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夜の点数:4.0
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¥1,000~¥1,999 / 1人
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料理・味 3.7
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|サービス 4.5
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|雰囲気 3.5
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|CP 3.8
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|酒・ドリンク -
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[ 料理・味3.7
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| サービス4.5
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| CP3.8
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今年も味噌山の季節が!
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2025/10/18 更新
豚山大塚店で「大豚 味噌山(にんにく少し、野菜抜き、アブラ、しょうが、カラメ)」に白髪ねぎと味玉をトッピング。
一言で言うなら――最高。もう、それ以外の言葉が見つからないほどの満足感だった。
まず、席についてから漂ってくる香りがすでに罪深い。味噌の香ばしさと、豚骨スープの濃厚な匂いが混ざり合って、食べる前から胃袋を刺激してくる。
「味噌山」という名の通り、スープはしっかり味噌ベース。けれど単なる味噌ラーメンではなく、豚山らしいジャンクさとパンチがしっかりある。レンゲですくった瞬間に分かる、脂の厚みと旨味の層。ほんの少しカラメ(味濃いめ)にしたことで、味噌の甘みがより引き立って、濃いのにクドくない。
今回、あえて野菜抜きにしたのは正解だった。
ヤサイでスープが薄まることもなく、純粋に豚とスープの旨味をガツンと感じられる。
アブラのトッピングがまた最高で、背脂の甘みとコクがスープに溶けて、レンゲを口に運ぶたびに幸せが広がる。
しょうがのアクセントも効いていて、こってり感の中にスッと抜ける爽やかさがある。これがまた絶妙で、最後まで飽きない。
そして何より印象的だったのが、大豚の存在感。
分厚く切られた豚がどっさり入っていて、そのボリュームに思わず笑ってしまう。
箸で持ち上げると、トロトロと崩れるほど柔らかい。
表面のタレがしっかり染み込んでいて、噛むたびに旨味の油がじゅわっと広がる。
味噌スープとの相性も抜群で、スープに浸してから食べるともう別次元。
「これが豚山の本気か」と唸るレベル。
白髪ねぎのシャキッとした食感がいい箸休めになる。
濃厚なスープの中で、ねぎの辛味と香りが全体を引き締めてくれる。
味噌・アブラ・豚の三重奏の中で、ねぎがまるで指揮者のようにバランスを取ってくれる感じ。これがあるかないかで、印象がかなり変わる。
さらに、味玉。これも完璧。
割ると中からとろっと黄身が溶け出し、味噌スープと混ざり合う瞬間はまさに至福。
少し甘めの味付けがスープの塩気と絡み合って、もうレンゲが止まらない。
全体として、完成度がとにかく高い。
“味噌山”という限定らしい特別感もありながら、いつもの豚山らしい「食べ応え」「ジャンク感」「満足感」がすべて詰まっていた。
味噌の深み、アブラのコク、しょうがのキレ、カラメのパンチ、そしてトロける豚。
どの要素も主張しながら、ちゃんとひとつの丼の中でまとまっている。
食べ終わったあと、スープの底に沈んだ背脂を見ながら「まだ食べたい」と思ってしまった。
正直、満腹を超えていたけど、心のどこかで「もう一杯いける」と錯覚するほど、後を引く旨さ。
それくらい完成度の高い一杯だった。
豚山大塚店、恐るべし。
味噌山、また必ず食べに行きます。
味噌と豚が作り出す“至福の二郎系”。
この一杯、食べる価値ありです。