tetsu295219さんが投稿した馳走西健一(静岡/焼津)の口コミ詳細

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馳走西健一西焼津/フレンチ、イノベーティブ

2

  • 夜の点数:4.7

      • 料理・味 -
      • |サービス -
      • |雰囲気 -
      • |CP -
      • |酒・ドリンク -
  • 昼の点数:4.7

      • 料理・味 -
      • |サービス -
      • |雰囲気 -
      • |CP -
      • |酒・ドリンク -
2回目

2025/02 訪問

  • 夜の点数:4.7

    • [ 料理・味-
    • | サービス-
    • | 雰囲気-
    • | CP-
    • | 酒・ドリンク-

誰かと食の時間を共有するということ ~ 一期一会といつもの安心 ~

ライブ型オープンキッチン
座席数は8席

自分の右隣に座るのはいつもの顔
彼女の発する「美味しい」が
いまや自分の生きがい

その他のメンバーは
いつものメンバーに加えて
はじめましてのメンバーも数名

「食す」を通じて
みなの口から感想や感嘆がこぼれる

その「言葉」「表現」はみなさまざま

でも根源にある「美味しい」「嬉しい」「楽しい」の気持ちは一緒

その思いを共有することが自分の人生を豊かにする
大切な人が笑顔になることが自分の人生を豊かにする

食によって湧き上がってくる思いは自分の感性にしたがった個別感情
笑顔を共有し、感想に刺激を受け、喜びが増幅するのは「人と食を共にする」ことのだいご味

”うましうましとひとりごち” もよし
でも
”うましうましと囲炉裏めし” もよし

「西健一」でみなと「食す」と
食の振動がなりびく
自分の内なる世界で
ずっとずっと鳴り響く

この音波のような、波動のような
不思議な振動はなんだろう

これは
食が与える、生きることへの喜びなんだろう

生きることは食べること
食べることは、いまここで生きている真実を、歌うこと

そんな思いを実感できる「西健一」さんは
「人を生かす場所」

生を実感し、人生を濃くするために、またこの地を訪れたい


【本日のメニュー】(同行者さまより)

●エボ鯛フリット
糖度14度の掛川トマトのソースと
ペロコスの酢漬け
●泳がせの活〆鯵 カルパッチョ
山椒オイル ビネガー
レッドオニオン、菜の花、紫キャベツと
●活〆鰆 コンフィ
富士宮ちぢみほうれん草のソテー、
ほうれん草ソース、蕪マリネ、大蒜の炭パウダー
●焼津かご漁のアカザエビ ソテー
味噌と卵のソース、アメリケーヌソース
ビーツのパウダー
●金目鯛 塩水でゆっくり火入れ
きたあかりピューレと濃厚な魚介ブイヤベース
●白甘鯛 鱗焼き
2種の榎、うすい豆、パセリと香草のバターソース
●太刀魚と玉ねぎ大葉のパイ
継ぎ足し作りのクリームソースにて
●鮑のもち麦リゾット
素揚げケール、フリーズドライの梅干
●焼津の桃薫による
苺とフロマージュブラン
●ほうじ茶アイス、珈琲

バレンタインの時期もあり、特別に準備してもらった
手作りのフロマージュ、ショコラのデザートが突き抜けて素晴らしい

願わくば
来年のこの時期に
また...

2025/04/08 更新

1回目

2023/04 訪問

  • 昼の点数:4.7

    • [ 料理・味-
    • | サービス-
    • | 雰囲気-
    • | CP-
    • | 酒・ドリンク-

突き抜ける感動 ~ プロの取組 ~

あこがれのお店に初訪問

広島の「馳走 啐啄一十」時代より、焼津の「サスエ前田魚店」とお付き合いがあり、
その目利きと鮮度にほれ込んでいたそうだが
プロとして究極の鮮度をもとめると、それはもう近所に店を構えるしかないと決意し、広島から移転

追求する熱量が突き抜けている

料理のジャンルとしてはフレンチに位置付けられるのかもしれないが
そんなジャンルにこだわることなく、ただシンプルに素材の旨味を最大限に引き出すという思いは
まさにプロの姿勢

コースの最初から最後まで、他店とは一線を画すような突き抜けた美味しさを感じる
これはもはや感動のレベル
シェフが求めているものが想像できないくらいにレベルが違う

お店作りも随所にこだわりが見受けられる
友人でもある建築コーディネーターさんと一緒に自身の思いを具現化

日本家屋の中に入れば幻想的な海中世界
昼間、中庭から陽光を感じるときは淡いブルーで浅瀬のイメージ
夜になり光が制限されたり、月明かりを感じる際には深く暗いブルーで深海をイメージする

立ち位置から天井を見上げた際に感じる光が映し出す陰影は、魚の影をイメージしているそう
まさに海中体験

カウンター座席の目の前の壁は、真っ白な世界地図を配した壁だが
ここでもやはり光の陰影により大きな物語を感じる
雄大な平面の広がりのみでなく、古代から近代までの時空的広がりまで感じるから不思議だ

店内の調度品も海や魚をイメージ
飾られた「最後の晩餐」も魚がモチーフになっているのが面白い

入り口やナプキンに印字されたロゴは「2」と「4」で「にし(西)」を表す
そんな遊び心も面白い

【本日のコース】
●花鯛のフリット
花鯛(チダイ)を揚げた上に自家製の唐墨と淡雪塩を添えた一品。
身がフワッフワッに仕上がり、最初から魅了される
●榊山牛の生ハム
年間500頭程しか飼育されず、シェフの故郷である広島でしか流通しておらず、県外で食べれるのはここだけ。
広島時代から愛してやまないお肉。
36ヶ月熟成のおかげで融点が低いのが特徴。
しつこくなく、それでいて、とけるような滑らかな口当たり
●鯵
つい先ほどまで泳いでいた駿河湾の鯵
身はパンパンで弾むような歯応え
異次元のレベル
●鰆のコンフィ
低温のオイルでゆっくりと煮て調理。魚の鮮度を生かし外側だけに火入れし、中はレアな状態
これが素材のよさと、それを最大限に引き出すシェフの妙技か
言葉が出ないほど美味しい
●黒ムツ
炭火焼きの醍醐味。スモークの香りがたまらない。春キャベツとの相性も抜群
甘みが一層増幅
●生しらすのパイ包み焼き
見ている段階で心わくわく。こちらのスペシャリテ。
朝取れの生しらすと玉ねぎを大葉で包んでパイ仕立てに。
ソースも秀逸。大葉もいい仕事しています
●榊山牛のサーロイン
口溶けが滑らかなでとても柔らかい。しつくさがなくてまるで赤身肉
でも肉の旨味をしっかり感じさせる優れもの
このお肉ヤバい
●桜海老のリゾット
旬の桜エビがもう美味しすぎる
さくっと火入れした桜エビは甘みがあって食感もよく、おつまみ、おやつにいくらでも食べれそう
もち麦と玄米を魚介の出汁で炊いたリゾット
美味しくないわけがない。そのリゾットに桜海老を散らした贅沢な一品。
●せとか、甘夏、パッションフルーツ
●ピスタチオのジェラート
最後のデザートまで最高、パッションフルーツの酸味、柑橘系の香りが程よく、
それを包み込む、白ワインジュレの食感も楽しい

もう芸術の領域に達しているんじゃないかと思えるほどの品々
魔法にかけられたような夢後心地の時間

ここは唯一無二の突き抜けた世界

2023/07/13 更新

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