3回
2016/11 訪問
うなぎ尽くし!
うなぎ定食 雪
小田原にはいくつか名のある鰻屋があるそうですが、こちらのうな和さんは土日祝日は予約必須で、天然うなぎしか扱わないというこだわり。
今回もきちんと予約して伺いました。
鰻と言えば、肝焼きが食べたいのですが、単品は扱っておらず、特重とうなぎ定食雪のみ。
前回は特重にしましたので今回は鰻フルコースの「雪」を予約しました。
先ず最初に骨煎餅が出てきます。
ビールによく合います。笑
そんな間に、肝煮、兜煮、肝焼きがやってきます。
肝煮は、あっさり目の醤油味で、モチモチ感とコリコリ感が残りつつも、柔らかく上品な仕上がりです。
兜煮は、生姜のきいた甘辛いタレでしっかりと煮込んであり、骨もまで一緒に食べられます。
肝焼きは、甘辛いタレと肝のほろ苦さがあいまって改めて美味しい食べ物であることを実感でします。
そんな間に出てきたのは白焼きと玉子焼き。
先ずは白焼き。
何も付けずに一口。
程よく脂がのった身は、口に入れた瞬間解けて崩れてしまうほどほわっほわな仕上がり。
余分な脂や臭みは一切無く、甘みが引き立った秀逸な逸品でした。
玉子焼きは、ネギを混ぜて焼いたものに甘辛のタレがかかっています。
ほんわり柔らかな口当たりと甘めのタレがよくあっていて、鰻尽くしの最中にあって、とても良い箸休めになります。
一点残念なのは付け合わせの山菜がおそらく出来合いの物のようで、これを乗せるならありきたりでも大根おろしか、無しでも良いかなと思いました。
そんなこんなしてますと、口直し的に出てきました鰻ざく。
これも鰻尽くしの醍醐味です。
おそらくは三杯酢かと思いますが、柔らか目の酸味ながらも、上に添えてある檸檬で清涼感を演出してます。
口の中の先程の白焼きの脂分をすうっと消してくれて、とても爽やかに頂けました。
一緒にきました山芋の細切りとミニトマトの小鉢も、さらに口の中をさっぱりとしてくれます。
いよいよ出てきましたのはお重とお椀、香の物。
先ずは丁寧にお重の蓋を開けると、ホワっと漂う香ばしい醤油の焦げた香り。
なんとも食欲をそそります。
お椀の方も丁寧に蓋を開けますと、三つ葉とお出汁の良い香りが立ち登ります。
早速お重にお箸を差し込み一口頬張ります。
香ばしいタレの香りが鼻を抜けます!
柔らかすぎて口の中で崩れてしまいます!
ご飯のほうもベタつくことなくタレが絡んでも丁度良い硬さ!
全身が旨い!と言ってます。
肝吸をすすりますと、肝のコクとほのかに香る山椒で口の中が一旦リセットされます。
鰻二口目は山椒をまぶしていただきます。
山椒の痺れが鰻の脂の甘さをより一層引き立ててくれます。
こうなるとしばらく止まりません。
ふと傍の香の物も、糠漬けの浅漬けのようで、野菜の歯ごたえと瑞々しさが残っているのがまたさっぱりしていて合います。
後はもう記憶にありません。笑
気がついたら全てが空になっていました。
意識が戻って来たのを見計らったのか、目の前には締めの柚子シャーベットがきてました。
サイズもちょうど良く、鰻の脂や全ての塩分を爽やかに消し去ってくれます。
あゝ諸行無常、、
また来ます、御馳走様でした。m(_ _)m
2018/01/20 更新
うな重 上 大盛り
鰻巻き
先ずは鰻巻き。
フワッと仕上がったたまごと、甘めのタレ、鰻が相まって、穏やかな気持ちにさせてくれる。
お待ちかね、うな重の登場。
箸を入れるとフワッと切れる。
醤油の効いたキリッとした辛めのタレがまた絶妙に絡んでいて、焦げる手前の焦げ感が食欲を増長させる。
食べ進めれば食べ進めるほど食欲が増す鰻重。
香の物も漬け過ぎていない野菜のシャッキリ感が、鰻の脂と相反してさっぱりいただける。
肝吸いも、薄い味付けながらしっかり出汁が効いていてこちらもサッパリいただける。
翌日まで余韻の残る鰻重。
何度訪れても唸るしかない旨さ。
ごちそうさまでした。