「餃子」で検索しました。
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大塚ボタンのラーメンは、濃厚でまろやかなスープが絶品でした。豚骨の旨味がしっかりと詰まっていて、最後まで飲み干したくなるほどの美味しさ。麺は細めでスープとの相性が抜群、替え玉を3回もしてしまうほどハマりました。トッピングのネギもシャキシャキしており、全体のバランスを引き立てます。海苔の風味がアクセントとなり、一口ごとに深い味わいを楽しめる一杯でした。大満足の美味しさで、また食べたくなるラーメンです。
2024/09訪問
1回
「餃子坊 豚八戒」はまさに隠れた名店、その魅力を語るのに終わりがありません。東京都内の百名店に選ばれているだけあり、ここを訪れるたびに「餃子ってこんなに奥深い食べ物だったんだ」と再発見させられます。家内と訪れたこの日は、特別なひとときになりました。 まず、目の前に運ばれてきた「羽根つき餃子」に視線を奪われます。まるで芸術作品のように美しく焼かれた黄金色の羽根は、パリッパリとした音をたてながらも、繊細に餃子を包み込んでいます。一口かじると、サクサクとした羽根の音とともに、ふわっと漂う香ばしい香りがたまらない。餃子の中にはぎっしりと詰まったジューシーな具材が潜んでおり、噛むたびに溢れ出る肉汁が、まるで小さな爆発のように口の中を支配します。肉の旨味と野菜の甘みが絶妙に絡み合い、絶品という言葉がぴったりの逸品です。 また、この餃子を語る上で外せないのが、お供に出される冷えた「キリンビール」。黄金色のビールが、餃子の旨みをさらに引き立て、喉越しも最高。餃子とビールの組み合わせは王道ですが、ここでいただくとその相性の良さを改めて実感します。 さらにサイドメニューも必見です。「じゃがいも千切り炒め」は、シャキシャキとした独特の食感が楽しく、さっぱりとした塩味が餃子の濃厚な味わいをさりげなく引き立ててくれます。シンプルながらも、丁寧に炒められているのが分かる一品です。そして、隠れた逸品「ちまき」。竹の葉で丁寧に包まれたちまきを開くと、ふわっと漂う芳ばしい香りが食欲をそそります。もちもちとした食感とほんのり甘みを感じる味わいが、食事の締めくくりとしてぴったりです。 「餃子坊 豚八戒」は、そのアットホームな雰囲気と、店主の温かいおもてなしが感じられるお店。店内には笑顔で溢れる常連客が多く、その一員になったかのような温かさを感じます。家内と二人、この特別な空間で、美味しい料理とともに至福の時間を過ごしました。
2024/11訪問
1回
福岡に帰省するたびに、つい足を運んでしまう「風靡 原本店」。福岡ラーメン界隈でもその名を知らぬ者は少なく、行列が絶えないこの店で今回も至高の一杯を味わってきました。朝から多くの人が訪れるため、店の外にできる行列もすでに名物の一つと言えるでしょう。 今回オーダーしたのは、風靡の定番である豚骨ラーメン。バリ硬(麺の硬さが最も固い状態)で油多めにカスタマイズしました。一口すすると、豚骨の深いコクと旨味が口の中に広がり、濃厚でありながらもスッキリとした後味が絶妙です。スープはまるでクリーミーな泡が立つほどに濃厚で、口当たりがとてもなめらか。ネギの爽やかな風味がスープの濃厚さとバランスよく調和し、箸が止まらなくなる味わいでした。 また、バリ硬の麺がスープとしっかり絡むため、食べ応えも抜群です。細麺ならではの食感が存分に楽しめ、福岡ラーメン好きにはたまらない仕上がりでした。風靡のラーメンは、オリジナルの豚骨スープの旨味を最大限に引き出す工夫が随所に感じられ、何度も食べたくなる一杯です。 ラーメンと共に注文したのが、風靡の隠れた名物であるチャーハンです。ふんわりと仕上がったご飯が一粒一粒しっかりとコーティングされ、口に入れた瞬間、パラっとした食感がたまりません。程よい塩加減と香ばしさがクセになる味わいで、紅生姜と一緒に食べることで味に変化をつけられ、最後まで飽きずに楽しめます。シンプルでありながらも奥深い味わいが詰まったチャーハンは、ラーメンとの相性も抜群で、セットで頼む価値があります。 店内はシンプルで清潔感があり、カウンター席を中心に配置されているため、一人でも気軽に訪れることができます。明るく開放的な空間で、カジュアルな雰囲気の中、リラックスして食事を楽しめます。スタッフの接客も丁寧で、温かみのある対応が印象的でした。特に注文の際に丁寧に確認してくれるため、安心して好みのカスタマイズができます。 また、テーブルには紅生姜や特製ソース、ニンニクなどの調味料が豊富に用意されており、自分好みにアレンジできるのも嬉しいポイント。こうした細やかな気配りが、リピーターを引きつける理由の一つだと感じます。 「風靡 原本店」は、オープン当初から福岡のラーメンファンに愛されてきたお店。今回の訪問で、当時の味を思い出しつつ、さらに進化を続けていることに感動しました。素材へのこだわりやスープの深み、麺の絶妙な茹で加減など、どれをとっても最高のバランスが保たれており、まさに「老舗の味」といえる完成度です。ラーメンもチャーハンも文句なしに美味しく、再訪する価値が十分にあります。 福岡に訪れる際にはぜひ足を運んでほしい「風靡 原本店」。その味は地元民だけでなく、観光客も虜にすること間違いありません。朝から行列ができる人気店ですが、待つだけの価値がある一杯がここにはあります。福岡の豚骨ラーメンを代表する名店で、ラーメンもチャーハンも楽しみたい方には、必見のスポットです。
2024/11訪問
1回
長浜屋台 一心亭 本店。ここは私にとって特別な場所であり、昔から慣れ親しんできたラーメンの味を求めて、今回の帰省でも迷わず訪れました。店の外観を見た瞬間から、懐かしさがこみ上げてきます。赤い看板に大きく書かれた「一心亭 本店」の文字、入り口の横に並ぶ自転車、そしてラーメンの香りが外まで漂うこの雰囲気。まさに「博多ラーメン」の原点といえる風景が広がっています。 店内に入ると、赤いテーブルとカウンター席、壁一面に並ぶメニューの札、そして活気あるスタッフの掛け声が迎えてくれます。まるで昭和の屋台のような雰囲気がそのまま残っており、ここに来ると時間が巻き戻ったような感覚になります。ラーメンのために集まる地元の常連客、観光客、そして仕事帰りのサラリーマンたち。皆が無言で夢中になってすすっている姿こそが、この店の魅力を物語っています。 今回注文したのは「ベタナマ」。博多ラーメン通ならおなじみの注文スタイルで、「ベタ」は油多め、「ナマ」はバリカタという意味。スープの表面にはたっぷりの脂が浮かび、一口飲めば濃厚な豚骨の旨みが口いっぱいに広がります。このスープのコクとまろやかさは、他の豚骨ラーメンとは一線を画するもの。程よい塩気がありながらも、しつこくない絶妙なバランスが取られており、一口飲んだら止まらなくなるほどの中毒性があります。 麺は極細のストレート。バリカタで注文したため、噛むたびに小気味よい歯ごたえがあり、スープとの絡みも抜群。細いながらも芯のある食感がしっかりと感じられ、スープとの相性がこれ以上ないほど完璧です。一気にすすれば、豚骨スープの濃厚な香りと小麦の風味が絶妙に混ざり合い、至福の瞬間が訪れます。これこそが、本物の博多ラーメンの醍醐味。 もちろん、替え玉は欠かせません。ここでは3回替え玉を追加し、最後までスープを余すことなく楽しみました。替え玉をするたびに、卓上の紅生姜やゴマ、辛味ダレ、胡椒を少しずつ加えて味変を楽しむのも、この店の魅力のひとつ。紅生姜を入れるとスープの甘みが引き締まり、辛味ダレを加えればパンチのある味わいに変化します。特に後半、少しスープが減ってきたところに辛味ダレを足すと、さらに食欲が増して止まらなくなります。 店内の雰囲気も最高です。屋台風の設計でありながら、広々とした空間になっているので、家族連れでも気軽に訪れることができます。カウンター席に座れば、厨房で手際よくラーメンを作るスタッフの姿が間近で見られ、その職人技に感動すること間違いなし。オープンな作りになっているため、店内全体が一体感に包まれ、まるで屋台でラーメンを食べているような感覚を味わえます。 また、ランチメニューのコスパも素晴らしい。「かえ玉ランチ(640円)」、「Aランチ(810円)」はラーメン+餃子、「Bランチ(910円)」はラーメン+餃子+小炒飯と、がっつり食べたい人にも嬉しいセットメニューが充実。博多ラーメンだけでなく、サイドメニューの餃子や炒飯も一級品。餃子は皮が薄く、中からジューシーな肉汁が溢れ出る絶品の一品。炒飯はパラパラに仕上げられつつも、しっかりとした味付けでラーメンとの相性が抜群です。 この店の魅力は、単なるラーメンの美味しさだけではありません。昔ながらの空間、変わらない味、そして変わらないスタイル。博多ラーメンの本質がここに凝縮されており、訪れるたびに「やっぱりここが一番だ」と実感させられます。全国に豚骨ラーメンの店は数あれど、一心亭の味は唯一無二。特に昔からこの味を知っている人にとっては、まさにソウルフードとも言える存在でしょう。 福岡に帰ってくるたびに、この店に足を運ぶ。それが私の中での一つの儀式のようになっています。変わらぬ味を守り続けるこの店が、これからも長く愛され続けることを願ってやみません。博多豚骨ラーメンの真髄を味わいたいなら、迷わずここへ。間違いなく、あなたの豚骨ラーメン観が変わるはずです。
2025/08訪問
1回
福岡に帰省した際に訪れた「餃子李」。福岡で餃子といえば、焼き餃子よりも水餃子が一般的なイメージですが、ここは違います。まるで中国の本場にいるかのような雰囲気の中で、香ばしく焼かれた餃子や小籠包、そして本格中華の数々を味わえる、福岡屈指の名店です。 まず、焼き餃子。運ばれてきた瞬間、そのビジュアルに目を奪われます。黄金色の羽根が美しく広がり、まるで芸術作品のような仕上がり。厚めの皮がモチっとしていながら、焼き面はパリッとした絶妙な焼き加減。一口かじると、中から溢れ出す肉汁がじゅわっと広がり、豚肉の旨味とニラの香りが口いっぱいに広がります。皮のもちもち感と香ばしさが見事に融合し、一度食べたら止まらなくなる美味しさです。 次に小籠包。蒸籠(せいろ)の蓋を開けると、湯気とともに立ち上る香りが食欲をそそります。薄く繊細な皮の中には、たっぷりのスープが閉じ込められています。レンゲにのせて、そっと皮を破ると、中から溢れ出すアツアツのスープ。このスープがたまらなく美味しい。豚の甘みがぎゅっと詰まった濃厚な味わいで、噛むごとに旨味が押し寄せます。皮の薄さともちもち感、そしてスープのバランスが完璧な一品でした。 続いて海老チリ。大きな海老がごろごろと入った一皿は、見るからに食欲をそそります。プリプリの海老に絡む甘辛いチリソースは、程よい辛さと酸味が効いていて、ご飯が欲しくなる味。辛さの中にほんのり感じる甘みが、後を引く美味しさです。 そして麻婆豆腐。唐辛子と花椒(ホアジャオ)の刺激的な香りが立ち上り、一口食べると舌がピリピリと痺れるような感覚。四川風の本格的な味付けで、豆腐の滑らかさと肉味噌のコクが絶妙にマッチしています。ご飯と一緒に食べると、その美味しさがさらに際立ち、レンゲが止まりません。 「餃子李」は、ただの餃子屋ではなく、本格的な中華料理を楽しめる場所。店内は活気に溢れ、まるで中国の大衆食堂にいるかのような雰囲気。スタッフの手際の良さも印象的で、どの料理も絶妙なタイミングで提供されるため、熱々の状態で楽しめます。 今回の訪問では、家内とともに帰省の思い出として訪れましたが、福岡に来るたびに立ち寄りたくなる店のひとつになりました。餃子好き、中華好きなら絶対に外せない一軒。福岡の美味しさを再発見できる、そんな素晴らしい時間でした。
2025/05訪問
1回
「餃子てんほう」は、餃子好きにはたまらない、まさに天国のようなお店です。店内は清潔感があり、カジュアルな雰囲気で、どこか懐かしさも感じさせる居心地の良い空間が広がっています。友人や家族と楽しく食事をするのはもちろん、一人でも気軽に訪れやすいアットホームな雰囲気が魅力です。 まず一枚目の写真には、こんがりと焼き上がった焼き餃子が並んでいます。皮はパリッとした食感で、一口噛むと中からジュワッと肉汁が溢れ出し、口いっぱいに旨味が広がります。餡には豚肉の旨味と、ニラやキャベツなどの野菜が絶妙なバランスで組み合わされており、しっかりとしたコクがありながらも軽やかな後味が楽しめます。焼き加減も絶妙で、香ばしい風味が食欲をそそり、思わず何個も食べたくなる美味しさです。 次に二枚目の写真には、水餃子が美しく盛り付けられています。焼き餃子とはまた異なる、モチモチとした皮の食感が特徴で、スープがしっかりと染み込んでいるため、噛むごとにジューシーな旨味が広がります。表面はつるんとした滑らかな食感で、餡のジューシーさとともに、食べるたびにほっとするような温かみが感じられる一品です。シンプルな味付けのため、お酢や醤油をお好みで調整しながら、自分好みの味に仕上げることができるのも楽しみの一つです。 「餃子てんほう」のもう一つの魅力は、豊富な種類の餃子とサイドメニューです。焼き餃子、水餃子の他にも、チーズ入りやニンニクたっぷりの餃子など、バリエーション豊かに揃っており、飽きることなく楽しめます。ビールとの相性も抜群で、餃子をつまみながらの一杯は、まさに至福の時間です。また、スープやライスセットなども充実しており、ランチタイムには定食スタイルでボリューム満点の餃子セットを堪能することができます。 スタッフの接客も非常に丁寧で、お客様一人ひとりに親身に対応してくれるのが「餃子てんほう」の良さの一つです。注文時にはおすすめのメニューや辛さの調整なども聞いてくれるため、自分の好みに合わせた味を楽しむことができます。お客様の笑顔を引き出す温かいサービスが、食事をより一層楽しいものにしてくれます。 「餃子てんほう」は、餃子好きのために心を込めて作られた美味しい餃子を提供するお店で、何度も訪れたくなる魅力に溢れています。家族連れや友人同士での食事にも最適で、お腹いっぱいになるまで餃子を楽しむことができるのが嬉しいポイントです。美味しい餃子を求めている方、また気軽に餃子を楽しみたい方には、ぜひ一度訪れていただきたい名店です。
2024/09訪問
1回
仙台の「八仙」は、餃子の名店として食べログの「百名店」にも選ばれている実力派の店舗です。仙台の文化横丁に位置するこのお店は、長年にわたり多くの地元民や観光客から愛されてきました。百名店に選出されるだけのことはあり、餃子をはじめとする中華料理のクオリティは折り紙付きです。訪れるたびに変わらない味と心温まる接客で出迎えてくれる「八仙」は、まさに仙台を代表する餃子の聖地といえるでしょう。 まず、八仙の看板メニューである餃子は、皮のもちもち感と具材のジューシーさがたまりません。一口かじると、肉汁があふれ出し、絶妙なバランスで味付けされた餡が口の中に広がります。その味わい深さが、多くの人を虜にし、何度も通いたくなる理由です。百名店に選ばれるだけの風格がある餃子であり、名店の名にふさわしい逸品です。 餃子以外のメニューも非常に充実しています。例えば、写真にあるワンタン麺は、優しい味わいのスープが特徴で、シンプルながらも奥深い旨味が感じられます。スープは透明で見た目も美しく、丁寧に煮込まれた出汁の味がしっかりと効いており、ワンタンのつるんとした食感と相まって、心から癒される一品です。初めて訪れた人も、思わずほっとする味わいです。 さらに、マーボー豆腐も八仙の人気メニューの一つです。辛さは控えめですが、しっかりとしたコクがあり、豆腐の柔らかな食感が絶妙に調和しています。ご飯にのせて食べるとその美味しさがより引き立ち、やみつきになる味わいです。どの料理も一品一品丁寧に作られており、昔ながらの中華料理の良さが詰まっています。 店内は文化横丁のレトロな雰囲気が漂い、どこか懐かしさを感じさせる落ち着いた空間です。昭和の風情を感じさせるインテリアが、食事のひとときをより特別なものにしています。大通りから少し離れた静かな場所にあり、カウンター席では地元の常連さんとの会話が楽しめたり、テーブル席でゆっくりと食事を楽しんだりと、訪れる人それぞれが思い思いの時間を過ごせる温かな雰囲気が魅力です。 「八仙」が位置する文化横丁自体も、仙台の歴史と文化が色濃く残る特別な場所です。赤提灯が並ぶ細い路地を歩きながら、昭和の雰囲気を感じる看板や店構えに触れることができ、八仙での食事がその体験をさらに豊かにしてくれます。文化横丁の風情を楽しみつつ、歴史ある八仙で名物の餃子を味わう時間は、仙台ならではの贅沢なひとときです。 まとめると、「八仙」は単なる餃子屋ではなく、仙台の風土や歴史を感じられる特別な場所です。地元の人々にも愛され続けている理由がそこにはあります。仙台を訪れる際には、ぜひこの百名店の一員である「八仙」で、極上の餃子と中華料理を堪能してみてください。
2024/08訪問
1回
京都にある老舗ラーメン店「第一旭 本家」に行ってきました。人気店であることは聞いていたものの、実際に訪れるとその人気ぶりがよく分かります。平日夜にも関わらず、店の外にはすでに長蛇の列。到着してから約1時間ほど待ちましたが、期待感がどんどん高まりました。 1時間ほど待った後、ようやく店内に案内されました。店内はコンパクトで、ラーメンに集中できるシンプルな内装です。調味料は、ラーメンのタレや一味唐辛子、胡椒などが用意されており、自分好みの味に調整できる点が嬉しいです。 今回は特製ラーメンではなく、シンプルな「普通のラーメン」を注文しました。待っている間、厨房ではテキパキとした動きでラーメンが作られており、手際の良さが目につきます。店内は比較的狭いため、カウンター席がメインですが、活気ある雰囲気が漂っています。 数分後、運ばれてきた普通のラーメンはシンプルながらも、どこか懐かしさを感じさせる見た目です。たっぷりのネギがトッピングされており、スープの表面には薄く油が浮かんでいます。一口スープを飲んでみると、豚骨醤油ベースの深い味わいが広がり、まさに王道の一杯。スープは濃厚ながらも、しつこさを感じさせず、程よいコクと塩加減が絶妙なバランスです。 麺は細めのストレート麺で、スープとしっかり絡んでいます。細麺の喉ごしが良く、スープの旨味をしっかりと引き立ててくれる一杯でした。また、チャーシューも柔らかく、口の中でほろほろと崩れる食感が印象的です。チャーシューの脂の甘みがスープとよく合っており、麺と一緒に食べるとさらに満足感が高まります。 今回は普通のラーメンを注文しましたが、トッピングやカスタマイズも可能で、例えば「油多め」「硬めん」など自分好みに調整できる点も、このお店の魅力の一つです。今回はデフォルトのラーメンをそのまま楽しみましたが、次回訪れる際にはカスタマイズしてみたいと思います。 また、第一旭の魅力はラーメンだけではなく、餃子などのサイドメニューも充実している点です。隣の席では餃子を追加注文している方が多く、焼きたての香りが食欲をそそりました。店内は狭いため、相席になることもありますが、それもまたこのお店ならではの醍醐味です。 価格帯も非常にリーズナブルで、このクオリティのラーメンをこの価格でいただけるのはコストパフォーマンスが高いと感じました。観光地である京都で、地元の方々にも愛され続けている理由がよく分かります。京都駅からも徒歩圏内で、観光の合間に立ち寄れるアクセスの良さもポイントです。 全体として、普通のラーメンというシンプルなメニューでありながら、しっかりとした味わいと満足感が得られる一杯でした。豚骨醤油のスープと細めん、そして柔らかいチャーシューのコンビネーションは、まさに王道であり、何度でも食べたくなるような味わいです。 1時間の待ち時間がある点は少しハードルが高いかもしれませんが、それでも並ぶ価値のあるラーメンです。特に観光シーズンや週末はさらに混雑する可能性が高いので、訪れる際には時間に余裕を持って行くのが良いかもしれません。 結論として、「第一旭 本家」のラーメンは、シンプルな「普通のラーメン」でも十分に満足できる味わいで、どんな方にもおすすめできる一杯です。次回は特製ラーメンやトッピングを追加して、さらなる味のバリエーションを楽しんでみたいと思います。待ち時間があることは念頭に置いておく必要がありますが、それさえ気にしなければ、京都でのラーメン体験としては外せないお店です。
2024/10訪問
1回
醤油ラーメンは、深みのある醤油ベースのスープが特徴で、しっかりとした味わいが楽しめます。チャーシューは柔らかく、スープとの相性が抜群です。また、もやしやネギがたっぷりとトッピングされ、食感のバランスも絶妙。海苔がアクセントとなり、全体的に満足度の高い一杯に仕上がっています。 一方の塩ラーメンは、シンプルながらも奥深い味わいが特徴。透明感のあるスープは、コクが増しています。バターはトッピングしました。こちらもチャーシューがジューシーで、メンマやネギの風味がスープを引き立てます。特にバターが溶けると、スープにまろやかさが加わり、塩味が一層引き立ちます。こちらももやしとわかめがトッピングされ、さっぱりとしながらも満足感のある一杯です。 表面の油があるため、スープが本当に冷めなくて美味しかったです。 ラーメンのスープはどちらも繊細な風味が楽しめ、手間暇がかかっていることが伺えます。上板橋エリアでラーメンを楽しみたい方には、宮本太郎の醤油ラーメンと塩ラーメンはどちらもおすすめです。
2024/10訪問
1回
黒兵衛は、餃子好きなら一度は訪れるべき宮崎の名店です。私が出張で宮崎を訪れた際、このお店の評判を耳にし、期待を胸に訪れました。期待以上の味わいと接客に心を打たれ、百名店に選ばれる理由を全身で実感しました。 お店の雰囲気は、アットホームで居心地の良い空間。カウンター席もテーブル席も整然と配置され、清潔感が保たれています。スタッフの皆さんの温かい笑顔と丁寧な接客が、訪れるお客さんを迎えてくれます。一見すると庶民的な佇まいですが、その中に潜む美食のオーラは一級品。地元の方にも観光客にも愛される理由がここにあります。 さて、メインの餃子。焼き目は黄金色に輝き、程よいパリッとした食感。箸で持ち上げると皮のもちもち感が伝わり、口に入れた瞬間にジューシーな肉汁が溢れます。具材は絶妙なバランスで、豚肉の旨味とキャベツやニラの香りが調和し、一口ごとに深い満足感を得られます。皮の厚さも絶妙で、中の具材の美味しさを引き立てるように計算されています。塩加減も控えめで、素材そのものの味が楽しめるのが嬉しいポイントです。 さらに特筆すべきは、タレとの相性。醤油ベースに酢とラー油を加えたシンプルなタレですが、これが餃子の旨味をさらに引き立ててくれます。お好みで辛みを調整できるため、自分好みの味付けで楽しむことができます。また、ニンニクの風味が程よく効いているので、スタミナが必要な日にもぴったり。餃子一皿を食べ終えた後には、自然ともう一皿追加注文したくなる魅力があります。 この日は焼き餃子をメインにいただきましたが、メニューには水餃子や揚げ餃子もあり、それぞれに異なる味わいが楽しめます。また、宮崎ならではの地酒やビールも充実しており、お酒好きの方にはたまらないラインナップです。餃子と地酒を片手に、宮崎の夜をゆっくり楽しむ贅沢な時間が過ごせました。 黒兵衛は、味だけでなくそのコストパフォーマンスにも驚かされます。これだけのクオリティでこの価格は、全国的に見てもトップクラスと言えるでしょう。また、地元宮崎の新鮮な食材をふんだんに使っている点も特筆に値します。地元の魅力が詰まった餃子は、一度食べたら忘れられない味です。 百名店の名にふさわしい実力派のお店で、地元民の愛され度がうかがえる黒兵衛。餃子好きはもちろん、宮崎を訪れた際にはぜひ一度立ち寄ってみてください。その味わい深さと温かいおもてなしに、きっと心が満たされるはずです。また宮崎を訪れる際には、必ず再訪したいと思わせてくれる、そんなお店です。
2024/07訪問
1回
ふらりと浜松に降り立ち、餃子の聖地と呼ばれるこの街で選んだのは、百名店にも名を連ねる「福みつ」。店構えはどこか昭和の空気を残した、飾り気のない佇まい。しかし、暖簾をくぐると、そこには静かな熱気と期待の香ばしさが満ちていました。 そして、目の前に現れたのが、この圧巻のビジュアル。一皿にずらりと並べられた餃子たちが、まるで兵士のように整列し、黄金色にこんがりと焼き上げられた姿で迎えてくれます。表面はパリッと、小麦粉の香ばしい焼き目が美しく、一つひとつの厚みと均一さが、職人の技を物語っています。写真をご覧いただければ、その完璧な焼き加減が伝わるはずです。焦げすぎず、浅すぎず、実に絶妙。まさに“黄金の焼き色”。 まず一口。カリッと歯を立てると、中からジュワッとあふれる肉汁と、ふわりと広がるキャベツの甘み。豚肉と野菜の比率が絶妙で、どちらかに偏ることなく、食感と旨みのバランスがとにかく秀逸です。特にキャベツの刻み方が細かく、口当たりが非常にやさしい。そこに、にんにくの香りが控えめに漂い、ふんわりと包み込むような優しさすら感じさせます。 皮は厚めですが、決して重たくはなく、しっかりとした弾力ともちもち感があって、まるで小籠包のような存在感。下味がしっかりついているので、タレなしでもいけてしまう完成度。とはいえ、特製の酢醤油にちょっとだけ潜らせて食べると、酸味と塩味が旨みを一段と引き立て、もうひとつ、もうひとつと箸が止まらなくなっていきます。 そして忘れてはならないのが、瓶ビールとの相性。写真にも映っているキリンラガーの力強い苦味が、餃子の脂と調和し、口の中をさっぱりとリセットしてくれます。ひと口ごとに、次の餃子が恋しくなる。この循環こそが、福みつの中毒性の源。 店内はアットホームな雰囲気で、老若男女問わず、地元客と観光客が入り混じって、同じ皿の餃子を無心に頬張る光景が広がっています。餃子専門店でこれほどまでに満足度が高く、満ち足りた気持ちにさせてくれる店は、正直なかなかないと思います。浜松餃子というと、もやしが中央に盛られているスタイルが主流ですが、福みつはあえてそのスタイルを取らず、餃子一本で勝負している印象。潔さと実力の裏付けがそこにはあります。 一人で食べるもよし、家族でシェアするもよし、仲間とビール片手に楽しむもよし。いずれにしても、この福みつの餃子は「一度食べたら忘れられない記憶」をしっかり刻んでくれる名品です。噛めば噛むほど、焼きの香ばしさと餡のジューシーさが重なり合い、幸福の層が口の中に積み上がっていく。浜松に来たなら、ここを外してはいけない、そんな存在感を放つ一軒です。 見た目のインパクト、味の深み、食感の妙。そしてなにより、誰かに教えたくなる魅力。百名店という称号は、ただの看板ではありません。それは積み上げられた信頼と実績の証。この一皿を前にすれば、誰もがその理由を舌で、心で、きっと実感することでしょう。 何も語らずとも、ただ黙々と餃子を頬張る時間。それこそが、福みつで過ごす最高の贅沢だと、心から思えました。
2025/11訪問
1回
赤々とした暖簾が目印の「博多ラーメン にこいち」、岡山の地にあってまるで博多の屋台をそのまま持ち込んだかのような空気感に、思わず吸い寄せられるように足を踏み入れました。暖簾をくぐると、カウンター中心の店内はすでに豚骨の芳醇な香りに包まれており、否が応でも胃袋が音を立ててしまいます。 券売機で迷わず「博多ラーメン」を選択。麺の硬さはもちろん「バリカタ」で。博多ラーメンにおける“硬さ選び”は、もはや一種の作法。こちらのお店でも「粉おとし」「ハリガネ」から「やわめん」まで用意されており、ラーメン通の期待にも応えてくれる柔軟さが嬉しいところです。 さて、目の前に運ばれてきたラーメンを見て、まずはその整った美しさに目を奪われました。赤い雷文模様の縁取りが印象的な器に、濁りのある濃厚なスープ。クリーミーでありながら透き通るような艶を湛え、いかにも本格的な博多とんこつの風格を漂わせています。トッピングにはキクラゲと青ネギ、そしてとろけるようなチャーシューが二枚。余計な装飾を排した、必要最小限で完璧な構成です。 まずはスープをひと口。豚骨の旨味がガツンと来るのに、後味が驚くほど軽やか。臭みは皆無で、骨の髄から煮出されたであろう旨味が幾重にも重なり合って、舌の上で溶けていきます。まるでコクとキレの見事なバランスを極めた芸術品のよう。これほど丁寧に抽出された豚骨スープには、そうそう出会えるものではありません。 バリカタでお願いした極細ストレート麺は、歯切れ良く、小麦の香りがきちんと主張します。スープとの絡みも申し分なく、ズズッと啜るごとに幸せが喉を通っていく感覚。替え玉が150円と明朗に表示されているのも、博多スタイルの良心を感じさせてくれます。ついでにトッピングを追加しても面白そうです。ねぎ玉ラーメンや煮玉子ラーメンなど、メニューからも工夫の幅が見えてきます。 チャーシューは脂身と赤身のバランスが絶妙で、口の中でホロホロとほどけていきます。まるで煮豚ではなく「溶け豚」。しっかりとした味付けながら、スープを邪魔しない塩梅に抑えられており、主役ではなく、あくまで引き立て役に徹している印象です。 キクラゲのシャクシャクとした歯触り、そしてネギの爽やかな辛味が、全体に清涼感とコントラストを与えていて、食べ進めるごとに変化と楽しさが生まれます。テーブルにはごま、胡椒、ラー油、醤油など調味料も整っており、自分好みにアレンジできる自由度の高さも嬉しいところ。特に白ごまを多めに振りかけると、香ばしさが際立ち、また違った一面が覗けます。 にこいちの暖簾の内側には、ラーメンにかける真摯な想いと、気取りのない職人気質が宿っていました。800円という価格も、クオリティを考えれば破格と言って差し支えないでしょう。ラーメン一杯に真心を注ぎ込む姿勢、それがスープからも、麺からも、空気からも伝わってきます。 地元岡山にありながら、舌と記憶を一瞬で博多へと連れて行ってくれる。そんな一杯でした。次回はぜひ「煮玉子ラーメン」や炒飯とのセットも試してみたいと思わせる、そんな底知れぬ吸引力のあるお店です。ラーメンの世界において、“にこいち”は確かに強烈な存在感を放っていました。
2025/07訪問
1回
福岡・天神のど真ん中、ラーメン激戦区の真髄に位置する「博多らーめん ShinShin 天神本店」。この地で長年地元民・観光客の両方から絶大な信頼を集めてきた名店に、ついに訪れることができました。並ぶ覚悟はしていたものの、想像以上の行列。その列を前に「ここは間違いない」と確信が芽生え、待ち時間すらも期待の高鳴りで心が躍ります。 店内は活気に満ちており、厨房から響く麺を茹でる音やリズミカルに鍋を振るう音が、これから訪れる旨味の祝祭を予感させてくれます。メニューを眺めるとラーメン単品にするか迷いつつも、今回は一番人気とも言える「ラーメン+半チャーハン」のセットをオーダー。これがShinShinの真骨頂を知るには最適な選択だと、後で実感することになります。 まず運ばれてきたのは半チャーハン。盛りは「半」とはいえ、見た目は十分なボリューム感。香ばしさが鼻腔をくすぐり、思わず箸を伸ばしてしまいました。パラリと炒められた米粒は、油っぽさとは無縁で軽やか。刻まれたチャーシュー、卵、ネギのバランスも秀逸で、ひとくちごとに旨味の波が押し寄せてきます。特筆すべきはその火入れ加減。炒めすぎず、ベタつかず、素材の旨味を最大限に引き出した見事な技術です。チャーハン単体でも一品料理として成立する完成度の高さ。これだけを目的に訪れる人がいても納得です。 そして主役のラーメン。見るからにクリーミーな豚骨スープに、ネギとキクラゲが彩りを添え、中央には味玉がどっしりと鎮座。スープを一口含めば、その深みと丸みのあるコクに驚かされます。濃厚でありながらも臭みは一切なく、まろやかな旨味だけが舌に残る。骨の芯から炊き出した、真面目で丁寧な豚骨スープ。化学調味料の味に慣れた舌を洗い流すような、正直で力強いスープです。 麺はもちろん博多伝統の極細ストレート麺。湯切りの音がまだ耳に残るうちに運ばれてくるスピード感、そして芯のある噛みごたえがたまらない。スープとの絡みも絶妙で、啜るたびに豚骨の旨味と小麦の香りが交差して、食欲が止まりません。硬さはバリカタでお願いしましたが、このチョイスは大正解。スープを吸い過ぎず、麺の歯応えを最後まで楽しめました。 トッピングのチャーシューは薄切りながらもジューシーで、脂の甘みが程よく、スープの塩気とのバランスが抜群。特に感動したのは味玉。黄身はとろりと半熟で、味付けもしっかりしているのに塩辛さはなく、スープの合間に食べることで口の中に変化をもたらしてくれます。キクラゲのコリコリとした食感がまたいいアクセントになっていて、味・食感・香りの三重奏がここに完成します。 卓上には紅生姜やゴマ、にんにくなどのカスタムアイテムも豊富に揃っており、自分好みに変化をつけて楽しむことも可能。特に後半ににんにくを加えると、スープのコクに深みが出て別次元の旨味へと昇華します。食べ終える頃には、箸もレンゲも止まらず、スープもすべて飲み干してしまいました。 カウンターに座って周囲を見渡すと、老若男女、地元の方も観光客も皆、無言でラーメンに向き合っている姿が印象的でした。まさにここは“旨さで黙らせる店”。ラーメンというジャンルの中で、単なる食事を超えた体験を提供する、そんな場所です。 そしてこの内容でこの価格。天神という一等地にありながら、コストパフォーマンスも申し分なし。帰り際には列がさらに伸びており、「また来よう」と心に決めて、名残惜しさを感じながら店を後にしました。 博多に来たなら一度は寄るべき、いや「何度でも通いたくなる」、それがShinShinです。次回は替え玉や餃子も試してみたい。そしてまた、あの極上の一杯と半チャーハンの再会を夢見ています。満足感、余韻、幸福感、すべてにおいて想像以上の一食でした。
2025/09訪問
1回
「世界一暇なラーメン屋」——この名を初めて聞いた時、多くの人がその独特なネーミングに興味を持つだろう。しかし、実際に足を運んでみると、その名前とは裏腹に、予約必須の超人気店であることに驚かされる。百名店にも選ばれるほどの実力を持つこの店で、まさに唯一無二のラーメン体験をしてきた。 まず、目の前に現れた一杯は、見た瞬間に圧倒されるビジュアル。真っ白な丼に映える漆黒のスープが、見る者の食欲を掻き立てる。表面にはキラキラと輝く油の層が広がり、香ばしい醤油の香りがふわりと立ち上る。中央に鎮座するチャーシューは、大ぶりで厚みがあり、しっかりと脂が乗ったもの。さらに、青々としたカイワレとネギが彩りを添え、穂先メンマの繊細な形状が美しい。半熟煮卵は、外側がしっかりと味が染み込みながらも、中の黄身はとろりとした状態を保っている。視覚的にも完成度が極めて高い。 スープをひと口すすると、濃厚ながらも繊細な醤油の深みが広がる。通常の醤油ラーメンとは一線を画すその味わいは、まるで熟成された醤油ダレのような奥行きを感じさせる。決して塩辛くないが、キレがあり、かつ丸みを帯びた味わい。鶏と魚介の旨味がじんわりと広がり、醤油の芳醇な香りが鼻を抜ける。このスープだけでも十分に価値があると思わせるほど、計算し尽くされたバランスだ。 麺は細めのストレート麺で、スープとの絡みが抜群。程よいコシがありながら、スープをしっかりと持ち上げる。口に運ぶたびに、小麦の風味とともにスープの旨味が一体となり、啜るたびに至福を感じる。細めの麺でありながら、噛むとしっかりとした弾力があり、麺そのものの美味しさも際立つ。 チャーシューは、低温調理されたものか、非常に柔らかく、箸を入れるとほろりとほどける。噛むと肉の甘みがじんわりと広がり、脂身の部分がスープと溶け合いながら深いコクを生み出す。この一杯の中において、チャーシューは決して脇役ではなく、むしろ主役級の存在感を放っている。 煮卵は絶妙な半熟加減で、スープに溶けることなくしっかりと形を保っている。黄身のとろみが、スープにまろやかさをプラスし、一口食べるごとに味の変化が楽しめる。穂先メンマは、口当たりが柔らかく、噛むとじんわりと甘みが広がる。メンマ特有のクセが少なく、全体の調和を崩さない洗練された味わい。 この一杯は、シンプルながらも、どこをとっても計算し尽くされた完成度の高いラーメンだった。醤油の旨味を極限まで引き出し、スープ、麺、具材の全てが見事に融合した至高のバランス。それでいて、どこか懐かしさを感じさせる優しさも持ち合わせている。ラーメンの奥深さを再認識させてくれる、そんな一杯だった。 「世界一暇なラーメン屋」というユニークな店名に反して、実際には全国のラーメン好きが訪れる、まさに“世界一暇ではない”ラーメン屋だった。この一杯を求めて、多くの人が足を運ぶのも納得のクオリティ。これまで数多くのラーメンを食べ歩いてきたが、その中でも強く印象に残る特別な存在だ。ラーメン好きなら、必ず一度は訪れるべき名店であると断言できる。
2025/07訪問
1回
これは間違いなく絶品のちゃんぽんだと確信しました。色鮮やかな野菜がたっぷりと盛られ、見るからにボリューム満点。器から溢れそうなほどの具材に、スープの香りが立ち上り、食べる前から食欲を刺激されます。 まずスープを一口。豚骨のまろやかさが際立ちながらも、しつこさのない優しい味わいが広がります。しっかりとしたコクがあるのに、後味は軽やかで、飲み干したくなるほどの絶妙なバランスです。乳白色のスープに溶け込んだ旨味が奥深く、ちゃんぽん特有の優しさが際立っています。野菜や豚肉、海鮮の旨味がスープに溶け出し、時間が経つごとにさらに味わいが増していくのがたまりません。 野菜のシャキシャキ感が素晴らしいです。キャベツ、もやし、にんじん、きくらげ、そしてピンク色のかまぼこが鮮やかに彩りを添えています。一つひとつの食感が活かされており、火の通し方が絶妙。特にキャベツは甘みが際立ち、スープと絡めることでより一層旨味が引き出されています。もやしのシャキシャキとした歯ごたえが心地よく、食べ進めるほどに箸が止まらなくなります。 そして、ちゃんぽんの主役ともいえる麺。この太めのもちもちとした麺がスープと絡み、口の中で一体となる感覚がたまりません。コシがありながらも柔らかく、しっかりとスープを吸い込んでいます。噛めば噛むほどにスープの旨味が染み出し、濃厚な味わいを堪能できます。ラーメンのようなコシとは異なり、ちゃんぽんならではの優しい弾力が心地よく、どこか懐かしさを感じさせます。 具材には豚肉もたっぷりと使われており、その旨味がスープに深みを与えています。しっかりとした厚みのある豚肉は、噛むごとに旨味が溢れ、スープとの相性も抜群。さらに、海老やイカなどの海鮮も加わり、磯の香りがほんのりと漂います。この絶妙なバランスが「扇龍ラーメン店」のちゃんぽんを唯一無二の存在にしているのではないでしょうか。 食べ進めるうちに、スープに溶け出した野菜の甘みが増していきます。最初の一口とはまた違う味わいが楽しめるのも、この一杯の魅力です。後半になっても飽きることなく、むしろ食べれば食べるほど深みを感じ、最後の一滴まで味わい尽くしたくなるほどの完成度の高さです。 卓上には調味料も揃っており、自分好みにカスタマイズできるのも嬉しいポイントです。少し胡椒を振るとスパイシーなアクセントが加わり、一味唐辛子を加えるとピリッとした刺激が味に変化をもたらします。途中で酢を足すのもおすすめで、スープのまろやかさが際立ちつつ、さっぱりとした後味に変化します。どんなアレンジを加えても、このちゃんぽんの完成度が崩れることはなく、むしろより一層の奥深さを楽しめるのが魅力的です。 全体を通して、文句のつけようがない一杯。まさに福岡ならではの王道ちゃんぽんで、地元民に愛される理由がよくわかります。これほどまでに完成度の高いちゃんぽんに出会えるのは稀で、わざわざ足を運ぶ価値がある名店です。一度食べると忘れられない、そんな唯一無二の味わいでした。また必ず訪れたいと思います。
2025/08訪問
1回
高知の「ひろめで安兵衛」は、全国的にも名を知られる餃子の名店。「百名店」にも選ばれ、その実力は折り紙付きです。ひろめ市場という高知の食文化を象徴する場所で、熱々の餃子と冷たいビールを楽しむという至福のひとときを過ごしました。 提供された餃子は一目見ただけでその美味しさが伝わるような焼き色。こんがりとした黄金色の皮はパリッと香ばしく、中にはジューシーな餡がたっぷりと詰まっています。一口かじると、肉汁がじゅわっと溢れ出し、その旨味が口いっぱいに広がります。餡には豚肉のコクと野菜の甘みが絶妙に混ざり合い、シンプルながらも奥深い味わいを感じられる仕上がりです。 餃子の皮は薄めで、程よい弾力がありながらもサクサクと軽い食感。職人技が光る焼き加減で、外はパリパリ、中はふんわりジューシーな食感のコントラストが楽しめます。また、にんにくの風味が控えめなので、何個でも飽きずに食べ進められるのが嬉しいポイントです。 この餃子に合わせるのは、キンキンに冷えたアサヒビール。餃子の香ばしさと肉汁のコクがビールの爽快感と相まって、これ以上ない組み合わせです。一口餃子を頬張り、続けて冷たいビールを流し込む――その瞬間が、この上ない至福のひとときです。 「ひろめで安兵衛」は、ひろめ市場の賑やかな雰囲気の中でカジュアルに楽しむことができるのも魅力。地元の方々や観光客が入り混じり、活気あふれる空間で美味しい餃子を味わうことができるのは、ひろめ市場ならではの特別な体験です。 高知を訪れた際には、「ひろめで安兵衛」の餃子をぜひ一度お試しください。そのシンプルでいて完成度の高い味わいと、市場の活気ある雰囲気に、きっとまた足を運びたくなることでしょう。地元の素材と職人の技が光る一品に、舌も心も大満足間違いありません。
2025/01訪問
1回
佐賀県唐津市に位置する「らーめん満生」は、地元民から観光客まで幅広い層に支持される名店です。このお店は、昔ながらの雰囲気を持ちながらも、現代の豚骨ラーメンの魅力を余すことなく伝えることに成功している点が特徴です。今回、私はバリカタ麺でラーメンをいただき、さらにチャーハンをセットで注文しましたが、そのどちらも期待を超えるクオリティでした。 まず、ラーメンに使用される豚骨スープは、店内に入った瞬間に漂う香りからその魅力がわかります。スープ自体はクリーミーながらもしつこさがなく、絶妙な塩加減と豚骨の旨味が引き立っています。飲むたびに、口の中で広がるまろやかな風味とコクが心地よく、一口目から最後の一滴まで飽きさせません。佐賀のラーメンらしい深みのある味わいで、地方特有の親しみやすさがありながらも、本格的な仕上がりとなっています。 麺は細麺で、今回「バリカタ」を選びました。程よい歯ごたえと喉越しの良さがあり、スープと絶妙に絡み合います。この細麺の茹で加減は職人技そのもので、スープと一体化することで一層の美味しさを引き出しています。スープの旨味をしっかりと吸い込みながらも、麺そのものの小麦の風味も感じられるため、食べるたびに新しい発見があります。 トッピングも非常に充実しており、特にチャーシューは感動ものです。脂身と赤身がバランスよく配置され、柔らかくてジューシー。スープとの相性も抜群で、口に入れるとほろっと崩れる食感がたまりません。また、きくらげのコリコリとした食感や、シャキシャキのネギが全体のバランスを整え、ラーメンに深みとアクセントを加えています。海苔もスープを吸い込んで風味を増し、一つ一つが丁寧に作られていることを実感しました。 チャーハンも見逃せない一品です。黄金色に輝くご飯が美しく、程よく炒められたパラパラの食感が特徴です。一口食べると、香ばしさと共にチャーシューの旨味が口いっぱいに広がります。特に、紅ショウガのアクセントが効いており、一口ごとに味の変化を楽しむことができます。ラーメンとの組み合わせで、さらに満足感がアップするため、このセットメニューはぜひおすすめです。 店内の雰囲気は昔ながらの大衆的なラーメン店を彷彿とさせる温かみがあり、常連客が多く訪れるアットホームな空間です。店員さんの接客も親しみやすく、丁寧な対応が印象的でした。注文後の提供時間も非常にスムーズで、忙しい時間帯でもストレスを感じさせません。 また、「らーめん満生」の魅力はそのコストパフォーマンスの高さにもあります。これほどのクオリティのラーメンとチャーハンをこの価格で味わえるのは驚きで、地元民から愛され続ける理由がよくわかります。 地元の魅力が詰まった「らーめん満生」は、唐津を訪れた際には必ず立ち寄りたい名店です。その味わいは一度食べたら忘れられず、リピート確実の一軒と言えるでしょう。次回は別のトッピングやサイドメニューも試し、さらなる満足感を味わいたいと思います。どこか懐かしさを感じつつも、味の完成度の高さで新鮮な感動を提供してくれる、そんな特別なラーメン店でした。
2025/03訪問
1回
福岡を代表する豚骨ラーメンの名店、「ふくちゃんラーメン 田隈本店」。初めて訪れたのは小学生の頃だったと記憶しています。当時の衝撃的な美味しさと店内の温かい雰囲気は今でも鮮明に覚えています。そんな思い出深い名店に、何十年も経っても変わらず足を運べる幸せを感じています。いつまでも続いてほしい、大切な一軒です。 まず、お店の外観は昔ながらの佇まいで、歴史を感じる味わい深い雰囲気。暖簾をくぐると、そこには豚骨ラーメン特有の香りが漂い、食欲を刺激します。店内はアットホームな雰囲気で、家族連れや常連客が多く、地元に根付いた愛されるお店であることが伝わってきます。 今回いただいたのは定番のラーメン。麺の硬さは「バリカタ」でお願いしました。一杯のラーメンがテーブルに運ばれてきた瞬間、スープの湯気とともに漂う濃厚な豚骨の香りが食欲をそそります。スープは見た目からしてクリーミーで、豚骨の旨味がぎゅっと詰まった乳白色。このスープを一口すすると、まろやかでありながらしっかりとしたコクが広がり、豚骨ラーメンの醍醐味を存分に楽しむことができます。 麺は極細のストレート麺で、硬めに茹でられた「バリカタ」の食感が最高。歯切れの良さが心地よく、スープとの絡みも抜群です。一口食べるごとに、スープの旨味が麺にしっかりと馴染んでいき、最後の一口まで飽きることなく楽しめます。バリカタならではの、時間が経つごとに微妙に変化する食感も楽しいポイントです。 そして、トッピングのチャーシュー。ふくちゃんラーメンのチャーシューは特に印象的で、脂身が程よく、赤身とのバランスが絶妙です。噛むたびに口の中でほろほろと崩れ、スープと一緒に味わうと幸せな気持ちになります。また、たっぷりの青ネギが爽やかなアクセントを加え、濃厚なスープの中に軽やかさをプラスしてくれます。 卓上には紅ショウガやゴマ、高菜などのトッピングが用意されており、自分好みにアレンジしながら楽しむことができるのも魅力です。私は途中で紅ショウガを少し加え、さっぱりとした味わいに変化させながらいただきました。このような細やかな心配りも、長年愛される理由のひとつではないでしょうか。 また、量もしっかりとしていて満足感が高いのが嬉しいところ。替え玉を頼むことでさらにボリュームアップできるのも、豚骨ラーメンならではの楽しみ方です。リーズナブルな価格設定で、このクオリティのラーメンを提供してくれるのは本当にありがたいです。 ふくちゃんラーメンは、私の中で福岡の味そのものであり、帰省のたびに必ず立ち寄るお店です。何十年経っても変わらない味と雰囲気に、訪れるたびに心が癒されます。こうして自分の思い出の一部であり続けるお店に感謝するとともに、これからもずっと続いてほしいと心から願っています。 地元の方にはもちろん、観光で訪れる方にもぜひ一度味わっていただきたい一杯。福岡のラーメン文化を代表する名店として、これからもその味を守り続けていってほしいです。また近いうちに訪れるのが楽しみです。
2024/12訪問
1回
福岡・糸島の「西谷家 前原店」でいただいた一杯は、シンプルながらも地域性と店のこだわりがしっかりと凝縮された、まさに王道の豚骨ラーメンでした。黒い丼に白濁したスープが映え、その上に整然と並ぶ具材たちが視覚的にも食欲を刺激します。まず目を引くのは、ふんだんに散らされた白ごまと青々としたネギ。その鮮やかな緑と、中央に鎮座する紅生姜の赤がコントラストを成し、まるで豚骨ラーメンの美学を凝縮した一枚の絵画のようでした。 レンゲですくい口に運んだ瞬間、スープの印象がガラリと広がります。豚骨特有の濃厚さを感じさせながらも、舌にまとわりつくような重さはなく、むしろ後味は意外なほどスッキリ。骨の旨みをしっかり抽出しながら、余計な臭みを極限まで抑えているのがわかります。表面に浮かぶ脂はきめ細かく、しつこさではなくコクを支える存在として機能しており、ひと口目から「このスープは丁寧に仕上げている」と確信しました。 麺は細めのストレート。箸で持ち上げた瞬間に感じる張りとしなやかさ、そして啜ったときの歯切れの良さは、まさに博多・福岡エリア特有の麺の魅力そのものです。スープをしっかり絡め取りながらも、小麦の風味を損なわない絶妙な茹で加減で提供されており、替え玉文化が息づく福岡ラーメンの伝統を感じさせてくれました。 トッピングの存在感も見逃せません。まず味玉。つややかな見た目は、ひと目で仕込みの良さが伝わってきます。箸で割ると、黄身がしっとりと輝き、過剰に流れ出さず、ほどよい半熟具合を保っています。スープを含ませた白身とともに頬張ると、濃厚な黄身の旨みが口いっぱいに広がり、豚骨スープとの相性の良さに思わず頷きました。チャーシューは厚すぎず薄すぎない絶妙なカット。柔らかさの中に肉の繊維感がきちんと残され、噛むごとに豚の旨みがじわじわと滲み出してきます。脂身と赤身のバランスも良く、スープに浸して少し熱を加えるとさらに味わいが深まる仕様です。 薬味としての紅生姜は、見た目だけでなく味のリズムを整える名脇役。豚骨スープの濃厚さに対して爽やかな酸味が差し込み、途中で舌をリセットしてくれるため、最後まで飽きることなく食べ進められます。そしてごまの香ばしさがスープ全体にアクセントを与え、一杯をより複雑で奥行きのある味に仕上げているのも印象的でした。 この一杯を食べ進めながら感じたのは、「派手な新奇性」ではなく「正統派の完成度」で勝負しているということです。糸島という土地柄もあってか、どこか素朴でありながら、しっかりと洗練された一杯に仕上がっており、地元の人々の日常に溶け込む安心感と、遠方から訪れた人にとっての特別感、その両方を兼ね備えているように感じました。 食べ終わる頃には丼の底が見えるほどスープを飲み干してしまい、自分でも驚くほど満足感がありました。一般的な豚骨ラーメンは重たさから途中で箸が止まることもありますが、この西谷家 前原店のラーメンは「もうひと口」を自然と誘う、計算されたバランスの良さがあります。細部まで行き届いた職人の技を舌で感じながら、福岡・糸島のラーメン文化の懐の深さを再認識させられました。 豚骨ラーメンを語るうえで「濃厚さ」と「食べやすさ」を両立させることは容易ではありません。しかしこの一杯は、その難題をクリアしつつ、シンプルな構成で堂々とした存在感を放っていました。観光客にとっては「本場の味を体験できる一杯」、地元民にとっては「日常に欠かせない一杯」として支持されている理由が、一口ごとに伝わってくるラーメンでした。
2025/10訪問
1回
で焼き飯と高菜焼き飯をいただきました。焼き飯が大好きな私にとって、期待以上の味わいを楽しめる一品でした。 まず、普通の焼き飯ですが、一口食べた瞬間から、香ばしい醤油の風味と具材の旨味が口いっぱいに広がります。米粒がしっかりと立っており、油の使い方が絶妙です。ぱらっとした食感で、決してべたつかないので、最後まで飽きずに食べられました。卵やネギ、チャーシューなどの具材もバランスよく入り、シンプルながら深みのある味わいです。付け合わせの紅しょうがも、良いアクセントになっていて、程よいさっぱり感をプラスしてくれます。 次に、高菜焼き飯ですが、こちらもまた美味しく、特に高菜のピリッとした辛さと独特の風味がご飯と絶妙に絡み合っています。高菜の酸味が、焼き飯のしっかりした味わいとマッチして、非常にバランスの取れた一品です。こちらも焼き加減が素晴らしく、ぱらぱらとした食感が楽しめます。どちらの焼き飯もボリュームがあり、満足感がありますが、特に高菜焼き飯は少しパンチの効いた味が好きな方にはぜひおすすめです。 店内は昭和の雰囲気が漂い、どこか懐かしさを感じさせる空間で、料理をじっくりと楽しむことができました。手頃な価格で、このクオリティの焼き飯を楽しめるのは嬉しいポイントです。また、注文してから提供されるまでの時間も早く、忙しい時でもサクッと食べられるのが魅力です。 全体として、焼き飯好きなら一度は訪れてみる価値のあるお店です。シンプルながらも深い味わいを楽しむことができ、また訪れたくなる一軒です。