モグモグの実さんが投稿したよし澤(東京/六本木)の口コミ詳細

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モグモグの実の一人食べ歩き放浪記

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よし澤六本木、麻布十番、乃木坂/日本料理

2

  • 昼の点数:4.2

    • ¥8,000~¥9,999 / 1人
      • 料理・味 4.3
      • |サービス 4.0
      • |雰囲気 4.0
      • |CP 4.0
      • |酒・ドリンク -
2回目

2019/01 訪問

  • 昼の点数:4.2

    • [ 料理・味4.3
    • | サービス4.0
    • | 雰囲気4.0
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク-
    ¥8,000~¥9,999
    / 1人

鰆を始めとした冬の味覚を堪能できる和食

2019年1月の昼です。

昨年9月に六本木に移転したよし澤。
冬になり鰆が美味しくなったに違いないと考えて2回目の訪問です。

前回同様ヒルズ中央のエスカレーターでちょっと落ち着いた雰囲気のフロアまで上がります。

暖簾をくぐると左右に個室が並ぶスペースになり、奥へ進むとカウンター席に出る構造。これは構造を知らないと入った時にどう進めばいいかわからなくてビックリしそう。

個室からの賑やかな話し声を聞きながら奥へ進んでカウンター席に出ました。前回開いていた背後と戸は閉められていますが光はうっすら入ってきて明るい雰囲気の店内でした。

この日のコースは3つの内の真ん中のコースをお願いしていました。

ランチコース(税込9720円)

◇蓮根饅頭
ほっくりした蓮根饅頭を温かい餡で。上にのった辛子の風味が効いていています。餡は白味噌?

◇鰆藁焼き
2品目でいきなりお目当ての鰆登場。いつものようにスライスしたニンニクをのせて塩を付けて。
やっぱり冬の鰆は脂のノリが違います。来た甲斐がありました。先月も来れば良かった!

◇お椀 蛤潮仕立て
お椀は正月の雰囲気を残して蛤に細工した人参、大根を水引に見立てています。弾力のある蛤とエキスが滲み出た出汁が美味しいですね。

◇八寸 (海鼠腸茶碗蒸し, 河豚唐揚げ, 海老しんじょ, あん肝, クワイ, ちぢみほうれん草と昆布のお浸し, 白和え)
温かい茶碗蒸しからどうぞ、とのことで茶碗蒸しからいただきます。ちょうど良い海鼠腸の塩気。その他も河豚やら海老しんじょやらお酒が欲しくなるものが並びましたね。

◇お造り 寒平目と雲丹 醤油のジュレで
平目の上に雲丹と醤油のジュレ。それを巻いて食べさせるというちょっと変化球。舌で最初に味わうのが平目そのものの味なのでこれは良いかもしれません。最後に醤油の味が口中に広がります。

◇氷見の寒鰤 みぞれ煮 唐墨
中が少し半生の鰤でこちらも脂のノリが素晴らしい。
みぞれ煮になって脂の味わいがちょうど良い塩梅。削った唐墨がアクセント。

◇蕪煮 干し貝柱の餡で
柔らかく煮たかぶらは抵抗なく箸が通って餡が滲みて言うことなし。干し貝柱の餡は濃すぎるほど旨味成分が滲み出していました。

◇土鍋ご飯 ゆめぴりか
よし澤さんの2つ目のスペシャリテ。お米はいつものようにゆめぴりかです。
・煮えばな
・炊きたて
・蒸らしあがり
・おこげ
4段階を存分に堪能しました。
漬物の器は銀座店の瓢箪型から瓜のような形に変わっています。

◇甘味 柚子アイス

値段的に真ん中のコースでしたがこれでもお腹いっぱいです。やはり冬の鰆は美味しいということを再確認しましたが、その他の料理の美味しさも流石です。

銀座店のスタッフがほぼそのまま移って来たというチームワークからかスムースな料理の提供でした。

銀座店と比べて席数が増えたためかまだまだ予約は取りやすそうです。お店としては困ったことでしょうが、直前でも予約出来そうなのはありがたいです。

ごちそうさまでした。

お店からの返信

よし澤

2019/04/02

ご来店ありがとうございます。
今まで以上に進化して参りますので、
今後とも宜しくお願いします。

2019/01/22 更新

1回目

2018/09 訪問

  • 昼の点数:4.2

    • [ 料理・味4.3
    • | サービス3.8
    • | 雰囲気4.0
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク-
    ¥15,000~¥19,999
    / 1人

新しいスタート

2018年9月の昼です。

昼の六本木ヒルズに来ました。
リニューアルされる六本木ヒルズの5階に新しく吉澤さんがお店を出すという話を前回の銀座よし澤の訪問時に聞いていましたが、さらに8月下旬には銀座店の方で六本木の予約を受け付けていると知らされたので予約を取ってこの日を心待ちにしていました。

普段歩くTOHOシネマズへの道を逸れてウエストウォークの方へ。そのままエスカレーターで5階に上がります。エスカレーターを上がってちょうど振り返ったところ新しいお店でした。

入り口に聞いたことがあるお店からの花が飾られた入り口をくぐると個室がずらりと並ぶ配置。
一瞬迷路に迷い込んだような気になったけれどもすぐに女将さんが見つけてくれてカウンターまで案内してくれました。

敷地が広くなって銀座店と違いカウンター席が入り口から見えないのですが、カウンターは広々して背後の仕切り戸を開けると吹き抜けを挟んでグランドハイアットのラウンジが見えます。
カウンター内も奥の厨房が覗ける構造で人の動きが見えるようになってなんか楽しい感じですね。

厨房のスタッフは1人を除いて銀座店から移ってきたとか。あのお店ってそんなに人がいたのかという人数でした。

◇食前酒
ご夫婦で麻布十番の神社でお祓いを受けてきたというお酒を頂きました。

◇先付 (のどぐろ握り)
焼物ではなく握って提供するのがよし澤流。脂の乗りが美味い。

◇松茸と鱧の土瓶蒸し
今年始めての松茸。お猪口に注ぐと松茸の良い香りが漂いました。良い出汁が出ています。酢橘を絞って味、香りの変化を味わいました。

◇鰆藁焼き
藁焼きは銀座と同じく鰆。
カウンターから厨房内が一部覗けるようになったので藁焼きにするところがよく見えました。
鰆は冬のものにかないませんが脂の乗りもそこそこで香りも立っています。

◇お造り (和歌山県産鮪大トロと明石の鯛)
鮪は和歌山産。夏を過ぎて徐々に旨味がのってきました。霜降りみたいな脂の入り方です。
明石の潮で揉まれた鯛は筋肉質でコリコリ。

◇八寸 (栗渋皮煮, 銀杏, 筋子, 酒粕の白和え, 壬生菜と数の子, 栗真薯?と茶蕎麦, 秋刀魚)
瓢箪型容器にくくりつけられた「六飄息災」とは何か、と気になって後で調べたら無病息災の語呂合わせと知りました。それはさておきこの八寸は筋子、白和えとお酒との相性が抜群。秋刀魚もワタまで美味しい。お酒との相性で言ったらよし澤さんの八寸が一番な気がします。

◇揚物(高知仁淀川産子持ち鮎)
鮎は焼き物で提供するお店が多いなか、低温揚げで頭から尾まで綺麗に食べられます。焼き鮎とはまた違った味わい。焼き物より塩気が多いのは衣のせいでしょうか。

◇焚合(山形産黒毛和牛と賀茂茄子)
この組み合わせも鉄板な気がします。それでいてきっちり美味しいのはさすが。和牛の霜降り感を茄子が吸収して美味しい。

◇土鍋ご飯(松茸と鱧)
土鍋ご飯はいつものように4段階と思っていたら上のコースは違うみたい。
いきなり目の前に松茸と鱧入り土鍋ご飯を見せられて仰天。
でもここで胃の残ったスペースを埋めるくらいの勢いで食べて、残りはお土産に。

◇水菓子 無花果のアイス
◇水菓子 わらび餅
2つとも召し上がりますかと聞かれて思わずハイと答えてしまいました。
もう本当にお腹いっぱい。

おそらく銀座店と内容はほとんど違いがなさそうです。
そんな中、途中から来られた隣のお客さんが食べていた海老フライが目を引きました。特大の車海老が2本どーんと乗った海老フライ定食は見た目も内容もインパクト大です。毎日あるとは限らないみたいですが一度は食べてみたいです。

地下の銀座店とは違った開放感のある店舗もまたいいですね。
また来ます。

ごちそうさまでした。

2018/10/01 更新

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