27回
2018/12 訪問
季節の素材と定番の絶妙な組み合わせ
2018年12月の夜です。
季節毎の神谷町通い。今回は冬の味覚を味わうために日比谷線神谷町駅に降り立ちました。
今年もミシュラン2つ星を維持した名店です。
今年は秋を逃してしまったのでそれを取り返すべく蟹を味わいに来ました。
いつもはご主人含めて3人いたはずですが、最近若い方が辞められてかなり忙しくなったとおっしゃっていました。
そんな中、調理場がよく見えるカウンター席でいただいかこの日のコースは以下のとおりです。
◇フカヒレの餡かけ 蓮芋と堀川牛蒡とともに
フカヒレだけではなく、堀川牛蒡、蓮芋と柔らかくしっかり餡の味が染み込む野菜が使われて美味しい。
◇ムカゴの胡麻餡かけと炙ったバチコ
クセがない零余子は胡麻みたいにはっきりした味の餡がよく合います。
炙ったバチコをむふふと笑いながらかじってお酒を楽しみました。
◇鯖棒寿し
季節を問わないおかもとさんの定番。これが大好きです。
◇香箱蟹
年末までの期間限定お楽しみ。キレイに盛られた身・内子・外子をつまみながらの日本酒も楽しいですね。
◇お椀 揚げた鰆(衣はあられ)の白味噌仕立て 人参 葛
旬の鰆を揚げるというのも珍しいと思いましたが、衣のあられのカリッとした歯ごたえと脂がのった鰆がプリッと柔らかくてなんとも言えない美味しさ。やっぱりこの時期の鰆は文句なく美味しい。
さらに白味噌仕立てが冬を感じさせるお椀でした。
◇唐墨蕎麦
これもおかもとさんの定番。細切り喉ごしの良い蕎麦に砕いた唐墨をふんだんにかけてあります。
いつ食べても絶品です。
◇たらば蟹 津居山
この日のメインディッシュの登場。この日は津居山港に揚がった蟹でした。
脚・爪・胴体と順番に炭火で焼いてもらって味わいました。
プリッとした弾力と噛みしめた時にじわっと広がる甘さが素晴らしかったです。
やっぱり欠かせない冬の味覚ですね。
◇蟹味噌甲羅焼き クワイのチップス
蟹味噌は甲羅焼きにしてクワイのチップスにのせていただきました。
これがまた絶品。甲羅焼きだけでも濃厚な味わいで美味しいのにクワイのチップスと一緒に味わうとさらに美味しい。
フレンチでパテをバゲットと一緒に味わうイメージ。
◇八寸 (茄子と辛味大根 天然舞茸と帆立の揚げ物 このわた 炊いて揚げた海老芋 白金豚ソーセージ 炙り明太子 干しホタルイカ 蘇 白和え)
この八寸もほぼ定番ですがお酒がどんどん進むものばかり。
◇鍋物 かぶらの桂むきと九条ネギ タラ白子
熱々の鍋は鱈の白子を溶いてそこに蕪と九条ネギ。蕪は桂むきにしてあって麺みたいにツルツルといけちゃいます。
それに溶けた白子が絡んで絶妙な塩梅。こう言う食べ方は初めて。
◇土鍋ご飯 天然舞茸と蟹 栗ご飯
贅沢に季節の味を3種類どーんと入れたご飯でした。蟹と栗というちょっと質の違う甘味がにじみ出たところに舞茸の香りと旨味が重なって美味しい。
◇甘味 レモンアイスと赤ワインでフランベしたキウイ
フランベして甘さが引き出されたキウイが印象的。
◇揚げわらびもち
毎回定番料理と季節物がしっかり組み合わされて美味しいコースになっています。
素材の使い方もおかもとさん独特の工夫見て取れるのも通って楽しいところ。
次はいつもなら花山椒のシーズンですが、その前に少しコースを変えるとおっしゃっていたのでまた来年春前に来ようと思います。
ごちそうさまでした。
2019/01/05 更新
2018/08 訪問
今宵も季節を堪能
2018年8月の昼です。
今日のお昼は神谷町です。日比谷線神谷町駅を降りてすぐ脇のビル地下一階に定期訪問しました。
いつもと変わらないカウンター内の眺めで、他のお店とは違い、焼き、揚げ、煮るなどほぼ全ての調理工程がカウンター席から見えるのが好きな理由でもあります。
◇蒸し雲丹に海老の出汁ジュレ掛け
雲丹の甘みと上品な海老の旨味がよく合います。
◇焼き太刀魚と白ずいき 胡麻酢かけ
胡麻酢のほんのりし酸味で脂が乗った太刀魚をさらに美味しくなっていました。
いつもこの酸味の使い方が絶妙だと思います。
◇鯖棒鮨
こちらは定番。
◇お椀 鱚の焼き霜 冬瓜 茄子
いい出汁でした。焼き霜にした鱚の脂が出汁に染み出すとさらに美味しい。
◇唐墨蕎麦
こちらも定番。いつ食べてもこのシャリっとした食感と唐墨の味は美味しい。もはや病みつきです。
◇鱧白焼き
白焼にした脂がのった鱧を叩いた梅干しと山葵でいただきました。
皮目はパリッと身はしっとりとした火の通りが絶妙。そして添えられた梅干しと山葵でいくらでお酒が進みます。
◇八寸 (自家製心太 トウモロコシかき揚げ 蘇 百合根胡麻和え 干し蛍烏賊 明太子炙り 白金豚のソーセージ)
いつもの蘇や明太子炙りの他にこの日は白金豚のソーセージも。
◇琵琶湖鮎の揚げ物 賀茂茄子の白味噌掛け
この日の鮎は揚げ物で。カリッと火が通った鮎は頭からバリッとかぶりつけるちょうどいい大きさ。後者は白味噌の上品な味が美味しい。本当茄子と味噌はよく合います。
◇土鍋ご飯 鱧
鱧のご飯はまず1膳目をそのままで。これは鱧の香りと味が染み込んだご飯を堪能。
2膳目以降は寿司酢を和えて酢飯にしていただきました。これも味が変わってメリハリがついて美味しい。
◇レモンアイス
◇わらび餅
今回も定番ものと季節物が相まって美味しい料理を堪能しました。
気がつけばミシュランも二つ星だったんですね。
予約が取りやすいのはありがたいですがもっとお客が入ってもいいのに、そんな気がします。
ごちそうさまでした。
2018/08/18 更新
2018/04 訪問
流れるような季節の味覚
2018年4月の夜です。
今夜は東京タワーの足元、神谷町に来ました。
今年も花山椒のシーズンがやって来ましたが、花山椒を楽しむのはここ「おかもと」さんと決めています。
この日はカウンターも満員で皆花山椒を楽しみにやってきたようです。
いつものようにカウンターからオープンキッチンでの調理を眺めながらハイレベルの食事を楽しむ2時間半を過ごしました。
この日も先付から季節を体感できるお皿、それにおかもとさんのソースが絶妙に絡んで思わず笑顔が溢れる料理が続きます。山菜や筍を使った季節物と唐墨蕎麦など定番ものメニューのバランスも抜群でその流れるような料理構成にただただ身を任せて楽しみました。
そしてメインは花山椒鍋。おかもとさんでは産地を変えながら5月まで楽しめるとか。
写真のように大量の花山椒のピリリとした香りをまずは楽しんでから鍋を楽しみました。
まずは豚肉で花山椒の鮮烈な芳香を存分に楽しんでから、牛肉の脂と花山椒のマリアージュに舌鼓を打ちます。そしてご飯では鍋の汁を掛けてもらっておじやのようにして頂きました。
いつもながら季節の食材と見事なソースで舌を楽しませてくれるお店です。各季節1回は来ないと気が済みません。
というわけでまた来ます。次は夏かな。
頂いたコースは以下の通りです。ごちそうさまでした。
◇飯蛸 空豆 浜防風 たらの芽 河豚白子ソース
◇茄子と鮑の炊き合わせ ごまソース
◇鯖寿し
◇唐墨そば
◇蟹真薯 ゼンマイ 蕪のお椀
◇京都塚原の筍 木の芽味噌 琵琶湖の稚鮎揚げ
◇ゴリの生姜煮 蛍烏賊 明太子 片栗の白和え 蘇 ウドの千切り こごみのあられ揚げ 桜海老 三つ葉のかき揚げ
◇花山椒鍋 豚肉 牛肉
◇土鍋ご飯 ふき 筍 鯛の子 最後は花山椒鍋の汁をかけて頂きました。
◇キャラメルアイス グレープフルーツ
◇揚わらび餅
2018/05/18 更新
2017/11 訪問
再訪 おかもとの夜
2017年11月の夜です。
この日は3ヶ月ぶりのおかもとさん。今回は夜の訪問となりました。
ずわい蟹が解禁されてどんな料理が楽しめるのかワクワクしながら神谷町駅の改札をくぐって地上に出ました。
季節ごとに通いたいと思うお店ですが秋冬のおかもとさんは初めてです。蟹の季節ですから当然蟹を楽しみにしていたのですが、期待を裏切らない料理を今回も堪能しました。
頂いたのは30000円コースで内容は以下の通りでした。
◇先付 蓮根と海老芋の胡麻和え 炒りばちこ添え
◇お椀 蟹出汁のスープ フカヒレ入り
◇香箱蟹 蟹の身と伊勢海老の出汁のジュレ 焼鯖寿司
◇唐墨蕎麦
◇焼物 焼き蟹 脚 爪 甲羅の身
◇八寸 蟹味噌とくわい煎餅 鯨肉の炙り 長茄子の酢の物 干し明太子の炙り 琵琶湖の子持ち鮎
菊菜のお浸し
◇煮物 淀大根に蟹の身
◇天然舞茸と栗ご飯
◇甘味
お椀は蟹の身を具として来るのかと思いきや、蟹は出汁で味わう演出。
昆布や鰹節とは違い、ほんのりとして上品な蟹の甘さが存分に引き出された一品。
目の前の炭火で焼いて一部位ずつ出されるずわい蟹は絶品。
火が通って甘さが増したプリッとした歯ごたえの蟹に舌鼓を打って蟹の季節到来に喜びました。
八寸は派手さはないですがどれもお酒が進む品揃え。
お酒が弱い私でもお猪口になんども手が伸びました。
名物の唐墨蕎麦や鯖寿司も健在です。
カウンター内がそれほど良い意味でそれほど広くないので岡本さんの包丁さばき、さらに炭火に当てられて徐々に変わる蟹の身の色など見て、匂いを嗅いで、そして食べて楽しむことができるお店です。
印象的だったのは蟹をさばく岡本さんの手つきを横からじっと見つめる若い料理人の眼差しです。
こうやってみんな技術を盗んで?育っていくんでしょうね。
いいもの見せてもらいました。
ごちそうさまでした。
2017/12/21 更新
2017/07 訪問
巧みなソース使い
2017年7月の昼です。
また仕事で虎ノ門に出てきたついでにおかもとさんでのランチを予約しました。
こちらに仕事で来ることはたまにあるのですが、おかもとさんのスタート時間に予定がなかなか合わないのが難点です。
地下鉄神谷町出口横のビルの階段を降りたシンプルな入り口を通るともうそこはあのカウンターです。
今回も前回同様20000円のコースをお願いしました。
カウンター内でほぼすべての調理が行われるのは変わらない魅力です。揚物のパチパチいう音、焼物の香ばしい香り、見て香るすべてが食欲を刺激する中で食べる料理は最高でした。
定番の鯖寿司、唐墨蕎麦の美味しさは言うまでもありません。
旬の時期に年間使用するだけの鯖を冷凍保存してもらっているという鯖寿司は噛めば鯖の風味が滲み出てきて青魚好きの私にはたまらない。
唐墨蕎麦もふんだんにかけられた唐墨と、まぶされた蕎麦の実の歯ごたえ、香りとの見事なバランスに唸っちゃいます。できるだけ味わってゆっくり食べようとするのですがいつまでも名残惜しい。
今回気が付いたのはおかもとさんのソース使い。和食というと餡をかけたり酢味噌だったり最近では出汁のジュレなんて使うお店が増えているけれどソースとくるとそうはいないと思います。
そんな中で驚いたのは揚げた鮎を酢にくぐらせたものにサバイオンソースを掛けた一品。
和食にサバイオンなんて聞いたことがなかったけれど食べてみるとなかなかおいしい。もちろんおかもと流にアレンジされているのだろうけれど、ソースに混ぜられた刻んだ唐辛子が味をピリッと引き締めて面白いなと思いました。
そういえば一品目の鱒の炙りにかかていた酢味噌も柚子の風味がしてこちらも美味しかった。
これからおかもとさんの料理を食べるときにはソースに注目しよう。
ごちそうさまでした。
2017/08/22 更新
2017/05 訪問
季節を感じる皿は移転後も健在
2017年5月のお昼です
銀座にお店があった時にはプライベートと仕事の会食で数回お邪魔したことがあるおかもとさんです。
今年も花山椒の季節におかもとさんへ、と思ったのですが銀座にお店がない???食べログをよく見ると神谷町へ移転されたということなので、電話をして無事予約を取ることができました。
お店は日比谷線神谷町駅を出てすぐ右手のビル地下1階と分かりやすい立地です。地下の戸は中に高級和食店があるとは思わないようなシンプルですが、戸を開けると中には銀座時代と同様のオープンキッチンが広がっています。
お昼のコースは12時一斉スタートです。この日は私と私の母を入れてカウンターに6人ほど、個室にもお客さんが入っているようでした。
◯浜防風、菜の花、蕨に蛤の餡掛け
蛤のエキスが染み出た餡が山菜の苦味と相まって挨拶代わりの爽やかな美味しさ。蛤の餡も蛤の旨みが出すぎず丁度良い濃さ。
苦味と旨みの取り合わせが最高。
◯甘鯛に海苔と酢の餡掛け
口に入れた時にツーンと酢の酸味が鼻に抜けるくらい効いています。でその後からゆっくり海苔の風味と甘鯛の甘さが口の中に広がってくる。最初食べた時にはあれっと思ったけどこれはこれで面白いかも。
◯焼き鯖寿司
海苔に挟んで手渡しで。火が通った分酸味がマイルドに。
◯アイナメ、筍の揚げのお椀
薄く引かれた出汁を味わいながらアイナメ、筍の揚げを口にして噛むと旨味が滲み出て味の濃淡がはっきりしてくる。美味しいお椀でした。
◯唐墨そば
おかもとさんのスペシャリティですね。蕎麦の実の香ばしさとカラスミのコンビネーションに惹きつけられてあっという間の完食。もっと食べたい。蕎麦自体が唐墨に負けない美味しさで見事に一体化してます。
◯琵琶湖の稚鮎の塩焼き
外側の香ばしく焼きあがった皮目と中のしっとりとした身、苦味の中にほのかな甘さが同居する内臓。その小ささのため口にすると渾然一体となって楽しませてくれます。
◯八寸
筍と蓬麩、モズクとジュンサイ・そら豆、蘇・星ホタルイカ、白えびかき揚げ
筍と焼いた蓬麩は木の芽味噌で和えられてシャキッとした歯ごたえと山椒のピリッとした風味が相性がいい。
モズクとじゅんさいの器、蘇、かき揚げとどれも終盤にきてお酒が進んで仕方がありません。
◯花山椒の鍋(豚肉・牛肉)
待ちに待った花山椒。調理前にその香りを堪能させてくれます。
火にかけた出汁に花山椒を存分に投入したのち牛肉、豚肉と出汁にくぐらせて盛りつけてもらいました。
控えめな甘さでくどくない出汁と花山椒の辛さ、苦味、肉の旨みのコンビネーションに悶絶。肉の脂からほんのり出る甘さも花山椒に引き立てられていました。
◯蕗と蕨のご飯
蕗と蕨の香りが匂い立つご飯です。それ単体でも十分美味しいのですがおかわりで花山椒と鍋の出汁をまわしかけてもらうと美味しさ倍増です。
◯ココナッツシャーベット 黒豆わらび餅
ほんのり酸味のあるシャーベットの後は上品に甘いわらび餅で締めました。
内装はいたってシンプルでもう少し高級感を出してもいいのではと思いましたが、そこはその分のコストを食材に欠けるというご主人の意欲の表れと判断しました。
銀座時代と同じオープンキッチンでは調理のほぼ全てが行われ、奥から出てくるのはお皿のみと徹底しています。調理が終わったものは我々のすぐ目の前で皿に盛り付けられてそのまま提供されるといった徹底ぶり。和食の調理・盛り付けの妙をそのまま見ることができました。
またご主人をはじめとする調理場での凜とした緊張感がカウンターの我々まで清々しく伝わってきます。
このお店で季節を感じる料理を堪能できるのだから言うことなしでしょう。
美味しかった!また来ます。
2017/05/31 更新
2019年4月の夜です。
今夜は東京タワーの足元、神谷町に途中下車です。
今年も花山椒の季節がやってきたということでいつものおかもとさんに4月末に滑り込みました。
こちらでは花山椒を鍋として食べさせてくれるのですが、その花山椒の量が多いことで有名ですね。シーズンに2回、3回と食べに来る猛者もいるとか。
毎年この時期は花山椒目当てで訪問しているのですが、いつもその香りと味に圧倒されます。
この日地下1階のカウンターのお店はいっぱいでした。
いただいたコースは以下の通り
◇先付(焼いた海老真薯にクレソンソース)
先付は海老真薯を焼いたもの。お椀に入る真薯はお馴染みですが焼いたものは初めてですが海老の香ばしさが増幅されて美味しい。クレソンソースの苦味もがすっきりしていて焼いた海老によく合います。
◇鯖寿司
鯖寿しはここの定番。旬に獲って1年分を瞬間冷凍しておくという鯖です。おかげで旬を過ぎた今も脂の乗りを感じられます。
◇ウドとフカヒレの茶碗蒸し
旬のウドを茶碗蒸しで。滋味なウドと出汁を十分に吸ったフカヒレが卵の中で混ざり合っていますが食感も違う2つの食材がいい味を出しています。
◇お椀(甘鯛 よもぎ麩 ばちこ)
ここのお椀の出汁は味の輪郭がくっきりしていて私好みです。甘鯛の味の良さも当然ですが出汁に浸したばちこも美味しかったです。
◇唐墨蕎麦
季節を問わないこのお店の定番その2。茹で上げて水で締めた細切り蕎麦に粗く砕いた唐墨を振っていただきます。まあ文句のつけようがない美味しさ。皿に残った唐墨も箸で残らずすくっちゃ今す。
◇琵琶湖の稚鮎の揚げ物に酢の餡掛け 筍と鮑のクリームソース
パリっとした稚鮎。内臓の苦味と酸味がかなりマッチ。筍と鮑は上にかかった雲丹ソースが絶品。グラタンですね。
◇八寸(モロコ山椒煮 桜鱒味噌漬け 猪ソーセージ 鹿肉生姜醤油漬け? 蛍烏賊 干し明太子 クリームコロッケ 宮古ゼンマイの豆腐ソース 蘇)
ここは八寸が後半に出てくるのが特徴。いつもお酒が進むものばかりですがこの日はさらに磨きがかかっていました。山椒煮や味噌漬けは日本酒をチビチビやりながらのアテに最高です。何気に鹿、猪とジビエも美味しかった。
◇花山椒鍋(豚肉 牛肉)
今日の主役です。山盛りの花山椒の匂いを嗅がせてもらいましたが食欲中枢を刺激する香りです。鍋に張った出汁で肉と一緒にサッと火を通していただきました。
まずはさっぱりした豚肉と一緒に、次いでコクがある牛肉と一緒に。肉の脂と花山椒のぴりっとした刺激的な味のコンビがたまりませんでした。花山椒の量も多く魅力を堪能しました。
◇土鍋ご飯(筍 蕗 穴子)
土鍋ご飯にも2膳目に先程の鍋に残った花山椒をかけていただきます。雑炊風でこれも美味しい。ご飯の味も花山椒の味に負けてない。
◇レーズンとヨーグルトアイス ミント
◇蕎麦クッキー
季節毎に伺っていますが毎年この季節が1番楽しい。でも花山椒以外の定番や、それ以外の料理もいつも楽しませてもらっています。季節の素材の魅力をおかもとさん風に引き出しているのが魅力です。
ごちそうさまでした。