ詳細

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マキノンチ東金沢、七ツ屋/フレンチ

1

  • 夜の点数:4.0

    • ¥30,000~¥39,999 / 1人
      • 料理・味 4.0
      • |サービス 4.5
      • |雰囲気 4.5
      • |CP 4.0
      • |酒・ドリンク -
1回目

2025/08 訪問

  • 夜の点数:4.0

    • [ 料理・味4.0
    • | サービス4.5
    • | 雰囲気4.5
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク-
    ¥30,000~¥39,999
    / 1人

美食の遊園地、味だけではなく「場」も楽しむ

28,000円のコース

平日18時に予約して訪問。

到着は17時半で一番乗り。
東茶屋街から歩いたが、距離はともかく坂がきつい。
少なくとも行きは素直にタクシーでいいだろう。

ウェイティングルームで10分ほど待ってから席へ。

コの字型のカウンター9席。
ロッジ風。
友達の別荘にでもやって来たような感じがある。
おおむね洗練されてはいるが、柱にはビックリマンシールなども貼ってあってカオス感もある。

おひとり様、外国人、記念日カップル、そしてこの日は芸能人もいた。

献立はアイコン(暗号?)で示される。
客は次の皿の予想も含めて楽しむことになる。

1皿目は2種構成。
にんじんのムースとコンソメのジュレ、キタムラサキウニ。
アカイカとデラウェアのタルト。
ムースは上質。
にんじんの甘みが鼻を抜ける。
ウニも上質。
タルトはよい感じの生臭さがある。

2皿目はフルーツトマトとブリオッシュ。
極めて甘いトマト。
ブリオッシュは目の前で焼き上げ。
食欲への助走。

3皿目はパプリカのアイスクリーム、フライドポテト、下には馬肉のカルパッチョ。
これは正直何を食べているのかわからない。

4皿目は鮎を乗せた鮎のケーキ、グリーントマトのソース。
ケーキが素晴らしい。
濃厚で心地よい苦味。
鮎本体よりも鮎らしさがある。
もちろん鮎もいい。

5皿目は2部構成。
まずはコーンのフリットの白エビ。
超濃厚なコーンのフリット。
白エビの甘さと相乗効果でさらに甘い。

次にそうめんかぼちゃのサラダと甘鯛のビーバー揚げ。
北陸のお菓子•ビーバーの衣をつけた甘鯛。
少し安っぽいビーバーと極上の鯛のコントラストが面白い。

6皿目はキジエビ、メロン、トマト、ドラゴンフルーツのガスパチョ。
爽やかな一品。
いったん口の中をリセット。

7皿目は1.5kgノドグロ、ターメリックとカラマンシーのソース。
これが今回のコースの個人的MVP。
もともとノドグロは好きだが、これはすごい。
ふわふわで超濃厚なノドグロ。
素材レベルで桁違い。
独特のソースも絶妙。
至高の一皿。

8皿目は、四万十川のうなぎ、野菜サラダ、奈良漬、梨の海苔巻き。
これも凄まじい。
うなぎの上質さは言うまでもなく、食感の妙が抜群。
タレにはチョコレートが入っているとのこと。

9皿目も2部構成。
豚の生ハムと桃、キャビア乗せ。
シンプルにうまい。
次につなぐ一皿。

次にメインとして、いちじくとサマートリュフ、小鳩とポルチーニなどのキノコ。
サマートリュフの香りは少ないので飾り。
いちじくは濃い味わい。
キノコの香りをまとった小鳩はフレッシュ。

10皿目は〆のあわびごはん。
写真を撮り忘れたが、エキゾチックな魚介のスープとともに。
和でもフレンチでもなく、タイ料理の感。
しかし癖なくおいしい。
おかわりもあった。

11皿目はマンゴーのアイス、自家製パッションフルーツのお酒。
メインデザートへの序章といった感じ。
あくまで爽やかな一品。
酒はかなり強い。

12皿目はブルーベリーのチョコレートオムレツ。
見事なブルーベリー。
大きくて濃厚。
チョコレートのうまさも一級品。

13皿目はミニトマトのチョコフォンデュ。
シンプルな一品ではあるがトマトとチョコレートの上質さの直球で文句なし。

14皿目はマキノンチの形のサブレ、塩バターとあんずのジュレ入り。
良質な茶菓子。
爽やかすぎず、絶妙な余韻を残す。

総じて、他に類を見ない素晴らしい食体験だった。
素材の上質さ、調理の独創性は言うに及ばず、「友達の家」を演出した空間、客前でのパフォーマンス、店主や他の客とのコミュニケーションといったエンターテイメントの要素も非常に強い。
その意味では、この店はもはやレストランの範疇で語れるものではないかもしれない。

2025/09/13 更新

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