1回
2025/07 訪問
全国の美味を昇華させた、五感で楽しむフレンチ【LARBRE(ラルブル)】
L'ARBRE
2025/07/08
このたびはご来店と素敵なご感想を誠にありがとうございます。
お客様にとって“記憶に残るレストラン”となれたこと、
私たちスタッフ一同大変嬉しく思っております。
当店は「New Classic」をコンセプトに掲げ、
伝統的なフランス料理の技法に敬意を払いつつも、季節の移ろいや生産者の想い、
素材そのものの持つエネルギーを感じていただけるような、
“今この瞬間”のライブ感を大切にしたコースをご提供しております。
すべての皿に物語を込め、五感を通して楽しんでいただけるよう、
カウンター越しの会話や所作も演出の一部として考えています。
今回ご堪能いただいたお任せコースでも、
大分・佐伯・大入島のシングルオイスターや山口・萩の甘鯛、
京都・亀岡 七谷鴨 と 三重・ 松阪牛の共演など、
全国の素晴らしい食材とシェフの技術が重なり合う構成でお届けしました。
また、ペアリングに関してもスタンダードにとどまらず、
ハーフペアリングやグランヴァンを織り交ぜたグランペアリング、
さらにはシャンパーニュのフリーフローといった多彩なスタイルをご用意しております。
ノンアルコールペアリングにも特に力を入れており、ハーブ、葡萄酢、
コンブチャなどを使い、一皿ごとの風味や香りに寄り添う組み立てを行っております。
今後も、特別な日や大切な方とのひとときを、
より印象深いものにしていただけるよう、日々精進してまいります。
またのご来店を心よりお待ちしております。
2025/07/07 更新
品川駅から徒歩5分。
2024年11月にオープンしてから約7ヶ月。
話題になっているのも納得の、記憶に残るフレンチレストラン♡
今回は、お任せコースを堪能してきたよ!
久しぶりのフレンチに緊張したけど、シェフをはじめスタッフのみなさまがとてもフレンドリーで最高な時間を過ごせました。
一皿ごとに物語があり、素材とシェフの技術が見事に調和したコースでした!!!!
アミューズ
・大分・佐伯の「大入島で獲れたシングルオイスター」と佐賀・有明の手摘み生海苔
・高知・土佐の海援鯛と、高知沖で獲れたトンゴロイワシ
・福島・会津の桜肉と、四万十麦酒牛のハツ
〜チーズを練り込んだシュー生地とともに〜
海と山の恵みを少しずつ、洗練された調理でいただく前菜たち。
それぞれに違った香りと食感があり、今回ノンアルコールペアリングをしてくださりましたが、ノンアルコールでもこんなにスタートからドリンクのペアを楽しめるんだ♡と驚きの連続でした!!
三種の海老とキャビア
・熊本・天草の車海老の中に、富山・氷見の甘エビを忍ばせ、
・甲殻類の殻からとったコンソメジュレでコーティング。そしてそしてその上にフランス産のキャビア。
さらに周りの水玉模様になっている赤ピーマンと赤ワインビネガーのほろ苦いソースで、海老の甘さを引き立てる。
この一皿は、視覚・香り・食感、すべてが凄かったです♡エビの旨みが凝縮されていて、周りのソースがピーマンの苦味がほんのりするけど、エビをより一層引き立てる味わい。
味は、もちろんですが、写真を見て頂けると、納得して頂けると眼福の一皿でもあり、ほんと食べるのがもったいないぐらいの可愛い一品でした♡
ホロホロ鳥・仔牛・鴨・フォアグラ・ビーツ・ピスタチオ・ヘーゼルナッツのパテドカンパーニュ
・岩手・花巻の石黒農場で育てられたホロホロ鳥
・北海道産のミルク仔牛
・滋賀・高島の近江鴨
シェフのこだわり抜かれたそれぞれの食材を絶妙な火入れとともに。
パイ生地で覆われていて
下段、中段、上段と口に含んだ瞬間、それぞれの肉質と香りや味の違いが際立ち、1品で色んな味を楽しめる層になっています♡
付け合わせは高知県産のオーガニック野菜を使用していて、このさっぱりとした付け合わせと濃厚なパテドカンパーニュの組み合わせが最高の組み合わせでした♡
ルネサンストマトの冷製カッペリーニ
高知・春野の「おかざき農園」の、この時期しか採れないルネサンストマトを使用。
天日塩と蜂蜜で甘みと酸味のバランスを整え、カッペリーニと合わせて。
夏にぴったりな爽やかさと、驚くほどのトマトの甘さとキリッとする酸味がとっても美味しかったです♡
トリプルコンソメスープ
5日間かけて完成する極上スープ
このスープの背後には、5日間の手間と35kgの食材が。
3種の厳選素材などをそれぞれじっくり煮出し、澄んだ黄金のスープへ。
仕上がる量はたった12リットル。まさに旨味の結晶。
それぞれの出汁が日ごとに重なり、沢山の食材が入っているのに濁りは一切なく、まるで層のように味が広がります。
これぞ!「飲む料理」と言いたくなる、圧巻のスープ。
萩産甘鯛のポワレ ~ノイリーソース~
パリッと焼き上げられた山口・萩の甘鯛に、繊細なノイリー酒のソース。
添えられた青森・野辺地の葉付き小蕪もみずみずしく、優しい苦味が良いアクセントに。
京都・七谷鴨のロースト × 松阪牛の赤ワイン煮込み
香ばしく焼かれた七谷鴨のお肉に、エシャロットのソース。
そこへ贅沢に添えられたのは、三重・松阪牛の頬肉の赤ポルト酒煮込み。
お肉を食べ終わった頃に重厚感あるダブルメインとして、あつあつの北海道・十勝の熟成「インカのめざめ」を目の前で皮を剥いてくださり、お皿にのせてくださり、そのままで美味しい。ソースと絡めて美味しい。バターをつけて美味しい。と何度も違った美味しさを楽しめます。
高貴なプリン(Flan aux caramel à la royale)
“高貴なプリン”と銘打たれたこのデザートは、見た目以上に濃厚でなめらか。
上品な苦みと甘さのバランスが素晴らしく、余韻にうっとり♡
ナイアガラワインのムースと季節の果実の構成デザート
北海道・小樽産のナイアガラワインを使用したムースに、クリームチーズのソルベ、杏のコンポート、アップルマンゴー、そして茨城県産メロンスープ。
香りと酸味・甘みが重なり、ラストにふさわしい深い満足感♡
**“Arrière Goût(残響)”**
最後にカヌレとフィナンシェが入った手土産まで。
こちらは帰ってから頂いたのですが。
まさに名前通り、家に帰ってからもラルブルさんのコース料理の話をしながら頂き、最後まで余韻を感じさせる一品でした。
ノンアルコールペアリングも、ハーブや葡萄酢、コンブチャなどを駆使した本格的な内容で、お酒が苦手な方も楽しめるようにペアリングされていてオススメ♡
一皿ごとに技と情熱が詰まっていて、五感で味わう贅沢なひととき。
特別な日、大切な人と過ごしたい♡
まさに“記憶に残るレストラン”
楽しいひとときをありがとうございました。
また是非お邪魔させていただきます♡