3回
2020/04 訪問
「つぼ焼きカレー」をテイクアウト
島根大学近くの学園通りにある、つぼ焼きカレーで有名なお店です。
メニューの中の一つが「つぼ焼きカレー」だと勘違いされる方が少なくないようですが、こちらはカレー全品が一人前ずつ熱々のつぼに入れられて提供されるスタイルなのです。
店自体は大学前の予備校ビルの1Fにあった頃から通っています。
20数年前、呉のキートンに住み込みで修行したこちらの店長が営んでおられます。
今回初めてテイクアウトで利用してみました。
店内に「持ち帰り可」とは大きく出ていません。
いつぞやここのカウンター席で食べていた時にテイクアウトを受け取りに来たお客さんを見た覚えがあったのです。
入り口のレジでメニューを見て注文、支払いを済ませて待ちます。
この日は日曜の夜7時過ぎ。
店内は空いていたので思ったより早く用意していただけました。
ランチタイムだともう少し混み合うでしょう。
前もって電話で注文しておけば、スムーズに持ち帰られると思います。
この日のスタッフは店長と大学生のバイトさん。
両サイドを短く刈ったグレーの長いウェービーヘアをちょんまげのように一つ結びにした、個性的な店長は一見コワモテ。
でも話しかけると決して無愛想ではありません。
時々小柄で可愛らしい笑顔の奥さんがいらっしゃる時もあります。
店内で食べるならチーズや牛すじが好きですが、持ち帰る時間を考えて今回はオクラとナスを注文しました。
辛さは
A:甘口
B:普通
C:信じられない辛さ、から選べます。
自分は長いことBの一択だったのですが、近頃はCも頼むようになりました。
辛さの目安としては、B(普通)が市販の家庭向けカレールウの中辛くらいか、それより気持ち甘めでしょうか。
C(信じられない辛さ)は約20年前にはかなり辛く感じていましたが、世間で辛い料理がポピュラーになった現在では市販の辛口が食べられる方なら全然余裕だと思います。
●オクラとナス(800円)
辛さはC、ライスの量は普通盛りで。
テイクアウトですから、さすがにあの鋳物製のつぼには入っていません。
店内で食べる時は、つぼの余熱でじわじわと煮詰まってカレーが少しずつ濃厚になる変化を味わうのが好きなのです。
もしつぼを貸し出してもらえたとしても、重たくて熱々の状態で持ち帰るのは至難の技ですからね(笑)。
ぱらりと炊かれたターメリックライスの上には、店と同じようにフライドオニオンとパセリが散らしてあります。
ビーフがベースの欧風カレーには荒く刻んだオクラと軽く油通しされたナスが入っています。
オクラの白い種の部分がプチプチした食感が食べていて楽しくなります。
同じ野菜系の「レンコンとナス」もシャキシャキした薄切りレンコンの食感がお気に入りです。
福神漬けは店内と同じ無着色。
以前は薬味としてラッキョウも無料で提供されていたのですが、現在は有料になってしまいました。
カレーを待っている間にポットが空になるほどポリポリと大量に食べるお客さんがいたため、やむを得ず有料にしたのだと店長に聞いた事があります。
(客側も最低限のマナーは必要かな、と)
店内飲食が難しい時でも、お気に入りの味が持ち帰って楽しめるのは嬉しいことですね。
2020/04/13 更新
2018/10 訪問
つぼでカレーがぐつぐつと。
ここは学生時代からよく行っています。
当時は予備校ビルの下にあり、カウンター席のみでした。
一時期境港へ移転されましたが、再び松江に戻られて現在の場所にあります。
今回は大学の同期と久しぶりに会うことに。
思い出の店に行きたいとのリクエストで2人でやって来ました。
引き戸をガラガラと開けると、入り口横に小さな亀の水槽があります。
店名つながり?
正面にカウンター席があり、左手にテーブル席がいくつかあります。
テーブル席の壁面には般若心経?の書かれた巨大な額が。
カウンターには金属製のお面や手持ちサイズのマニ車が飾られていたりと不思議な雰囲気です。
島大生らしきお姉さんが水を持ってきます。
ここのカレーは鋳物製の「つぼ」で煮込まれているユニークなタイプです。
具材と辛さ、ライスの量を選んで注文します。
今回は2人ともチキン880円にチーズのトッピングがプラス100円、辛さB(普通)とアボカドサラダ550円を頼みました。
アボカドサラダが先に出てきます。
以前にはなかったと思うので、最近できたメニューでしょうか。
多めの量なのでシェアすると丁度良いです。
ザク切りレタスなどの野菜上に半分にカットしたアボカドがどーん!と乗っており、上にはパリパリのトッピングが。
これは他のサラダにも共通してのっています。
(かなり以前に店長に聞いたところ、春巻の皮を刻んで揚げたものだそうです)
ドレッシングは和風。
シェアする前にスプーンでアボカドをつぶしながら和えていただきます。
クリーミーなアボカドとトッピングのパリパリ感がとても好きですね。
カレーはライスと別々に提供されます。
黒い皿にターメリックライスの黄色が鮮やかですね。
上にはちょこんとフライドオニオンがトッピング。
カレーがつぼの中でグツグツ言っています。
どちらかといえば欧風でしょう。
食べ方は人それぞれで異なりますよね。
自分はまずライスを皿全体に薄く拡げて、その端っこからちまちまと少しずつルウをかけていただくスタイル。
ルウを少しずつかけてもつぼが保温しているので、最後まで冷めることなくいただけます。
チキンはしっかり煮込んでありホロホロの食感です。
ルウにビーフの風味を感じるので、注文ごとにつぼに具材を入れて煮込んでいるようです。
一方友人は一気にルウをだばーっとかけています。
こういうところに性格の違いが出るのが面白いですね。
メニューにイセエビカレー(インド産)とあり、前からずっと気になっています。
いつかはチャレンジしてみたいです。
2019/02/15 更新
鋳物製の「つぼ」でグツグツと煮込まれて提供される
アツアツの「つぼ焼きカレー」専門店
2020/09/30 更新