Racco903さんが投稿した赤坂 鮨葵(東京/赤坂)の口コミ詳細

レビュアーのカバー画像

Racco903の全国徒然食べ歩き

メッセージを送る

この口コミは、Racco903さんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。

最新の情報とは異なる可能性がありますので、お店の方にご確認ください。 詳しくはこちら

利用規約に違反している口コミは、右のリンクから報告することができます。 問題のある口コミを報告する

赤坂 鮨葵赤坂、溜池山王、赤坂見附/寿司、ダイニングバー、海鮮

2

  • 夜の点数:4.2

    • ¥20,000~¥29,999 / 1人
      • 料理・味 4.2
      • |サービス 4.1
      • |雰囲気 4.2
      • |CP 3.9
      • |酒・ドリンク 4.2
2回目

2022/11 訪問

  • 夜の点数:4.2

    • [ 料理・味4.2
    • | サービス4.1
    • | 雰囲気4.2
    • | CP3.9
    • | 酒・ドリンク4.2
    ¥20,000~¥29,999
    / 1人

今年2回目の再訪の機会を得て、日本酒と共に楽しむコースを堪能、初回の感動は本物でした‼︎

友人にちょっとした良いことがあり、以前伺ってとてもよかったこちらが仕事場の近くにあるので、お祝いとプチ忘年会を兼ねて集まりました。前回伺った時のことを大将が覚えていてくださり、同じカウンター席に案内されました。
今回予約したコースは【飲み放題付】おまかせ握りコース《お土産込》 21800円、席には飲み放題のリストが置かれており、その中から選ぶ方式です。サイトに上がっているコース内容は以下の通りですが、その日の仕入れにより内容や順番は変わります。
・逸品料理7種類以上
先付け / 前菜 / 旬菜 / お造り / 焼き物 / 小鍋(鮑しゃぶしゃぶ)
・握り13貫以上
金目鯛 / 車海老 / 小肌 / 鯛 / 雲丹 / 大トロ / 赤身ヅケ / 穴子 / 玉子
・巻物
・赤だし
・水菓子
まずは熟撰でお祝いの乾杯‼︎ きめの細かい泡立ちでクリーミーな喉越しですね。すぐに身体に染み渡るしじみの一番出汁の先付が出され、身も心もこの後に続く料理の準備が整いました。
最初に出されるのは和歌山産本鮪の中トロの握りです。最初に赤酢の酢飯で中トロというこちらのスタイルは健在で、口の中に香りと旨味がいっぱいに広がり、これから始まる握りへの期待度がグッと上がるのです。ドリンクは飲み放題リストから大将セレクトで日本酒に移行しました。
前菜はさつまいもレモン煮、磯つぶ貝、あん肝と奈良漬の和物えで、特にディップのようにクラッカーといただくあん肝は手元に残しておきたい酒肴です。
ここから前半の握りです。天然真鯛は普通の酢飯で酢橘と塩、ニシンの炙りは柚子胡椒、稚鯛のカスボ鯛はすりおろしの柚子の香りが爽やか‼︎
次にお造りをメインにした旬菜です。カマス炙り、マスカルポーネと鯛の酒盗、ブリの砂ずりの盛り合わせでした。カマスの炙りはイギリス王室御用達のマルドンシーソルトを合わせるのですが、この塩のまろやかな味わいが脂が乗ったカマスの焼き香とよく合います。マスカルポーネは酒盗が鯛なのでとても上品な味わい、砂ずりは脂がのってとろけるようでした。
ここから中盤の握りです。四国の縞鯵は熟成されてねっとりとした濃厚な風味、北海道産帆立は花のような仕立てで技が光る一品、佐賀のコハダは旨味を引き出す酢締めで香りが豊か、和歌山の本鮪の赤身の漬けは鮪の味が濃く、これも素晴らしい仕事のなせる技でしょう。
握りの合間に出される小丼はいくら丼、金粉で豪華さを演出していますが、いくら丼としてのクオリティが高いからこそ金粉がいくらの引き立て役になっています。
次はウニなのですが、ここで大将から提案という悪魔の誘惑があり、この日は4400円(時価)プラスしてウニの食べ比べができるとのこと、せっかくのお祝いなのでウニ3種食べ比べに変更しました。北海道四島のムラサキウニとバフンウニ、根室の塩水ウニです。3種ともミニサイズの赤酢の酢飯の丼仕立てで供されますが、まずはウニだけ、その後シャリと共に楽しむウニは全く異なるテイストを持っていることに気付かされます。
トロタク巻きはタクアンの刻みが花畑の如く全体を豪華に見せてしまう演出が見事‼︎もちろん巻物としてのバランスは最高でした。
終盤の握りに移る前に焼き物がでます。今や高級魚となってしまった北海道産オスのシシャモです。身に養分が行き渡るオスならではの濃厚テイストで、頭からいただくと肝のほのかな苦味がアクセントになり美味‼︎
後半の握りはのどぐろの炙りから始まります。脂がのったのどぐろは炙っただけで旨味倍増、甘い脂を存分に楽しみます。次は大トロ、敢えて脂の多いのどぐろの後に大トロを持ってくるチャレンジングな流れですが、マグロの風味ととろける食感は流石のクオリティで違和感は全くありませんでした。
次の握りに行く前に合間に茶碗蒸しが出ます。脂の多い握りだったので、一旦リセット的な意味合いがありそうです。ホクホクの蓮根が入っていて糸唐辛子が鮮やかさを演出、この時期ならではの身体が温まる蒸し物でした。
さらに続く握りは煮穴子、出汁で煮たあなごを軽く炙っていてふっくらと柔らかい食感が印象に残りました。カンピョウは手巻き仕立てで上品な味付けのカンピョウは柔らかくとても美味しい‼︎ そしてプリンのような玉です。甘さは以前より控えめになっていたかもしれません。私の好みだとオーソドックスな玉が好きだと話していたら、ランチの玉は違うらしく、私たちのおしゃべりが聞こえていた大将から小さなランチ用の玉をちょっとだけ味見させていただきました。ランチの玉は出汁風味のだし巻き玉子、ぜひランチで楽しんでほしいとのことで、これは宿題をいただいてしまいましたσ(^_^;)
留椀はなめことあおさの赤出汁、プルンとしたなめこの喉越しがgood‼︎水菓子は豆乳プリンのマンゴー添え、優しい味の甘味で素晴らしいコースを終えました。店を出るときにお土産として手渡されたのは有明の海苔、かなりの上物で自宅への素敵なお土産になりました。

前回と同じく素晴らしい内容のコース、今回は飲み放題付きでしたが、料理に合わせて大将に選んでいただけてどれもベストマッチな日本酒を楽しめました。ランチの宿題を出されてしまったので、機会を作らなければなりませんね(^ ^)

2022/11/09 更新

1回目

2022/06 訪問

  • 夜の点数:4.2

    • [ 料理・味4.2
    • | サービス4.1
    • | 雰囲気4.2
    • | CP3.9
    • | 酒・ドリンク4.2
    ¥20,000~¥29,999
    / 1人

江戸前の極上鮨と攻めた一品料理の幸せな連鎖、定期的に通いたい隠れ家的な鮨割烹

今宵はお鮨ラバーな友人からのお誘いで、赤坂の鮨割烹にお邪魔しました。場所は赤坂駅からほど近いビルの2階です。階段の入り口からセンスの良さが感じられ、期待が高まります‼︎ 2階に上がるとしっとりした空気が心地よく、光を抑えたエントランスは隠れ家的な造りです。扉を開けると中は落ち着いた雰囲気の内装で、柔らかい光で満たされた居心地の良い空間となっていました。板場に面した奥行きのあるカウンター席、その後ろには個室が連なり、あまり人目に合わないレイアウトになっているのが良いですね。私たちはカウンター席に案内されました。
割烹には珍しく、飲み放題付きのコースもあるようですが、友人が予約してくれたのはドリンクは別の おまかせ握りコース13800円、基本的な内容は以下のものです。
・逸品料理7種類以上
・握り13貫以上
・巻物
・赤だし
・水菓子
握りにはウニがありますが、これを別のものに変えて追加4400円で「ウニ3種食べ比べ」ができるという大将の提案があり、ウニ好きな私たちは即決でそちらもお願いしました(^ ^)最初は泡で乾杯、すぐにコースが始まりました。
・先付:滋味あふれるしじみ汁、ほっこりと身体が温まり、コースへの準備が整いました。
・中トロ握り:初っ端からねっとりした上質の高知産本鮪の中トロです。赤酢のシャリが優しく、魚の旨味を引き立てます。
・前菜:じゅん菜の酢の物、磯つぶ貝、姫竹の盛り合わせ、ツルンとしたじゅん菜の口当たりは初夏にはぴったりです。
・握り3貫:江戸前のコチ、香川のしま鯵、長崎のスミイカの握りです。コチは塩とレモンで、しま鯵は煮切り醤油、スミイカはイカ墨の塩を添えていただくのです。素材に合わせて薬味やタレを自在に変化させる感性に感服‼︎
・お造り:鹿児島産カンパチ、千葉産カツオの刺身とマスカルポーネチーズと酒盗というお酒が進むこと間違いなしの酒肴です。カンパチは辛子で、カツオは柚子胡椒というひねりの効いた薬味がgood‼︎
・握り4貫:アジ、サワラ炙り、コハダ、赤身の握りが続きます。アジはネギと生姜のすり合わせを添えて、サワラは辛子、コハダは柚子と煮切り醤油、漬けの赤身は柚子胡椒と連続する個性的な握りでした。
・丼:小さな丼はいくら、宝石のように輝くいくらの上には金箔が散らされ、山葵すら輝いています。上品な味わいに漬け込まれたいくらと赤酢のシャリのコラボは絶品でした。
・トロタク(巻物):ここで巻物です。トロタクですが板さんによって全然違うしつらえになるのが面白い‼︎ もちろん上質なマグロと霙のように細かく刻まれたタクアンのバランスも素晴らしい‼︎
・ハモの南蛮漬け:一品料理は季節先取りでハモでした。甘酢がまろやかで美味しい‼︎
・ウニ食べ比べ:お待ち兼ねのウニ食べ比べです。宮城のムラサキ、ロシアのバフン、余市の塩水ウニを一口大のシャリの小丼仕立てにしたもの、今回はキャビア乗せの塩水ウニがコク、味とも秀逸に感じました。
・焼物:ただ焼くだけではない太刀魚の焼き浸しは、澄んだ出汁に包まれた太刀魚のほのかな香ばしさが秀逸です。
・握り2貫:後半の鮨はノドグロの炙りと大トロ、脂の乗ったノドグロの焼き目のついた皮が旨味に香ばしさをプラス、噛み締めると強烈な旨味が迸ります。大トロは見た目には脂はおとなしめのトロですが、キメの細かいサシが入り口の中でとろける極上の大トロです。
・蒸し物:ここでじゃがいものグラタン風という、やや洋風テイストの蒸し物です。出汁と共にタピオカ粉とすりおろしたじゃがいも、トマト、チーズで蒸しあげてグラタン風に仕立てた野心的な一品、とても印象に残るものでした。
・〆の鮨:穴子、干瓢巻き、玉子で、鮨のフィナーレを飾りました。干瓢が上品な炊き上がりで、これまでの鮨の一通りをきっちりとまとめ上げていました。
・お椀:なめことあおさの赤出汁はシンプルなだけにバランスが難しい組み合わせだと思いますが、この一杯でスッとリセットがかかるように計算されているのかもしれません。
・甘味:最後はシャンパンゼリーのミックスベリー添え、見た目も涼やかなデザートで至福のひとときはお開きになりました。

赤坂でも少し奥まっている立地のお店なので、隠れ家的な要素もあると思います。それでも平日でしたが個室は全て埋まっているのには驚きました。知る人ぞ知るお店なのですね。かなり攻めたコースの仕立て、丁寧な仕事、リーズナブルな価格設定、定期的に通いたいお店です。

2022/06/04 更新

エリアから探す

すべて

開く

北海道・東北
北海道 青森 秋田 岩手 山形 宮城 福島
関東
東京 神奈川 千葉 埼玉 群馬 栃木 茨城
中部
愛知 三重 岐阜 静岡 山梨 長野 新潟 石川 福井 富山
関西
大阪 京都 兵庫 滋賀 奈良 和歌山
中国・四国
広島 岡山 山口 島根 鳥取 徳島 香川 愛媛 高知
九州・沖縄
福岡 佐賀 長崎 熊本 大分 宮崎 鹿児島 沖縄
アジア
中国 香港 マカオ 韓国 台湾 シンガポール タイ インドネシア ベトナム マレーシア フィリピン スリランカ
北米
アメリカ
ハワイ
ハワイ
グアム
グアム
オセアニア
オーストラリア
ヨーロッパ
イギリス アイルランド フランス ドイツ イタリア スペイン ポルトガル スイス オーストリア オランダ ベルギー ルクセンブルグ デンマーク スウェーデン
中南米
メキシコ ブラジル ペルー
アフリカ
南アフリカ

閉じる

予算

営業時間

ページの先頭へ