3回
2020/12 訪問
クリスマスディナーはワインペアリングで
2020/12/27 更新
2020/11 訪問
秋のジビエ料理を満喫
久しぶりに訪れたラゴッチャさん。
この日の序盤のハイライトは前菜の猪の煮込みで、ホロホロと口の中で崩れる食感が付け合せの蕪と相性抜群。猪好きなら一度は食べたい。
パスタ料理は、白子と柚子を使った和風の素材感が面白く、どことなくお鍋の〆のようなほっとする味だった。
夫の注文した和牛と春菊のパスタも、トリュフ風味にも関わらずどこか懐かしいお味。
メインは蝦夷鹿のローストでイチヂクと赤ワインソース。ジビエに果実ソースの王道のコンビで、和風から一気にヨーロッパに戻って来た感じのお料理。
この日はジビエ料理を二皿いただいて、いつも通り大満足のディナーだった。
ワインはいつもと趣向を変え、塩尻のヴォータノワインのメルローをボトルで。塩尻メルローとしては極めて濃厚感たっぷりで、どこでも人気者になりそうなワイン。一度頂いてみたいと予てから思っていたが、期待を裏切らないお味。
ちなみに、今回はご予約が多いとのことで、事前にお電話でお料理を選ばせて頂いた。
混み合っているのかなと少し心配したが、いつもの通りコロナに配慮されたゆとりのある席の配置で、安心してお食事を楽しめた。
猪のお料理
2020/12/01 更新
2020/06 訪問
味も勿論、サービスと距離感が絶妙
近所に引っ越してから何回か訪れている、お気に入りのお店。
イタリアは、おいしい店探しが難しい。
高級店だからおいしいわけでもなく、人気店だからおいしいとも思えなかったり、そうかとおもったら比較的地方のほうに、どこに行っても美味しい魔法のような街があったりするように感じる。
東京のほうが、イタリア料理屋の全般的な均質感は高い。
しかし、東京のほうがうまいとはいわない。
飛び抜けて旨い店はやはりイタリアにあると思う。
そんな中で、こちらのお店は丁寧で且つパンチのあるお料理で、安心してなんでも本当に美味しいなと感じる安定感がある。どちらかというとお肉料理が得意そうな印象で、オッソブーコやポルケッタなど定番のお料理が私は好きだ。
タコの温サラダも美味しい。プルポ・アラ・ガジェガを思いださせる懐かしいタコの歯応えである。
そして特筆すべきはワインである。
私はワインに詳しいわけではないが、日本ワインも甲州のおいしいものなどからイタリアの地元品種、どれも外しがないセレクションで、好みにぴたっと合うもの、お料理に合うものを勧めていただける。
本当にワインが好きで揃えていらっしゃるのが伝わるお店で、これが楽しくて足を運んでいるのも事実。
カウンターに並んでいる洗馬などのワインも気になった。
いつかセレクションにあったら飲んでみたい。
2020/07/11 更新
ランキングと口コミで探せるグルメサイト
グルメキュレーションサイト
毎日の外食が楽しくなるグルメ情報
今年のクリスマスディナーは、いつもワインとのペアリングが楽しいラゴッチャさんで。
いつもはその日のお薦めワインをいくつかご紹介頂いて選ぶことが多いが、この日は完全おまかせのペアリングをお願いすることにした。
結果、これが大正解。すでに、我々の好みを完全に把握されていると思う。
メニューは、安納芋のスープがアミューズ。
前菜にスモークした鰤と季節野菜のサラダと、甘鯛の鱗焼きと焼きリゾットのスープ仕立て。
甘鯛は京都では「ぐじ」と呼ばれてとてもメジャーな魚なのだが、関東ではあまり見かけない気がしている。鱗がカリカリになるのが焼き魚でもおいしいのだが、久々にお目にかかるのがイタリアンのお店とは。しかも和風仕立てで、懐かしいようなお料理。出汁味と焼きリゾットが相まって、さながらお焦げスープのよう。
パスタはオレキエッテとホロホロ鶏のラグー。
これと共に供されたロッソディモンタルチーノがとても美味しく、この日赤ワインでは一番好みだった。
メインに鮟鱇とあん肝のロッシーニ風と、牛肉の赤ワイン煮黒トリュフ掛け（追加料金で秋川牛も選択できる）。鮟鱇とあん肝と供されたピノネロも大変よく、香ばしい仕上がりのお魚とマッチングが楽しかった。お肉料理は秋川牛はバローロ、煮込みはアマローネのペアリング。デザートはリンゴパイで、デザートワインはネロダーボラの甘口だそう。少し苦味のある甘口で、締まった口当たりで後味がよい。
こうやって書いていると品種や産地銘柄が重要なように見えるのだが、こちらでソムリエさんにきちんと選んでいただくと「ストーリーのあるワインとの出会い」があり、品種や産地の向こうにある奥深さに少し触れられる気がする。
来年も、そんな出会いが楽しみなお店だ。