2回
2023/04 訪問
破壊的なコスパと納得の美味しさ
私の長い文章を最後まで読むのは苦痛かと思います。なので書くべき事を最初に書きます。
こちら今はひっそりと営業ですが早晩予約が取りにくいお店になることが予想できます。特に新潟県版のあのグルメガイドが年度更新されたりすると掲載間違いないと思います。今なら比較的予約が取りやすいと思います。いくなら今です。
登録店舗名は「masa」だけで良いのかと思いましたが他サイト表記に準じました。 場所は見附市今町、ナビ無しでは無理です。さらに店舗の入り口はは裏の駐車場の一番奥に面してあります。更に更に看板なんぞ一切ありません。普通に道路を走っている限りいや歩いていてもここにフレンチレストランがあることに気付くことは出来ないでしょう。
店内はカウンター6席、テーブル席2人×1の明るくスッキリとした作りです。カウンター席がメインなのは新潟の春日町の星付きフレンチと同じですね。ただこちらは厨房がカウンター越しですのでシェフが調理するのをじっくり堪能出来ます。
こちらいただけるのはシェフ一人のワンオペのこともあり昼も夜もコースのみです。もちろん要予約です。昼のコースは税込3,000円です。これ内容的には価格破壊のコスパです。なお本来はこちらはワインのペアリングがお薦めなそうですが、車の運転のこともありコールドプレスジュース800円を追加でオーダーです。
この日のコールドプレスジュースは、パイナップル、リンゴ、ナシ、キンカンだったかな。
最初は、新玉葱のムース?と佐渡産ヤリイカです。ヤリイカは備長炭でさっと炙ってあります。玉葱のムースとヤリイカの組み合わせがとても良い。美味しいです。ちなみにこちらの魚介は全て佐渡直送です。
次はこれも軽く炙った目鯛?です。これもやや酸味を感じるソースとの相性が抜群です。
お次は備長炭で焼いた甘海老と炙ったメジマグロです。柔らかく食べやすい海老の殻がとても美味しい。頭から全ていただけます。メジマグロにはマヨネーズソースがとても良く合います。
更にお次は新潟地鶏の虎千代鶏です。備長炭で焼いてありますので、皮の旨味は抜群です。肉は地鶏らしいシッカリとした歯ごたえと旨味です。さらに写真では陰にあるフルーツトマトをソースとして絡めるとさらなる美味しさです。
そしてシメは土鍋で炊いたイカのワタのリゾット、プラス佐渡産のスズキ。熱々のリゾットからはイカのワタのいい香りが立ち上ります。一口いただくとイカのワタの旨味がワイルドではなく上品に口中に広がります。嫌な臭みは皆無です。超絶美味い。添えてあるマヨネーズはスズキとの相性が抜群ですが、リゾットに合わせても凄い仕事をしてくれます。
デザートその1は阿賀町の神田酪農の牛乳のアイスです。濃厚な味わいですがしつこさはありません。塩とオリーブオイルのアクセントがとても良い。
デザートその2はしっとり柔らかななプリンです。濃厚な味わいのプリンとシッカリビターな大人の味わいのカラメルのバランスがとても良い。
コーヒーは厳選した豆を金属フィルターによるドリップです。こうすると豆のオイルも抽出出来るとのことです。コーヒーだけが残念なレストランも多い中、最後の最後まできちんとしています。
素晴らしいランチでした。
最後にこちらシェフのワンオペですので、時間に余裕を持ってお伺いすることをお薦めします。
2023/04/09 更新
むー、前回お伺いした際は他のお客さん1組2名だったのに、今回は満席です。あっという間に人気店です。場所柄、夜は余裕があるようですが土日のランチは1ヶ月前から予約した方が安全かもです。まあこちらカウンター席7、2名テーブルが1の計9名で満席ですので致し方ないですけどね。こちらカウンター席の方が圧倒的に楽しめますので、2名以下で予約の際はカウンター席希望と伝えた方が良いかもです。
それとこちら料理はコースのみ一斉スタートですので遅刻できませんのでご注意を。
ついで、料金なんですが税制の関係かと思いますが支払金額が若干上がっています。こちらもご注意を。
さて料理ですが、こちら御品書きがありません。なのでシェフの説明を全部憶ええきれないのであやふやです。ご容赦を。
まずはコールドプレスジュースです。ナシ、青柚子、パイナップル、レモン等です。(これは別オーダーです。)
最初の料理が佐渡産バイ貝ですカリフラワーのソースです。僅かにカリフラワー感があります。これがバイ貝の強めの香りを柔らかくしています。もちろん美味しい。
二品目が佐渡産ヒラマサ(だったと思う)、上に菊があしらってあります。ソースは失念,すいません。ゴマがまぶしてあります。上にソースとは別にマヨネーズ風のものが載せてありこれらを合わせていただくと超絶美味しい。
三品目が佐渡産本ズワイガニ、大和ルージュのソースです。大和ルージュって、赤いスイートコーンですよね。なのでソースはトウモロコシの味わいがあります。本ズワイガニはリコッタチーズの上に載っており、これらの調和がこれまた素晴らしい。
メインが村上産四つ葉ポークです。下にはレンズ豆。それにムカゴが添えられています。上には野菜サラダが載っています。味は文句ありませんが、一切れだけですが脂と赤身の間の筋がしっかりとありました。前回より評価を僅かに下げさせていただいたのは、このせいです。
シメは、海鮮のおじやです。イカの墨とワタ使ったおじやで、添えてある自家製オニオンマヨネーズとレモンを絞りかけると更に美味しさがアップです。あ、添えてあるアオリイカも美味しいですね。
デザートその1はは前回と同じアイスクリームかな。今回はオレンジリキュールをかける選択肢もあったのでそちらでいただきました。デザートその2は前回よりはっきりとした味わいの濃厚プリンでした。共に美味しかったですね。もちろん最後のコーヒーもバランスのよい味わいでした。
少し支払う金額は上がりましたがそれでも依然として超絶コスパです。ディナーも超リーズナブルと想像できます。なんとかしてディナーをワインのペアリングでいただきたいものです。