スギナオさんが投稿したJi-Cube(東京/六本木)の口コミ詳細

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スギナオ (20代後半・男性・神奈川県) 認証済

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Ji-Cube六本木、乃木坂、広尾/中華料理、四川料理

1

  • 夜の点数:4.9

    • ¥30,000~¥39,999 / 1人
      • 料理・味 4.9
      • |サービス 4.9
      • |雰囲気 4.9
      • |CP 4.9
      • |酒・ドリンク 4.9
1回目

2025/08 訪問

  • 夜の点数:4.9

    • [ 料理・味4.9
    • | サービス4.9
    • | 雰囲気4.9
    • | CP4.9
    • | 酒・ドリンク4.9
    ¥30,000~¥39,999
    / 1人

こだわりの少量多皿のコースも考え込まれたペアリング

『ここが魅力』
★ 少量多皿のコースで四川の香りと辛味を軸にしつつ、食材の持ち味を生かす日本的なバランスで組み立てている点が優れている。季節ごとの趣向が分かりやすく、全体の流れが心地よい。 

★ 西麻布の静かな住宅街に佇む一軒家で、一階はライブ感のあるカウンター、二階は落ち着いた個室。用途に応じて席を選べ、会食やデートでも安心できる空間設計になっている。 

★ 佐々友和シェフは四川飯店やszechwan restaurant 陳、4000 Chinese Restaurantを経た実力派。王道を踏まえた上での火入れとソース使いが的確で、上湯や香味油の厚みが要所で光る。 

『店舗説明』
Ji-Cubeは、
港区西麻布の住宅街にある中華料理店。静かな路地の先に白いキューブ状の一軒家が現れ、扉の先にカウンターと個室が広がる。コンセプトは食材に耳を澄ます四川料理。四川の香り豊かなおいしさを土台にしながら、食材本来の味わいを生かす日本の感性で四季の一皿に仕上げる。席は一階カウンターと二階個室三部屋。ディナーは一斉スタートのコースを中心に、個室限定のコースもそろえる。シェフは熊本出身の佐々友和氏。赤坂四川飯店での修業を起点に、渋谷のszechwan restaurant 陳で菰田シェフを支え、ファイヤーホールや4000 Chinese Restaurantで料理長を務め、2021年にJi-Cubeの料理長に就任した。 
『食べログの点数』
4.01 

『予算』
ディナー 約20000円〜29999円 ランチ 約8000円〜9999円 

『食べログ百名店』
中国料理 TOKYO百名店 2024年選出 

『料理内容』
写真を参考にしてください。

●ピータン豆腐
冷たい押し豆腐を細く切り、トマトのコンソメでまとめている。ピータンの卵黄がコクを添え、卵白と葱の清涼感が全体を引き締める。最初の一皿として口が整い、その後の香り系の皿へ自然に橋渡ししてくれる。

●つぶ貝の和えもの
細やかな包丁で食感をそろえたつぶ貝に、香味油と葱を絡め、柚子胡椒で香りを立たせる。歯切れは軽く、噛むほどに甘みが広がる。後半の辛味の皿に向けて期待を高める役割も感じる。

●ジーキューブ チャーシュー
加藤ポークを特製醤油だれで焼き上げ、ほんのり蜂蜜の甘みをのせる。わさびの辛味が脂の甘みを受け止め、ヤングコーンの軽い食感が後味を軽くする。カットの厚みによる満足感があり、温度も適切。

●とうもろこしスープ
干し貝柱と金華ハム、鶏と豚の旨味を重ねた澄んだスープに、とうもろこしの自然な甘さが溶け合う。芝海老の食感がアクセントとなり、香りと甘みの輪郭がはっきりする。

●フカヒレの醤油味
気仙沼の毛鹿鮫をふわりと仕立て、上湯に蛤の旨味を重ねた一皿。青菜の清涼感が加わり、口の中で層がほどける。醤油のキレは柔らかく、滋味が長く続く。

●ホタテのマヨネーズソース仕立て
火入れで弾力を残した帆立に、豆乳ベースの軽いマヨネーズ。上から削ったトリュフが香りを添え、下のじゃがいもがソースを受け止める。重さを感じさせない設計。

●蒸し茄子
茄子を丁寧に熱入れし、低温調理の山形牛サーロインの細切りをを重ねる。甜麺醤のコクと葱の香りが合わさり、茄子の水分と牛の脂が素直に溶け合う。温度管理の良さが伝わる。

●鱧の香味醤油がけ
衣を薄くまとわせた鱧のフリットに、葱と生姜の香りを効かせたたれ。トマトやオクラの酸味と食感で後味が軽くなる。油のキレが良く、香味の余韻が続く。

●鶏の唐辛子炒め
唐辛子と花椒を合わせ、鶏のジューシーさを前に出す。下に忍ばせた枝豆が食感の変化を生み、辛味と香りの波を穏やかに整える。酒が進む味わい。

●玉子チャーハン
ふわりとほどける米に、たらこ、しらす、カラスミを合わせ、山椒で香りを立ち上げる。塩味の輪郭が明確で、軽い食感のまま満足度を残す。コース終盤でも重くならない。大盛りもできるの嬉しいサービスです。

●冷やしタンタンメン
鶏がら、魚介、野菜の三つのスープの旨味を合わせた冷製スープに細麺を合わせ、胡麻の香りと穏やかな辛味でまとめる。喉越しがよく、締めとして清々しい一杯。

●桃のジャスミンミルクティー仕立て
桃をジャスミン茶でコンポートし、ライチを重ねる。香りは華やかだが甘さは控えめで、最後の一匙までだれない。食後の満足感が素直に続く。

『今日のイチオシ』
●フカヒレの醤油味
上湯の旨味に蛤の出汁が重なり、食感を柔らかく仕立てたフカヒレが滑らかに溶ける。醤油の角が立たず、後味が澄んでいる。コース全体の要でありながら、主張し過ぎないまとめ方が印象的。

『再訪』
季節替わりの構成で再訪の楽しみが明確。
カウンターでの一体感も個室の落ち着きも魅力があり、使い分けて通いたい。

『まとめ』
四川の香りと辛味を軸に、上湯や香味のレイヤーで旨味を丁寧に重ねる構成。一皿ごとの塩味設計がきれいで、食後感が軽い。空間は静かで清潔。サービスはテンポがよく、料理の出方も過不足がない。大切な食事にも日常のご褒美にも向く素晴らしいお店でした。また季節を変えてぜひお伺いしたいです。

ご馳走様でした!!!

2025/08/24 更新

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