たそがれ久兵衛さんが投稿した焼き鳥 くし頌 岡山本店(岡山/新西大寺町筋)の口コミ詳細

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焼き鳥 くし頌 岡山本店田町、新西大寺町筋、郵便局前/焼き鳥、居酒屋、串揚げ

2

  • 夜の点数:4.5

    • ¥6,000~¥7,999 / 1人
      • 料理・味 4.5
      • |サービス 4.5
      • |雰囲気 4.5
      • |CP 4.5
      • |酒・ドリンク 4.5
  • 昼の点数:4.5

    • ¥4,000~¥4,999 / 1人
      • 料理・味 4.6
      • |サービス 4.6
      • |雰囲気 4.5
      • |CP 4.3
      • |酒・ドリンク 4.5
2回目

2025/09 訪問

  • 夜の点数:4.5

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス4.5
    • | 雰囲気4.5
    • | CP4.5
    • | 酒・ドリンク4.5
    ¥6,000~¥7,999
    / 1人

最上位のコースでもリーズナブル 美味しいくし焼きに飲み放題 120分

仕事関係の人と飲み会になり、予約して訪問しました。
場所は JR岡山駅近くの

焼き鳥 くし頌 岡山本店

店名に「焼き鳥」と書いてはありますが、焼き鳥というよりは「くし焼き」のお店です。
大衆焼き鳥ではなく、ワンランク上の「くし焼き」を提供するお店です。
なので会社の集まりのような、宴会などでも使えます。

最初に訪問したのが 8年ほど前で、気に入ったので、その後何回か訪れています。

岡山駅前を南北に走る「市役所筋」を市役所方面へ。
イオンモール岡山を越えて、あくら通りを東へ入り、最初の信号を右折(南へ)すると看板が見えます。柳町郵便局の 50mくらい手前(北)です。

お店の看板に「ぼっけえ旨い!!」と書いてありました。
岡山弁でよく使われる言い回しで、「とても美味しい」の最上級に近い表現です。
店主が丹精込めて一本一本手作りした「くし焼き」は、どれを食べても抜群に美味しいです。

ちなみにお店の Instagram があって、フォローすると、「 600円以下の飲み物 1杯サービス」の特典があるようです。

中へ入るとすぐ、ラウンドしたカウンター席があり、その奥に 30名ほどの小上がりの掘りごたつテーブル席が並んでいます。

予約していたのは、コース・メニューで、
「おどろきの品数!!全15品 自慢の串焼き 7本&海老フライ&牛レアステーキ等 他 6品!!コース飲み放題 120分付き 6500円!!」

最上位のコースです。
こちらの店では、コースが上位(高価)になるほど美味しいものが追加され、コスパが良くなるようです。
「牛レアステーキ」や「タコのピリ辛サラダ」は、このコースでしか食べられません。
期待が高まりますね。

料理が出てきました。
■枝豆
■ポテトフライ
付き出し的な感覚です。ビールで乾杯です。
キリンの「一番搾り」。最初のビールは美味しいです!

今日のコースは、もちろん飲み放題付きです。遠慮なく飲めます。
飲み放題では、ビール、ハイボール、サワー、焼酎、カクテル、果実酒、ソフトドリンクがオーダーできます。

ポテトフライが超美味しかったです。
外はカリカリ、中はホクホク、塩加減もちょうど良く、ジャガイモの美味しさが際立っていました。
これだけでビールやハイボール、レモンサワーなどのお酒が何杯でも飲めそうです。(飲み放題です)
お店の人に聞いたら、「上質の油で揚げ、その油もひんぱんに換えています」との事で、納得しました。

■タコのピリ辛サラダ
付き出しの小鉢のように見えますが、(あなどるなかれ)このタコは、本物の下津井のタコです。
瀬戸内海に面した岡山の下津井漁港は、タコ漁の本場ですが、近年、さほど取れなくなっていると聞きます。
そんな貴重なタコを使ったピリ辛サラダです。
昨今、タコは高騰しているので、マグロよりも高いことがあると TV で観たことがあります。
しっかりした歯応えで、噛めば噛むほど味が出てきます。本物を感じる味です。

■くし焼 7本
くし焼きを皿に盛る前に、食べ放題のキャベツを敷いてもらいます。
「秘伝たれ」で美味しくいただけます。
このキャベツ、名産地である群馬県の嬬恋(つまごい)から取り寄せているそうです。
甘味が多く、みずみずしかったです。食べ放題なので、後からいくらでも追加できるのがうれしいです。

・牛てき
牛ステーキ肉を小さく切り分けて串にさしてあります。柔らかくて牛肉の味がしっかり! 一番人気もうなずける美味しさです。

・しそ巻き
豚バラ肉に、しその酸味がほどよく効いて、ビールが進みます。

くし焼きは、2本ずつ出てきました。(調理後)熱いうちにという店主の心遣いです。
そのたびにスタッフの女性が、かいがいしく笑顔でお皿に盛ってくれます。
そのたびにキャベツを追加できます。

・う玉 
ウィンナ・ソーセージとうずらの卵で「う玉」です。
小さく刻んだウィンナがミソ。しっかり仕事して(味を出して)、うずらの卵とマッチします。

・京都絹厚揚げ
肉の合間に食べる京都の厚揚げ。暖かい厚揚げに、ネギが合います。

・せせり
タレで、せせり肉を美味しくいただけます。

・アスパラ一本勝負
センスあるユーモラスなネーミングですね。長いアスパラを豚肉で包み込んでいます。肉と野菜でにっこりの味です。

・えのき巻き
えのきと豚肉も相性が良いですよね。これも噛むほどに味が出てきます。

どの串もハズレ無しの美味しい串で、 2~3本ずつ食べたくなる逸品でした。
美味しく食べるためのお店のこだわり(素材・調理方法など)を感じます。

■チキンカツ
皿に、タワーのように豪快に盛ってあります。楽しくなりますね。
自家製タルタルソースがとても美味しく、カツにぴったり合います。食べ放題キャベツの「秘伝たれ」を付けても美味しいですよ。

■大きな大きな海老フライ
大きな海老の身が楽しめる海老フライです。串に刺してあって、食べやすいです。チキンカツのタルタルソースでも、「秘伝たれ」でも、どちらでもイケます。そのまま食べても美味しいですよ。

■牛レアステーキ
上質な牛肉をレアに焼き上げ、ネギなどの薬味を醤油ポン酢風のたれで和えたものです。
牛肉の本当の美味しさを、ダイレクトに楽しめます。
メインに相応しい一品でした。

■ひるぜん風焼きそば
親鶏(かしわ肉)を入れ、独自の味噌だれで炒めた「ひるぜん焼きそば」。
岡山県北西部、鳥取県境に近いリゾート地:蒜山(ひるぜん)高原のあたりが発祥の、B級グルメのひとつです。
こちらのお店の「ひるぜん風焼きそば」は、決して外せない締めの定番メニューです。
ソース味ではない、独特の味付けなので、岡山のご当地グルメとして食べてみてください。

料理はテンポよく次々と出てきたし、ドリンクも待たされることなかったです。

どのメニューも、「これが美味しい」と言える旨さで、逸品メニューを多種味わえるお得なコースでした。
美味しいとこだけ集めた感じで、女性にもお勧めですよ。
ごちそうさまでした。

2025/09/02 更新

1回目

2017/11 訪問

  • 昼の点数:4.5

    • [ 料理・味4.6
    • | サービス4.6
    • | 雰囲気4.5
    • | CP4.3
    • | 酒・ドリンク4.5
    ¥4,000~¥4,999
    / 1人

丹精込めて作られる くし焼きの美味しさ。美味しいお酒と共に……頌。

焼き鳥好きの仕事仲間と飲みに行くことになった。同じ会社の同僚と言うわけではないので、半分接待の感覚だ。 どこにでもあるチェーン店系の居酒屋ではなくて、それよりはちょっといい感じの焼き鳥屋は無いか?
そうなるともう「焼き鳥」ではなくて「くし焼」だよね……。というわけでこの店に決めました。

くし焼き 頌(しょう)

岡山駅から市役所へ向けてまっすぐ南へ下る市役所筋からあくら通りを東へ。最初の信号を右折(南へ)して 50m ほど行くと右手に看板が見える。
岡山柳町郵便局まで行くと行きすぎ。そのちょと手前右手(市役所筋側)だ。
岡山駅からはおよそ 1km、歩いて15分くらいか。

こぎれいなビル。自社ビルだという。
大きな看板が出ているものの、隠れ家的雰囲気もある。
知っていたら、何かの時に人を連れて来られる自慢のお店になりそうだ。期待が高まる。

中に入ると、まずゆるやかにカーブした、いい感じのカウンターが目に入る。ここだけ見たら高級クラブの雰囲気。ただのくし焼のお店ではない感じがする。
連れのご仁も「おっ!」という顔をしている。
カウンターの奥には小上がりの掘りごたつ座敷があるとのこと。ゆっくりしたいのでそちらへ案内してもらった。
30名以上入りそうな、結構広い空間だ。人数がそろえば、ここで貸し切りパーティも開けそうだ。

本日の私のオーダーは次の通り。
くし焼き盛り合せ
たたききゅうり
チャンジャ
ホタルイカの沖漬
天むす

ドリンクは、
生ビール
御前酒 蔵出し冷酒 辛口
万年雪 辛口 燗一合

まずは生ビールで乾杯!
キリンの一番搾り生とのことだが、これが実に美味しい。最初の一口だからかもしれないが、居酒屋では、最初の一杯のビールの、それも最初の一口で、そのお店の印象がかなり決まってしまう。
「最近、一番搾り、美味しくなったようですね。他のお客さんも喜ばれているようですよ。」とは店長さんの言葉。

あまりの美味しさにぐいぐい、一気にグラスが半分以下になってしまった。料理が届く前にビールが無くなってしまう……。
ビールをお代わりしたのは言うまでもない。

くし焼は、キャベツの上に7本載ってきた。
牛てき 2本
しそ巻き
エノキ巻
北海道産 本ししゃも
アスパラ 一本勝負(!? 名前がイイね)
ししとう

「牛てき」とは、牛ステーキを略したものらしい。焼いたステーキ肉をサイコロ状にカットし、くしに刺したもののようだ。
牛の油が程よく出てきて、牛肉感を高める。
いきなり来たねぇ。

しそ巻き  薄い豚バラ肉が、しそを優しく包んで至福の味。

エノキ巻  エノキのしゃきしゃき食感で、噛んでいるうちに肉の味がじわ~っ。うぉ~、ビールをごくごくっ!

ししゃも  魚の味に目が覚める。やっぱりこれですよ。魚には御前酒。

ししとう  レモンの酸味がししとうの苦みと合わさって、大人の味。日本酒に合いますねぇ。

アスパラ  元気一発 一本勝負。醤油とマヨネーズでいただく。

くしの一本、一本に、お店の気概・愛情が伝わってくる。美味しいくし焼を食べて見て下さい、という店主の誇らしげな顔が見えるようだ。
どのくしも店主の矜持に違わない美味しさだ。

美味しい生ビールとくし焼。これでもう私の頭の中は「カン、カン、カーン」と鐘が鳴り響いている。やった、お気に入り店、ひとつ追加。うれしいねぇ。

そうだ、今日は仕事仲間と来ているのだった。
その連れが、「これも食べてみな」とまわしてくれた。
ぷりぷり海老(の塩焼き)  大ぶりの海老で、身がしっかり。塩味が心地よい。
う玉  うずらの茹で玉子とカットしたソーセージを交互に刺してある。定番の組み合わせ。幸せの味。
つくね  塩焼きなのだが、これにトロっと醤油をかけていただく。これも定番の美味しさ。

お酒が進む、進む。すでに2本めのとっくりが空きかけている。

「かわりにこれをくれよ」と言われて持って行かれたのが、たたききゅうり。 なぜかこれが大人気。
くし焼のお口直しにぴったりなのかな。

辛すぎないチャンジャ。燗酒とも会う。
そして日本酒と合うのが、何と言っても「ホタルイカの沖漬」。

酒好きに、これでもか、とばかりのお酒の友。仕事仲間と一緒でなかったら、つぶれていたかもしれない。
だが仕事仲間は容赦ない。「自家製チキンカツ」も回してきた。
ささみのような肉だが、柔らかい。さくさく衣が、口の中でほろほろ溶けていく。 特製ソースがかけられているが、さらにタルタルソースをつけて食べる。 さっぱりしながら、タルタルの酸味と特性ソースの味が肉にからみ、ダブルパンチが来る。

天むすを食べてお開きに。
海老天と薄い塩味のごはんが絶妙の取り合わせ。
仕事仲間もご満足のご様子。(今日は成功だね)

最後は出口まで、店長さんが見送ってくれた。この気遣いがありがたい。

「頌」を「しょう」と読むと、「人の徳や物の美などをほめたたえること。また、ほめたたえた言葉や詩文」という意味になるのだとか。
これだけ美味しいくし焼とお酒を出してくれる「頌」さんには、女性も連れてこれると感じた。
丹精込めたくし焼と、女性の美しさは相通じるものがあるかもしれない。

2017/11/05 更新

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