9回
2025/10 訪問
一年越しの小肌!
外観
外観
外観
外観
内観
カウンター
AUGUST BEER Pilsner 小瓶
先付 銀杏
愛知のミル貝と北海道苫小牧の松皮鰈
醤油、山葵
愛媛の鰹のヅケ
宮城県石巻の生牡蠣
石川 吉田蔵(半合)
茶碗蒸し
穴子の茶碗蒸し
穴子の茶碗蒸し
富士ミネラルウォーター
珍味セット
筋子の味噌漬
鮟肝の煮込みと胡瓜の奈良漬
新政の貴醸酒「陽乃鳥」(奈良漬用)
エボ鯛の塩焼き
杉田孝明大将
ガリ、指拭き
ガリ
福井 黒龍 純米(半合)
大将の握り
小肌
墨烏賊
明石の真鯛
縞鯵
宮城 乾坤一 ひやおろし(半合)
鮪 血合いぎし
トロ
小鰯
広島 寶劍(半合)
お替り
鰆のヅケ
春子鯛
車海老
馬糞雲丹
お椀
貝出汁
穴子 煮詰めで
アガリ
玉子焼
内観
2025/11/07 更新
2025/01 訪問
やはり正月休み明け直後は勝手が違うようで
明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い致しますm(_ _)m
w ということで、ようやく2025年分のクチコミに入れました。と言っても、ランチの分は先に始めちゃってたわけですが、いよいよディナーに手を付ける余裕が出来ましたので、お付き合いいただけると幸いです。
で、2025年最初の外食ディナーですが、OMAKASEで偶然、すぎたさんの新年初日の空きを見付けたので、お伺いして来た次第。
初日と言っても2回転目なので、仕事始めってわけではないですし、新年早々に河岸に行っても去年の残りが出て来るだけで、いいネタがないって話をよく聞くんでどうしようかとも思ったんですが、そんななか、杉田さんがどんなものを出して来るの興味もありましたしね。
と思いつつお伺いすると、握りの初手から珍しい展開に…
・先付 海老芋の衣被ぎ(白胡麻と唐墨)
・お造り 神奈川県長居の障泥烏賊、大分の皮剥
障泥烏賊は生姜醤油で、皮剥は肝醤油で。
障泥烏賊は分厚くカットしてるけど、隠し包丁を裏表細かく入れてるんで柔くて、ねっとり。甘くて美味しい!
皮剥はもちろん肝醤油が最高!美味すぎ!!
・石川県能登の迷い鰹のヅケ
脂の乗りが程よく、甘みがあって旨いなあ。
・牡蠣の茶碗蒸し
うわっ!抜群に旨い!!
・鱈の白子と鮟肝と秋田の新政の貴醸酒「陽乃鳥」
鱈の白子は冷たい出汁を張って柚子を落として。鮎肝は潰して胡瓜の奈良漬と和えて。陽乃鳥はすぎたさんの鮟肝と相性バッチリ!酒が進み過ぎw
・太刀魚
しっかり火が入っていつつ、柔らかくも身はしっかりで美味しい。
握りますか?まだ摘みますか?出してない摘みは穴子の白焼、下足の粕漬、白子ポン酢、数の子の味噌漬、雲丹の佃煮…つーことで、
・追加 数の子味噌漬
切り込みも有るだろうけど、柔らかくて味も入って美味しい。
・追加 墨烏賊下足の粕漬
墨烏賊はこの日、当日の仕入れたものだけど身の方はまだ出せる状態じゃないとか。
ここから握りに入ります…が、今日が仕事始めということで、小肌がまだ十分仕込まれてないそうな。なので、年に数回しかない最初が小肌じゃない日だそうです。何か豊洲初日の昨日はいいのがなかったそうで、この日が仕入始めだそう。
・ヅケ 初競りのだけど、年始めに獲った鮪でしょう、と。身に旨味があって、シャリも相性バッチリで旨いッ!
・鯛 身厚にカットして、これも旨味たっぷりでうめえなぁ。
・鰆 間に和芥子。軽く燻して薫香が良い。昨日の仕入れて仕込んだそうだけど、身がグズっとしてなくて美味しい。
・春子鯛 酢橘に塩。柔らかくて、塩加減もちょうどよく美味しい。
・鮃の昆布〆 旨みたっぷり!
・中トロ 脂が蕩ける〜!
・鯵 間に山葵と葱。旨いなあ。
・大トロ 旨すぎる!
・〆鯖 味が染みてるなあ。旨い!
・鰤 間に和芥子。皮目を炙った二枚付。堪らん!><
・車海老 甘味が引き出されて美味し。
・馬糞雲丹 大将は基本的に雲丹は握りですね。(゚д゚)ウマー!!
あとは穴子、玉子、お椀で終わりと言うことで、出てないネタは、まだ若い小肌、絶対出したくないパキパキの墨烏賊w、あとは閂、青森の紫雲丹、蛤…ということで、
・お椀 いいお出汁だ。
・追加 閂 間に山葵、生姜、葱。少しの生姜が効いてるなあ。美味しい。
・追加 青森の紫雲丹 ん〜。高貴な香りが堪らん!
・穴子 塩か煮詰めか…と問われ、今回は煮詰めで。
・玉子 甘みのある、カステラっぽい昔ながらの玉子焼で美味しい。
すぎたさんの今年の年末年始は、昨年末の営業は29日までで30日は大掃除。31日はまだ魚の入荷があったそうで、年始に向けて小肌などの仕込みをしたそうだけど、ビニールが破けちゃってお客さんには出せる状態じゃなくなっちゃったので、正月に自分たちで食べちゃったそうw
正月は、1日は寝正月ですっとテレビを見てたそうな。で、ジョブチューンを見て。ローソンにデザートを買いに行ったとかw
ここら辺りの氏神様は修行先と同じ小さな神社で、初詣はそちらだそう。他に日本橋の七福神巡りもしてるそうで、水天宮から回るらしいけど、最近の小網神社の人気には勝てず、小網神社は人だかりの外から拝むだけにしてたとかw
で、この日から営業開始で、河岸には前日から行ってるそうですが、前日はいいものがなく、この日仕入れたものが多いとか。そんな話をされてました。
ということで、酒が進むお摘みに美味しい握り、そして落語の師匠ばりの軽妙なトークをこの日も楽しませていただきました。ご馳走様です。また来れるといいなあ。
ビル地下1階
外観
外観
外観
外観
外観
内観
内観
巳年
カウンター
キリン一番搾り 小瓶
先付 海老芋の衣被ぎ(唐墨、白胡麻)
新潟 鄙願(半合)
杉田大将
お造り 大分の皮剥、神奈川県長居の障泥烏賊
生姜醤油、山葵
皮剥の肝醤油
障泥烏賊は生姜醤油で
皮剥は肝醤油で
皮剥は石川県能登の迷い鰹のヅケ肝醤油で
宮城 虎千里(半合)
茶碗蒸し
牡蠣の茶碗蒸し
牡蠣の茶碗蒸し
珍味
鱈の白子
鮟肝
新政の貴醸酒「陽乃鳥」
焼物 太刀魚
山口 貴(半合)
追加 数の子味噌漬
追加 墨烏賊下足の粕漬
ガリ、指拭き
新潟 加茂錦(半合)
新潟 加茂錦 SUGITA EDITION
ヅケ
鯛
鰆
春子鯛
鮃の昆布〆
島根 王祿 渓(半合)
中トロ
鯵
大将の握り
大トロ
静岡 磯自慢 特上(半合)
〆鯖
鰤
車海老
馬糞雲丹
お椀
お椀
福島 飛露喜(半合)
追加 閂
追加 閂
アガリ
青森の紫雲丹
玉子
2025/04/18 更新
2024/09 訪問
帽子派?無帽派?
最近9月末っていってもまだまだ暑いですが、晩夏といっていいか初秋といっていいか困るこの時期、杉田大将はどんなお寿司を握ってくれるでしょうか。
・先付 銀杏
・青森の鮃(縁側付き)
身厚で弾力があって美味しい〜。この縁側の旨味の濃さよ!!
・北海道襟裳沖の鰹のヅケ
上に福井の地芥子をちょんと。これも旨味高いなあ。美味しい!
・帆立の磯辺焼き
柔らかく歯が入ってイイねえ。
・気仙沼の蛸の柔らか煮
吸盤のとこがトロトロになって旨いなあ。
・生牡蠣
トロリ美味しい〜!
・鮟肝
甘辛く煮た鮟肝に新政の貴醸酒…最高!!
・太刀魚の塩焼き
柔らか〜!旨い!!
まだ摘みますか?握りますか?摘みで出してないのは、北寄貝の生姜焼き、メヒカリの粕漬け、穴子の塩焼き、数の子の味噌漬、筋子の味噌漬、蛸の柔らか煮じゃなくて茹でた蛸…ということで、
・追加 蛸の塩茹で
塩が効いてるので山葵だけで。産地は一緒だけど個体は違うそう。おー、これは塩効いて歯応えも程よくあって旨い!!
ここから握りに入ります。
・小肌 いい塩、酢加減。美味しい。
・墨烏賊 間に山葵。上に酢橘と塩。コリコリしてイイねえ。
・鯛 シャリと一体感があって旨ッ!
・本アラ 淡白だけどしっかりした身で噛み締めるほど旨味が出てくる。
・鰹 間に地芥子。いい香りだ。旨過ぎ!!
・春子 間に山葵。上に酢橘と塩。身厚だけど柔らかくて美味い!
・赤身のヅケ これもちょうどいい漬け方、温度、シャリとのバランスで美味いなあ。
・縞鯵 鯵の仲間だなあ〜って美味しさ。
・中トロ 軽い脂で美味いなあ。
・小鰯 間に山葵と小葱。
・イクラ 煮切りはちょんとしか付けてないのに味わい深くてウメー!皮を全く感じさせない。美味い!!
・車海老 茹でてから蒸してるのかな?一度カウンターまで出して背わたを取って、また厨房に戻してたんで。それにしても、しっとり柔らかくて美味いなあ。
・蝦夷馬糞雲丹 間違いない!
・浅蜊汁
お腹の具合はどうですか?あとは穴子と玉子焼で終了ってことで。あと出てないのは黒鯥、煮蛤、ミル貝、北寄貝、大トロ、昆布〆の蛤…
・追加 昆布〆の鮃 グーッと昆布〆にしたって言ってたけど、ホンマ、昆布の旨味や!
・追加 黒鯥
・穴子 ツメで。(゚д゚)ウマー!!
・玉子焼
隣の方と大将の会話で、いまどきのお寿司屋さんで大将みたいに帽子を被ってる人って殆ど見かけないよねえって話をしてて、そういえば、お弟子さんのはしもとさんもやまとさんもしてないね。
ただ、島津さんとか良月さんとか、若手で帽子を被ってる人はいるなあ…あと、若手って年齢ではないけど、むらやまさんとか。
寿司職人さんとか板前さんの間でもファッションの流行とかってあるんですかね?
ビル地下1階
外観
外観
外観
内観
内観
カウンター
AUGUST BEER Pilsner 小瓶
先付 銀杏
山葵、醤油
青森の鮃(縁側付き)
産土 産土 微発泡(半合)
北海道襟裳沖の鰹のヅケ
帆立の磯辺焼き
気仙沼の蛸の柔らか煮
生牡蠣
三重 而今 千本錦(半合)
鮟肝
新政の貴醸酒「陽乃鳥」
太刀魚の塩焼き
追加 蛸の塩茹で
京都 日日 月日(つきひ)宇宙兄弟とのコラボ(半合)
ガリ、指拭き
杉田大将の握り
小肌
墨烏賊
広島 寶劍(半合)
鯛
本アラ
鰹
春子
宮城 伯楽星(半合)
赤身のヅケ
縞鯵
ガリ追加
中トロ
静岡 喜久酔(半合)
小鰯
イクラ
車海老
蝦夷馬糞雲丹
椀物
浅蜊汁
福井 九頭竜(半合)
追加 昆布〆の鮃
追加 黒鯥
穴子(ツメ)
アガリ
おしぼり差し替え
玉子焼
営業時間のお知らせ
ご馳走様でした。
2025/01/16 更新
2024/02 訪問
美味しいだけじゃなく楽しいお寿司。大将の話術だけでお酒が進むw
女性ニ番手さんだった射場さんが辞めてから初訪問。新しいニ番手さんはどんな方でしょうか?
先ずはいつもの通りお摘みのおまかせから。今日は個室はないんだね。
・牡蠣の茶碗蒸し
蓋を開けた途端、牡蠣のいい香り。優しいお味で美味し〜。
・海老芋の衣かつぎ 白胡麻と唐墨
そのまま戴けます。皮が気になるようだった剥いてって言われたのでそのまま戴いたけど、全然気にならないね。ねっとり旨い!
・北海道野付の天然の帆立と大分の皮剥
帆立は山葵醤油で、皮剥は肝醤油で。肝をゴロっと切ってるので、巻くように召し上がって下さい。ってことで、分厚い帆立に肝で食べる皮剥。これは間違いない奴!
・鱈の白子
温め具合がちょうどよく、トロッとクリーミーで(゚д゚)ウマー!!
・墨烏賊の下足の粕漬け
あら?前半半分の方は子持ち槍烏賊のだったけど、ちと残念w でも、ウメーや!
・馬糞雲丹の塩煮と海苔の佃煮、鮟肝の甘辛煮と新政の貴醸酒「陽乃鳥」
馬糞雲丹はそのままでも海苔の佃煮と一緒にでも。鮟肝は口の中にある内に貴醸酒を飲んでくださいと。
陽乃鳥は、新政にすぎた用に市販されてるのとは別に造ってもらってるんだそう。知らなかったあ。すぎたの鮟肝に合うようによりコクを出してもらってるとか。
・太刀魚の塩焼
酢橘を絞って大根おろしで。ふんわり柔らかに焼き揚がってて、塩気もちょうとよく美味しい。
これでお摘みは終了。まだ摘みますか?握りに入りますか?出てない摘みは…帆立の磯辺焼き、蛸の柔らか煮、穴子の白焼き、数の子の味噌漬、牡蠣の味噌漬、ってことで、
・追加 数の子の味噌漬
シャクシャク気持ちいい歯応え。
・追加 蛸の柔らか煮
柔らかくも程よく歯応えも残し、薄味で蛸の旨味を味わえるね。
ここから握りに入ります。
・小肌 身厚な小肌だなあ。でもちゃんと〆ってて美味しい〜!
・鮃 コリコリ。食感がイイね!
・鰆 間に和芥子 藁で燻した香りが良い、
・春子鯛 間に山葵、上に酢橘→塩。柔らかあ。
・ヅケ いい漬かり。ちょっと冷えてるって言ってたけど、気持ち程度でいい旨味具合と思う。
・中トロ 間にほんの少し塩も入れてて、あれ?って思ったけど、はしもとさんが独立してから脂の多いトロの時に始めたそう。もともと背の中トロしか使ってなかったので普通に握ってたけど、腹上とか使うようになって始めたそう。
・閂 間に生姜と葱。30cm以上の細魚。分厚いし、旨味も多いな。
・車海老 お、この車海老、甘いな。
・鰤 ガスで炙って霜降りに。香りがイイね。2枚付で。
・蝦夷馬糞雲丹 雲丹ってなんでアルコール感があるんだろう?ウメー!
このあと、穴子と玉子焼で終了ということで、出てないネタは子持ち槍烏賊、赤貝、ミル貝、青柳、北寄貝、鮃の昆布〆、鮃の縁側、青森の紫雲丹、大トロ、墨烏賊ということで…
・浅蜊汁 いいお出汁だあ。
・追加 鰤を一枚付で 食べ比べたくて無理言ってお願いしましたけど、鰤を食ってるぞー感はあるけど、食べやすさや旨味の感じ方から言ったら二枚付のが旨いなw 脂が乗ってるとしつこいし、握りにくい(形になりにくい)ので二枚付にしてるんだそう。無理言ってスンマセンでした!m(_ _)m
・追加 子持ち槍烏賊 間に山葵と柚子。ツメで。ねっとり〜!(゚д゚)ウマ〜!
・穴子 久々に塩で。穴子の風味を美味く引き出して、これ抜群に旨い!
・玉子焼 正統派の玉子焼。うまーい。
今日気付いたけど、カウンターがけっこう傾いてるのね。高さも標準より高めに設計してて、そこら辺もお寿司を見栄えよく楽しめる工夫だそうです。
で、ニ番手さんですが、まだお若そうな背の高い男性でした。前は厨房担当だったのかな?お見かけしたことえりそうな。まだ数ヶ月ってことで、客あしらいとかはこれからですね。そのためか、個室は閉めてるそうです。
ビル地下1階
外観
外観
外観
内観
内観
カウンター
AUGUST BEER Pilsner 小瓶
茶碗蒸し
牡蠣の茶碗蒸し
牡蠣の茶碗蒸し
海老芋の衣かつぎ 白胡麻と唐墨
北海道野付の天然の帆立と大分の皮剥
肝醤油、山葵、醤油
三重県 而今 にごり
鱈の白子
墨烏賊の下足の粕漬け
奈良県 みむろ杉 木桶菩提酛
馬糞雲丹の塩煮と海苔の佃煮
鮟肝の甘辛煮と新政の貴醸酒「陽乃鳥」
太刀魚の塩焼
追加 数の子の味噌漬
追加 蛸の柔らか煮
杉田大将の切り付け
宮城県 伯楽星
ガリ、指拭き
小肌
鮃
鰆
滋賀県 松の司 みずき
春子鯛
ヅケ
杉田大将の握り
中トロ
閂
富山県 勝駒
車海老
鰤
蝦夷馬糞雲丹
福島県 飛露喜
椀物
浅蜊汁
ガリ追加
追加 鰤を一枚付で
追加 子持ち槍烏賊
アガリ
穴子(塩)
玉子焼
2024/03/01 更新
2023/10 訪問
卒業直前
この日も数日前にOMAKASEで偶然上がってた席を見付けてお伺いしたのですが、偶然、脇板の射場さんのラストツーデイズだったそうで。翌日を最後にすぎたを離れるそうです。なんでも、京都に戻って開業する予定なんだそうですが、まだ物件もこれからだそう。
ということで、頼れる弟子がいなくなったあと、来週からどうするか…と、荒れ気味の杉田大将のお寿司を堪能しましたw
・先付 銀杏
・お造り 松川鰈と皮剥
鰈はちり酢に浅葱で。皮剥は肝醤油で。松川鰈は身厚で弾力が凄い!皮剥も大ぶりで、肝醤油がまた美味しい!
・気仙沼の鰹のヅケ 福井の地芥子
獲れたのは襟裳岬だそう。しっとり脂も乗って美味しい!
・対馬の穴子の白焼
身厚で弾力がある穴子で美味いわぁ〜。いつも摘みの追加候補には挙がってたけど、初めて戴くことが出来ました。
・鱈の白子
出汁に浸けて柚子の皮をサッと。ほんのり味も付いてて、それでいて柔らかねっとり。旨い!!
白子を出汁で炊くのに、一度強火で熱した後、徐々に温度を下げて白子に味が染み渡り、さりとて固くならないよう大将が調節してるそう。まだ大将にしか見極められないということで、さすがですね。なお、出すときには熱はすっかり取れてます。
・鮟肝と筋子の味噌漬
鮟肝には新政の貴醸酒、陽乃鳥と。大将定番の酒が進む奴やあ!
・太刀魚の塩焼き
ふっくら柔らか。美味し~。塩加減がちょうどいいね。
ここでコースの摘みは終了で、まだ摘まみすか?握りに入りますか?お出しできる摘みは、ホタテの磯辺、北寄貝の生姜醤油焼き、数の子の味噌漬、下足の粕漬、雲丹の佃煮…ということで、
・追加 北寄貝の生姜醤油焼き
ウメー!味付け最高!北寄貝の外側のシャクっとさと内側のねっとり加減も残ってる。一味をサッと振ると更にいい感じに。
で、ここから握りに入ります。
・小肌 大将の(お弟子さんたちも含め)一貫目は必ず仕事を見せられる小肌から。皮が滑らか。身はしっかり浸かってて美味すぎる!!
・愛媛の真鯛 皮目が綺麗だなあ。やはり皮と身の間が旨いよなあ
・鰆 藁で燻して、ヅケに。間に地芥子。身は柔らかいけど、藁を燻した香りを付けて上手いこと処理してるなあ。
・春子鯛 間に山葵。酢橘を絞り塩で。上品な柔らかさ。
・赤身 薄く切り付けて二重にしてるけど、全然厚く感じない。むしろ軽やかで脂も乗ってる。旨い!
・中トロ 綺麗に脂が乗ってるなあ。身厚に切り付け。脂がきれいでうンまー!!
・鯵 間に山葵と浅葱。分厚!?脂もほどよく旨ッ!
・イクラ 生イクラかな?ねっとりプッツン!
・ミル貝 シャクっと柔らかく旨い!
・車海老 これも身厚!!しかも柔らか旨味たっぷりで美味しい!
・唐津の赤雲丹 濃厚美味すぎ!!
握りも穴子と玉子焼を残してこちらで終了。お腹は如何ですか?握りでまだ出してないネタは、白海老、北寄貝、青柳、煮蛤、大トロ、思いっ切り昆布〆した鮃、蝦夷馬糞雲丹…ということで、
・浅蜊のお椀 いい出汁出てるなあ。美味しい〜。
・追加 白海老 大将は、白海老は昆布〆しなくてもそのままのが旨いんじゃないだろうかと、殻を剥いたそのままの握りです。でも、白海老本来の甘味だけで旨い!!
・穴子 今回もツメでお願い。やっぱ美味いわあ。
・玉子焼 ふわふわ!安定の旨さ。
すぎたさんとのご縁が出来たのが去年お誘いをいただいてからなので、大将の脇にはずっと射場さんがいらしたのですが、ニューすぎたの様子も拝見したいので、また空きが見つけられるといいなぁ。あと、射場さんの握りも戴きたいですね。
ビル地下1階
ビル地下1階
外観
外観
内観
カウンター
AUGUST BEER Pilsner 小瓶
先付 銀杏
熊本 産土 うすにごり?(半合)
お造り 松川鰈と皮剥
肝醤油、ちり酢
京都 日日 玉栄(半合)
気仙沼の鰹のヅケ
対馬の穴子の白焼
鱈の白子
三重 而今(半合)
鮟肝、筋子の味噌漬、新政の貴醸酒「陽乃鳥」
筋子の味噌漬
鮟肝
新政の貴醸酒「陽乃鳥」
太刀魚の塩焼き
宮城 愛宕の松(半合)
追加 北寄貝の生姜醤油焼き
ガリ
小肌
愛媛の真鯛
鰆
富山 勝駒(半合)
春子鯛
赤身
中トロ
鯵
静岡 磯自慢 東条(半合)
イクラ
ミル貝
車海老
唐津の赤雲丹
茨城 森嶋(半合)
椀物
浅蜊のお椀
追加 白海老
穴子(ツメ)
アガリ
玉子焼
2023/11/09 更新
2023/08 訪問
大将もとうとう我々の仲間に!
先日、杉田大将は50の誕生日を迎えられたそうで、お弟子さんたちがいろいろ催してくれたそうです。五十路の仲間入りですね!w
・先付 枝豆
・蒸し鮑(千葉の黒鮑)
薄造りの鮑を半分に折って食べやすく。味付きなのでそのままで。美味しい〜。香りもいいなぁ。
・青森の鮃と愛知のミル貝
どちらも山葵と醤油で。塩してるので醤油は少しだけにして戴きます。
鮃ウメー!脂が乗って、夏にこんな旨い鮃を食べれるとは!?というか、冬の鮃より旨いのでは?!夏でも大きな青森では鮃が揚がってて、それは美味しいんだとか。
ミル貝は噛みしめるほど旨みが出て来て、こっちも美味しい!
・墨烏賊の下足の粕漬け
酒感がけっこう残ってて、酒が進むなあw
・生牡蠣(三重の岩牡蠣)
プリプリに膨らんでて、ミルク感たっぷりで美味しい!そこに杉田大将セレクトの吉田蔵が抜群に合う!ウメー!!
・鱒子の味噌漬と甘く炊いた鮟肝 鮟肝には新政の貴醸酒「陽乃鳥」を
鮟肝と貴醸酒にしてはすっきり味の陽乃鳥が抜群に合う!そして鱒子と吉田蔵もいいなぁ!
・太刀魚の塩焼
少し歯応えを残し気味の仕上げが美味しい。
「ここでコースの摘みは終了となります。もう少し摘まみますか?握りに入りますか?」ということで、あと出せる摘みは、帆立の磯辺焼、穴子の白焼、蛸の柔らか煮、雲丹の佃煮、数の子の味噌漬…
・追加 帆立の磯辺焼
付け焼きした帆立と海苔、抜群の相性だ!!
今回は追加は一品だけに留めて、ここから握りに入ります。
・新子三枚付 新子にしては身厚で旨みを感じる。
・小肌 ここで小肌かぁ。更に身厚で締め方も絶妙で、スゲー旨い!!
・新烏賊二枚付 このフレッシュ感、そしてねっとり感は最高だ!!
・鯛 噛むほどに旨味が!
・鰹 間に地芥子。美味しい鰹だなあ。旨味が凄い!地芥子も絶妙!
・春子 酢橘のあと塩を付けて。しっとりして柔らか〜。
・中トロ 程よい脂で美味しいねえ。
・鯵 間に葱と山葵。まずフォルムがキレイ!目で楽しんで、そして舌で味わって、旨い!!
・イクラ 自然な漬け方でこりゃ旨い!!
・車海老 半生と焼きの中間って感じの絶妙な火入れ。
・蝦夷馬糞雲丹(北海道室蘭の虎杖浜) 濃厚!
このあと、穴子とお椀、玉子焼で終り。握りで出てないのは、唐津の赤雲丹、煮蛤、北寄貝、ミル貝、金目鯛、ヅケ…ということで、
・追加 煮蛤 旨ッ!先に進んでた個室の方が頼んでたのを見て、旨そうだったんで頼んだけど、旨い!!
・お椀 浅蜊のお椀
・穴子 今回こそ煮ツメで!w ねっとり煮られた穴子とツメが絶妙で旨いなあ!
・玉子焼 正統派の玉子焼で、こういう玉子焼を戴くと、何かホッとする。
前回お伺いしたとき、お店の方が仰ってたんですが、OMAKASEでの予約への移行と同時に、一度繋がりが出来ると、OMAKASEで次の予約を取れやすくなるようです。お弟子さんの橋本さんのところと一緒ですね。ただ、直近の、数少ない枠であることに変わりありませんが。
ということで、夜に訪問するのは初めてだったんですが、これまでと同じく大将や二番さんと会話を楽しみつつ、美味しい摘みに握りを戴きました。
ただ、次の方たちのこともあるので摘みも握りも追加は一つずつに留めました。ここら辺、一回転のみの昼のが長居出来るのかな…って、大将始めお店の方の賄いの時間もあるんで、あまり長居しちゃいけませんよね?w
ビル地下1階
外観
外観
外観
内観
内観
内観
カウンター
AUGUST BEER Pilsner 小瓶
先付 枝豆
蒸し鮑(千葉の黒鮑)
新潟 鄙願
醤油、山葵
青森の鮃と愛知のミル貝
墨烏賊の下足の粕漬け
石川 吉田蔵
生牡蠣(三重の岩牡蠣)
鱒子の味噌漬、甘く炊いた鮟肝、新政の貴醸酒「陽乃鳥」
鱒子の味噌漬
甘く炊いた鮟肝
新政の貴醸酒「陽乃鳥」
太刀魚の塩焼
追加 帆立の磯辺焼
ガリ
三重 みむろ杉
新子三枚付
小肌
新烏賊二枚付
兵庫 白鶴錦
鯛
鰹
春子
中トロ
宮城 伯楽星
鯵
イクラ
車海老
福島 飛露喜
蝦夷馬糞雲丹
お椀
浅蜊のお椀
追加 煮蛤
アガリ
穴子
玉子焼
営業時間のお知らせ
2023/08/09 更新
2023/06 訪問
まさかの再訪!?
訪問する数日前、OMAkASEにて日曜の昼の席で空いてる席がまだ取れる状態に遭遇!?一二度、先に確保されてしまいましたが、いずれも放棄されてラッキーにも予約画面へ?!
ということで、二度目のすぎたさんのお寿司です。
去年初めて伺ったとき、帰りにキャンセル待ちをお願いして、一度お電話をいただいたんですが、ちょうど旅行に向かう途中だったので断念。それで、二度目はもうないかなぁ…と諦めてたところだったので、正に望外の喜びとはこのこと。
・水雲酢
きめの細い水雲で、この前他所で戴いた絹水雲かな?美味し。
・愛知の障泥烏賊、青森の鮃
障泥烏賊は生姜醤油で、鮃は山葵醤油がお薦め。障泥烏賊には表裏に細かく刻みを入れて、生姜醤油で烏賊ソーメンのようにさっぱりと。鮃は縁側も付いてて、脂が乗ってて旨いなぁ。
・メヒカリの粕漬け
このメヒカリ、味がよく染みてて旨ッ!
・島根県の岩牡蠣
この岩牡蠣、デカッ!半分にカットした岩牡蠣を口いっぱいに頬ぼって噛み締めると、ミルキーで旨ッ!!
・穴子の茶碗蒸し
前回も茶碗蒸しは穴子でしたね。定番なのかな?いいお味だあ。穴子も旨い!
・鱒子の味噌漬、鮟肝と胡瓜の奈良漬
新政の貴醸酒も出て来て、鮟肝と一緒に戴きましょう。きた川さんで戴いたけど新政の貴醸酒、美味いんだよなぁ。鮟肝と奈良漬は四谷の某すしの匠で有名ですが、瓜だとそのまんまなんで胡瓜の奈良漬と合わせたとかw 胡瓜の奈良漬って初めてだけど、さっぱりした感じもあって旨いね。鱒子の味噌漬とともに酒が進む進むwww
・太刀魚
ほんのり塩加減で、太刀魚の旨味が引き出されて美味しい。
コースのつまみはここまでで、ここで杉田さんならではの、握りに入りますか?まだ摘まみますか?と。
もちろんまだ摘まみます!w
この日出せるつまみはあと、帆立の磯辺焼、蛸の柔らか煮、穴子の白焼、数の子の味噌漬、蛍烏賊の味噌漬、雲丹の味噌漬、鰹のヅケ…ということで、
・追加 蛸の柔らか煮
歯応えを残してるタイプですね。
・追加 数の子の味噌漬
こちらも味がよく染みてて、でもコリコリ食感はそのままで、旨い!!
そしていよいよ杉田大将の握りに入ります。
・小肌 柔らかくて旨味があって、ここまで美味しいと感じる小肌って、他にないなあ。
・鯛 他所とどこがどう違うんだろう?仕込みの差なんだろうけど、やっぱ旨いんだよなあ。
・縞鯵 コリコリっとした食感で、身と皮目の対比も素晴らしく、恐らく、握り方や置き方でも舌に当たる食感を考えてるんだろうなあ。素晴らしい!!
・桜鱒 間に芥子 和芥子が合うなあ。脂が乗ってて旨い!!
・春子 山葵を挟んで酢橘のあと塩
・青森三厩の大トロ 間に山葵と一緒に塩をホンの少し付けて(上に煮切りも) ホンのちょっとの塩が旨味を増幅してる。もともと鮪は背だけ使ってて、時代の要請で腹側も出すようにしたけど、ウチのシャリでは塩加減が弱いので、足すようにしたそう。なるほど〜。
・鯵 山葵と葱を間に これもフォルムからして素晴らしい!旨い!!
・石川七尾のトリ貝 程よく火を入れて、生っぽいけど甘味を出して、美味しい〜!
・金目鯛 皮目を炙り、上に地芥子 芳ばしくて旨味たっぷりで美味しい!
・車海老 甘味があって、程よいシャキっと感。
汁物の味見もするんだ!?味が濃いと二回NG?!
・利尻の蝦夷馬糞雲丹 濃厚で旨ッ!
・浅蜊の汁物 いいお出汁。浅蜊も美味し。
このあと穴子と玉子焼で〆ということで、握りの追加は…出てないのは煮蛤、蝦蛄、北寄貝、ミル貝、イサキ、鮪ヅケ、強く〆た鮃、唐津の赤雲丹。あと、巻物は干瓢などなど出来るというなかで、小肌巻き?
ということで、
・追加 北海道小樽の蝦蛄の漬け込み ウメー!醤油、味醂等で漬けたそうだけど、ちょうど良いお味で美味しいなあ。
・追加 ミル貝 シャキッとして旨味もあって、美味しい!
・追加 赤雲丹 のう!こう!ぎゅう!にゅう!w
コースの穴子は提供する前にツメか塩か聞かれます。
・穴子 塩で 美味い!けど、前回と同じだった!シマッタ!w
・追加 小肌巻(一本)
こちらは二番さんによるもの。海苔にシャリ、大葉に白胡麻に生姜、小肌の巻物。橋本さんが修行してた日本橋橘町 都寿司時代にはなかった巻物らしい。
おつまみに出てくる青物の巻物と違って、シャリが入ってることでより巻物らしくなってるね。
・玉子焼 芝海老の効いた伝統的な玉子焼です。
二番さんによると、毎日昼もやってるので電話対応が難しくなって来て、キャンセル待ちや個室の電話受付を止めて、OMAKASEからにしたそう。今回の予約で繋がりが出来たので、予約を捕れそうになるというけど、どうだろう?もし、また来れたら、次は穴子をツメで戴くぞ!w
それにしてもちょっと食べ過ぎ&飲み過ぎたあ。追加がおつまみ2品と巻物1本は前回と変わらないものの、握りを3貫(前回は1貫)頼んで、お酒もビールに、日本酒半合を10杯で五合頼んじゃって、お会計が諭吉7枚近くになっちゃった!?(^^;
ちなみに、時間も3時間半以上となってしましたが、楽しいお食事でした。
ビル地下1階
外観
外観
外観
外観
内観
カウンター
キリン一番搾り 小瓶
水雲酢
水雲酢
生姜醤油、山葵、醤油
愛知の障泥烏賊、青森の鮃
奈良 みむろ杉 夏純
メヒカリの粕漬け
島根県隠岐島の岩牡蠣
石川 吉田蔵
茶碗蒸し
穴子の茶碗蒸し
穴子の茶碗蒸し
広島 UGO
秋田 新政 貴醸酒、鱒子の味噌漬、鮟肝と胡瓜の奈良漬
太刀魚
京都 日日
追加 蛸の柔らか煮
追加 数の子の味噌漬
ガリ、指拭き用のおしぼり
新潟 雅樂代
小肌
鯛
新潟 山城屋
縞鯵
桜鱒
春子
富山 勝駒
青森三厩の大トロ
鯵
石川七尾のトリ貝
福島 飛露喜
金目鯛
車海老
兵庫 播州一献
利尻の蝦夷馬糞雲丹
汁物
浅蜊汁
追加 北海道小樽の蝦蛄の漬け込み
追加 ミル貝
追加 赤雲丹
山形 上喜元
穴子 塩で
追加 小肌巻(一本)
玉子焼
アガリ
2023/06/15 更新
2022/02 訪問
念願だった杉田さんのお寿司!!
食べログで相互フォローいただいてる方からのお誘いで初すぎたです!!ありがたや。ありがたや。
一昨年まで10年ほどお店のすぐ近所にオフィスがあって、行きたいとは思いつつも電話を掛けても通じず…って感じで殆ど諦めかけてたところ、コロナ禍の最初の緊急事態宣言を受けてお店を休まざるを得なくなった折、バラちらしや太巻きのテイクアウトを始められたので、そちらを戴きはしましたが、やはりお店で大将の握り鮨を戴きたいと思ってたところ、ようやくお伺いすることが出来ました。
ちょっと自分語りになりますが、社会人になって茅場町で働くことになり、先輩に連れられてお昼に出たりしましたが、そのルーティンの中に蛎殻町の都寿司も入ってました。その頃ちょうど杉田さんが都寿司に入社して、修業してた時代とも重なるんで、きっとお見掛けしたこともあるんじゃなかろうか…と、思い出に浸りつつ、お店に向かいました。(そんな話を大将にしたら、入って3年ぐらいは自転車でこの辺りを出前して回ってたそうです。)
お誘い戴いたのはお昼の営業。まん防中なので夜の二回転目は止め、昼と夜の一回転ずつにしてるそうです。
開始時間である正午丁度にのれんが掛かって入店。カウンターはコの字というか、直線の両先端が緩やかに内側に曲がった形となってます。半円とも違いますが、直線のカウンターよりはこちらの方が端の方との距離が近いので、握りなんか出しやすそうですね。
そのカウンターのど真ん中の一席を案内されて、目の前には俎板が!?大将の正面じゃん?!ドキ!ドキ!緊張する~w
因みに個室は、カウンター内はのれんで区切ってるだけで、カウンター内で大将が握ったものを寿司下駄に乗せて、お弟子さんが運ぶスタイル。そしてたまに大将が顔を出す形で、合理的な造りですね。
さて、まずは飲み物を尋ねられますので、まずはビールをと返すと、キリンの一番搾りと、アウグスビール(AUGUST BEER)という御殿場で造ってるクラフトビール(会社は東京)の用意があって、アウグスビールは大将お気に入りってことなので、そちらをお願い。すると、小瓶と中瓶があるというので、このあとお酒も頼みたいので小瓶をお願い。
といったやり取りをしてる内に大将が登場。最初に挨拶と苦手なものがないかの質問のあと、「おつまみから入って握りとなるおまかせコースでよろしかったでしょうか?」と確認されてからスタートです。
・先付 ひろっこのお浸し
ひろっこは浅葱(あさつき)の新芽だそう。初めて聞いたし、知った。
若芽らしく爽やかな風味だけど、ちょっと韭のような香りもあって、葱だと分かります。
・穴子の茶碗蒸し
穴子が軽い食感に仕上げられてて、玉地とも合って美味しい。
・北海道野付の天然帆立と神奈川県?の鮍
分厚い帆立!?少し塩をしてるそうですが、味が付くほどでもないので山葵醤油で。
鮍は(もっと細かい産地を言われてたが忘れたw)肝醤油で戴きますが、肝はぶつ切りで醤油皿に落としてる形なので、身に箸で肝を乗せて(あるいは巻いて)戴きます。定番ではあるけど、やっぱ美味いなぁ。
・舞鶴の鰹
少し塩してヅケにしてます。上には福井の地芥子がチョンと乗ってますが、これがよく合う。
・鱈の白子
冷たい出汁でシンプルに戴きます。柚子の皮を削って香りがいい。
・蛸の柔らか煮
少し固めで、味付けもさっぱりな仕上げです。
・生牡蠣
紅葉おろしと出汁と絶妙に合わさって、美味い!!
・太刀魚の焼き物
柔らかく焼き上がって、塩梅もちょうどよく美味し。
皆さんのレビューを拝見して知ってはいましたが、こちらでは、ここでもう少し摘むか握りに入るか聞かれます。その間、追加してない方は握りに入るまで待たされるですが、申し訳ないと思いつつ、どんなものがあるか聞いた中から酒の肴を二品追加w
・追加 雲丹の佃煮
お隣の方がつまみの中に苦手なものがあったので、代わりに出されたのを見て美味しそうだったので注文。雲丹の佃煮って初めて。瓶詰でよく見る塩雲丹なんかよりこっちのが美味しい。これは酒が進むなぁ。危険すぎるw
・追加 墨烏賊の下足の粕漬
烏賊の粕漬は人形町の魚久で戴いたことあるけど、各種魚に負けないぐらい美味しいんだよね。新烏賊だともっと柔らかくて美味しいと思うけど、勿体ないかw
他に鮟肝、〆鯖の巻物などがありました。
で、皆さんに追加のつまみが行き渡り、食べ終わったところで、握りに入ります。
・小肌 いい締め具合。
こちらも予習で知ってましたが、杉田さんは小肌から握り始めるんですよね。杉田大将の握りは、ド素人が言うのもおこがましいですが、シャリが固くもなく柔らかくもなく、酸味も程よく、口の中でホロッと崩れるが、それまではしっかりしてて、絶妙な握り加減、味加減でさすが名人って域!
また、付け台の高さがちょうどいいんですよね。握りを付け台に置くと、ネタの重みでシャリの中の空気が抜け、ネタがゆっくり沈んで行く様を目の前で鑑賞することが出来ます。話には聞いてましたが、普通はもう少し低い位置に付け台があるので、気付かないんですよね。これはいい経験でした。
・墨烏賊 酢橘と塩で。東京湾の墨烏賊って仰ってましたかね。少し寝かせてるそうです。ねっとりもあり、コリッともしてて美味しい。
・閂 山葵に生姜と浅葱。閂だけあって大きな細魚。見た目透明だけど、確かな旨味がある。
・鰆 地芥子。先週の金曜に仕入れた鰆。旨味が十分引き出された鰆で美味しい。
・春子鯛 軽く昆布〆。酢橘と塩で。厚みを感じさせる旨味でこれは美味しいなあ。ネタが静かにゆっくり降りてく姿が見事で、大将も見惚れる出来の握りでしたw
・中トロ どちらかというと、さっぱりした中トロでした。
・大トロ 山葵に塩。伊豆大島の鮪だそう。脂が多いので塩もしてるそうです。確かに塩が脂の甘味も引き立てて美味しい。
・北寄貝 シャクシャク。甘味があって美味しいなあ。
・子持ち槍烏賊 山葵とツメで。印籠詰めなどでは戴いたことあるけど、子持ちで握りは初めてかも。食感が楽しい。
・車海老 ぬるくはなってたけど、絶妙な甘みの引き出し具合で美味しい。
・蝦夷馬糞雲丹 軍艦巻ではなく握りで。シャリに合ってて美味い!
ここで追加を聞かれます。出してないネタは、金目鯛、煮蛤、ヅケ、平目の昆布〆(強めに締めてる)ほか巻物各種ということなので…
・お椀 浅蜊のお出汁。いいお出汁。ほっこり。
・追加 煮蛤 フォルムが綺麗。シャクシャク食感で、甘いツメともあって旨い!
・穴子 ツメか塩か聞かれるので塩でお願いしました。2枚づけなんですね。仕上げに柚子の皮を落として。穴子の味がダイレクトに来て、これは旨ッ!!
・追加 干瓢巻(サビ抜きで) 二番手の女性による巻物です。都寿司譲りの干瓢だけあって、味濃く染みてます。醤油なぞ要らんね。
・玉子焼 芝海老のすり身を混ぜた江戸前伝統の玉子焼。卵と絶妙なバランスで美味し。
以上でおまかせコースの終了です。つまみも握りも追加をお願いして、昼間っからお酒もバカバカ戴いちゃったんで、けっこうな金額になっちゃいましたが、節度を守られた偉いお方は3万円台で収まるようなので、非常に良心的だと思います。
杉田大将は話も面白く、お客さんのあしらいも上手い。かと言って馴れ馴れしい訳ではなく、言葉遣いは丁寧で、かと言って慇懃なだけでもなく、洒落が聞いてて噺家さんのようで楽しいお方でした。
但し、今時のキメ顔でポーズを付けるのは嫌いらしく、弟子がそのような写真を撮られてたら、破門だ!とw
あと、仕事をしたネタは、カウンター下にしゃがんでお客さんに見えないように試食されてたのが印象的でした。
何の出汁だったかな?お弟子さんが厨房から持って来た小皿を食した際、「美味しいよ。これ」って褒められてたのも好印象。ただ「うん」って言う人が多いけど、虎白の小泉さんもそうだったけど、褒めるときは褒めてあげた方がいいよね。本人は、褒めるのは2割ぐらいで、あとは怒鳴ってばっかりって冗談めかしてたけどw
なお、その場での予約は受付けてませんが、キャセル待ちは受付けてるということで、お願いしておきましたが、またお伺いできるといいなぁ。
ビル地下1階
外観
外観
外観
外観
外観
外観
外観
内観
内観
AUGUST BEER Pilsner 小瓶
先付 ひろっこ(浅葱の新芽)のお浸し
茶碗蒸し
穴子の茶碗蒸し
青森 田酒
北海道野付の天然帆立と神奈川?の鮍
鮍の肝醤油と山葵、醤油
帆立は山葵醤油で
鮍は肝醤油で
舞鶴の鰹 福井の地芥子を乗せて
三重 而今 にごり
鱈の白子 出汁でシンプルに
蛸の柔らか煮
生牡蠣
石川 吉田蔵
太刀魚
追加 雲丹の佃煮
追加 墨烏賊の下足の粕漬
ガリ
奈良 みむろ杉 特別純米
小肌
墨烏賊
閂
鰆
岐阜 醴泉
春子鯛
中トロ
大トロ
北寄貝
子持ち槍烏賊
宮城 伯楽星
車海老
蝦夷馬糞雲丹
汁物
浅蜊のお出汁
追加 煮蛤
穴子(塩で)
追加 干瓢巻(一本)
アガリ
玉子焼
アガリ
2022/02/11 更新
2020/06 訪問
日本橋蛎殻町すぎたのばらちらし
(3ヶ月半ほど遡っての投稿です。)
言わずと知れた現在、寿司屋、いや全ての食事処の中でもNo.1との評価も高い日本橋蛎殻町すぎたが、テイクアウトで販売していたばらちらし。
職場がすぐ近くなので一度は行きたいと思いつつ、とても予約を取れる気がしなくて諦めてたところ、コロナ禍で営業を自粛する代わりにテイクアウトを始めたので、早速購入させて戴きました。
この前に、生ばらちらしに太巻きも戴いていて、これで3品目となりますが、こちらは煮蛤や小肌、茹で蛸、干瓢、椎茸など鮮魚ではなく江戸前の仕事をした食材のみによる伝統的なちらしです。
店内では通常営業が始まってましたね。羨ましい…。
2020/10/12 更新
焼津から静岡経由で新幹線で東京へ。そして、日本橋蛎殻町まで直行です!!w
ということで、今年初営業以来のすぎたさんです。もともと超予約困難店のすぎたさんですが、今年に入って更に予約を取りにくくなってるような。そんな中、OMAKASEでの予約経験者向けに席が開放される機会があって、9ヶ月ぶりに訪問が適いました。
本日は一回転目なのですが、果たして二回転目の開始時間までに終わるでしょうか?w
・先付 銀杏
柔らかねっとり。
・愛知のミル貝と北海道苫小牧の松皮鰈
山葵と醤油で。コリコリ歯応えあるミル貝とねっとり松皮鰈。縁側は脂が乗ってるね。
・愛媛の鰹のヅケ
福井の地芥子で。おー、これは脂が乗って旨い!味付けも抜群だ!!
・宮城県石巻の生牡蠣
クリーミーで美味しい!吉田蔵と合う!!
・穴子の茶碗蒸し
日本橋の穴子専門店「玉ゐ」に「う巻き」ならぬ「あ巻き」ってあるけど、穴子に卵も合うよね。美味しい~。
・珍味セット
・鮟肝の煮込みと胡瓜の奈良漬
・筋子の味噌漬
・新政の貴醸酒「陽乃鳥」(鮟肝用)
いつもどおりお酒が進み過ぎるセット!陽乃鳥は貴醸酒にしてはあっさりしてて、鮟肝に合うのよねぇ。
・エボ鯛の塩焼き
皮はパリッと、身はしっかり焼かれて美味い。
まだ摘みますか?握りますか?摘みで出してないのは、帆立の磯辺焼き、穴子の白焼き、北寄貝生姜醤油焼き、数の子味噌漬け、下足の粕漬け…だけど、昼に食い過ぎたので、このあとの握りが食べれなくなるのは嫌だったんで、自分は断念。
ここから握りに入ります。
・小肌 一年ぶりの小肌!やっぱ美味いなあ〜。
自分が食べられなかったのは、正月明け早々で漁がなかっただけだけど、今年はいい小肌が出回らない時期があって、例年以上に出せない日が多かったそうです。小肌とか、ほぼいつでも食べられると思ってたけど、今後がますます不安だなあ…。
・墨烏賊 新烏賊よりやや大きいぐらいので、サクッとした歯切れが嬉しい。
・明石の真鯛 うん。これは美味いや。
・縞鯵 高知の定置だそうだけど、美味い縞鯵だ!
・鮪 血合いぎし すっきりした脂。
・トロ こっちは真逆で脂がウメー!
・小鰯 間に山葵と葱。これは味があるな!美味い!
・鰆のヅケ 間に和芥子。漬け方が美味いなあ。皮を引いて、皮目を炙るとかなく、これだけ美味い鰆は凄い!
・春子鯛 酢橘→塩で。身がしっかり締まってて、香りがあって
・車海老 シャキッと美味い!
・馬糞雲丹 馬糞とか赤雲丹って、海苔の香りと喧嘩してるように感じるときもあるので、握りのが好き。
・お椀 貝のお出汁ですね。いいお出汁だ。美味し。
あとは穴子と玉子焼ということで、出てないネタは真魚鰹、甘鯛、小柱、赤身、ミル貝、北寄貝、愛媛の赤雲丹(今年最後)、ナカズミ…も、
・穴子 煮詰めで。穴子の旨味がしっかり感じられる穴子で美味しい〜!
・玉子焼 海老の風味がする、ふんわしつつも、しっとりした江戸前の玉子焼。美味しい〜。
今日は摘みを追加された人も1、2個追加するだけだったので、二回転目の開始になんとかギリギリ間に合った? いや、見てないけど、後片付けとかあるから間に合ってないか?w
ところで、大和さんの後の二番手を引き継ぎ、地元の京都で独立すべく2年前に杉田さんの下を巣立った射場智紗紀さんが、ついに来月、御所の南で開業することになったそうです!
初日には大将も招待されたそうですが、まずはこじんまりとスタートしたいとのこと。でも、一度はお伺いしたものですね。