2回
2025/12 訪問
落ち着いて楽しめる、大人の“ちょい贅沢寿司ディナー”林田さん
ディナーで初めて「鮨 林田」に行ってきました。お店はビルの1階にあって、ぱっと見はすごく控えめなんだけど、中に入ると一枚板のカウンターがどーんとあって、一気に特別感。席数も少なくて、静かに落ち着いて食べたい時にちょうどいい感じです。
この日はおまかせでお願いしたんですが、店主さんが最初に「今日はこれがいいですよ」って、その日のいいネタをさらっと教えてくれるのがすごく良かった。会話も気さくで、緊張するような“高級寿司屋感”があまりないのが好印象。
出てくる握りはどれもシンプルに美味しくて、変に飾ったりしない“正攻法の旨さ”っていう感じ。ネタは新鮮で丁寧だし、シャリが少し甘めでふんわりしていて、個人的にはかなり好み。噛むたびにネタの旨みがしっかり感じられるから、じっくり味わいたくなるタイプのお寿司です。
お酒も種類がそれなりにあって、日本酒もワインもおすすめを聞けば気軽に教えてくれます。寿司に合わせて少しずつ飲めるのがうれしくて、ついお酒が進んじゃいました。
ただ、席数が多くないので、にぎやかに楽しむというよりは、しっぽり落ち着いて過ごしたい方向け。逆に言うと、デートとか、ちょっと特別な日のディナーにはめちゃくちゃ合うと思います。
全体的に、気取りすぎてないのにちゃんと美味しくて、サービスも程よく温かい。ちょっと贅沢したい夜にまた行きたくなるお店でした。
って事で、来週の火曜日にもう一度行く事になりました。気さくなオーナーで楽しく、本当におススメです。
2025/12/09 更新
北新地「鮨 林田」へ2回目の訪問。初回の感動が忘れられず、再訪できたこと自体が嬉しい。結論から言うと、期待を軽々と超えてくる完成度で、改めて“本当に良い鮨屋”だと実感した。
カウンターに座った瞬間から空気が整っている。凛としつつも柔らかい雰囲気で、肩肘張らずに鮨と向き合えるのが林田さんの魅力。仕事は驚くほど丁寧だが、決して見せつけることはなく、自然体。その所作一つ一つが信頼感に繋がっている。
つまみから完成度が高い。季節感を大切にしつつ、素材の良さを最大限に引き出す構成。特に出汁の使い方が秀逸で、派手さはないが、じんわりと旨味が広がる。2回目だからこそ細部まで意識が向くが、温度、香り、食感のバランスが非常に安定している。
握りに入ると、この店の真価がより明確になる。シャリは口溶けが良く、ネタとの一体感が抜群。酢の立て方も絶妙で、ネタを引き立てながらも存在感を失わない。中トロの脂の甘さ、白身の繊細な旨味、光り物のキレ。どれも記憶に残る完成度で、「次は何が出るのか」と自然と期待が高まる流れが心地良い。
特筆すべきは、2回目でも全く飽きが来ないどころか、むしろ理解が深まる点。前回よりもさらに美味しく感じたのは、こちらの状態に合わせて微調整されているからだろう。こうした“通う価値”を感じさせてくれる鮨屋は貴重だ。
お酒の提案も的確で、鮨の流れを邪魔しない。全体を通して満足度が非常に高く、北新地という立地を考えても納得感のある内容。予約が取りづらい理由に心から頷ける一軒。
次の訪問が今から楽しみになる、間違いなくまた通いたい鮨屋です。
メニュー
17品(内デザート1品)