3回
2024/10 訪問
秋の味覚を堪能!人気急上昇中のお店
地下鉄人形町駅近くのビル7階にある「柳燕」さん。
店名の「柳」は師匠のお名前から、「燕」は古今和歌集の「柳に燕」に由来しているそうです。
最近人気急上昇中のお店のため、数カ月先でないと予約が取れない時期もあります。
店内は一枚板で作られたカウンター8席。青森県出身の店主さんは独立前に「つきぢ田村」で仕事をされていました。
若い店主さんは、自分が作った美味しいものを食べてもらうことが嬉しくてたまらない様子で、いただく方も気持ちが和みます。
完全予約制で一コース(税込27000円)のみですが、苦手な食材などはしっかり聞いてくれます。
◇雲子の茶碗蒸し
◇愛媛産シロアマダイと青森産松茸のお椀
◇長崎産クエとまぐろの刺身
◇根室産いくらと祖父江産銀杏のいむし
◇鹿児島産和牛のすね肉と蓮根の黒酢
◇青森産北寄貝・水菜・菊の温物
◇きんきの炭火焼きの煮付け
◇津軽産鴨を白湯スープでシャブシャブ
青森の麺を使った白湯スープラーメン
◇南魚沼産雪椿の土鍋ご飯
◇笠間産栗のモンブランと塩アイスクリーム
茶碗蒸しは鱈の白子をベースに北海道のゆり根が具材でした。やさしい味わいとほっこりとしたゆり根の食感が胃袋を落ち着かせてくれました。
お椀は松茸の香りが秋を感じさせてくれました。アカアマダイやキアマダイを食べることが多いですが、今回は高級魚とされるシロアマダイをいただきました。肉厚で旨みがあり、ほんのりと甘みを感じました。
刺身はあえて醤油を使わずにあん肝ポン酢・塩・海苔の佃煮・ワサビを使っていただきました。クエとあん肝ポン酢が絶妙の相性でした。まぐろも脂がのっているので塩で食べると旨い!
いむしは、いくらの鮮度が良く、大粒でもっちりとした食感の銀杏に存在感がありました。
温物はお浸しをあえて温めて提供されました。北寄貝は低温で炒めてありましたので、歯切れの良さを強く感じました。
鴨はかくし包丁されているので、軽くスープにくぐらせるだけで肉のかたさを感じることなく、旨みたっぷりで美味しかったです。
ラーメンは青森から取り寄せた麺が白湯スープにとても馴染んでいました。
雪椿の土鍋ご飯は粒が立っており、艶があり、粘りもありました。そのまま食べてもとても甘みを感じました。ご飯にしぐれ煮と黄身をのせてのすき焼き風も絶品。残ったご飯はおにぎりにしてもらいましたが、冷めても美味しかったです。
デザートはモンブランの甘さとアイスクリームの塩みの対照的な味わいを愉しみました。
今回も大満足でした。美味しいものをいただけたことに感謝です。
青森産松茸
津軽産鴨肉
きんきの炭火焼きの煮付け
津軽産鴨のしゃぶしゃぶ
愛媛産シロアマダイと青森産松茸のお椀
すき焼き風ご飯
根室産いくらと祖父江産銀杏のいむし
青森産北寄貝・水菜・菊の温物
鹿児島産和牛のすね肉と蓮根の黒酢
長崎産クエとまぐろの刺身
笠間産栗のモンブランと塩アイスクリーム
しぐれ煮・イワシの甘露煮など
南魚沼産雪椿の土鍋ご飯
青森の麺を使った白湯スープラーメン
雲子の茶碗蒸し
長崎産クエとまぐろの刺身
外看板
2024/10/08 更新
2024/05 訪問
「ばちこ」に感動!若い店主の発想豊かな日本料理
地下鉄人形町駅近くのビル7階にある「柳燕」さん。
店名の「柳」は師匠のお名前から、「燕」は古今和歌集の「柳に燕」に由来しているそうです。
17時オープンの一斉スタートと思って伺ったところ勘違いで、遅い場合は21時スタートもあるとのこと。
他の2組は19時予約だったため、2時間貸切状態でした。店主さんやスタッフさんといろいろお話ができてとても楽しかったです。
店主さんは「つきぢ田村」で仕事をされていたこともあるため、築地の話で盛り上がりました。
店内は一枚板で作られたカウンター8席。
完全予約制で一コース(税込25000円)のみですが、苦手な食材などはしっかり聞いてくれます。
◇青森産むらさきウニと那須塩原産トロなす
◇青森産まぐろといぶりがっこの海苔巻き
◇2種類の海老の真薯とばちこのお椀
◇イサキとヒラメのお刺身
◇白鯛の松風焼き すぐきのタルタルソースかけ
◇太刀魚の炭火焼き おから
◇十勝産いけだ赤牛のしゃぶしゃぶ
◇淡路産ハモの鍋
◇炭火焼きうなぎと長ひじきの土鍋ご飯
◇アイスクリーム カシスソースかけ
お酒は芋焼酎「小牧」を飲んだ後、日本酒をペアリングでいただきました。
店主さんが青森県のご出身(お父さまは青森市内で飲食店を経営)とあって、地元の食材が多く使われていました。
初めて「ばちこ」を食べました。ばちことは、なまこの卵巣に塩をして手作業で干しあげる高級珍味。 三味線のバチに形が似ていることから、その名がついたそうです。
塩みが美味すぎる!日本酒に合いすぎる!
お刺身は肝醤油・塩・わさび醤油でいただきましたが、肝醤油の肝の量がかなり多かったため、肝と日本酒でチビチビ。
京漬物のを使ったタルタルソースは、遊び心もあって愉しい逸品でした。
冷製牛のしゃぶしゃぶは、正に口の中でスッとなくなる感じでした。とろみと酸味があるスープが美味しい!
ハモは出始めなので骨がやわらかく、最高の鍋でした。
じっくり炭で焼かれたうなぎは、長ひじきと相性抜群でした。残った土鍋ご飯は持ち帰りさせてもらいました。
若い店主のお店ですが、客の迎え方、スタッフ間の連携、会計の案内など細部に気配りが感じられ、心地良い過ごすことができました。
献立は毎月全面入れ替えとのことなので、来月にも早速伺いたい気分です。
とかち赤牛のしゃぶしゃぶ
海老真薯とばちこのお椀
炭火焼きうなぎと長ひじきの土鍋ご飯
淡路産ハモの鍋
内観
むらさきウニとトロなす
イサキとヒラメのお刺身
まぐろといぶりがっこの海苔巻き
太刀魚炭火焼き
外看板
お持ち帰りご飯
2024/05/28 更新
地下鉄人形町近くのビル7階にある「柳燕」さん。
一枚板のカウンターのみ8席のお店です。
青森県出身の若くて気さくな大将は、つきぢ田村から独立して5年でミシュラン1つ星を獲得。
〈本日の献立〉
・熊本県産なすびと淡路産赤うに
・青森産あん肝のいむし
・青森産松茸・舞茸・淡路産白甘鯛の土瓶蒸し
・島根産剣先イカの刺身
・勝浦産カツオ 黒酢と揚げた茗荷すりながしで
・秋刀魚となめたけ
・佐賀牛シャトーブリアンのカツ
・松茸とりんごゼリー
・厚岸産マグロのねぎま鍋
・根室産秋鮭土鍋ご飯 いくら
・モンブランアイス
なすびは白味噌仕立てでいただきました。この時期に濃厚な味わいになる赤うにが添えられていました。
あん肝も濃厚。ひらめがアクセントになっていました。
土瓶蒸しの松茸は、大将が目の前でカット。カサが開いた雲南省産松茸は出汁に使うこだわりよう。シャモの食感も秀逸。
剣先イカは驚く甘さと柔らかさ。すだちがイカの旨みを最大限に引き出していました。
カツオは脂ののり具合を加味して黒酢と揚げた茗荷のすり流しでいただきました。すり流しは発想がすごい!
カツは八丁味噌と塩わさびで。肉の柔らかさと薄い衣のサクッと感に言葉を失いました。
出汁が美味しいねぎま鍋のマグロは3切でしたが、九条ネギと合わせて食べごたえ十分でした。黒コショウはなくてはならない存在でした。
秋鮭の土鍋ご飯は最初の一杯はそのままで、二杯目はたっぷりとイクラをかけて親子丼に。背徳の美味しさ!
秋の味覚を堪能しました。美味しいものをいただけたことに感謝です。