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昼の点数:4.5
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¥1,000~¥1,999 / 1人
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料理・味 4.5
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|サービス 4.5
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|雰囲気 4.5
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|CP 3.5
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|酒・ドリンク -
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[ 料理・味4.5
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| サービス4.5
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| 雰囲気4.5
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| CP3.5
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| 酒・ドリンク- ]
焼鳥の真髄に触れる店 心震える逸品
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2025/03/21 更新
人生で一番美味しかった焼鳥を紹介。それは死ぬ前に食べたいと思う焼鳥でもある。
美味しい焼鳥とは何か。焼鳥なんて、スーパーや肉屋の店頭で買ったって充分美味しい。スキー場の一角で白い息を吐きながら食べる焼鳥も格別。でも、専門店が極限まで鶏の旨味を引き出せるように、仕込みとして捌いて揃えて串を打ち、炭火で焼き上げる焼鳥は、もはやスペシャリテ的存在だ。
伊勢廣は、夜は接待価格で、おいそれと通えない。しかし昼はお値打ち価格だ。13時過ぎからの提供品3本丼は、ついこの間まで1100円だった。(今は1800円!)そもそも今では一本400円はする伊勢廣の焼鳥が3本乗ってこの価格は、サービス以外の何物でもなかったのだ。
今の店舗に建て替わったのが割と最近で、その前、ここには2棟の木造が建ち並び、店舗の横が作業場であった。並んで待っているとき、窓から白い調理服を着た職人達が、黙々と鶏を捌いているのが見えた。その場で捌き、その場で焼く。20年前に見たあの構図は、今も変わってないのだろう。我々の目の前で炭で焼かれる焼鳥が、とびきり美味しいそのワケは、そんな工程にあるはずだ。
昼は、定食もコースも割安だ。特にコースのお得感といったらない。しかし、オススメは丼。ご飯の炊き加減、そこに絶妙な量をかけられたタレ、敷かれた海苔、そして焼きたての焼鳥の、口の中で完成するマリアージュったらそれはもう、日常で経験する最高レベルの幸せだ。伊勢廣のランチでは、確実に幸福へと連なる味覚を感じることができる。
今日は4本丼、笹身を団子に変更してもらった。伊勢廣の団子の塩味は、普通の店のつくねとは全く別物で、肉々しい鶏ひき肉が炭火で焼かれてさらに旨みと薫りを増し、噛むとその美味しさを口中で感じられると同時に、鼻から炭の薫りが抜けていく、複雑な旨みの串だ。中に入ってる軟骨と山椒の実が、程よくアクセントとなり、全くしつこさを感じることはない。ごはん大盛り無料なので、丼を3 本か4本か5本か、ごはんの量をどうするかは、その日のお腹と相談して決めればいい。
空前の焼鳥ブームで、この店より話題の焼鳥屋もあるが、ここより美味しい店、高い店は、自分にとっては人生に必要ないと思っている。そういう店に行く人は、ちょっとグルメが高じすぎて、こだわりが強すぎるレベルに行ってるのではないだろうか。私にとって、人生最高の逸品とは何か。その答えは、伊勢廣の丼だと言うだろう。
さて、20年に渡る食べ歩きの一端を、思いたって食べログで披露してみた。レビューを書くこと、この3日で30本近く。旅先のレビュー以外は、自分の足で見つけた宝物のような店たちだ。関連する同ジャンルの名店も、レビューの中に書いてある。ぜひお店選びの参考にみてほしい。反応あれば考えるが、そろそろ、これでレビュー投稿をやめようと思う。皆さん、よい食事を!