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昼の点数:4.0
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“名古屋の至宝”による究極のバランスと、その破綻
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2024/02/17 更新
「特製醤油らぁ麺」2,000円
名古屋で最も行列が絶えず、エリアラーメン界の最高峰といって過言ではないだろう。ただ、土日の長蛇を見て断念するなど、なかなか訪れる機会がなかったが、平日に休みがあり念願の初訪問となった。
昼時の待ち列は10人ちょっと、約30分で店内へ。せっかく来たので、「特製らぁ麺」を注文することにした。よく“ラーメン1,000円の壁”と言われるが、なんとその倍の2,000円である。強気な価格設定は、上質な素材を惜しまず、それを活かしきる技術への自信であろう。
カウンター内の店主の動きを凝視したが、とにかく全ての所作に無駄がない。麺を湯切る一連の動き、具材を盛り付ける手つき、寸胴のスープの具合をチェックする真剣な眼差しなど、緊張感と集中力がまるでラーメンに向き合う求道者のようだ。供された一杯は実に美しい。店名の焼印が押された割り箸を割りながら、自然と背筋が伸びる。
まずはスープ。醤油の濃い色に細かな鶏油が浮いている。一口すすると、芳ばしく深みのある醤油タレにうまみが溢れる絶品スープだ。店名の紫陽花は醤油を“むらさき”と呼ぶことからつけられたようで、醤油へのこだわりは尋常ではない。数種をブレンドすることでカドが取れ複雑な滋味が感じられる。
鶏と豚をベースとしたダシは、素材の良いところのみを選りすぐって抽出された、大吟醸のような仕上がりだ。軽やかで雑味がなく、スッキリとしながらボディがある究極のバランス。これは流石の職人技である。
素晴らしいのは麺も同様。かなりの細麺だが、加水率の高い、しっとりとした茹で具合。やや柔らかい気もするが、しなやかでモチモチ感もある自家製麺である。麺量は十分で、最後までなめらかさは失われない。
驚いたのは極太のメンマ、恐る恐る口に入れると、柔らかくかつシャキっとして一噛みで切れるのが不思議。とにかく全ての仕事のレベルが高く、巷の高評価も納得である。
特製らぁ麺は、ロールチャーシューと黒豚チャーシュー4枚、鶏の柚子胡椒焼きに、黒豚ワンタン、味玉が別皿。丼面に隙間がないほどの具が盛られている。もちろん一つひとつはおいしいのだが、あまりにも肉が多く、最後のロールチャーシューは少しもたれてきてしまった。若者はよいのだろうが、私にはちょっと過剰な量だった。
せっかくだからと特製にしたものの、普通の醤油らぁ麺でも良かったかもしれない。バランスの良いスープと麺、適量な具材を楽しむのであればそれで十分である。具材が多すぎることによって絶妙な均衡が崩れてしまうのだ。
白醤油も気になるし、担々麺もそそられる。なかなか訪れるのも難しく、行列覚悟なのだが、もし初訪問される方はノーマルをオススメしたい。いずれにせよ鮮烈な体験、極上の一杯をご馳走さまでした。