夢咲案内人さんが投稿したスガラボヴィー(大阪/近鉄難波)の口コミ詳細

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スガラボヴィー心斎橋、なんば(大阪メトロ)、大阪難波/フレンチ

1

  • 夜の点数:4.5

    • ¥60,000~¥79,999 / 1人
      • 料理・味 4.6
      • |サービス 4.4
      • |雰囲気 4.6
      • |CP 3.8
      • |酒・ドリンク 4.5
1回目

2023/07 訪問

  • 夜の点数:4.5

    • [ 料理・味4.6
    • | サービス4.4
    • | 雰囲気4.6
    • | CP3.8
    • | 酒・ドリンク4.5
    ¥60,000~¥79,999
    / 1人

シェフと生産者とゲストを繋ぐ ヒューマニック・ラボラトリー

東京の予約困難店である「SUGALABO」と「ルイ・ヴィトン」がコラボしたイノベーティブ・レストラン「SUGALABO V(スガラボ ヴィー)」。大阪の心斎橋、ブランドストリートにある「ルイ・ヴィトン メゾン 大阪御堂筋」は、ルイ・ヴィトンの中でも最も大きな店舗の一つで、スガラボヴィーはその最上階・7階に鎮座する。Vは、もちろんVUITTON(ヴィトン)のV。

7階に上がると、まずはカウンターのある「ル・カフェ・ヴィー」。その奥にヴィトンのバックで作り上げた隠し扉があり、そこを開けると、スガラボヴィー。本店・スガラボのラボラトリーさと、ヴィトンのインテリアがよくマッチしている。とても広いオープンキッチンで、その周りにカウンターが10席ほど、その奥にはテーブル席。カウンター席中央に案内される。

◆DINER DU 2 JUILLET 2023 
 
・おまかせコース(50,000円) +ワインペアリング(14,000円) 

◇長崎 ゴールドラッシュ
◇八尾 松岡さんの枝豆 キャビア オシェトラ
◇山口 萩 鯵 タルタルソース
◇多田さんの24ヶ月熟成ペルシュウ

◇淡路島 福良港 赤ウニ 秋田 三種町 じゅんさい
◇浜名湖 天然うなぎ マトロート
◇千葉 大原漁港 ハマグリ
◇佐賀 多良漁港 マナガツオ ブイヤベース
◇鹿児島 薩摩牛  糸島 野菜や トラキ ズッキーニ
◇静岡 御前崎 山下メロン園 マスクメロン クリームソーダ
◇山梨 一宮町 宝桃園 加納岩白桃 ペッシュメルバ

厳選した食材や素材を、まずカウンターで見てもらう。コーンスープは、長崎のゴールドラッシュ。松岡さんの枝豆とオシェトラで仕上げたキッシュ。萩の鯵はアジフライ、これが秀逸。鯵自体をじっくり低温で仕上げた後、 230度の油で一気に揚げること10秒。かのジョエル・ロブションの下で長年修行・研鑽を重ねていたことがよく生きている。

ペルシュウとは、平たく言えば熟成した生ハムのこと。多田さんが24ヶ月熟成させたペルシュウで、SUGAKABO米を包んだお鮨はスペシャリテの一つ。

食べられるウニでは、バフンウニ、ムラサキウニが有名だが、淡路の赤ウニは漁獲量が少なくて「幻のウニ」と言われる。秋田・三種町のじゅんさいは、世界自然遺産でもある「白神山地」の清流で育てられている。昆布じめのアオリイカとトマトとコンソメのゼリー。

浜名湖の天然うなぎはマトロート仕上げ。マトロートとは、ワインの煮込み料理で、赤ワインでうなぎ独特のクセを消したあと、さらに焼いているので、香ばしさを漂よわせる。反面、鰻好きにはちょっと物足りないかも。長茄子のピューレ、実山椒が添えられる。マッチングさせた赤ワイン「キュベ三澤」とは相性が良かった。千葉・大原のはまぐりの3種食べ比べ、酢橘と醤油、海藻、エスカルゴバター。

そして「マナガツオのブイヤベース」が、この日の一番☆ぼくのスペシャリテとなった。絶妙な火入れのマナガツオと北海道産じゃがいものガレット、ブイヤベースの出汁にはマナガツオだけでなく、マトウダイやホウボウのアラを使って深みを出している。添えられた辛めのソース「ルイユ」で味変も楽しい。

メインは薩摩牛のヒレ肉、糸島の「野菜や トラキ」のズッキーニ、玉ねぎとパプリカをコンポート。トラキの野菜には、心がこもっている。メニューにはないスガラボカレーは定番、黒毛和牛のビーフカレー。

閑話休題、1つだけ面白いハプニングがあった。グルメな高級店に行くと、シェフがコース料理の終盤で「量は大丈夫ですか?」とよく聞いてくる。この質問はこれから先の料理のポーション、お腹の具合を確認するもので通常、女性は少なめ・・とか返事をする。

「多めでお願いします!」

隣にいるカップルの女性が、なんとこうおっしゃる!さらにはぼくの方も見るので、ついぼくも「多めで」・・(^人^)。間違いなく戸惑ってしまった表情の永浜シェフは「考えます・・」そう言って出してくれたのが、写真にある「牛カツ」。お腹パンパンになったが、ちゃんと美味しかった☆

デセール。マスクメロンのクリームソーダは、エグゼクティブシェフ・永浜良氏自ら「三ツ矢サイダー」で仕上げる。三ツ矢サイダーを使うのは、日本人が好む軟水だからだろう。ハーブティーはミント、レモン、レモングラス、レモンピールなどで香り豊か。目にも美しい白桃のペッシュメルバ、そしてプティフールで締める。素晴らしいイノベーティブフレンチの1つである事は間違いない。次の予約を入れる。

ご馳走さまでした。
また伺います


2023/07/17 更新

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