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外観
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外観2
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玄関の蝋梅(梅の仲間ではありません)。プロが活けたものではないですね。でも、とてもいいです、季節感があって。
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内観
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食事前
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ほうじ茶
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土瓶蒸し
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カニと白菜の土瓶蒸し
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鴨を焼いているところ
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鴨を切っているところ
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鴨とそば
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お椀
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お椀中身
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わさびの葉
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赤み
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お餅を焼いているところ
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からすみ
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この容器素敵です!
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品格のあるチーズ!美しい!
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柳川風鍋、この器も素敵!
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柳川風鍋中身
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イノシシ
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ふぐ雑炊
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甘味
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抹茶
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甘味断面
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グレードの高いコースの日本料理、
総額7000円きっちり(私が実際にお支払いした価格)!!!
支払いの時、明細を拝見して、
「うわー、本当に驚いた!」
10000円前後くらいかと思ったら、本当に7000円きっちりで。
倍以上の15000円くらいでも良いと思います。
驚きでは今までで、3本の指に入ります。私は一般人なので、
CP重視でお店を選んでいますが、それにしても
本当に驚きました。オープンして1年ほどですので、
オープン価格かもしれませんが、こんなお値打ち値段あるのか？
と今でも驚いています。そんなに衝撃の走るような良い
京都の和食店に訪問できておりませんが、
お値段を度外視しても、昨年、今年の中では一番良い京都の和食店のお料理でした。
その割にお値段がダントツで一番安い、
一体どういうことなのか？良い意味で頭の中が壊れています。
お店のサービス精神に心より感謝申し上げます。夜も訪問しないと、
とてもお店は持たないと思いますので、次回は夜も絶対訪問します。
現時点クチコミ件数27件にも関わらず、点数4.06にも納得しました。
大将様はランチ和食部門で、京都No.1を目指しているそうです。
実際、すでにそうだと思います。昼は女性客が多いそうで、華やかな印象の
お料理、夜は味重視のお料理でコンセプトをはっきり分けているそうです。
お話し上手の大将様に合わない人もいるでしょうが、
私は好き嫌いではお店をあまり選びません(大河ドラマの麒麟が来るのセリフみたいですね)が、
好き嫌いを述べさせていただくと、好きです。
表面的な部分はミーハーに見えるかもしれませんが、料理にかけた情熱は
非常に熱く、真剣にお料理を作っていらっしゃると思います。
毎日、15時間働いているそうです。(ちなみに私は若い時は、
スポーツをしている時以外は毎日23時間くらいは働いていました。寝ている時も、
食事している時も、それなのに、給料をいただくどころか、お代を払っていました。
おかしなことです!)また、お客様にはあらゆる意味で満足して帰っていただきたいと
おっしゃていました。7000円というお値段もお料理の内容を考えれば、破格のお値段ですが、
「ランチの金額自体としては決してお安くない」ともおっしゃっていました。
人の気持ちを察することもできる方とお見受けしましたので、
そこもとても好印象です。祇園O様で仙台のおすし屋さんの話で私が18000円支払い、
全く良くなく、「たっかい!」と申したところ、「安いじゃないですか」
と切り返されたのとは大違いでした。
以下、頂いたお料理の一つ一つについて、レビューさせていただきます。
月ごとにお料理のテーマがあるそうです。もう、2月1日ですが、
私が訪問した1月のテーマはジビエでした。
(1) 白菜とかにの土瓶蒸し
かにはズワイガニです。まず、スープは
白菜と蟹で出汁を取っています。白菜は芯も葉も
全部使っていて、私には両方が混ざった味に感じます。
別々に作り、合わせるtと、自由自在に白菜の味がコントロール
できると思います。スープは蟹の出汁の味よりも白菜の味の方が
強いです。白菜の味が混ざっている感じはありますが、スープは
とても美味しく感じました。ズワイガニの身は焼いてあり、また旨みも
強く、全体的に美味しい一品です。
「おー、このお店は思っていた以上かもしれない」
と感じました。
(2) 鴨そばを分離したもの
(a) 鴨は大阪河内産のものを低温で火を通してあります。
塩味が効いていいて、分厚く食べ応えがあり、
噛むと肉の旨みが溢れ出します。豊かな気持ちになりました。
肉のクオリティーも高いです。下にはネギのソースがあります。
このソースは薄味でした。家の庭にあるネギを使えば、
もっと全然濃い味になると思います。存在感が薄いものでした。
見栄え的には補色の関係なので、美しいですね。
(b) そばは若干伸び気味でした。上には山椒がかかっていて、
単調なそばの味を変えようとしています。いかんせん、そばが
伸び気味なので、このそばはうーんと考えてしまいました。
(3) ぶり大根
通常のぶり大根とは違いますね。ぶりは臭み取りをきちんと
下処理をしております。当たり前かもしれませんが、
椀物のお魚でたまに臭みがある時があるので、そうでなくて
良かったです。大根は白い汁の中にあり、
見えませんが、かなり柔らかいものです。
ぶりは焼いているだけで、大根は単独に醤油、酒で
煮ているそうでうす。最後に椀として合わせています。
汁は酒粕と白味噌からなり、酒粕の味が強めです。
(4) お造り
上にわさびの葉が乗っています。わさびの葉を
初めていただきましたが、わさびの茎とは違って、
おとなしい味に驚きました。冬だから、虫に食べられる
可能性がないからでしょうか？
さすがに庭でわさびを栽培したことが
ないので、わさびには詳しくありません。(必要とあらば、
わさびの栽培もできるかと思いますが、そこまでの
労力は今は払っていません。)お刺身は鹿児島産の赤身です。
タレが変わっていました。卵黄(低温調理)、恐らく超少量の醤油、ごま油でした。
ごま油の味が強いです。赤みとごま油は意外にそこそこ合うのですね。
家で、ぶりの刺身とごま油を試しましたが、こちらの方が合うかなとは思いました。
上には松の実と万能ネギがあります。まあ、食感の変化です。
(1), (2), (3)ととても良かったですが、(4)は普通に美味しい程度でしょうか。
(5) からすみ
お餅の上にからすみを乗せて、ノリで巻いていただきます。
こんな食べ方初めていただきました。からすみのクオリテイーが
高いのに驚きました。色もオレンジ色でとても綺麗です。
食感も固くも柔らかすぎずもなく、しなやかで、厚みも
素晴らしく、味も喩え難い味なのですが、オレンジ色っぽい味としか
いいようなのない初めていただいた味でした。
「いや〜、美味しい!」
と感じました。夜はもっと、自家製のクオリテイーがもっと高いからすみを
提供するとおっしゃっていたと思います。ノリは香りがとても高く、
素晴らしいのですが、味は薄いです。
(6) 燻製チーズ
仰々しい大変立派でとても綺麗な器にサイコロ状の小さいチーズ(3cm四方くらい)が一つのみ、
最初は
「えっ！？」
と驚きました。「絶品」という言葉は、内容がなく、全てを遮断してしまう言葉で今まで、
使ったことはないですが、そのような言葉が本当にふさわしい衝撃的なもの
でした。チーズでは私の人生の中で他に比するものが全くない、飛び抜けたチーズでした。
木目の細かさはムースのようで、ムースよりは硬いですが、チーズとしては柔らかく、
歯がすっと入っていき、歯の表面、舌と口に寄り添うような食感で、
味も甘くはないのですが、旨味がとても優しいので、
甘く錯覚するような味です。程よい燻製の香りも素晴らしいです。
名古屋のすし道桜田様の玉子のスイーツも素晴らしいですが、
これもそれと同じか、上回るくらいの超絶の一品です。
この日、ダントツ一番の一品でした。これを頂くためだけに京都に来る価値があると思います。
日本料理でチーズというと、名前だけだと変に感じるかもしれませんが、
あまりに美味しく、燻製もしてあったので、全然違和感がありませんでした。
当店のスペシャリテですね。東京日比谷の鮨なんばさまのあん肝のパテと食パンとは
全く次元が違います。このチーズ、世界のどこででも勝負できる
「凄まじいチーズ」
と思います。
(5), (6)が素晴らしかったので、この時点で再訪を決意しました。
(7) 琵琶湖産氷魚(鮎の稚魚)
柳川風鍋です。氷魚は全く、臭みなし、すっきりした味で、
どじょうの苦い味もないので、食べやすい味です。
その代わり、味に引っかかりがないので、インパクトの薄い味です。
まずまずの一品と感じました。ちょっと、かわいそうな気がし、
割り切れない思いもよぎりました。
(8) イノシシ(丹波篠山産)
全く、臭みはありません。処理の仕方にコツがあるようです。
私は素人なので、全くこれ以上、コメントできません。
(野菜は、そこそこの知識はあるので、今年度は魚介に重点を置きますので、
来年度以降、お肉の勉強をしっかりしたいと思っております。)
豚バラを淡白にしたような味に感じました。
焼くときに、こうじ、みりん、醤油、お酒をつけて焼いているそうです。
何の障害もなく、食べられます。すっきりしていて、食べやすいです。
ただし、食材の美味しさからいうと、テーマになるほどの味ではないと
感じました。付け合わせの、味噌をまとったふきのとうの方が、元気が良く、
とても苦くて美味しかったです。産地は聞きませんでしたが、随分と早いですね。
暖冬の影響なのでしょうかね。南方の産地だとは思います。
金時人参もありましたが、これは普通に甘いですね。
旬ですからね。
(9) ふぐ雑炊
ふぐと共に塩漬けのザーサイも入っております。味付けは中華風です。
中華のお料理も作ったことがないので、これくらいの超薄いコメントしかできません。
ですので、感覚的なゆるいコメントしか出来ませんが、塩味の少し効いた中華風の
「おかゆ」と言った感じであります。味が単調なので、途中で飽きると、
淡白なふぐには定番のポン酢を入れていただけます。
(10) 甘味
これって、自作なのかなあ？それともどこかのお店で買い求めているのかなあ？
クオリテイーの高い和生菓子です。和菓子屋さんで販売できるレベルです。
私の知識が乏しいためか、和生菓子はどこもそんなに違わないと思いますが、
よく訪問していた京都の「鶴屋吉信」様よりは良いと思います。東京御茶ノ水の
「ささま」様レベルではないでしょうか。良い小豆を使っているのでしょうね。
甘さもきつくなく、しつこくなく、すっと食べれます。
花は椿か山茶花かどちらをモチーフにしたのかわかりませんが、
季節感も的確でとても良いですね。最後まできっちりしていて、好印象です。
(11) 抹茶
写真では照明の関係で、妙な色に写っていますが、実際は通常の濃い緑色です。
高級店の標準的な濃厚な抹茶でした。
あ〜、
「シアター吉寿」
はとてもよかった〜!!! 大、大、大満足で〜す!!!
次は夜にお伺いします。
例年よりも今年度は京都では紆余曲折ありましたが、
今年度最後の京都のお店の訪問でこんなお多福が待っているなんて、
予想だにしておりませんでした。来年度はマイレビ様から頂いた情報と
グルメ仲間から頂いた情報と自分の直感と足をより信じ、京都のお店を訪問したいと思っております。
(巷の評判はあまり当てにならないと改めて感じましたので、全然気にしないことにいたします。)
皆様のおかげさまで、訪問したいお店が京都ではたくさんあり、一年では回りきれそうにありません!
ありがとうございます、皆様!!!
隣に座って下さった、京都のハイソな奥様方もいろいろお店の
情報交換をご親切にしていただき、ありがとうございました!
また、いつか京都のどこかのお店で！
それでは、次回は夜の再会を心より楽しみにしております!