この口コミは、radio125さんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。
最新の情報とは異なる可能性がありますので、お店の方にご確認ください。 詳しくはこちら
利用規約に違反している口コミは、右のリンクから報告することができます。
問題のある口コミを報告する
大粒の宝石のごとく、きらめく苺大福
-
「ルビーのいちご」こう見えて苺大福なのです
{"count_target":".js-result-ReviewImage-166227581 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-166227581","content_type":"ReviewImage","content_id":166227581,"voted_flag":false,"count":9,"user_status":"","blocked":false}
-
カットしてみた
{"count_target":".js-result-ReviewImage-166227582 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-166227582","content_type":"ReviewImage","content_id":166227582,"voted_flag":false,"count":7,"user_status":"","blocked":false}
-
宇宙柄で一層テンション上がります
{"count_target":".js-result-ReviewImage-166227587 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-166227587","content_type":"ReviewImage","content_id":166227587,"voted_flag":false,"count":6,"user_status":"","blocked":false}
-
思っていたよりデカい!
{"count_target":".js-result-ReviewImage-166227583 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-166227583","content_type":"ReviewImage","content_id":166227583,"voted_flag":false,"count":7,"user_status":"","blocked":false}
-
いちご以外にも煌めくフルーツ大福達が
{"count_target":".js-result-ReviewImage-166227584 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-166227584","content_type":"ReviewImage","content_id":166227584,"voted_flag":false,"count":2,"user_status":"","blocked":false}
-
コンフィチュール入りのモナカ「いちころか」も気になる
{"count_target":".js-result-ReviewImage-166227586 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-166227586","content_type":"ReviewImage","content_id":166227586,"voted_flag":false,"count":2,"user_status":"","blocked":false}
-
創作大福も惑星のようなビジュアル
{"count_target":".js-result-ReviewImage-166227585 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-166227585","content_type":"ReviewImage","content_id":166227585,"voted_flag":false,"count":2,"user_status":"","blocked":false}
-
ルビーのいちご(購入時の状態)
{"count_target":".js-result-ReviewImage-165551636 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-165551636","content_type":"ReviewImage","content_id":165551636,"voted_flag":false,"count":3,"user_status":"","blocked":false}
-
一個ケースをパカっと開けて
{"count_target":".js-result-ReviewImage-165551637 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-165551637","content_type":"ReviewImage","content_id":165551637,"voted_flag":false,"count":3,"user_status":"","blocked":false}
-
金粉と星が煌めく☆「映え」要素たっぷり
{"count_target":".js-result-ReviewImage-165551639 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-165551639","content_type":"ReviewImage","content_id":165551639,"voted_flag":false,"count":3,"user_status":"","blocked":false}
2022/05/06 更新
大型スーパーの催事にて、出張販売されていたのを購入してみました。
●ルビーのいちご(税込648円)
つややかな苺大福には、金粉と銀の星がかすかに振ってあります。
このただならぬ華やかな見た目はまさに宝石のルビーを連想させます。
高品質なルビーの色をピジョン・ブラッド(Pigeon blood:鳩の血)と表現しますが、この一粒もそれに劣らぬような深く美しい真紅の色。
二個ほど買い求めて帰路へつきました。
写真撮影の演出を兼ねて、クロモジの楊枝を添えてみたものの、楊枝ではせっかくの形が潰れてしまうな〜。
という訳で、そのまま手でいただくことに。
きらびやかな大粒の「ルビー」はそれなりの重み。
スーパーで特売の大福のように、むんずと片手で掴むのはさすがにためらわれるかな(笑)。
両手の指先でそっと持ち上げて、うやうやしく口元へ運びます。
遠慮がちに、苺の先端をそっとひとかじり。
一番外側の鮮やかな紅色をした部分は、極限まで薄く延ばされた求肥。
それはまるで赤ちゃんのほっぺのような柔らかな食感。
その中から白餡でくるまれた苺が顔をのぞかせました。
この苺の大粒なのと、白餡の層がなんと薄いことか。
みずみずしくジューシーな苺を生かすための繊細な仕事ぶりに脱帽したくなりました。
どんな風に包んであるか気になり、包丁でひと思いに「えいやっ!」カットして断面を拝見。
餡で大まかな形を作る一般的な大福の断面とは全く違っており、
苺をごく薄い層で包んである様子は、絹衣を合わせた十二単の襲(かさね)を連想。
実のところ、自分は白餡が苦手。
そのため練り切りもあまり得意ではありません。
それなのに、これに使われている白餡は豆のクセが抑えてあり、苺の風味をまったく殺していません。
主役を生かすために自らの存在感を消す、まるで縁の下で支える黒子のような仕事ぶりでした。
便宜上、本レビューでは「苺大福=苺を丸ごと包んだ大福」として呼んでいますが、
「ルビーのいちご」はもはや苺大福とは別物の新感覚の菓子。
このような逸品が保守的な出雲地方の老舗和菓子店から誕生したことは、同県民としてたいへん嬉しいことです。
後日、この「ルビーのいちご」を発案した若女将が、テレビ番組でインタビューを受ける様子を偶然目にしました。
結婚を機に菓子の世界へ初めて入った彼女だったから、伝統に縛られない自由な発想からこのお菓子を考え出せた、と。
そのアイデアを実現するために、和菓子職人の連れ合いさんとお義父さんが代々受け継がれてきた伝統的な技術を最大限に活かして、ようやく誕生した一粒なのだそう。
とても素敵なストーリーを感じました。
もう一点、
その番組の中で若女将が語ったのは、食物アレルギーを抱える人達への思い。
小麦や乳製品アレルギーのある人達は和菓子の方が比較的安心して口にできる物が多いとの事。
以前と比べ、アレルギー対応のお菓子はずいぶん増えてきたものの、その多くが素朴(=地味な見た目)なものばかり。
安心安全はもちろん、食べた人が明るく楽しい気持ちになれる、そんな菓子の魅力を広めたいと語る若女将。
ご自身もポジティブで華やかなオーラを振りまきながら活躍する彼女のアツい思いと、婚家に代々受け継がれてきた和菓子作りの確かな技術から生まれた、きらめく真紅の一粒でした。
初めて目にした当初は「単にSNS映えを意識しただけ」とタカをくくっていた自分が何だか恥ずかしい…
この「ルビーのいちご」は地方発送もあるようです。
生クリームや小豆餡の和菓子が苦手な方でもこれは喜ばれること間違いなしでしょう。
「母の日」のプレゼントにもピッタリなのでは。
苺の旬が過ぎても、ブドウやマンゴーなど季節ごとのフルーツで様々な種類の「食べられる宝石」が生み出されているようです。