6回
2025/10 訪問
東京の奥地に潜む名店が紡ぐ、黄金色の一杯と塩の深遠なる世界
◯店名 【Ramen FeeL】
◯評価
食べログ3.97(2025年10月時点、東京2位)
食べログラーメンTOKYO百名店(2021-2024)
2021年2月に開店したこちらは、食べログ全国1位を誇る名店「飯田商店」で修行を重ねた店主が独立して立ち上げた一軒。当初から注目を集めていましたが、4年半を経た現在では、全国屈指の名店として広く知られる存在となりました。
2024年1月10日からは、TableCheckによる予約がスタート。XもしくはInstagramのリンクから予約サイトにアクセスできます。予約は毎週水曜日の12時に解放され、前日21時まで受け付けています。
今回は3年以上ぶりの予約訪問。
12時30分の予約でしたが、早めの11時20分頃に到着すると、女性スタッフの方がわざわざ入口まで出てきてくださり、予約名をお伝えすると笑顔で応対してくださいました。
「少し早めに来てしまいました」とお伝えすると、すぐに呼び出しベルを手渡してくださり、「2階の待合室でお待ちください」と丁寧に案内していただいたので、そのまま2階へ向かいました。
2階の待合室は、木の温もりに包まれた落ち着いた空間。
壁や床、家具に至るまで木材をふんだんに使用しており、まるで山小屋やログハウスを思わせるような雰囲気が広がっています。黒いクッションを備えた木製の椅子がゆったりと配置され、訪れる人がリラックスして過ごせるよう工夫されています。
テーブルには冷たいほうじ茶と紙コップが用意され、Wi-Fiの案内も掲示されており、細やかな心配りが感じられます。さらに、雑誌ラックには「TRYラーメン大賞」などラーメン関連の書籍が並び、待ち時間すら楽しめる工夫が施されています。
12時10分頃にベルが鳴り、1階のお店へ。
・注文したもの
◯ 白ワイン 700円
◯ FeeL The塩らぁ麺 1500円
◯ FeeL The醤油らぁ麺 1500円
※後会計です
今回は連食(1度に2杯以上ラーメンをいただくこと)をしました。さらに、ワインの用意もあったため、一緒に楽しむことにしました。
店内はカウンター5席に加え、木のテーブルと丸椅子が並ぶ清潔感のあるシンプルな造り。木の温もりと柔らかな照明に包まれた、カジュアルで落ち着いた雰囲気が漂っています。
グラスに注がれた白ワインは、カリフォルニア・ナパヴァレー、カーネロス地区の「Madonna Estate Chardonnay 2023」。
1922年創業の家族経営ワイナリーが、オーガニック栽培によるぶどうから仕立てた一本です。
香りはトロピカルフルーツやリンゴを思わせる果実に、フレンチオーク由来のバニラやバターのニュアンスが重なります。アタックは柔らかく、ほどよい酸とクリーミーな質感が広がり、余韻にはリッチなふくらみが感じられます。
ワインの銘醸地として知られるナパヴァレー・カーネロス産のシャルドネを、グラス700円で味わえるとは、いい意味で予想外の体験でした。店主ご夫妻が渡米した際に現地で直接仕入れられたものであり、おそらく今回限りの特別な提供だったのだと思われます。
程なく塩らぁ麺の着丼。
透明感のある淡いゴールドのスープに、丁寧に整えられた麺が収まり、鶏腿肉や豚ロース、蕪、背脂、焦がしネギなどが美しく盛り付けられています。
スープを一口…
美味しすぎる!
アタックは穏やかで、おそらく鶏を主体とした動物系の厚みのある出汁に、帆立貝柱や干し海老、金華ハム、干し野菜、アサリなどの旨味を重ね、さらに数種類の国産天然塩で仕上げたスープ。
ひと口目から柔らかな塩味と鶏の強い旨味が広がり、鶏油のふくよかな香りが重なることで滋味深い余韻が心地よく続きます。さらに溶け出した豚の脂がコクを与え、飲み進めるほどに旨味の層が厚みを増して奥行きと深みが際立ち、気づけば最後の一滴まで飲み干してしまう圧巻の完成度でした。
麺は自家製の中細ストレート。
スープとの一体感を追求して緻密に設計されており、口に含むとまるでスープそのものを一緒に味わっているかのような感覚に包まれます。しなやかで上質な食感に加え、小麦の芳醇な香りがふわりと広がり、スープを引き立てる見事な調和は圧巻の一言です。
鹿児島県産「黒王」の腿肉は、皮目はパリッと香ばしく、噛むほどに肉汁が溢れ出すジューシーさが際立つ逸品。しっかりとした弾力を保ちながらも過度な硬さはなく、旨味の厚みとコクが口いっぱいに広がります。個人的には、これまでラーメン店でいただいた鶏腿チャーシューの中で一番美味しいと感じました。
埼玉県産「香り豚」のチャーシューは、きめ細かな肉質が美しく、しっとりとした仕上がり。赤身は噛むほどに旨味が広がり、脂身は上品な甘みを湛えてスープに溶け込み、香り高い余韻が楽しめる上質な仕上がり。
蕪は程よくかために食感を残してあり、噛むごとに瑞々しい甘みとスープの旨味がじんわりと広がる。柔らかさに寄せすぎず、食感のアクセントとしても心地よい仕上がりでした。
美味しすぎて、スープはもちろん完飲。
この後は連食で醤油もいただきましたが、その様子は次回に記します。
【店舗情報】
店名: Ramen FeeL
所在地: 東京都青梅市梅郷4-695-1
最寄り駅: 日向和田駅から徒歩約15分
営業時間:
火・水・木
11:00 - 15:00
土・日・祝日
11:00 - 16:00
定休日:月曜日、金曜日
2025/10/03 更新
2021/12 訪問
つけ麺の頂上を垣間見た
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店名 「Ramen FeeL」
東京都青梅市梅郷4-695-1
JR「日向和田」駅より徒歩約15分
⏰ 11:00〜16:00
▪️定休日 水曜・月2回程度連休あり
営業時間変更等あるかもしれない為
最終確認は各自でお願いいたします
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食べログ3.90(2021年12月時点)
食べログラーメンTOKYO百名店(2021)
ラーメンデータベース94.02(2021年12月時点)
TRY Tokyo Ramen of the Year
新人大賞(2021-2022)
その他の情報は、1つ前の投稿を見てください!
注文したもの
①「わんたん入り醤油らぁ麺」1350円
②「FeeLつけ麺」1350円
「出汁卵」100円
「スープ割出汁」150円
「つけダレ醤油と塩両方」350円
今回は②の投稿です。
ラーメンを食べ終わり、この日既に2杯食べたという事で、それなりにお腹に飯がいる状態。(ハイデンコッコで朝ラーしてきてる為既に2杯)
一息ついたタイミングでつけ麺の登場
和食料理屋かと突っ込みたくなる皿数。
つけダレのスープが醤油&塩の2種類。
この時点で画期的なシステム。
他には、出汁入り卵、麺を平たく伸ばしたもの、藻塩が提供されます。
2種盛りの自家製麺は全粒粉入りの細麺で蕎麦に近い形のものと、平打ちの太麺。
小麦を強く感じる全粒粉麺は、つけダレにつけると真価を発揮し、なんとも言えない旨味の相乗効果を楽しめます。
白い方の麺は出汁入りの卵の黄身と絡めて釜玉風に食べることができ、これがまた相性良すぎて笑えます。
そんな調子でタレにつけたりそのまま食べたりを繰り返すうちにあっという間に麺がなくなります。
確実に麺が足りない問題が発生してくるので
お腹に余裕ある人は大盛り推奨。
藻塩、柑橘も別皿に置いてある為、味変に使いましょう。(塩は最初に麺につけるのが良いです)
麺を食べ終わると、出汁割りと焙煎小麦茶の登場。
小麦茶はローストされた香ばしい香りに熟成感があり、アダルトな味わい。
出汁割りは昆布などの魚介出汁が加わります。スタッフの方が丁寧に説明してくれますが、内容は忘れちゃいましたが、ほっこりできるスープに変化します。
食べる事を飽きさせない工夫が盛り沢山の1杯。美味しく頂きました!
サービス面でも、相変わらずスタッフ全員の接客がきちんとしていました。先月より更に良くなってるきがします。
本当に、前泊して行った甲斐がありました。
素敵な時間をありがとうございました!
ご馳走様でした!
2022/01/04 更新
2021/12 訪問
心が浄化される美味しい醤油
店名 「Ramen FeeL」
東京都青梅市梅郷4-695-1
JR「日向和田」駅より徒歩約15分
⏰ 11:00〜16:00
▪️定休日 水曜・月2回程度連休あり
営業時間変更等あるかもしれない為
最終確認は各自でお願いいたします
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食べログ3.90(2021年12月時点)
食べログラーメンTOKYO百名店(2021)
ラーメンデータベース94.02(2021年12月時点)
TRY Tokyo Ramen of the Year
新人大賞(2021-2022)
再訪(前回11月28日訪問)
前回よりも更に評価が上がってます。
現在食べログ4.10でラーメン店全国1位の
「飯田商店」の飯田店主から認められて独立した唯一の弟子である渡邊大介さんが店主のお店。
今回は関西からフォロワーさんが連れ麺しに来るということで、立川に前泊して始発で向かいました。
5時40分頃到着。待ちが既に2人。
(車で来られた常連さん2名)
外はマイナス2度。
寒い…
※冬は防寒対策必須です
5時50分頃、店主の大介さんがやってきました。常連さんが言うには、大介さんが仕込みを終えて店を出たのが3時頃らしい…
頑張りすぎ…頭が上がらない…
6時を過ぎ、続々と人が集まります。
6時半前既に10人以上集まった段階で、大介さんがはやめの整理券配布。
(待ってるのが寒いからという優しい理由)
13時20分で4枚の整理券確保!
早朝は何もない街の為、一旦日向和田から離脱。
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再訪。
注文したもの
①「わんたん入り醤油らぁ麺」1350円
②「FeeLつけ麺」1350円
「出汁卵」100円
「スープ割出汁」150円
「つけダレ醤油と塩両方」350円
今回は①の投稿です。
店内は21席(カウンターは5席)
白と茶色を基調としています。
席間隔も広くとられていて、モダンで快適な空間。
(トイレもめっちゃ綺麗で隙が無い印象)
今回はカウンターに座りました。
間近で調理風景が見えます。
BGMがひたすらOasis
あれ、前回もOasisだったよな…?
(UKロック好きな私には最高のBGM)
※大介さんは元ドラマーらしい
15分〜20分かけて着丼。
淡く透き通ったブラウンのスープに綺麗な黄金の鶏油の膜が張られています。丁寧に盛られた具材が表面にぎっしり。白髪ねぎと三つ葉がTOPに花を咲かせています。
スープを一口。
アタックは非常にフレッシュでマイルド。
豊かな醤油の風味と鶏の凝縮された旨味が口内に広がります。醤油は全国から取り寄せたものを10種類以上使用。鶏以外にも豚、鴨などの出汁を重ねていて、多層的な旨味が、時間経過で徐々に変化するのを楽しめます。
麺は、自家製の細麺。
名古屋コーチンの全卵が練り込まれていて、小麦の香り意外にもまろやかな風味があり、シルキーな食感があり、且つスープを非常によく持ち上げる為、スープと一体化した麺を堪能できます。
この日のチャーシューは
「埼玉県産香り豚」「シキンボウ焼豚」
が使われていました。
特に焼豚が弾力がある中に程よい燻されたニュアンスがあり、ジューシーで心地良い味わい。
ワンタンは艶のある食感で
モチモチプリプリ、凝縮された肉の旨味があります。
メンマですら、フレッシュさが凄まじく
食感含めてとても美味。
最後まで味が変化し続ける慈悲深いスープを完飲しフィニッシュ。
心が浄化される美味しい1杯でした。
ご馳走様でした!
2021/12/31 更新
2021/11 訪問
【限定】「新麦 北海道 美瑛産"春よ恋”温盛 塩つけ麺」
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店名 「Ramen FeeL」
東京都青梅市梅郷4-695-1
JR青梅線「日向和田」駅より徒歩約15分
⏰ 11:00〜16:00
定休日 水曜日(月2回程度連休あり)
営業時間変更等あるかもしれない為
最終確認は各自でお願いいたします
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食べログ3.81(2021年11月時点)
食べログラーメンTOKYO百名店(2021)
ラーメンデータベース93.50(2021年11月時点)
TRY Tokyo Ramen of the Year
新人大賞(2021-2022)
同じ日に連食した2杯目の投稿です。
注文したもの
①「わんたん入り塩らぁ麺」1400円
②「新麦 北海道 美瑛(びえい)産"春よ恋”温盛 塩つけ麺」1400円
※塩つけ麺はこの日の限定メニューで、限定20食
※この投稿は②の紹介です。
ちょうどラーメンを食べ終わり、一息ついたタイミングで塩つけ麺の登場。
こちらもため息がでるくらい美しいビジュアル。
気のせいかラーメンの時よりつけダレの輝き具合が増しています。
今回限定メニューの為、通常のつけ麺と麺が違い、北海道美瑛産の春よ恋を使用した全粒粉麺での提供。おそらく直接切り分けているので、太さがそれぞれ微妙に近い、食べていて飽きない麺で、小麦の香りを存分に楽しめます。
別皿に盛られているピンク色の藻塩とワサビをつけると美味しく麺を啜れます。特にワサビとの相性は完璧です。
ある程度オンリー麺啜りを楽しんだ後、つけダレに麺を浸します。タレは塩で使っている地鶏と魚介ベースのものだと思うのですが、これに麺をつけると…
!? うま!!
五感が悲鳴をあげるタイプの美味さ。
もともと旨い麺が、2段階くらい化けました。
こりゃTRY新人賞取るわというのが率直な感想。
麺はたっぷり入っていますが
つけダレうますぎてガンガン減ります。
あっという間に麺が無くなりました。
残ったつけダレは出汁割りにできます。
出汁割りと一緒に焙煎された小麦茶が提供されます。
小麦茶の焙煎からくるロースト香は、まるで熟成したシャンパーニュのような芳醇な香りが楽しめ、新しい発見に感動しました。
出汁割りを入れたスープはまた違う顔をみせ、旨味たっぷりなスープを飲み干したくなりますが、セットでついているおにぎりをこのタイミングで投入。
新米つや姫を使用したおにぎりはフレッシュな中に甘味と粘り気の強さがあり、米だけで楽しめますが、スープに投入すると締めのお茶漬け的な味わいを楽しむことができました。
店主の渡辺さんをはじめスタッフの皆様は非常に感じ良く、あらゆる面で隙がなく、すでにお店として完成しているイメージ。
訪問難易度が物凄く高いですが
次は醤油や煮干しも試してみたい…!
塩も凄かったですが、塩つけ麺は完璧でした。
とんでもなく美味しかったです。
ご馳走様でした!
2021/11/28 更新
2021/11 訪問
秘境で味わうパーフェクトな1杯
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店名 「Ramen FeeL」
東京都青梅市梅郷4-695-1
JR青梅線「日向和田」駅より徒歩約15分
⏰ 11:00〜16:00
定休日 水曜日(月2回程度連休あり)
営業時間変更等あるかもしれない為
最終確認は各自でお願いいたします
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食べログ3.81(2021年11月時点)
食べログラーメンTOKYO百名店(2021)
ラーメンデータベース93.50(2021年11月時点)
TRY Tokyo Ramen of the Year
新人大賞(2021-2022)
現在食べログ4.10でラーメン店全国1位の
「飯田商店」の飯田店主から認められて独立した唯一の弟子である渡邊大介さんが店主のお店。
その時点で期待値大ですが、今年になってトライ新人大賞も取ってしまい、尚更気になる店に…
この日は、フォロワーさんが、朝6時15分に現地に行ってファストパス(予約整理券)を取ってきてくれたので、私は9時半頃駅に到着。(これには本当に助かりました。ちなみに私は始発で行っても日向和田に7時20分到着です。)
最寄りの日向和田駅は、ここは東京か?というくらい自然豊かな土地で、周りに何もない…のですが駅から少し北上して交差点を左に向かうと橋があって、橋を越えたら左手に「紅梅苑(こうばいえん)」という甘味処のお店があり、そちらが喫茶店にもなっているので、小一時間お茶するのには丁度いいかと思います。青梅ソフトクリーム、柚子シャーベットなど、面白いメニューもありました!
現地には11時05分に到着。
スタッフの女性は定期的に外をチェックしているので、すぐ対応して貰えました。
予約は11時20分でしたが、11時10分頃に案内して頂きました。
注文したもの
「わんたん入り塩らぁ麺」1400円
「新麦 北海道 美瑛(びえい)産"春よ恋”温盛 塩つけ麺」1400円
※塩つけ麺はこの日の限定メニューで、限定20食
フォロワーさんが席を2枠とってくれたので、店内連食させて頂きました。
店内は21席(カウンターは5席)
白と茶色を基調としています。
席間隔も広くとられていて、モダンで快適な空間。(トイレもめっちゃ綺麗で隙が無い印象)
約10分で着丼(最初はラーメン)
非常に透き通った美しいイエローゴールドのスープ。
トップには焼きたての鶏モモ肉、周りに低温ロースチャーシューとエビワンタンが対称に置かれ、花の形をイメージさせる三つ葉と柚子皮が添えられています。
まずスープを一口。
うまい!優しいアタック。地鶏や合鴨の出汁の香りがふわっと広がったのちにホタテや野菜の甘みを伴う香りが広がり、中盤から後半にかけては表面に浮いている細かく刻まれたイベリコ豚の脂が溶けていき、甘味を伴ったコクのある旨味が広がります。
麺は自家製の中細麺ストレート。
スープの持ち上げを意識して開発された麺で、すすってみるとスープを一緒に飲んでいるような感覚があり、非常に上質な食感。
焼きたての鶏チャーシューはジューシー。
低温豚ロースも、普通の店はややパサついたりしている事が多いですが、しっとりで上質な食感。エビワンタンは滑らか食感の自家製の皮で作られていて、ここにも隙は無し!
アサリや昆布などの出汁を重ねた塩ダレなど、複数の食材が絡み合ったスープは、温度変化で更に変化。三つ葉と柚子皮もバッチリアクセントになり、飽きない1杯でした。
連食なのにスープは完飲。
物凄く美味しかったです。
ご馳走様でした!
FeeLその2へ続く
2021/11/28 更新
◯店名 【Ramen FeeL】
◯評価
食べログ3.97(2025年10月時点、東京2位)
食べログラーメンTOKYO百名店(2021-2024)
前回の塩らぁ麺投稿の続きで、連食した醤油らぁ麺の紹介です。
澄んだ琥珀色のスープは、醤油の透明感と深みのある艶があり、丼の底まで美しく光を通します。そこに自家製の中細ストレート麺が収まり、二種のチャーシューと穂先メンマ、青ねぎが彩りを添えています。
スープのアタックは中程度。店内で丁寧に火入れされた生揚げ本醸造醤油を用いることで、透明感と芳醇な香りを兼ね備えています。醤油の力強さと動物系の厚みが重なり合い、奥行きのある旨味が幾重にも広がり滋味深い余韻が残ります。
麺は自家製の中細ストレート。なめらかな口当たりと程よいコシを備え、醤油の芳醇な香りをまといながらスープとの一体感を生み出しています。噛むごとに小麦の風味がしっかりと立ち上がり、力強い醤油スープと調和しながら、最後まで心地よく続きます。
吊るし焼きチャーシューは直火ならではの香ばしさと力強い旨味。焼き目の香りがスープに溶け込み、噛むほどに肉のコクが広がります。
焼豚はしっとり柔らかく、赤身の旨味と脂の甘みを上品に感じます。醤油のスープに寄り添い、全体にやさしい調和をもたらす味わい。
普段は醤油スープを最後まで飲み干すことはほとんどないのですが、この一杯は気づけばレンゲが止まらず、思わず完飲してしまいました。
渡邊店主をはじめ、奥様やスタッフの方々まで皆さん感じが良く、丁寧な接客をしていただき、終始居心地の良い空間で食事を楽しむことができました。
次回はぜひつけ麺をいただいてみたいと思います。
また伺います。
ごちそうさまでした!
【店舗情報】
店名: Ramen FeeL
所在地: 東京都青梅市梅郷4-695-1
最寄り駅: 日向和田駅から徒歩約15分
営業時間:
火・水・木
11:00 - 15:00
土・日・祝日
11:00 - 16:00
定休日:月曜日、金曜日
※SNS要確認