3回
2026/01 訪問
噂のみかん鍋!想像を超える味わい
いくつもストックしてある下書きを飛ばして、急ぎ記したいのは、このみかん鍋が冬季限定で、もう一度行きたくなる味わいだったからだ。次回は店員さんを煩わせないように、その作業の手順を備忘録的にまとめておきたい。
2人前からの前日予約でお願いするこの鍋は、なるほど手間がかかっている。材料は高額な物ではないから¥2080で済んでいるが、手作りの工程が多く、また、
すき焼き屋のように一通り面倒を見てもらえる。
※2回目からは自分たちでね、ということでもんじゃ屋みたい。しかし締めの雑炊は忘れてしまいそう
フタをしてグツグツ煮えた頃合いで、まずみかんを碗にとり、へたのない側に箸を突き刺しサジで半分に分ける。半分は取り分けておいて、なくなった頃にまた入れることになる。へたは食べない。箸とサジでグイグイとみかんを細かく刻んでおく。
準備を終えて、さあ鍋の始まり。まずは汁だけで味わう。みかんと醤油の相性が、意外な美味しさ。甘い汁とみかんの酸味が一つになり、驚きの美味しさ。カリフォルニアロールを初めて口にした時のような驚き。
つみれもみかん入り。薬味は柚子胡椒のようにみかん胡椒。作りたてのみかん白玉は、沈んでいかないようにしゃぶしゃぶっとさせて目を離さない。白玉が入っていた搾り汁をちょっと碗に入れたり。もうね、止まらない。
せっかくなので瓦そばも頼んでいたので、そちらも汁が熱いうちに摘む。二つの山口御当地料理を愉しむ。山口県でも、こんなことができる店はないのではなかろうか?
締めの雑炊に、すごい一手間。残った搾り汁、ご飯を入れてから、メレンゲを盛る。ふわふわに膨らむのは想像に難くないにせよ、そんな調理があるとは。昭和新山のように膨らみ形を変え続け噴気を上げるメレンゲの山を、ずっと付きっきりでヘラで整える。覚えておかなきゃ、とこちらも目が離せない。
鍋料理は目を離しがちだが、こちらではそうならないように、見て楽しめるようにと一工夫が素晴らしい。
メレンゲのフタは蒸気を閉じ込め、短時間で存分に旨味を吸い込んだ雑炊になる。この不思議な風味。初めての味わい。みかん鍋は美味しかったな、とみかんを満喫した充実感。デザート不要。
この店ならではの味わいになったみかん鍋。冬のうちにまた賞味したくてたまらない。
2人前からの注文
みかん胡椒 みかん白玉
箸を突き刺しサジで半分に分ける。半分取り分けたら、碗の中で細かく刻む
まずは汁の風味を味わう
みかんつみれ
締めの雑炊は、白玉が浮かんでいたみかん汁を入れて卵4個分のメレンゲで覆う
卵黄を塗る演出
ヘラでならしつつこの状態を保つ
みかん胡椒がいい風味
瓦そば
2026/01/11 更新
2025/08 訪問
するっと入る瓦そば
この独特の美味しさは、恐らく道内ではここだけでしか味わえない。山口名物「瓦そば」。1260円也。
IT屋なのかカフェなのか、食べどころなのか、不思議なスペースのこちら。開店間もない11時過ぎ、空腹とは言えないが、瓦そばならするっと入るな、と近くだったので入店。3卓のうち2卓は予約されていたので、スレスレだった。
湯気の立つ温かい汁に、先ずは紅葉おろしを入れる。次はレモン、レモンがしみたノリ、と頃合いをみて順に薬味を入れていくと、風味が変化して食べらさる。
茶そばというのがこの食べ方に合っているのだろう。しょっからくない中庸な汁で、色々な薬味や具と合わせるには、蕎麦の香りが強くないほうがいい。
色々混ぜて、じゃぼっと浸けて箸を運ぶ。この柔らかな美味しさ。
牛煮も美味しい。これはご飯を追加してミニ牛飯として食べねば。180円也。さじも付けてくれるので、汁に浸けたりやりたい放題できる締めの一膳だ。
もうこの美味しさは、何と言ったらいいのかわからない幸せ。茶漬けのようにも色々愉しい。井之頭五郎さんのようなラストスパート。
冬にはぜひ、みかん鍋(要予約)と瓦そばを合わせたいものだ。
2025/08/08 更新
2月一杯までの限定「みかん鍋」。あぁっ食べたいっと身悶えして予約を入れた。ついでに要予約の蕎麦寿司も頼んでおく。
さて今回は2度目。セルフで食事を進めていく。
火が通ったみかんをほぐしていくと、いい香りが立ち昇る。先ずは汁で。身の甘味酸味、皮の苦味が、甘じょっぱい汁に溶けて玄妙な味わい。20年前にこれ考えた人、凄いな。
この甘じょっぱさに、ビールの泡が合うこと!2本飲んじゃった。ちなみにこちらでは宴会も受けている。
蕎麦寿司は塩梅お酢控え目で、鍋と一緒に摘むのにうってつけ。
岩国名物の押し寿司がかなり甘かった印象があったので、山口の汁の塩梅を尋ねてみた。実はもっと甘じょっぱくて、その味をそのまま北海道で出すのは躊躇うくらいだそうだ。瓦蕎麦の汁も、現地ではもうちょっと塩梅が濃いという。だから北九州から来たお客さんには、ちょっと薄いと指摘されたそうだ。
私的には、舌に残り過ぎない塩梅で好ましい。したがって雑炊の塩梅も濃くなく、食べらさる加減だ。 ※バター落としたらどうなるかな?
みかん鍋、満喫しました。また来季に愉しみたい。