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先付①
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先付②
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吸い物
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向付
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焼き物
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揚げ物
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和え物
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煮物
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食事
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香の物
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水菓子
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甘味
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お薄
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【お店紹介】
北海道・栗山町にある日本料理店。
「ミシュランガイド」2つ星獲得歴を持つお店である。
近江の名店「招福樓」で長年腕を磨いた店主が独立して地元の栗山町にオープン。
自家栽培の野菜や近隣で採れた山菜をはじめ、地産の食材をふんだんに取り入れた日本料理は、このお店ならではの感性に溢れた唯一無二の味わいが楽しめる。
メニューは昼と夜で変わらず、予算に応じて3種類のコースが用意されている。
お店は森林や田畑に囲まれた自然豊かな土地にひっそりと佇む。
落ち着いた田舎風の風情溢れる雰囲気の中で、都会の喧騒を忘れてシットリと流れる時間を極上の料理と共に堪能できる。
【混雑】
平日金曜18:00頃訪問。約1ヶ月前に事前予約済。
毎月1日より翌月分の予約を電話にて受け付ける。
【料理・味】
★4.6 コース
3種類ある内で真ん中のコース。
▶︎先付①
栗山産「栗山コーン」と洞爺産「恵味ゴールド」の擂り流し。
牛乳を使わずとうもろこしの鞘で出汁を取って塩だけで味つけされたもの。
とうもろこしだけでこれ程まで旨みが抽出できることが驚きである。
とうもろこしのよさを余すことなく堪能できる滋味深い味わいに、いきなり先制パンチを頂く。
▶︎先付②
南茅部産・蛸(タコ)の蕎麦粉揚げ。
酢で和えたバジルの葉とほおづきの実が添えられている。
口に入れるとサクッとした衣の中からプリプリの蛸の身が現れ、その歯触りや食感の対比が心地よい。
蛸は噛む程にジューシーな旨みが溢れ出て、蕎麦の風味が微かに香る上品な仕上がりである。
ほおづきは瑞々しい果物のような甘さがあり、蛸とバジルと一緒に頂くと、口の中が複雑な香りと旨みで満たされる。
絶品である。
▶︎吸物
南茅部産・縞曹以(シマゾイ)の丸仕立て。
自家栽培の「筑陽」という茄子の油煮と、薬味に自家栽培の茗荷と生姜が添えられている。
縞曹以は白身の上品で繊細な味わい。
旨みがタップリ抽出されたお出汁も縞曹以のよさを最大限引き出している。
茄子も油を纏ってトロッとした身がお出汁によく合う。
茗荷と生姜も最高のアクセントになっており、縞曹以と一緒に頂くと味わいに一気に奥行きが出る。
絶品である。
▶︎向付
石鰈(イシガレイ)のお造り。
山わさびと醤油で味付けされている。
梅干と梅酢で炊いた自家栽培のインゲン、木古内産長ひじき、「スベリヒユ」という山菜が添えられている。
鰈はネットリして程よい弾力があり、上品な甘さの上に山わさびの風味が絶妙に効いている。
爽やかな酸味を纏ったインゲン。
普段食べているものとは別物の長ひじき。
初めましてのスベリヒユ。
共に大地の風味を感じながらも上品な味わいでとても美味しい。
絶品である。
▶︎焼物
苫小牧産・大鮃(オヒョウ)の焼き物。
地産「北あかり」の新ジャガを使ったきんとんと胡麻、自家栽培のモロッコインゲンの炒め煮が添えられている。
大鮃は成長すると200kg以上にもなるというカレイの仲間であるが、今回はまだ小さな4kg物とのこと。
塩と昆布につけて焼かれており、淡白だがシットリとした白身はクセがなくて食べやすい。
新ジャガとモロッコインゲンがまた絶品で、大鮃の淡白な味わいとよくマッチする。
▶︎揚物
南茅部産・青矢柄(アオヤガラ)の味甚粉揚げ。
味甚粉とは餅米を蒸してから薄く伸ばして乾燥させた後に粉末にしたもの。
上には自家栽培のズッキーニの酢漬けとドライトマトを炊いたものが乗せられている。
味甚粉の衣はサクシャリッとした心地よい食感。
青矢柄は程よい弾力があって上品な旨みがある。
ズッキーニは瑞々しく、ドライトマトはブドウのように甘さ。
青矢柄と一緒に頂くとこれまた複雑な味わいとなり、不思議なことに青矢柄の旨みが浮かび上がって来る。
絶品である。
▶︎和物
南茅部産ケツブと自家栽培のオクラの叩き。
紫蘇が添えられ、梅酢が掛かっている。
ケツブとはアヤボラとも呼ばれる巻貝で、コリコリした食感と共に磯の風味が広がる。
オクラはトロロのようなスゴイ粘り。
ケツブと共によく混ぜて頂くと磯の風味と畑の風味が渾然一体となり、食感の対比も面白い。
▶︎煮物
南茅部産・真河豚(マフグ)の葛引き。
完熟トマト、ししとうが合わせてある。
真河豚は河豚の女王とも呼ばれ、プリプリした食感と上品な甘みが素晴らしい。
トロミのある出汁も旨みに溢れ、加熱により甘さの引き出されたトマトとの相性がまたスゴイ。
絶品である。
▶︎食事
たもぎ茸とアカジコウのおじや。
たもぎ茸は幻の茸とも呼ばれ、黄色でシメジに似た形状。
アカジコウもまた幻の茸とも呼ばれる薔薇色の美しい茸。
これらの茸で取った出汁が強烈な旨みで、その出汁を吸わせたご飯は衝撃の美味しさである。
茸自体の美味しさも素晴らしく、プリプリとした食感と共に素晴らしい旨みと芳醇な香りが口から鼻へと駆け抜ける。
食べ進めて味覚が慣れてきた頃に時折現れる実山椒のピリッとした刺激が味覚を引き締め、改めておじやの美味しさを再確認するという幸せのループが繰り返される。
お腹に余裕があれば大盛りにしてくれる。
本日一番感動した料理である。
▶︎香の物
「黒珊瑚」という胡瓜の糠漬け、厚沢部町産・山牛蒡の味噌漬け、自然栽培の大根の古漬け。
どれも一品料理顔負けの美味しさ。
▶︎水菓子
桃の蜜煮、長沼町産のラズベリー、金沢産の葡萄「初恋」「山ピンク」。
桃はジューシーで芳醇な甘みが堪らない。
ラズベリーは粒々した独特の食感でキリッと甘酸っぱい。
葡萄は甘美で繊細な味わいで皮ごと食べられる。
果物の瑞々しい生命力に、体が浄化されていくのを感じる。
▶︎甘味
梅の寒天。
上品な酸味と甘味にコクのある黒蜜が最高に美味しい。
▶︎お薄
華やかな食事を穏やかに締め括る。
【サービス】
接客は柔らかく配慮が行き届いている。
ご主人・女将さん共に気さくに話し掛けて頂いて、終始和やかな空気が作られている。
オペレーションもスムーズで、料理や飲み物はご主人と女将さんがタイミングよくサーブしてくれ、料理については詳しく説明して頂ける。
食事時間はお酒の量にもよるが、概ね1.5〜2時間程度。
ダイニングは全て完全個室。
【雰囲気】
お店は都会から離れた栗山町の更に郊外に位置し、田畑や森林に囲まれた自然豊かな土地に建つ。
一般の民家のような素朴な佇まいのため、事前に地図と外観の写真をよく確認しておくと混乱がない。
建物の前の砂利の広場が駐車場になっている。
入口から入ると囲炉裏の置かれた土間の待合室があり、その奥に玄関がある。
靴を脱いで店内に入ると、ホールは田舎の民宿のような郷愁溢れる雰囲気で、掃除が行き届いていて清々しい。
個室は掘り炬燵風の大きなテーブルが設置された広い和室。
床の間には掛け軸が飾られ、純和風の設えで「侘び寂び」を感じる落ち着いた雰囲気である。
完全個室のため本当にリラックスして食事を楽しむことができる。
ご主人や女将さんが料理を運んでくれる度にちょっとした会話に花が咲く。
都会から遠く離れて大自然に囲まれたこのお店には、造り物ではない本物の穏やかさが存在している。
【CP】
料理やサービスのレベルとお店の雰囲気を考えると、CPは素晴らしい。
【総評】
地産の野菜や山菜と道産の魚介を中心に構成される料理は、高級食材が使われる訳ではないが、どれも感動する程に美味しい。
とりわけ素材の組合せの妙が素晴らしいのが強く印象に残る。
料理と一緒に添えられる野菜や薬味を同時に口に入れると、それらが絶妙のハーモニーを奏で始める。
口の中で複雑な奥行きのある味わいに変化し、逆に素材の持つ本来の味が浮かび上がってくるのはもはや華麗なマジックである。
出汁も鰹や昆布に頼るのではなく、素材から出る旨みを最大限に活かした滋味深い味付けで、自然の恵みの素晴らしさを教えてくれる。
派手さのない一見素朴な料理にも見えるが、味わいは多層的で洗練されていて新鮮な驚きがある。
まさにこのお店でなければ出せない感性によって昇華された唯一無二の味である。
若干アクセスしにくい立地だが、お店を訪れればこの場所にお店を構えている理由も理解できる。
季節が変わる度に訪れてみたい、素晴らしいお店である。