烈光さんが投稿した倉敷　和のうまみ処　桜草（岡山/倉敷市）の口コミ詳細

A　Prologue 1

「七五三参詣」


①義母に縫い直して貰った
和服を装った
7歳の女の子と
3歳の男の子の
愛孫とお手々を繋いで
七五三詣です。


②案の定。
我が娘は
祖母に懇切丁寧に
教えて貰ったにも
拘わらず
着付けが出来ません。

・90歳を超えた
義母が八面六臂の
大活躍です。

・女の子の
幼稚園の発表会が
12月にあります。
　　⇩
其の衣装作成迄も
どさくさ紛れに
抜け目なく
懇願していました。

※娘である鬼嫁曰く

「お母さんは人から頼まれる事が嬉しいのよ」
「取り分け。可愛い孫や曾孫の役に立つなら」
「尚更よ」
「お母さんの元気の秘訣」
「お母さんが出来る事は」
「積極的にお願いをするの」

「義母さん。いつ迄も元気でいてくださいね」


B　Prologue 2

「吉備津彦神社」に参拝


①「Loro Piana」の「ダークスーツ」に
「ドット柄のネクタイ」を
着用しました。

「腰回り」が
「腹周り」が
「遺憾・遺憾・・・」
「入らん・入らん・・・」
「釦が・釦が・・・」


②「吉備津彦神社」は
岡山県岡山市北区一宮に在る
「備前国一宮」です。

・JR吉備線(桃太郎線)の
「備前一宮」駅から
徒歩で約5分です。

a 主祭神⇨
「大吉備津彦命」・「大吉備津日子命」・「おおきびつ　ひこの　みこと」です。

b ご利益⇨
主に「開運」・「長寿」です。

c 神秘的なスッポト
夏至の日には
「鳥居の正面からの旭日昇天」
を拝観出来ます。

d 御神前には
「弊撰料」の
案内板があります。

e 天皇(皇后)陛下が
行幸啓される場合には
行き先の都道府県の
神社に奉納をされます。

・神道の祭祀に於ける
重要な神事です。

※「弊撰料(へいせん りょう)」＝
「神饌＝供物」と「幣帛(へいはく)＝金銭」です。

※平成30年7月の
「西日本豪雨災害」からの
復興状況をご視察をする為に
2024年5月に
岡山県倉敷市真備地区に
両陛下が
行幸啓された際のモノです。


③帰路には
「中山」山麓沿いに
「吉備津神社」前を
通過しました。

「吉備津神社」は
岡山県岡山市北区吉備津に在る
「備中国一宮」です。

※本来は
「吉備の国の総鎮守」でした。
吉備国が三国(備前・備中・備後)への
分割により
「備中国一宮」
と成りました。

※別途に
「吉備総鎮守」・「三備一宮」
とも云われる所以です。


・JR吉備線(桃太郎線)の
「吉備津」駅から
徒歩で約10分です。

a 主祭神⇨同じく
「大吉備津彦命」・「おおきびつ　ひこの　みこと」です。

b ご利益⇨
主に「勝負運」・「厄除け」
嘗ては「国家安泰」・「五穀豊穣」です。

c 「本殿」⇨
・将軍 足利義満の室町時代に
25年の歳月を掛けて再建された
「国宝」です。

※岡山県下の国宝は
2つです。
後の1つは
「旧 閑谷学校」の「講堂」です。

・唯一無二の建築様式
「比翼入母屋造」＝「吉備津造」
です。

d 有名な伝説

「桃太郎の鬼退治の物語」の
原型と成った
「温羅(うら)」と呼ばれた
「鬼の討伐」が有ります。

e 有名な神事

「温羅の霊を鎮める」目的が
起源とされる
「鳴釜神事」
です。


④「吉備の中山道」

「吉備津彦神社」と「吉備津神社」とは
約2㎞の整備された
歴史ある
「吉備の中山道」で
連絡がされています。

・「吉備の中山」⇨
直接的に崇拝の対象となる
「神体 山」です。


⑤残された
「備後一宮」⇨
広島県福山市新市町にある
「吉備津神社」です。


C　Maine chapter 1

「会席料理」は
　全てが
「酒菜」也。


①「今日は痛飲するね」
「ママ。運転はお任せしますね」

「今日は七五三参詣の御目出度い日ですモノね」
「任せて頂戴」

鬼嫁の快諾を
得る事が成就しました。

「飲むぞ。食べるぞ。飲むぞ。」


②フランス料理に出てくる「前菜」⇨
メインと成る料理が
明確な場合には、
其の前に
食欲増進を目的とした
「酒」の「肴」でしょうか。


③「会席料理」⇨
全ての料理が
「酒菜」＝「酒肴」では
無いかと思っています。


D　Maine chapter 2

「日本酒」について。


①「清酒」の由来について。

a 経緯

・「麹(こうじ)」で発酵＝「醸(かも)」す。
・「米」を「醸す」⇨「醪(もろみ)」
　　⇩
・昔の酒は
醪が残った儘の
「濁醪(だくろう)」≒「濁酒(どぶろく)」
　　⇩
・「醪」を布で絞って「漉」す。
　　⇩
・「にごり酒」と「酒粕」に分離する。

b 由来

◎濾過を繰り返して透明にした
『浄酒(すみさけ)』を
神前に奉納する。
　⇩　⇩
◎「神々に捧げる清い酒」
　⇩　⇩　⇩
『清酒』です。


②『倉敷　和のうまみ処　桜草』で
頂いた2銘柄を中心に
言及せねばなるまいか。


a 岡山県倉敷市児島 田の口
「十八盛酒造(株)」さんの

県下では人気ベスト5入り
するだろう
「多嘉治」シリーズの
『純米 雄町 無濾過 生原酒』

☆酒質⇨
・南国果実の様な新鮮な香りと酸
・芳醇で濃厚かつ艶やかな旨味

※2合を頂きました。


b 岡山県浅口市鴨方町
「丸本酒造(株)」さんの

此れ又に
県下では人気ベスト5入り
するだろう
「竹林」シリーズの
「純米 大吟醸酒」『竹林 かろやか』

・酒造好適米＝自家栽培の「山田錦」
・精米歩合　⇨50％

※「竹林」の由来⇨
日本最大級の反射望遠鏡を
装備した国立天文台で有名な
「竹林寺山」からの清廉な
伏流水が
其の名の由来です。

☆酒質⇨
・華やかな香り
・軽快な味わい
・仄かな甘み

※3合を頂きました。

◎「自家栽培」
全量自家栽培の
「農産酒蔵」を
志向されています。

◇2003年に
国の構造改革の一環として
全国で初めて
「鴨方町」が
「酒米栽培振興特区」に
認定されました。


c 岡山県下の人気ベスト1
と云えば
岡山県真庭市勝山
「(株)辻本店」さんの
『御前酒』でしょうか。

●但し
「御前酒」は
『桜草』さんには
ありませんでした。

※「御前酒」の由来⇨
美作勝山藩の御用達献上酒を醸造していました。

☆谷崎潤一郎は当地で
「細雪」を執筆活動しました。

★お若い方は
ご存じ無いかも知れませんが。
　　⇩
1932年生誕～2013年他界
岡山県倉敷市出身
岡山県立倉敷商業高等学校中退
の
「長門　勇」氏が
「御前酒　飲まにゃぁ～」との
決まり文句で
当社のCMに出演をされていました。

◆代表作と役⇨
・五社英雄監督に
(当時はフジテレビのディレクター)
其の才能を発掘され
大抜擢された
「三匹の侍」の
「桜　京十郎」役
でしょうか。

・最新では
「古谷一行」氏が
金田一耕助役を主演された
「横溝正史シリーズ」での
「日和警部」役でしょうか。

◇「スチャラカ社員」で
『おえりゃぁ～　せんのぉう～』と
岡山弁を全国に初めて流布させたのは
「千鳥」のお二人では無くて
「長門　勇」さんですよ。


d 『桜草』さんが
取扱いの全国的有名銘柄について。

☆新潟県長岡市朝日
「朝日酒造(株)」さんの
『吟醸　久保田　千寿』

・酒質⇨「穏やかな香り」と「軽やかな味わい」


☆山口県岩国市周東町
「(株)獺祭」さんの
『純米大吟醸　獺祭 50』
　　⇩
●『獺祭 50』は生産中止に
なってから久しく
現在は
『獺祭 45』に移行しています。
　　⇩
「何時」・「何処から」
入手したのでしょうか？
　　⇩
注文はして無く・瓶の確認もして無い
状況ですが。
　　⇩
「品質」は大丈夫でしょうか？
　　⇧
『獺祭　BLUE 50 from NY』なら
提供も腑に落ちますが。


e 「食後酒」≒「就寝前酒」について。

些か飲み足らずに

愛知県では人気№1との
呼び声も高く
全国的にも高評価の

☆名古屋市緑区大高町
「(株)萬乗酒造」さんの
「醸し人　九平次」シリーズ
『純米大吟醸　雄町　SAUVAGE 2024』
　720ml　￥2,365　を

娘婿と2人で
飲み干しました。

鬼嫁からは
「程々に。しようね！」
「おやすみなさい」

◎酒質⇨
・穏やかな香り
・青い草や穀物等のニュアンスの
　ボタニカル (＝植物由来の) な香り

・「雄町」使用なので
　　⇩
※「男性的」です。


◇同一価格で
『純米大吟醸　山田錦　EAU DU DE´SIR』が
在ります。

・此方は「山田錦」使用なので
　　⇩
※「淡麗」・「華やかな香り」で「女性的」です。


E　Maine chapter 3


①店の選定

・「鬼嫁」＋「娘夫婦」＋「義母」達は
未訪問
　　　＋
・倉敷美観地区エリア
　　　＋
・リーズナブルな価格
　　　＋
・「お子様メニュー」

　　⇩　⇩

『倉敷　和のうまみ処　桜草』で
三連休中にも拘わらず
急遽の予約が取れました。


②食事の開始時間

・帰路都合があるので
開始早々の
17時30分と
しました。


③順路

入庫から￥100/30分の
近隣では最安値の駐車場を
利用します。

　　⇩
稍々遠回り
　　⇩

☆「大原美術館」

※1930年に設立された
日本初の西洋画中心の
「大原　孫三郎」氏によって
創立された
私立美術館です。

　　⇩

☆「今橋」

　　⇩

☆「旧 大原家住宅」

　　⇩
　本町通へ
　　⇩

☆「旧 中国銀行　倉敷本町出張所」

※1922年の竣工当時は
「第一合同銀行　倉敷支店」です。
・岡山県総社市出身の
「薬師寺　主計」氏が設計されました。
・「ルネッサンス風」の鉄筋コンクリート造の
2階建てです。
・素敵な「ステンドグラス窓」を備えた
「国登録有形文化財」です。

　　⇩

◎『倉敷　和のうまみ処　桜草』さんへ


④倉敷美観地区について。

☆江戸時代には
「幕府直轄領」＝「天領」と
なったのを契機に繁栄をしました。

☆倉敷川沿いの
「柳並木」
「白壁の蔵屋敷」
「なまこ壁」⇨
・土蔵等に用いられる日本伝統の壁塗りの様式です。
・「壁面に平瓦」＋「目地に漆喰を蒲鉾形に盛り付け」ます。

が織り成す
「レトロモダンな風景」は
世界中の人々を魅了します。

☆11月22日は
好天にも恵まれた
三連休の初日と云う性もあり
午後の5時を過ぎているにも
拘わらず
多くの人で賑わっていました。


F　Maine chapter 4


①注文のコース


aコースの種類

・「￥4,700」・・・「Aコース」
・「￥7,600」・・・「Bコース」
・「￥9,700」・・・「Cコース」

・「￥1,500」・・・「お子様プレート」
・「￥2,000」・・・「お子様御膳」


b 注文

※「Aコース　￥4,700」×5
　　　＋
　「お子様プレート　￥1,500」×2

を予約して措きました。


c コースの差異

●私の過去の記憶の範疇での
話です。

正確には
お店の方にご確認を
してください。

★「御飯」以外の料理は
全て「共通」です。

☆「Bコース」➡変更と追加で
・「炊き込みご飯」
・「台の物」⇨小鍋仕立ての「炊き合せ」

☆「Cコース」➡「Bコース」に追加で
・「焼肉」等の「牛肉料理」


d 推奨
◎「リーズナブル」＋「高コストパフォーマンス」の
『Aコース』を推薦します。


e 本日の『Aコース』の呼名

☆『雪待月』でした。

・旧暦11月の
「和風月名」ですね。

・旧暦(太陽太陰暦)11月は冬の季節です。
・新暦(グレゴリオ暦)11月は秋の季節です。

※其の他の「11月の異称」
・「霜月」
・「霜降月」
・「霜見月」
・「葭月 (よし つき)」
　⇨「葭」＝「葦」です。
　　「葦→悪し」と「葭→良し」の縁起担ぎが由来です。
◎「露隠葉月 (つゆ ごもり の はづき)」
　⇨葉に付着する筈の「露」が、冷気が原因で「凍り隠れて」しまう。
　　との意味です。
　　何とも「詩的」ですね。


G　Maine chapter 5

　評価


①献立

a 説明は不要の
モノばかりですね。

b 「向付」⇨
●「鮪の赤身」が一番手前にありました。
　　⇧　⇩
★全ての「刺身の大きさ」が「小さ過ぎました」
☆「熟成度合い」は「浅い」です。

c 「焼き物」⇨
●「gratin」は流石に
「会席料理」では目にする機会は無いかと？

d 「桜草」さんの「コース」の主役⇨
◎「先付」＋「八寸」＝「前菜」でしょうか。
◎品数と共に堪能しました。

※「零余子 (むかご)」⇨
・「長芋」・「大和芋」・「自然薯」等のヤマノイモ科の
葉の付け根部分に出来る
「肉芽」＝「鱗芽」です。
・9月下旬～11月初旬が旬です。
・因みに、山芋の旬は11月～1月ですね。
・私は「炊き込みご飯」や
　「大蒜＋バター＋塩の炒め」での「酒肴」で頂きます。


②『最終評価点』について。

『最終評価点』＝「基礎点」3.00点　＋　「リーズナブル価格」0.30点
　　　　　　　　　　　　　　　　　＋　「七五三参詣後の団欒の食事」0.20点
　　　　　　　＝『3.50点』

以上の通りに
評価をさせて頂きました。


H　Epilogue


①鬼嫁の

「程々に。しようね！」
「おやすみなさい」

との気遣いと白眼視！


②仕上げに

新潟県長岡市北荷頃
「諸橋酒造(株)」さんの
『越乃　景虎　梅酒』
　720ml　を！


③蚊帳の外に置く訳には出来ずに
「娘」を仲間に加えて
「婿殿」と
3人一緒に

・孫達の
「成長を祝い」と「健康長寿を祈願」
して
最後の1滴迄余す事無く
頂きました。


④食事中の出来事について。

・不注意で不覚にも
口走ってしまいました。

・「あら。あら。」
「パパは。此方のお店には来た事があるの？」
「ランチで？」

「うん。」
「ランチとディナーで」

「私なんか」
「1度も連れて来て貰った記憶はありませんが」

※「口は禍の門」ですね。


⑤「御馳走様でした」
そして
「おやすみなさい」


⑥お休み前に一言！

「あ！　言い忘れていました」

「ランチメニューより　味も中身も　断トツに　ディナー『Aコース』」が

　お薦めです‼