3回
2021/10 訪問
どうしても再訪したかった宿
緊急事態宣言が明けるのをいまかいまかと待ちわびて、限界だった心と身体を癒やすためにどうしても再度訪れたかった仙寿庵さんに予約を入れた。
今回で2度目。とてもいいお宿で、前回泊まった瞬間にまた来たいと思える場所だった。サウナがリニューアルされてドライサウナが導入された。それも行きたい理由のひとつだった。
宿に着くとまずは迷うことなくウェルカムドリンクのスパークリングワインで乾杯。休日が始まった。
部屋に荷物を置いたら散歩に行こう。庭園にある休憩室で旬のリンゴをいただき、小さい缶ビールをあける。庭園といいつつもかなりの広さがあるし、そこかしこに休憩スペースがあるから散歩が楽しい。
読書小屋の奥には川がある。以前なかった瞑想用のスペースがあったり、道が舗装されていたり、前回との違いを探す。台風でいろいろと壊れたり流されたした箇所があるらしく、現在も工事をしている場所もある。
読書小屋に戻るとコーヒーをいただける。のんびり過ごす。
夕食までに温泉。リニューアルされたドライサウナを体験。なによりすごいのは露天風呂の少し先のデッキチェアが2つ置かれているスペースで、サウナで火照った体を冷やしながら絶景を楽しめる。これだけのために来る価値があると思う。
夕食。前回は夏だったのでメニューはかなり違っていた。ただ群馬ということで蒟蒻が多め。酒盗和えや刺身で食べられる。
刺身は前回も出たニジマスの最高級ランク、ギンヒカリ。なかなか都内では食べられないだろう。
メインは上州牛の胡麻鍋。肉ももちろん美味しいけれど、舞茸などのキノコが美味しい。最後にいただいたキノコの炊き込みご飯も香りがすごくよかった。
ボリュームはちょうどよいくらい。ちなみに部屋に戻るとおこわとシャインマスカットが用意してくれていた。
翌日はブランチをいただく。普段、朝食をほとんど食べないせいで旅館の朝食の時間はまだ胃が働いておらず、せっかく美味しい食事を用意していただいているのに楽しめないことが多い。ということで今回は朝食を遅い時間にいただくプランにした。
朝はステーキや脂ののった鮭がメインだった。珍しくご飯をおかわりしてしまった。
チェックインからほとんど丸一日、24時間を同じ場所で過ごす。とても贅沢な時間だった。あらためていい宿だということを再認識できた。やあ、いい場所。いい宿。いい温泉。そしていい食事。どうしようまた明日も泊まりたい。
2021/10/10 更新
2019/08 訪問
ゆったり過ごす群馬リゾート
群馬県水上温泉郷にある「別邸 仙寿庵」。評判通り、とてもいいところだった。
宿が山の中のリゾートのようになっていて、ゆったりと過ごすことが前提の施設になっているようだ。庭園には足湯ならぬ手湯やログハウス風の読書室がある。谷を少しおりるときれいな川が流れている。休憩室にはきゅうりやトマトが置いてあって自由に食べてもいいし、冷蔵庫にはビールもある。部屋にはすべて露天風呂がついているし、大浴場も24時間入ることができる。できるだけ早くチェックインして夕食の時間までゆっくり過ごしたい。
宿に着くとウェルカムドリンクとスイーツが出てくる。さっそく地ビールをいただくというリゾート気分。
部屋に入るとお茶といっしょにその場でおまんじゅうを蒸かしてくれるというサービスもある。地元産の漬物もおいしい。
夕食は個室でいただく。群馬県産のものを中心に旬の食材を使った会席料理となっている。群馬県は海がないため川魚が多いのもおもしろかった。お刺身にはニジマスの最高級品である群馬県産のギンヒカリが使われていた。見た目は鮭のようだが、脂はそれほどでもなくて身がしまっている。はじめて食べた。
焼き物は鮎。これは確か地元産ではなかったが、まるまる太って食べごたえがあった。
宿からサービスでお酒をいただく。谷川岳の純米吟醸で旅館の名前「仙寿庵」のロゴがついている。すっきりしていて飲みやすいお酒だった。
また群馬県といえば蒟蒻ということでこちらもサービスでいただいた。3種類の蒟蒻刺しを酢味噌につけて食べる。
メインは上州牛のステーキ。これがおいしかった。レアな焼き加減が絶妙で、柔らかく脂ののり具合も申し分なかった。マデラソースが濃厚だったが、塩で食べてもいいぐらいのお肉だった。
ちょうどいいボリュームでお腹もいっぱいになったのだが、部屋に戻ると夜食としておこわとデラウェアが置かれていた。サービスもうれしい。
朝食も同じ部屋でいただいた。和食と洋食を選ぶことができたので和食でお願いした。焼魚もいくつか選ぶことができたのでアジをいただいた。
和牛と蒟蒻の煮物が一品はいっていて、さすが群馬県と思っていたら、デザートまで蒟蒻でびっくり。蒟蒻にココアソースのようなものをかけていただく。おかずで食べた蒟蒻とちがって少し柔らかくなっていたので、ゼリーに近い感覚で食べることができる。こんにゃくパークを有する群馬県は格が違った。
サービス、設備、食事も含めて大満足だった。観光に出るわけでもなく、ただただゆっくり過ごせる場所は貴重だなと思う。またぜひ訪れたい。
2019/08/07 更新
3回目の仙寿庵。2年おきに訪れていることになる。今回は夏。
お目当ては12月にできたという新しいプライベートサウナだ。完全予約制になっていて、サウナに入ったあとはそのまま敷地内の川で水風呂体験ができる。休憩スペースもすばらしく、これまでで一番のサウナ体験だった。
サウナが1時間半ということで夕食まで少し忙しなかったがやっぱりここの宿は良い。
夕食は以前と器が変わっていたり、少し変化が見られた。
お造りはハタ、生蛸、ギンヒカリ。そして以前もあった身がしっかりつまった鮎塩焼き。メインは上州和牛サーロインの焼しゃぶ。〆は蛸飯茶飯にちぎりっこ汁。大きな変化はなかったけれど、それぞれがしみじみと美味しい。求めているものをちゃんと提供してくれるからありがたい。
翌朝はブランチプランにしたのでゆっくり起きて温泉に入り、昼前に食事をいただいた。庭園が見える個室で和朝食。これもまた贅沢な時間だ。
今回もすばらしかった。次回は冬にきてサウナ入って雪にとびこみます。