自称カレー王さんが投稿したトマト(東京/荻窪)の口コミ詳細

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カレー王への道

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自称カレー王 (男性・東京都) 認証済

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トマト荻窪/カレー

2

  • 昼の点数:4.8

    • ¥2,000~¥2,999 / 1人
      • 料理・味 4.8
      • |サービス 5.0
      • |雰囲気 5.0
      • |CP 4.5
      • |酒・ドリンク -
2回目

2023/06 訪問

  • 昼の点数:4.8

    • [ 料理・味-
    • | サービス-
    • | 雰囲気-
    • | CP-
    • | 酒・ドリンク-

唯一無二の最強カレー

ナマステ。
自称カレー王です。

6月16日。
荻窪の名店『トマト』に再び侵入!
もしもまだココのカレーを口にしてない方からすれば(そんなにウマいカレーあるのかよ?)と思ふでせう?
あるんですよ。

◆ビーフタンカレー
◆和牛ビーフカレー
◆海老カレー

あああ、やっぱり素晴らしい。
ウットリする。
思わず目をつぶってしまうくらい。
一切のヨドミすらないめちゃくちゃピチャ桃色の19番ホールと対峙した時にも似た圧倒的官能。
欧風カレーって旨味とコクにガッツリ振り切る事が多いんだけど『トマト』は旨味とコクがガッツリあるのにハープ&スパイスのカホリが脳内に強烈に渦巻いてきます。
欧風カレーって一般的には濃厚でコックリしてて口当たりは重めなんだけど『トマト』は濃厚でコックリしてるのに軽い口当たりなんだよね。
薬膳感もあって食後の胃も軽い。
むしろ腰がウズくくらい元気になる。

もちろん具材も全部ウマい。
特にビーフタンが恐ろしくウマくてもはやオレの知っているタンではない。
スプーンでサクサク切れるのは当たり前。
口内で舌を絡めると舌を絡め返してくる牛の舌。
ぬっ!コヤツ歯茎まで…。
だいぶ濃厚な絡め方してきやがる。
そんなデープなせめぎ合い。
これホントにビーフタンなのか?
人気AV嬢の舌にしか思えん。

あとライスもウマい。
付け合せの玉ねぎの漬物もウマい。
接客も人間性から醸し出されるようなマネできない上品さ。
店内で喰らっているお客さんの快適さを最重視した心置きなくカレーと向き合えるスタイル。
つまり最強の欧風カレー。
や、欧風カレーのみならず、日本人シェフが作るカレーとしてはやっぱり最強のカレーと言ってもイイでせう。

10時に並び始めてから2時間半並んで12時半に入店。
唯一無二って簡単に使いたくないことばだけど、ココはたぶん後にも先にもこの味はない。
ガチで唯一無二。
改めてそう思ひました。
さらに待ち時間が長くなろうとも、さらに価格が上がろうとも、また必ず節目でイキます。
もっかい言うけど、そこまでして喰らうべき唯一無二のカレーです。

  • ビーフタンカレー

  • 右からビーフタン、海老、和牛ビーフ

  • ビーフタンの厚みよ

  • トロけ落ちるビーフタン

  • 和牛ビーフカレー

  • 海老カレー

  • ライス

  • 付け合せもヤケにウマい他にないヤツ

  • メニュー

  • 次はシチュー系もいただきます

  • タンシチューの店でもあるんでね

  • 外観

2023/11/16 更新

1回目

2019/04 訪問

  • 昼の点数:4.8

    • [ 料理・味4.8
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気5.0
    • | CP4.5
    • | 酒・ドリンク-
    ¥2,000~¥2,999
    / 1人

作品「トマト」

ナマステ。
自称カレー王です。

今日は平成31年4月30日。平成最後の日です。
今まで色々なカレーを食べてきましたが、今日はその集大成と考え、いまだ未訪問だった念願の荻窪「トマト」へ行く事にしました。
言わずと知れた日本一と謳われるカレー&シチューのお店。

集大成で失敗する訳にもいかないので、念には念を入れてかなり早めに訪問。(したつもり)
とりあえず店の場所だけでも確認しておこうと思い、夜の部開店の2時間前に店の前まで行ってみた。
店の手前の最後の角を曲がると…ウゴゴッ!
店の前には雨だというのに既に大行列の13人待ち。
すでに一巡目では入れない。
か、開店2時間前ですよ?笑
慌てて並ぶカレー王。
開店1時間半前に奥様が外に出てこられて、並んでる方達が何人組かを一組一組に確認。
オレの後ろ5人目の方が「ごめんなさい。ソースがここまでになります。ごめんなさい。」と言われている。
開店1時間前にも奥様が傘もささずに外に出てこられて「ごめんなさい。ごめんなさい。」と食べる事が出来ない客に頭を下げている。
開店前に来たのに食べる事が出来ずに帰った方は30人程いたかもしれません。
開店前だというのに既に入口の扉には「本日の営業は終了しました」の札がある異様な光景。
料理にありつくためのハードルがここまで高い店は見た事がありません。
それが異常なのか正常なのかもわかりません。
とにかく2時間前から並んでおいてよかった。

開店15分前。
再び奥様が外に出てこられた。
並んでいる客に向かって「申し訳ございません。まもなく開けますので。」
そして開店10分前にはオープン。

奥様の接客は、終始物腰が柔らかくて上品で丁寧かつにこやか。
食事についてもとにかくゆっくり料理を楽しんで頂きたいとの想いから、これだけの人気店にも関わらず相席はなし。
当然、相席にした方が店は儲かります。
儲けを捨ててでもお客さんひとりひとりの気持ちを一番に考えているんですね。
簡単なようで、全てにおいて本当に実践している店は他になかなか見当たらないのではないでしょうか。

この時点でもう料理が美味しいか美味しくないかはほぼ決まったようなものです。
こんなにお客さん想いでステキな店がマズいはずがありません。

店にイン。
マスターが少しのいい加減さもない声のトーンで「いらっしゃいませー」

・和牛ビーフジャワカレー2300円
JAZZが流れる優雅な店内からは、ハァァァァという溜め息や「美味しいー」という言葉が頻繁に聞こえてきます。
食べた事のない唯一無二の味です。
愛情込めて作られているのが感じられます。
美味しいカレーというより素晴らしい作品と表現した方がしっくりきます。

・季節の野菜550円
具は、たけのこ・ミニトマト・人参・じゃがいも・インゲン・大根・かぼちゃ・赤パプリカ・マッシュルーム・ヒラタケ・アスパラ・シシトウ・豆数種類などなど。
ひとつひとつがもー素晴らしいです。


「トマト」はもはやブランド。
日本一のカレー屋。
カレー好きだけでなく、全ての美食家達の注目の的。
そんなお店の料理を、時間やお金をかけずに食べられる訳がありません。
マスターや奥様は、それ以上に身体を酷使し、時間をかけ、愛情と情熱を注ぎ、並々ならぬ努力をしているでしょうから当然だと思います。
何というか食べ終わった後に感激しました。
凄いものを見た!そんな気持ちになりました。
接客から料理まで全て含んだ「トマト」という感動の映画作品を観た。そんな気持ちになりました。


帰り際、マスターと奥様の「ありがとうございましたー」は、お会計をしようとレジに行った時、お金を払った時、店を出る時の3回ありました。
奥様の心のこもった「ありがとうございます」の声にマスターも阿吽の呼吸で反応している感じです。
本当に少しの落ち度もない完璧で感動の接客でした。
料理ももちろんですが、その接客は現世という人間社会で生きる全ての人にとって一見の価値があると感じました。


今日は平成31年4月30日。平成最後の日です。
「トマト」に来られて本当に良かったです。
また必ず伺わせて頂きます。

2023/11/09 更新

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