3回
2023/02 訪問
三田の南インド料理店の秀逸なフィッシュカレー
この店は、三田にある南インド料理店で、エスニックの百名店に選ばれている。
元々は大阪でスパイスカレーの店だったのが、店主さんの南インド志向が強まり、東京で南インド色を強めたこの店を出店したそうだ。
以前利用したときに、この店のカレー、特にフィッシュカレーをとても気に入ったので、この日のランチで再訪した。
ランチメニューはミールスのみで、次の5種類のカレーの中から、1〜5種類を選ぶようになっている。
・炭火チキンマサラ
・三種野菜のベジマサラ(季節のベジマサラ)
・たらと白子のモイリー(本日のフィッシュカレー、追加100円)
・ケララマトンステュー(追加100円)
・牛さがりのサーグ(限定SPカレー、追加200円)
カレー3種のミールス(2,000円)にして、カレーはチキンマサラ、ベジマサラ、フィッシュカレーを、ライスは追加料金の発生しないゼロワンベーシックを注文した。
ちなみに、この店は色々な副菜が付いてくるのも特徴で、この日の副菜は次のとおりだった。
・カルナータカ・サンバル
・ラッサム
・ダール・タルカ
・人参のアチャール
・ダニプーリ
・旬野菜のトーレン
・ココナッツチャトニ
・ポテトギーロースト
サンバルとラッサムはともかくとして、他にもこれだけの副菜が付くなんて、嬉しくなる。
先ずは、お楽しみのフィッシュカレーから。
モイリーとは、ココナッツをリッチに使用たケララ州独自のソースだそう。
白子とカレーって合うの?と些か懐疑的だったが、食べてみると、たらと白子がカレーと絶妙に合うし、魚の臭みは微塵も感じないしで、今回のフィッシュカレーも抜群に美味しかった。
チキンマサラは辛味が強いけど、これもなかなか美味い。
ベジマサラはマイルドであっさりとした味わい。
これらのカレーを単品で少し食べた後は、カレー同士を混ぜ混ぜ、色々な副菜との組み合わせで混ぜ混ぜ、そして最後は全部を混ぜ混ぜ…。
あ〜、美味しかった。
カレーにしては値段がお高くなるけど、満足、まんぞく。
カレーはこの店が一番好きかもしれないなぁ。
あと、フィッシュカレーはやはり白眉。
次もフィッシュカレーは外せないな。
ご馳走さまでした。
2024/04/04 更新
2020/12 訪問
三田の百名店の秀逸なフィッシュカレー
この店は、三田にある南インド料理店で、エスニックの百名店に選ばれている。
店名の由来は、AoDが「Alomas of Dakshin」(南の香り)の略で、ゼロワンが特撮ヒーローの名からとったそうだ。
ゼロワンが付く特撮ヒーローって、最近の仮面ライダーの方じゃなくてキカイダーのことなんだろうけど、随分マニアックだな。
それはともかくとして、元々は大阪でスパイスカレーの店だったのが、店主さんの南インド志向が強まり、東京で南インド色を強めたこの店を出店したらしい。
この日のランチに初めて行ってみた。
ランチメニューはミールスのみとなっていて、3種ミールス(1,950円)を注文した。
この3種ミールスは、3種のカレーとライスと9種の副菜で構成されている。
カレーは、チキンマサラとベジマサラが固定で、残り一つはフィッシュカレー、ラム肉のビンダルー、限定SPカレー(100円増し)のどれかを選べるようになっていて、フィッシュカレーを選択した。
ちなみに、この日のカレーは次のとおりだった。
・チキンマサラA.o.D
・ピュアベジ(本日のベジマサラ)
・スモークラム肉のビンダルー(本日のビンダルー)
・牡蠣と真鯛のモイリー(本日のフィッシュカレー)
・本州鹿肉のムスリム式キーマ(本日のSPカレー)
ライスは、ゼロワンベーシック、レモンライス(100円増し)、レッドマルタライス(250円増し)の中から、ゼロワンベーシックを選択した。
そして、9種の副菜は次のとおりだった。
・カルナータカ サンバル:豆と野菜のあっさりカレー。南インドのみそ汁。
・ラッサム:酸味のある汁物。
・ダールタルカ:ひきわり豆の煮込み。
・乳頭発酵アチャール:発酵タイプのアチャール。
・バンガロール ベジヌードル:季節野菜の細切りスパイス和え。
・トーレン:野菜とココナッツのさっと炒め。
・ベルプーリ:豆と鋳物スナックに野菜を合わせたストリートフード。
・ココナッツチャトニ・ドライ:混ぜ用ふりかけ。
・メドゥ・ワダ:甘くない豆生地ドーナツ。
うーん、サンバルとラッサム以外はなんだか分からない(+_+)
とは言っても出てきたミールスは旨そうだ。
とりあえず食べてみよう。
一通り食べた中では、牡蠣と真鯛のモイリーが秀逸。
魚の旨味がたっぷりな一方で、魚の臭みなどは全く感じなかった。
また、ベジマサラは野菜のあっさりとした味わいで、チキンマサラはオーソドックスなカレーらしいカレー。
副菜の中では、ココナッツチャトニ・ドライが印象的だったかな。
カレーと混ぜると味わいが変わるので、味変としてなかなか優秀だった。
それぞれのカレーが旨いので、最初は混ぜるのに躊躇したが、途中で混ぜてみたら味に深みが増して一層美味しくなった。
全体としては、スパイスも感じるけど、マイルドな味わいと言って良いだろう。
あまりにも美味しかったため、ライスを2回もお代わりしてしまい、店を出るときには腹がパンパンだった。
いやー、実に美味しかった。
カレーの中では過去最高に美味しかったかもしれない。
特にフィッシュカレーが気に入った。
この店はスイーツも美味しいみたいだし、昼の並びが面倒くさそうだけど、ぜひ再訪しなければ。
ご馳走さまでした。
3種ミールス
3種ミールス
チキンマサラA.o.D
牡蠣と真鯛のモイリー
本日のベジマサラ(ピュアベジ)
カルナータカ サンバル(上)、ラッサム(下)
トーレン(右上)、ベルプーリ(左)、ココナッツチャトニ・ドライ(右下)
バンガロール ベジヌードル(上)、乳頭発酵アチャール(下)
ライス(上)、ダールタルカ(左下)、メドゥ・ワダ(右下)
外観
外観
外観
メニュー
メニュー
メニュー
2023/03/03 更新
長くサボっていたレビューを書き上げたら、この店のカレーを無性に食べたくなって、一年ぶりに訪問した。
夜は初めてだが、ミールスは昼よりちょい高い価格設定だった。
そして、前回訪問時にはスイーツの販売は休止していたが、この日はケーキセットが復活していた。
この店のスイーツは評判良いんだよなと迷ったけど、次のとおり注文した。
・カレー2種のミールス(2,000円)
・炭火チキンマサラ(追加料金なし)
・限定SPカレーのマレーシアフィッシュカレー(追加200円)
・ゼロワンベーシックカレー(追加料金なし)
仕上がりが2,200円なのはカレーとしてはお高めなのが難だけど、美味しいから仕方ない。
暫く待って提供されたミールスは、上記のカレー2種に、ライスと副菜8種で構成されていた。
炭火チキンマサラは、旨味の強いグレービーに炭火で炙った鶏もも肉を合わせたカレー。
また、マレーシアフィッシュカレーは、脂ののった旬の魚介をハーブの効いたカレーソースでサッと煮込んだマレーシア定番のフィッシュカレー。
前回まではフィッシュカレーの美味しさが印象的だったけど、今回はチキンマサラの美味しさを改めて感じた。
スパイスが適度に効いて、旨味や辛味がカレーソースに複雑に溶け込んでいて、さすが定番だけあって美味しい。
今回のフィッシュカレーも悪くはないんだけど、前回のたらと白子のカレーの方が好きだったなぁ。
そして、今回、特に印象的だったのは副菜。
①ダール:ひきわり豆を煮込んだ優しい味わいのカレー。
②サンバル:豆と野菜を煮込んだ汁物。南インドでは毎日食べる味噌汁のようなポジション。
③ラッサム:黒胡椒のスパイス感と酸味が特徴の汁物。
④キャベツのトーレン:シンプルなスパイスとココナッツを用いてサッと炒めた副菜。
⑤ポテトギーロースト:インドの澄ましバター「ギー」の風味豊かなマッシュポテト
⑥マンゴーとバナナのチャトニ:フルーツとココナッツから作るペースト。
⑦ダヒプーリ:角切り野菜にインドのスナックとヨーグルトを合わせたストリートフード。
⑧人参のアチャール:スパイスとオイル、塩で漬け込むインド式の漬物。
ダールとサンバルはあっさりした味なので、カレーとライスと一緒に混ぜ混ぜ。
トーレン、ポテトギーロースト、チャトニ、ダヒプーリ、アチャールは、個性的な味なので箸休め的に食べても、カレーソースや他の副菜と混ぜ混ぜしても、どちらもグッド!
ラッサムは店のお勧めの食べ方に従い、終盤にカレーソース・ライス・他の副菜と混ぜ混ぜ。
副菜はどれも美味しいなぁ。
でもやっぱり、混ぜ混ぜする方が味が複雑化・深化するので、ミールスとしての本領を発揮するな。
あと、これまでライスがお代わり無料なのは知っていたけど、ダールとサンバルとラッサムもお代わり無料なことを知ったので、全部しっかりとお代わりをした。
そのお陰で、お代わりを食べ終わったときには腹パン状態に。
あー、しっかり食べたし、美味しかったしで、とても満足~。
ちょっとお高いのが玉に瑕だけど、やっぱり好きな店だなぁ。
次はケーキセットにチャレンジしてみようかな。
ご馳走さまでした。