2回
2016/12 訪問
待ちに待った日がやってきました、待望のレフェルヴェソンス。
ランチでおでかけコースをいただきました。
セップ茸、かわはぎ、九条葱
甘鯛の乳清ポシェ
蕪とパセリ、キントアハム
せいこ蟹とさつまいものスープ、鱈の白子
七谷鴨
栗のアイスクリーム
これにワインのペアリングをお願いしました。
生涯で最高のランチでした。
さつまいもの甘さにこの時期しか獲れないせいこ蟹の旨味が溶け込んだスープは絶品。白子の食感と合います。
薪で焼いた七谷鴨にはたーっぷり、白トリュフのスライスを乗せてもらいます。
外はこんがり焼けてても中はレアでジューシー。鴨ってこんなに美味しいんですね。
こちらのお店はフレンチですが、和のテイストが随所に取り込まれ、ペアリングには日本酒(新政酒造のナンバー6)、最後には抹茶をいただきました。
また、せいこ蟹が食べれる時期に必ず伺いたいです。
ご馳走様でした(^^)/
2017/09/03 更新
1年ぶり3度目の来訪です。
この1年間さまざまなレストランで食事をしてきたので、過去最も美味しい食事が出来たレフェルヴェソンスで、自分が何を感じるかワクワクして訪れました。
今回は小さい子供がいてもオッケーな地下の個室で食事をいただきました。
4名以上なら個室料なしとのこと。
入室。
おお、まるで高級ホテルのダイニングの様なたたずまいです。壁には絵画が飾られ、個室だけに流されるオーディオが設置されます。
個室の出入口がある一面はガラスの壁になっており、非日常の雰囲気を醸し出しています。
まずはウェルカムドリンク。
金の盃に日本酒と赤ワインのカクテルが注がれます。
すつと一口、喉が潤い、食欲が湧きます。
①歳時記、鱧、南瓜、クルミ/イチジク、酒
ペアリングはシャンパーニュ。
カクテルの中はカボチャペーストに鱧とクルミ、酸味を感じるビネガーのジュレ。
小さなスプーンで一口一口すくい上げていただきます。
カボチャと鱧の鱧の味わい、クルミの食感が口の中で一体となって、絶妙なバランス。
②アップルパイの様に34代目
ペアリングはロゼ風の赤ワイン。非売品で品種もなぞとのこと。
某、ファーストフード的な装いのアップルパイ。
しかし、中身は全く異なります。
一口サイズのパイの中には車海老、人参、フェンネルが。海老の力強い味がパイを染めます。
口の中でアチアチしながらいただきます。
ワインは軽く、おそらく白ワインも入っている様な軽やかな味わい。
③豊潤
秋刀魚に松茸、蓮根餅、すだち。
何て肉厚な、そして全くえぐみのない脂ののった秋刀魚なのだ。それに、炒められた松茸がよく合う。
④定点
ペアリングは日本酒の熱燗まろか。
いつも通りの感動がありました。
また、食事の準備としてもこのタイミングで蕪が出てくるのは、バランスが良く構成としては優れていると感じました。
調理方法は同じ、時期によって味覚が変わるのは、日本の四季がもたらす蕪への影響によるものとこと。
また、ペアリングの日本酒は獺祭二分三厘にも匹敵するくらい、まろやかな甘く美味しい味わいでした。
⑤抱擁の秋
ペアリングは白。
ふわわわー。
もう目の前に皿が置かれた瞬間に名前の理由がわかります。キノコなどの秋の食材の香ばしく優しい香りが、全身を包み込んでくれます。
白身魚はタイではなく、クエ。
クエってあのクエか!意外なほど繊細な味わいで、力強いキノコの秋の味覚とよく合っていました。
⑥海の神 山の神
ペアリングは赤。
肉は山形牛のサーロインに帆立のソースです。
レアでいただきます。紫蘇の花弁と帆立のソースで奇跡的な唯一無二の味を創り出します。
はっきり言って感動です。
⑦透明、菓子、抹茶
今回特別にナンバー6のXタイプをプレゼントしていただきました。
きっと天国で流れている蜜の川があるなら、それはこんな味だろうなという素晴らしい味でした。ありがとうございます。
フィニッシュ。
今回、1年ぶり3度目の食事で感じたのは、いつもこちらの食事の進捗や会話などに気を遣って楽しく美味しい食事を提供してくれるホスピタリティ、また、従来の既成概念を砕く単なる味覚だけではなく人の人生を豊かにするような食を求める様なスピリッツを感じました。
高い金を払って高級な食材は使えば美味しいのは当たり前。でも、料理の腕というのは、食材選びと調理方法でどれだけ美味しい料理ができるかできまる、そんなことを教えていただいた気がします。
1年ぶりのレフェルヴェソンスは一層進化していて、やはりマイベストでした。
感謝。
ご馳走しまでした(^-^)