yotokaさんが投稿したひろ作(東京/新橋)の口コミ詳細

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yotoka (東京都) 認証済

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ひろ作新橋、内幸町、汐留/日本料理

1

  • 昼の点数:4.2

    • ¥6,000~¥7,999 / 1人
      • 料理・味 4.2
      • |サービス 3.9
      • |雰囲気 3.8
      • |CP 3.8
      • |酒・ドリンク -
1回目

2026/02 訪問

  • 昼の点数:4.2

    • [ 料理・味4.2
    • | サービス3.9
    • | 雰囲気3.8
    • | CP3.8
    • | 酒・ドリンク-
    ¥6,000~¥7,999
    / 1人

ランチの蕎麦コースはCPも満足度も最高レベル 〜 若いお店では決して出すことのない円熟味

【お店紹介】
東京・新橋にある日本料理店。
1983年創業の老舗で、「ミシュランガイド」1つ星獲得歴を持つお店。
店主は若くしてこのお店を創業し、高級割烹として接待客を中心に賑わう人気店へと成長。
以前は内弟子も抱えていたが、現在は弟子を取らずにご夫婦で静かにお店を営む。
元々日本料理一筋だった店主は、長野で出会った蕎麦に感銘を受け、独学で蕎麦打ちを習得。
それまで夜のみの営業だったところを、お昼に蕎麦コースの提供を開始。
毎朝、丸抜き蕎麦と玄蕎麦の2種類を別々に石臼で手挽きし、丸抜き蕎麦の一番粉に玄蕎麦の粉をブレンドすることで、透明感のある更科蕎麦の上品さと玄蕎麦の鮮烈な風味を併せ持つ、専門店にも全く引けを取らない蕎麦を完成させている。
お店は夜は数万円する高級店だが、お昼は数千円で楽しめるということで、昼夜共に人気を集めている。
店内は年齢を重ねたご夫婦が醸し出す自然体の柔らかな空気に包まれ、上質な食事と共に穏やかな時間を過ごすことができる。

【混雑】
約1週間前に事前予約済。
予約は困難ではないが、直近の日程は満席になっていることが多いので、日にちを指定したい場合は早めの予約が必要。

【料理・味】
★4.2 蕎麦コース
ランチタイム限定の蕎麦のコース。
▶︎先付
蕪の風呂吹き。
蕪はお出汁シミシミで超柔らかく、このお出汁が滋味深くて極上の風味。
柚子香る甘い味噌が味覚を刺激しながらも、蕪の優しい甘味とお出汁の風味がシッカリ感じられ、完璧なバランスを構築。
繊細ながらもシッカリと食欲が刺激され、スターターとして完璧な役割を演じる。
▶︎煮物
牛肉の白菜巻き。
薄切りの牛肉と白菜のミルフィーユがお出汁に浸かり、上には粒マスタードが添えられている。
白菜からお出汁が染み出し、牛肉の旨味が渾然一体となって口の中に広がる。
牛肉は超柔らかく、白菜は程よくシャキシャキとして、食感のコントラストも心地よい。
トロリとしたお出汁にも牛肉の旨味が染み出しており、完飲しないと勿体無い。
▶︎向付
鮪、鯛の昆布締め。
紫色の小さな花穂紫蘇が散らされており、目でも楽しませてくれる。
鯛はモッチリと柔らかく、昆布の風味が想像を超える素晴らしさで、上品な旨味が凝縮されている。
鮪は赤身と中トロが盛り込まれ、赤身は濃厚な旨味、中トロは脂の甘味が溶け出し、それぞれ幸せな味わい。
山葵を乗せるお皿代わりに使われていた長芋を最後に頂いて、贅沢な余韻に浸る。
▶︎揚物
天ぷら - 白子、筍、蕗の薹。
まず揚げ上がりが極上で、完全に専門店を凌駕している。
薄衣のサクッと軽い食感が素晴らしく、具材もジューシーで最高の火入れ加減。
白子はトロトロクリーミーでクセは全くなく、薄衣の中からミルクが飛び出す瞬間はもはや芸術的。
筍はシャクシャクとした全くストレスのない食感が極上で、エグミも皆無で筍のフレッシュなジュースが溢れ出す。
蕗の薹は小さい中に鮮烈な風味が閉じ込められ、噛むと同時に春の香りで満たされる。
天ぷらのお供は焼き塩と天つゆで、天つゆは一般的なものとは異なる淡い色で、青葱と七味の風味が絶妙に効いている。
▶︎蒸物
鯛とイクラの飯蒸し。
熱々の器の蓋を開けた瞬間に、鯛の芳醇な風味が立ち上る。
鯛のほぐし身が入ったご飯の上にイクラが乗せられ、見た目からも期待が高まる。
加熱された鯛は豊かな香りと旨味を放出し、ご飯の甘味を増長する。
さらにイクラの卵液が加わることで、旨味が倍増して至福の味わいが完成する。
3〜4口で食べ切れるぐらいのボリューム感が、次の蕎麦への期待感を高めてくれる。
▶︎蕎麦
せいろ蕎麦。
蕎麦はエッジの立った細打ちで、更科らしい透明感がツヤツヤと光を反射し、適度に入った星(黒い粒)も美しい。
まずは何もつけずにそのまま頂くと、食べ心地はツルツルとした口当たりに程よいコシがあって喉越しもよい。
味わいは最初に玄そばの爽やかな風味を感じながらも更科らしい上品さも兼ね備え、噛む程に甘味が滲み出てくる。
次に蕎麦つゆを少しだけつけて頂くと、出汁とかえしの香りと旨味が蕎麦の持つ風味や甘味を活性化させてくれる。
さらに薬味の刻み葱・山葵・大根おろしを交代で試しながら、蕎麦の様々な表情を楽しむのが至福の時間。
頃合いを見て提供される蕎麦湯は蕎麦粉を溶いたトロミのあるタイプで、そばとつゆの旨味を最後まで堪能させてくれる。
▶︎甘味
杏の蜜漬け、チョコレート、炒り豆。
杏はネットリとしながらも程よい食感が残っており、芳醇で優しい甘味。
チョコレートは表面にカカオが塗された優しい口溶け。
炒り豆は節分の縁起物。

【サービス】
接客は親切丁寧、オペレーションもスムーズで、料理はグループ毎にタイミングを見計らって提供される。
ご夫婦ともに自然体で物腰柔らかく、客側の様子に応じて最適な距離感でサービスしてくれる。
ランチの所要時間は1時間弱。

【雰囲気】
新橋駅から徒歩5分ほどの細い路地にある古い一軒家のお店は、家庭的な小料理屋を思わせる素朴な佇まい。
店内もまた外観から想像される通りの和の趣で、高級店というよりは常連さんが集まる町の割烹といった肩肘張らない雰囲気。
1Fはオープンキッチンのカウンター席が4席とテーブルが1卓というコンパクトな造りで、2Fには個室も設けられている。
カウンター越しに見える板場もコンパクトだが、必要な調理器具が効率よく整備されており、ご夫婦が阿吽の呼吸で料理を仕上げていく連携プレイが素晴らしい。
熟練したご夫婦にしか出せない自然体ながらも気品を感じる立ち振る舞いも心地よく、心が穏やかに解されていく。
訪問時の客層は男女比3:7ぐらいで、男女問わずお一人様と常連さんグループの姿が見られる。

【CP】
価格設定は標準的だが、ランチの蕎麦コースはこのレベルのお店としては破格のCPと言える。

【総評】
新橋にある老舗割烹。
夜は数万円もする高級店だが、お昼は数千円で楽しめる希少なお店。
日本料理のレベルの高さは言うに及ばず、天ぷらや蕎麦のように専門店が存在する料理においても、その分野の名店を凌駕する程のレベルの高さには驚かされる。
多数の高級食材や珍しい調味料を複雑に組み合わせるモダンな料理ではないが、お出汁や素材の持つポテンシャルを引き出す技術や隙のない完成度の高さには、若いお店では決して出すことの出来ない熟練した安心感が感じられる。
その実力の高さは、リーズナブルなお昼のコースでも十分に感じ取ることができるが、その数倍もの価格で提供される夜のコースがどんなものなのか、次回は是非ディナーで真の実力を堪能してみたい。

  • 先付

  • 煮物

  • 向付

  • 揚物

  • 蒸物

  • 蕎麦

  • 蕎麦湯

  • 甘味

2026/02/13 更新

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