3回
2021/12 訪問
新潟産の魚介を使った絶品お鮨が堪能できるとても居心地のいいお店
新発田市の【鮨 登喜和】さんに伺いました。
お店はJR新発田駅から歩いて17~18分ぐらいの場所です。
今回2回目の訪問になります。
この日もお昼の営業に伺い、にぎりのおまかせコースを頂きました。
◆この日頂いたコースの内容
①先付け
鯛の茶碗蒸し
1週間干した鯛の頭と骨で取った出汁と、梅干しを煮出して取った出汁を合わせて茶碗蒸しは仕込まれています。
鯛の旨味、甘味が溢れまくりです。
煮出した梅干しの優しい酸味が旨味、甘味を際立たせていて、めちゃくちゃ美味しいです。
仕上げるのに1週間以上かかる茶碗蒸しの美味しさに感動しました。
にぎり
❶レンコダイ
新潟産。一般的にはキダイと呼ばれています。
水っぽい身質ということで、酢〆にして適度に脱水されていました。
切り立てのシャリで握られました。
柔らかい食感で、切り立てで少し柔らかい状態のシャリがバランス良く絡み、レンコダイとシャリが見事に一体となっていました。
上品な旨味に甘味がありました。
酢〆によって甘味が際立ち、シャリとの相性も良く、抜群に美味しかった。
❷アオリイカ
佐渡産の名残りのアオリイカ。
煮切り醬油で握られました。
イカは皮が残るように薄く削ぐように切り付けられました。
残った皮は細切りにして、一緒にふわっと柔らかく握られました。
ゴマを乗せて提供されました。
とろけるような口当たりですが、皮の部分が少し噛み応えを出していて、咀嚼を繰り返すことができる食感に握られていました。
レンコダイ同様、少し柔らかめのシャリとアオリイカが一体となっていました。
噛むと甘味があふれ出ました。
ゴマの風味が甘味を引き立てていてとても美味しかった。
❸南蛮エビ
佐渡産。
塩で〆て一夜干しにした南蛮エビです。
エビの頭の味噌で仕込まれたペーストを南蛮エビとシャリの間に忍ばせて握られました。
プリっとした食感。
濃厚な甘味があって凄く美味しいです。
味噌のペーストの旨味と甘味も効いていて、南蛮エビの極上の甘味、旨味が堪能できました。
❹クロムツ
佐渡赤泊産。
煮切り醬油を塗った皮目に熱した鉄串を当てて、皮目だけを的確に火入れしていました。
親方は「鉄線焼き」と称していました。
握って再度煮切り醬油が塗られて提供されました。
身はとろけるような柔らかい食感でした。
皮目は香ばしく、皮目と身の間から熱せられて甘味が増した脂があふれました。
上品な旨味もあり秀逸な味わいでした。
❺アジ
新潟産。定置網。
コースが始まる前に切り付け。
切り付け後、冷蔵庫で冷やし、冷たい状態で握られました。
薬味はアサツキと生姜をすり潰して合わせたあたりネギでした。
肉厚の身はプリっとした口当たりで、適度に柔らかい食感でした。
脂が乗っていて、冷たさによってキレイな脂の甘味が際立っていました。
味も濃くとても美味しかった。
❻サワラ
佐渡産の寒サワラ。
塩〆した背中の部分が握られました。
もっちりした口当たりでしたが、噛むととろけるような食感でした。
藁などで燻されていない生のサワラは、身質がマグロに近いような感じがし、絶品の脂が乗っていました。
味も濃く驚愕の美味しさでした。
❼とと豆
新潟市松浜産のイクラ。
とと豆は新潟(主に新発田、村上)の正月料理の煮物(雑煮など)などに合わせる郷土料理。
塩漬けしてイクラが硬くなるまでしっかり茹でるのが通常のとと豆のようです。
【登喜和】さんではイクラを81℃のマグロ出汁でレアの状態に茹で上げて提供。
先ず香りが凄かった。
イクラで香りに酔いしれるのは初めてです。
マグロ出汁の旨味が加わったイクラは、魚卵の旨味が膨らみ濃厚な味わい。
シャリとの相性も抜群で最高に美味しいイクラでした。
❽ブリ
佐渡産。
背中とお腹の部分をそれぞれ薄く切り付け、2枚を重ねて握られました。
背中は軽く漬けにしています。
柔らかい食感で、とろけていきました。
お腹の部分は脂が乗りが凄かった。
漬けにした背中は旨味が濃く、漬けダレによって甘味が引き出され、お腹の脂の甘味とバランス良く融合。
旬のブリの美味しさが堪能できる計算された仕込みが施された絶品のブリのにぎりでした。
②お吸い物
❾ボタンエビ
軽く茹でて塩とスダチで握られました。
レアの部分が残る茹で加減でした。
プリプリの食感。
茹でて温度を上げたことにより甘味が増しているように感じました。
塩とスダチで甘味がさらに引き立ちとても美味しかった。
❿メガニ
佐渡産。
メガニは雌のズワイガニの新潟県での呼び名です。
カニの身、内子、外子とシャリを和えて、煮切り醤油とスダチ握られました。
手渡しで提供されました。
高い温度で握られていました。
外子のプチプチの食感がいいアクセントになっていました。
高い温度で香りと身の甘味が引き立ち、内子の旨味が楽しめました。
メガニの美味しさが一口で堪能できる逸品でした。
⓫クエ
佐渡産の8㎏のクエ。
海水温上昇で、サイズは大きくありませんが、佐渡でもクエが取れるようになったようです。
しゃぶしゃぶにして、刻んだネギを忍ばせて握られました。
軽く湯に通したことにより、甘味が引き立ちめちゃくちゃ美味しかった。
⓬ノドグロ
寺泊産。
茹で炙りで握られています。
塩茹でしたノドグロの皮目に煮切り醬油が塗られ、皮目に炭を当てないようにしてじっくり炙っていました。
最後に一瞬だけ炭を皮目に押し当てて仕上げていました。
炙って握られてから再度煮切り醤油が塗られて提供されました。
炭火を当てるところに夢中になり、握られたノドグロの写真を撮り忘れてしまいました。
茹でて余分な脂が落とされていました。
皮目は炙られて香ばしい味わい。
じっくり炙られたことにより、皮目に残った脂があふれていました。
身はとろけるよな柔らかい食感。
塩茹でによって甘味が引き立ち格別の美味しさ。
香ばしくて甘味が増したキレイなノドグロの脂の美味しさが堪能できるノドグロの茹で炙りでした。
◎ここでおしぼりが取り替えられました。
⓭穴子
女川産。
塩で握られました。
握る直前に蒸され、高い温度で握られました。
穴子の旨味が濃かった。
塩で甘味も引き立っていました。
⓮穴子(追加)
煮詰めで頂きました。
濃いめの煮詰めと穴子の相性が良く、美味しく頂くことができました。
⓯大トロ(追加)
佐渡産。
霜降りの部位で、薄く切り付けて握られました。
筋はありますが、気にならない硬さでした。
身は柔らかく、キレイな脂があふれまくりました。
旨味も濃く極上の味わいでした。
⓰玉子焼き
飲み物
□ビール
ハートランド
■日本酒(おまかせでいただきました)
加茂錦荷札酒月白(加茂市)
風和(佐渡市)
蔵光(新発田市)
ドメーヌ越の鶴(長岡市)
この日も新潟産の旬のネタを使った絶品のお鮨が頂け、とても幸せでした。
この日はボタンエビと穴子以外のネタは佐渡中心の新潟県産でした。
丁寧な仕込みに、切り付け、火入れ、ネタの握る温度など、ネタに合わせた仕事が的確に施されていて、全て大満足の美味しさのお鮨でした。
今回、新潟の郷土料理の「とと豆」を初めて頂きましたが、衝撃的な美味しさでした。
魚卵の旨味を際立たせる調理法が施されていて、【登喜和】さんでしか味わえない逸品。
これまでに頂いた中でベストな味わいで、究極のイクラのお鮨でした。
他にもクロムツ、アジ、サワラ、ブリ、メガニ、クエ、ノドグロも絶品で、最初から最後まで感動でした。
今回も伺うのを忘れてしましましたが、米、酢、醤油なども新潟産のようです。
シャリは米の粒が大きく、旨味、甘味が濃いとても美味しいお米です。
切り立ての時のシャリは柔らかいという説明がありましたが一般的なシャリの硬さで、4貫目のクロムツぐらいから噛み応えのある硬めの食感になりました。
私の好きな硬さでした。
まろやかな中に赤酢のキリっとした酸味が効いていて、全てのネタと相性の良いシャリです。
ネタの旨味を引き立てる絶品のシャリで私は大好きです。
この日頂いたお酒も最高で、新潟のお酒の美味しさにも感動です。
お店の雰囲気、接客は素晴らしく、居心地のいい中、お鮨を頂くことができるお店です。
親方との会話も弾んで楽しい時間を過ごすことができました。
また、季節を変えて伺いたいと思います。
とても美味しかったです。
ごちそうさまでした。
鯛の茶碗蒸し
レンコダイ
アオリイカ
南蛮エビ
クロムツ「鉄線焼き」
クロムツの脂で炎が上がります
クロムツ
アジ
サワラ
とと豆
ブリ
お吸い物
ボタンエビ
メガニ
クエ
ノドグロの皮目を炭で炙っています
穴子(塩)
穴子(煮詰め)
大トロ
玉子焼き
ハートランド
加茂錦荷札酒月白
風和
蔵光
上は蔵光、下は越の鶴の精米した酒米
ドメーヌ越の鶴
2022/01/26 更新
2021/06 訪問
心温まるおもてなしを受けながら、新潟の魚介を使った絶品鮨を堪能
新発田市の【鮨 登喜和】さんに伺いました。
お店はJR新発田駅を出て歩いて20分弱の場所です。
1954年創業のお店ということで、お店の外観は趣のある佇まい。
4年ほど前に内装をリニューアルしたとのことで、都内のお鮨屋さんのような造りで明るい店内でした。
L字のカウンター席の他に個室カウンターも用意されています。
今回初めての訪問。
お昼のおまかせにぎりコースを予約して伺いました。
◆この日頂いたコースの内容
①根もずく
佐渡産。
マグロの出汁を合わせて、温かい状態で提供されました。
香りと食感が素晴らしい逸品。
とても美味しかった。
❶本アラ
佐渡産の3.8㎏の寝かせて9日目の本アラ。
柔らかい食感でした。
旨味と甘味のバランスが良くめちゃくちゃ美味しい。
❷ハタハタ
村上市の北西にある粟島産。
酢〆してありました。
少し食感がありますが、身の質が素晴らしかった。
爽やかな旨味があり、身の質と味わいから、少し食感がある鱚という感じでした。
旬のハタハタの美味しさを堪能することが出来ました。
❸赤イカ
村上市岩船産。
サイズ的には小さい赤イカとのこと。
煮切り醬油で握られました。
赤イカらしいもっちりして柔らかい食感。
濃厚な甘味がありました。
煮切り醤油との相性も良く美味しかった。
❹アジ
新潟産の定置網で漁獲されたアジ。
香りがきれいで、柔らかい食感。
脂が乗っていて、身質は最高でした。
甘味が凄く驚きの美味しさでした。
➎ゴマフグの焼き白子カラスミかけ
佐渡産のゴマフグ。
煮切り醬油をつけた味付け海苔をシャリの上に乗せ、その上にガス赤外線グリラーで火入れしたゴマフグの白子を乗せます。
最後に自家製のカラスミを削りながら白子にかけて提供されました。
白子はめちゃくちゃクリーミー。
カラスミの優しい塩味と旨味が白子のクリーミーで濃厚な旨味を際立たされていました。
味付け海苔の風味も効いて極上の味わいです。
贅沢な味わいで驚愕の美味しさの一貫でした。
❻クエ
佐渡産の5.8㎏のクエ。
佐渡では最大級の魚体のクエとのこと。
塩とすだちで握られました。
噛み応えのある食感。
旨味の塊で、噛めば噛むほど旨味が溢れました。
❼赤身
佐渡産の50㎏のマグロ。
軽く漬け(切り付けた赤身を漬けダレに潜らせる程度の漬け)にして握られました。
ねっとりした口当たりで、とても柔らかい食感に驚きました。
酸味があり、上品な旨味がありました。
漬けダレに旨味があり、赤身の酸味と旨味を引き立てていました。
❽中トロ
赤身と同じ魚体のマグロ。
赤身同様、めちゃくちゃ柔らかい食感でした。
きれいで、とても甘味が強い脂が溢れ、旨味も濃く絶品でした。
❾ネギトロ手巻き
脳天、目の周り、目の裏、ほほ肉などのマグロの部位を冷凍。
シャーベット状になったマグロを白髪ネギと和え、温かいシャリに巻いて提供されました。
マグロと白髪ネギを出刃包丁で叩きながら和える工程は、金沢の小松弥助さんのネギトロ巻きを仕込む工程を見ているようでした。
温かいシャリでマグロが溶け、極上の脂が溢れます。
この脂の美味しさには感動。
白髪ネギとの相性も抜群。
太巻きで頂きたいと思った、完成された味わいのネギトロの手巻きでした。
➓サクラマス
加治川産。
身はとてもとても柔らかく、とろけるような食感。
脂の甘味が強烈でした。
旨味もあり、名残のサクラマスでしたが、衝撃的な美味しさでした。
⓫ボタンエビ
佐渡産。
軽くボイルして、塩とすだちで握られました。
レアの部分は1割ぐらいで、少しプリっとした噛み応えを感じる食感。
少し食感がありますが、口の中でとろけていきました。
甘味が濃くとても美味しかった。
⓬のどぐろ
茹で炙り。
茹でたのどぐろを網に乗せて皮目をガス赤外線グリラーで炙ってから握られました。
のどぐろは茹でて余分なものが落とされていますが、脂はしっかり残った状態でした。
皮目は少し食感がありますが、身は溶けるような食感。
旨味の薄いのどぐろですが、茹でて旨味が凝縮。
脂の美味しさま凄まじく絶品でした。
⓭穴子
女川産。
一貫を二つに分け、煮詰めと塩で頂きました。
ふっくらした口当たりでとろけました。
脂に甘味があり、旨味も濃く文句なしの美味しさでした。
➁お椀
⓮いなり
栗と胡桃が入ったいなり。
香り良く甘くて、栗の旨味と胡桃の食感が効いてとても美味しいです。
米どころ新潟の美味しいお稲荷さんに感動です。
⓯玉子焼き
これで一通り
追加
⓰クロムツ
熱した鉄串を皮目に当て、皮目を焼いて握られました。
皮目の香ばしい香りがとても良かった。
きれいな脂が乗っていて、香ばしさによって甘味が増し抜群に美味しかった。
⓱南蛮エビ
佐渡産の一夜干しにした南蛮エビ。
プリっとして柔らかい食感。
旨味、甘味が凝縮していてとても美味しいです。
甘味の濃さが強く印象に残る一貫でした。
⓲干瓢巻き
ワサビを入れて巻いて頂きました。
干瓢は温度を上げて、ゴマと一緒に巻かれました。
干瓢は柔らかく、甘く炊かれていました。
シャリの塩味と酸味とのバランスが良く、大満足の味わいの干瓢巻きでした。
飲み物
□ビール
ハートランド
■日本酒(おまかせで頂きました)
金升 朱ラベル(新潟県新発田市)
鄙願(新潟県村上市)
鶴齢(新潟県南魚沼市)
カマキリショウズ(新潟県新発田市)
新潟の旬の魚介を使った素晴らしいお鮨でした。
ネタは佐渡中心の新潟産。
丁寧に素材の旨味を引き出すための工夫した仕込みが施されていて全て絶品でした。
アジ、サクラマス、ボタンエビ、のどぐろ、クロムツ、南蛮エビなど本当に美味しくて感動でした。
お話を詳しく伺っていませんが、米、酢、醤油なども新潟産のようです。
シャリは硬めの炊き加減。
酢は米酢と赤酢2種類をブレンドしたものを使っているようです。
少し甘さを感じたので砂糖も入っているように感じました。
砂糖の甘味、酢のまろやかさの中に、赤酢と塩が効いてキリっとした味わいのとても美味しいシャリです。
お鮨はシャリに空気を含ませるように、ふっくらして優しい握り加減。
口に入れて噛むとシャリが解れてネタとシャリが一体となり、ネタとシャリがバランス良く融合します。
全てのネタと相性のいい美味しいシャリでした。
お酒は新潟のものが揃えられていて、全て美味しく頂くことが出来ました。
この日は団体客がいらっしゃたことから、親方とゆっくりネタについてのお話しが出来ませんでしたが、ネタの産地の説明などは伺うことが出来ました。
親方は温和で誠実な人柄だと感じました。
お店のみなさんは心のこもった接客で、居心地は最高でした。
仕事の手際も素晴らしく、全てが好印象でした。
今回、大満足のお鮨が頂くことができ、とても幸せでした。
場所的に少し遠いですが、コロナが落ち着いたら定期的に通いたいお店だと考えています。
とても美味しかったです。
ごちそうさまでした。
根もずく
本アラ
ハタハタ
赤イカ
アジ
カラスミを削ってかけています
ゴマフグの焼き白子、カラスミかけ
クエ
赤身
中トロ
ネギトロ手巻き
サクラマス
ボタンエビ
のどぐろ
穴子(塩と煮詰め)
お椀
いなり
玉子焼き
クロムツ
南蛮エビ
干瓢巻き
ハートランド
金升 朱ラベル
朱ラベル
鄙願
鄙願
鶴齢
カマキリショウズ
お茶
2021/08/19 更新
新発田市の【鮨 登喜和】さんに伺いました。
お店はJR新発田駅から歩いて17分ぐらいの場所です。
【鮨登喜和】さんは1954年創業の老舗鮨店です。
現在は三代目の小林宏輔さんを中心にお店が営まれています。
久しぶりの訪問。
今回もお昼の営業に伺いました。
この日は土、日限定のおまかせ握りと料理(16,500円税込)を頂きました。
◆この日頂いたおまかせの内容(つまみを織り交ぜながら握りが提供されました)
①牡蠣とあおさの茶碗蒸し
佐渡の加茂湖産の真牡蠣。
あおさは新潟市の新川漁港で収穫した生のあおさです。
5時間かけてじっくり牡蠣の出汁が取られて茶碗蒸しが作られています。
熱々です。
牡蠣の身は入っていませんでしたが、牡蠣の旨味が溢れる絶品の茶碗蒸し。
あおさの磯の風味も素晴らしく、一品目から感動です。
➁アラ
佐渡赤泊漁港で水揚げれた8㎏のアラです。
昆布出汁の塩水で洗いにしています。
長野県安曇野産のワサビと村上市の笹川流れの「白いダイヤ」という塩を使って頂きました。
冷たい温度で提供されました。
少し活かった食感でした。
淡白で甘味がありました。
ワサビと塩がめちゃくちゃ美味しくて、アラの甘味を引き立てていました。
新潟で獲れる白身の№1と言われるアラの美味しさを堪能することができました。
❶サワラのにぎり
新潟産。
背中の部位を塩〆して数日寝かせたサワラです。
切り立ての酸味の立ったシャリで握られました。
昆布出汁ベースの5%の塩水を塗って提供されました。
とろけるような柔らかい食感。
濃厚な旨味があるサワラは高めの温度で酸味が効いたシャリとの相性が抜群に良かった。
❷南蛮エビのにぎり
佐渡赤泊産。
一般的には甘エビと呼ばれています。
塩〆して風を当てながら一夜干しにしています。
シャリに南蛮エビの味噌で仕込まれたペーストを忍ばせ、唐子づけで握られました。
干して甘味が膨らんでいました。
ペーストの旨味が秀逸で、今回もとても美味しい南蛮エビのにぎりでした。
❸メダイのにぎり
佐渡赤泊産。
徳島で生産されている柚子とスダチを掛け合わせた「阿波すず香」という柑橘の果汁で〆ています。
乳酸発酵した自家製の白菜の古漬けを乗せて握られました。
メダイは柔らかい食感でした。
白菜の古漬けの酸味が凄かったですが、メダイの旨味とバランス良く融合し極上の味わいでした。
柑橘〆のメダイと古漬けの一体感が楽しめるとても美味しいお鮨でした。
❹マフグの白子
佐渡産。
低温のお湯で40分茹で、その後ガス赤外線グリラーで炙り、最後に炭火で表面を軽く炙ってシャリの上に盛られました。
白子の上には新発田産の山ウドを千切りにして素揚げしたものが盛られ、自家製のカラスミを削ってかけられました。
しっかり混ぜてシャリを絡めながら頂きました。
白子はトロトロでシャリと良く絡みました。
白子のコクのある旨味が堪らないです。
カラスミの上品な塩味と旨味、山ウドの香りと独特の優しい苦味、さらにシャリの酸味がマリアージュ。
衝撃的な美味しさでした。
白子とカラスミの量が贅沢過ぎてシャリが足りなくなったため、シャリを追加して頂きました。
❺スミイカのにぎり
佐渡産。
昆布出汁の塩水を塗って、白いダイヤをかけて提供されました。
サクっとした歯触りでした。
淡白で昆布出汁の塩水と白いダイヤで甘味と旨味を引き立っていました。
佐渡の旬のイカの美味しさが楽しめました。
❻クロムツのにぎり
佐渡赤泊港で水揚げされたクロムツ。
煮切り醤油を塗った後、熱した鉄串を皮に当てて、皮下脂肪だけ火入れする「鉄線焼き」を施してから握られました。
握って再度煮切り醤油を塗って提供されました。
とろけました。
熱してシャリに溢れたクロムツのくどさのないクオリティの高い脂の美味しさが楽しめました。
❼サクラマスのにぎり
新発田の加治川産のサクラマス。
塩と酢で〆、真空パックしてから40℃強の低温で火入れ。
その後、漬けにしています。
めちゃくちゃ柔らかい食感で、あっという間にとろけていきました。
脂の甘味と極上の旨味を兼ね備えていて絶品でした。
③サクラマスのゼリー
にぎりで頂いたサクラマスの頭と骨を焼いてから出汁を取り、その出汁を使って作られたゼリーです。
サクラマスの頭などの残った身は解して、さらに皮は刻んでゼリーに加えられていました。
上には新発田産のスナップエンドウを細かく刻んで盛られていました。
しっかり混ぜて、ゼリーとスナップエンドウを絡めて頂きました。
スナップエンドウは80℃ぐらいで茹でる下処理が施されています。
サクラマスの雑味のない旨味が溢れました。驚きの美味しさ。
火が入ったスナップエンドウの半端ない甘味がゼリーの甘味を膨らませ、シャキシャキの食感が良いアクセントになっていました。
美味しさにビックリしたゼリーでした。
❽とと豆
新潟産のイクラ。
とと豆は、新潟(主に新発田市、村上市)の正月料理の煮物(雑煮など)などに合わせるイクラを使った郷土料理です。
塩漬けして、イクラが硬くなるまでしっかり茹でるのが通常のとと豆のようです。
【登喜和】さんではイクラを81℃のマグロ出汁でレアの状態に茹で上げています。
シャリの上に盛って提供されました。
マグロ出汁で膨らんだ魚卵の旨味が最高でした。
シャリの酸味が旨味を際立たさていて、今回も美味しさに感動しました。
④カニの餡かけ
佐渡産の毛ガニで作った毛ガニ餡。
餡は小千谷市で生産された米粉の麺の上にかけられています。
餡の上からは香味油がかかっていました。
めちゃくちゃ熱々でした。
カニの味噌の旨味、身の甘味が詰まった餡は絶品。
香味油が良い仕事をしていました。
米粉麵は強いコシがあり、餡を絡めながらしっかり噛んで、毛ガニの美味しさと米粉の風味を堪能しました。
⑤お椀
❾のどぐろのにぎり
新潟産。
茹で炙りで握られました。
低温で40分弱塩茹で。
握る直前、煮切り醤油を塗り、皮目を炭で炙ります。
最後に炭を一瞬だけ皮目に直接会当てて火入れ。
再度煮切り醬油を塗って、阿波すず香を搾って手渡しで提供されました。
とろけました。
新潟ののどぐろは7、8月が旬とのことですが、脂がしっかりのっていました。
塩茹でで甘味が際立ち最高です。
炙った皮目の香ばしい風味が美味しさを膨らませていました。
❿バイガイのにぎり
佐渡両津産。
包丁でたたいた後、氷で〆てから握られています。
コリコリした食感。
咀嚼を繰り返して、バイガイの甘味を楽しみました。
⓫マハタのにぎり
佐渡産。
軽くしゃぶしゃぶにして握られています。
阿波すず香を搾って提供されました。
表面に軽く火が入る絶妙なしゃぶしゃぶ加減。
火が入り甘味が膨らんでいてとても美味しかった。
⓬穴子のにぎり
女川産。
蒸して温度を上げてから握られました。
塩で握って頂きました。
脂が抜けている時期ですが、トロトロの柔らかい食感に仕上げられていました。
塩で甘味が引き出されていて美味しく頂けました。
⓭穴子(追加)
以前は一貫を半分にカットして、1つは塩、1つは煮詰めで頂いていましたが、半分では穴子の本来の美味しさが楽しめないということで、塩か煮詰めの1貫を選ぶように変更されていました。
どうしても煮詰めで頂きたかったので追加で頂きました。
69年間継ぎ足してきた煮詰めは濃厚。
穴子との相性は抜群に良かったです。
⓮玉子焼き
新発田市紫雲寺町で平飼いされたお米を食べているプレノワールという鶏の卵で仕込まれた玉子焼きです。
⓯干瓢巻き
干瓢は蒸して温度を上げてからゴマと一緒に巻かれました。
ワサビ多めでお願いしました。
甘く炊かれた干瓢は柔らかい食感に仕上げれていました。
ゴマの風味が効いた美味しい干瓢巻きでした。
⓰いなり寿司
新潟の太巻きや赤飯に欠かせない具材であるクルミが【登喜和】さんのいなり寿司に入っています。
クルミは長野県産で飴煮になっています。
また、栗も加えられています。
【登喜和】さんでしか頂くことができない類のない美味しさのいなり寿司です。
春の新潟県の魚介を使った絶品のお鮨とつまみを頂くことができました。
今回も穴子以外は全て新潟県産の魚介でした。
マグロがないコースですが、大満足のコース内容でした。
この日は初めてつまみを頂きましたが、お鮨同様秀逸な味わいでした。
一品目の牡蠣の茶碗蒸し、毛ガニの餡かけに感動、サクラマスのゼリーの美味しさには驚きました。
にぎりは、今回も素材の旨味を引き出す丁寧な仕込み、切り付け、火入れ、お鮨を握る温度など、ネタに合わせた仕事が施されていて、抜群に美味しいお鮨を頂くことができました。
にぎりは穴子が旬でないことから脂が抜けている感じがしましたが、他のにぎりは全て絶品でした。
今回も大好きなとと豆が頂けて幸せでした。
イクラの時期は終わっていますが、【登喜和】さんでは1年分のイクラをストックしていて、1年を通してとと豆を提供できるようにしているとのことです。
シャリは粒の大きなお米が使われています。
新発田産の「豊コシヒカリ」というお米で、このお米がとても美味しいです。
酢は米酢と赤酢のブレンド。
塩はこの日も頂いた「白いダイヤ」を使って仕込まれています。
キリッとしたバランスのいい酸味が効いたシャリで、硬めに仕上げられていて、全てのネタと相性良く頂ける素晴らしいシャリだと思います。
私はこの【登喜和】さんのシャリが大好きです。
アットホームなとても雰囲気の良いお店で、居心地は最高に良いです。
また、季節を変えて伺いたいと思います。
とても美味しかったです。
ごちそうさまでした。