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2025/08訪問
1回
小樽市内中心部からやや離れた閑静な住宅街に佇む「きむら」は一般住宅を改装したホッコリふんわりした装い。それでいて品格がある。軒先の手入れは然り。ブルーベリーの木がキレイに剪定されているのが可愛いらしく映る。小道を挟んだ向かえに設置される未舗装駐車場も整備されている。暖簾をくぐり抜けた先にて靴を脱ぎスリッパ履き替え。漆輝く蕎麦打鉢を眼下に案内を待つ。平日ということもあってか13時に待ち客はなく、お帰りになった先客様の膳を下げるのを待つのみだった。おっとりした雰囲気でやわらかな客あしらいをする女将に連れられ4名席についた。ら、後客様一組きたところで…蕎麦が切れた。おぉ…結果、ギリギリだったのね。辺りは常連客様ばかりの様子。女将や店主との日常会話がBGMがわりに温かい空間演出をしていた。 ■せいろ ¥900 ガッチリ豪快に空気共々啜りあげるべくして含んだ蕎麦の口当たりは北早生種らしい軽く爽やかな風が吹くも…噛みしめれば奈川種風味が強く吹き出してくる。その長さ、細四角が基本適正であり、フツフツとした表面のザラつきが心地よい肌艶を見せている。几帳面な優等生とも言えるが落ち着きある役員職のよう…嫌みがない。添えられる白髪葱&山葵を乗せても風味を助長してくれる。汁は、口当たり柔らかながら辛口調。本枯節の気品ある旨味を如何にも自然体に引出している。角のとれた返しとの合わせに何の無理や強引さがない…優しさ滲む。トロっと白濁蕎麦湯にて、最後の一滴まで味わいの余韻に浸らせていただいた。 小樽至高… いや、 北海道至高☆ 名店。 人柄。 センス… そして熟練。 おいしかった。 ごちそうさまでした。
2024/06訪問
1回
淡い鶯色を放つ細蕎麦は美しい四角い輪郭。若々しい麺線は張りがありキュッと締まったコシを立たせている。数本すすり上げ爽やか春めいた風を受ける。また数本すすり上げ噛みしめ深みに落ちる。端正な出来映え。つける汁はネットリとろり濃口辛汁。砂糖味醂醤油と本枯宗田昆布をはじめとした旨味を抽出した出汁との合わせ(調合)に歴史と風情を継承する本気が表れている。これでも幾分、軽さを感じるも、凛と静まり穏やかな北国の床で寝かされているからこその味わいとも推測できる。いわばロマンがある。薬味白葱は香り優しく甘みを帯びているので蕎麦に添えて汁に触れさせずに手繰りたい。蕎麦湯は勢いよく注ぎ、ひとくち呑み込み、また注ぎ入れる二度手間にて全ての味わいをカラダに染み渡らせる。余韻を持って席を立ち会計へ。もりそば750円也。混雑するなか何方様にも配慮した接客。満席であれば決して余裕などないはずなのだが、おしとやかな空間演出をなされている。橙色暖簾を潜る前から突如、厚真町に現れた本格江戸前蕎麦処に興味津々だったことを女将にお伝えし、電子マネー決済した。 ◆厚真産原木しいたけ(朝採れ)セット¥1200 地場の特産を最大限引き上げ提供している◎マヂ旨っ。軽衣コーティングされた椎茸香り&旨味がバぁ~んと噴く。セオリー通りにカボスを絞り塩で頂戴する…のもいいのだが、温か濃厚辛口汁に潜らせるのもいいだろう。もり汁の基調を残しながらも空気を含んだのか如く優しい塩梅になっているので、当然だが、旨味の相乗効果演出。此の汁だと細蕎麦もまた違った顔色を浮かべる。店が薦める酒にて楽しみたい...テヤンデぇイ。 初見だが... どことなく... 馴染む。 続、進化を遂げる細蕎麦は修行先3年前と比較してもハッキリクッキリ違うマッドな仕上がり。当然のことながら、素材や水を含む環境が様変わりしているわけだから比較とはならないだろう。しかし、若輩ながらに感じる違いは、身につけた技量と経験を糧にしたセンス。店主としての拘りを北の大地にて発信する度胸と度量。これから伸びるではなく、此処に根付き、こなれた頃には、滋味深ぁ~いやすらぎある江戸前蕎麦処になっていそう。なっていてほしい...カナ。 あくまでも… いや、謙虚に… 本家に… 寄せた江戸前蕎麦☆ おいしかった。 ごちそうさまでした。
2024/02訪問
1回
札幌市南区屈指蕎麦名店とされる此方は雪深い厳冬季には暖簾を上げない。駐車場から外壁面を見上げれば「売り」サインばっちりも閉める訳なし。常連客様が足繁く通われ会計時には年越しそば予約。あたたかみのある旧家屋の内外観と仲睦まじい御夫婦のホンワカ客あしらい風景に此方もほっこり。蕎麦茶提供時に…はじめてですか?…の問い。名物と人気の説明を受けて注文を迷う。後客様の注文に乗っかる(真似)如くしてお願いする。と…ご飯は如何なされますか?…大食に見られているのか否や…思わずセットにしてしまった。 ■地鶏膳 ¥1750 *地鶏せいろ *とろろめし *漬もん 季節柄キンと締まった蕎麦の茹で加減適切でしなやか。ぷくぷく凹凸ある細打ち黒蕎麦は手繰りやすい長さで持ち上げれば暗がり白熱灯による乱反射効果を受けて可憐な麺線を描く。啜り上げた口内にて噛み締めると香味と甘み広がり溢れる。 蕎麦濃い。 チンチン熱々を強調され提供受けた汁。素朴に見受ける濃口汁だがキッチリクッキリ現れる野の匂い。鶏&葱の旨味&香ばしさが染み渡る汁に細蕎麦を浸せばよくよく纏う。仲良く手を繋ぎ合わせたままカラダに染み渡る。蕎麦、汁、どちらも旨いのだが、合わせた馴染みが… 秀悦。 蕎麦汁共々合わせ延ばされた芋の甘さは基より香り高い。粗さを残しながら強粘り演出の奥には田舎くささを残しながらも上品な甘と爽やかな香りがギュッと詰まっている。口にして開く甘みが特徴的。粘り気のある白米と合わせる麦の塩梅よく、適度なパサつき。ドゥルンと流し乗せた芋がご飯を巻き込むことはない。口内で噛みしめ相まみえる一体感に頬が緩む。 とろろde酒を嗜みたい。 膳を直接運んでくれた店主から滲む優しさ。その柔らかで温かい話口調の説明から料理の味わいが当然…比例している。訪れる常連客様のみならず我輩のような一見にも朗らかな笑みにてお見送りしてくださる姿勢が和みかな。入店前は何処か斜に構えていたことを恥ずかしく(情けなく)思えた。 名店に間違いない… また春に訪問したい… おいしかった。 ごちそうさまでした。
2022/12訪問
1回
オ出迎えは木炭が敷き詰められた七厘網に乗る小さな拳サイズの北海道知床産和牛芯タン。入店予約を受けてから当日に合わせた熟成期を経て予約時間30分前にトリミングされ網上にてオ待ち申し上げていたそうな。流暢な解説に着席前からウットリ。その言葉は柔らかくも肉に対して真摯な姿勢が伺える。個室利用であっても提供される肉すべてを店側がガイドしてくれる。要するに口に運ぶまでエスコートしてくれる。のと、部位の特徴や状態から合わせるドリンク(ペアリング)まで提案(提供)してくれる。等々のプレゼンで此方を終始楽しませてくれる。 「本日は御来店ありがとうございます。此方で御食事をされた後の御予定(次の予約)は御座いますか?」 ありません。 此方を楽しむことを 目的に ススキノへ 来ました。 「ありがとうございます。それでは御客様の御腹の満たし具合を図りながら部位や分量を変えて提供させていただきますので何なりと申しつけください。それでは、本日御用意しております御肉は此方になります(ドーンと提示)。」 うわぉ。 これ全部じゃないですよね?(笑) と、乾杯スパークリングワイン(北海道産)が提供される。肉の断面や色合いの確認や説明をしながら今日のプラン(コンセプト)を聞く。一見、ド派手な演出のようでありながら実にエレガント。 「それでは本日どうぞよろしくお願いいたします。お楽しみください。」 【会員制焼肉】 シェフズコース ¥25000 ◇ホッキ貝耳ヘパリーゼ ◇フォアグラ茶碗蒸し ◆知床産和牛サーロインユッケ ◆知床産上ミノ昆布〆自家製カラスミ添 ◆自家製セシーナ ◇自家製4種チーズのテリーヌ *ブルーチーズ *モッツァレラ *チェダー *クリームチーズ ◆知床産和牛シンタン ◆知床産和牛サガリ ◇ホッキ貝と苺(あまおう)キムチ ◆知床産和牛イチボ ◆知床産和牛シャトーブリアン炙り(耳付) ◆知床産和牛シャトーブリアン手巻寿司 ◇コールスローサラダ ~旨味のクリアーカーテン (和出汁柑橘ジュレ)を乗せて~ ◇スダチ冷麺 ◇魅惑苺MILK 優雅なソファに心地好く包まれながら過ごした。ら、すっかり時間を忘れていた…気づけば入店から3時間を優に越えていた。肉やワインのイロハ…どれも「へぇ~」って頷き、笑って食べて飲んだ。楽しかったなぁ。 おいしかった。 ごちそうさまでした。
2022/03訪問
1回
2021年3月31日(水)終演となる「焼鳥おさむ」。ススキノおもてなし焼鳥の源流とも言える車屋(PLAZA109)で開店から多くのファンを魅了してきた川口おさむ氏。その技術に惹かれた多くのオーナー様から引き抜かれ 車屋ー古屋ー蔵鵡本邸と移り、はしもと後の古巣(古屋の跡)へ戻って1年余り。早すぎる身引きである。4月からは故郷である美唄へと移り住み、美唄焼鳥の名店である「たつみ」のアドバイザーとして尽力することとなる。焼鳥の呼び名は同じであるが全くジャンル違いの串への挑戦はある意味、バイタリティーの現れでもあるようにも感じとれる。が、やはり、此処ススキノに在り続けてほしい名店の灯りが消えてしまうことに胸が締め付けられる。 此処ではメニュー見ずにショーケースを除き込み気になる串をセレクトするのが楽しい。が、以下の5品は古くから知る馴染み客の鉄板でもあるように思う。 *レバー *はつ *手羽先 *梅紫蘇ささみ *牛タン 変わり串や巻串を取ってみても此れまでの歴史を感じさせてくれる。以下の5品は好みにもなるが味わい深い。 *小揚納豆 *ミニトマトチーズ *ペコロスチーズ *舞茸豚巻 *牛巻チーズ たちかわり訪れる御客様。先客様が退店されれば直ぐさま次の御客様の準備に入り炭の調整をする。午前様ともなれば御仕事上がりのアフター客を川口氏ひとりでもてなす。古屋開店と同時に名古屋から取り寄せた特別製造の焼鳥ロースター。焼き上げの際に上がる煙が箱内で対流し、機械の下から排煙させる。今では東京人気焼鳥店でも多く取り入れているが、札幌では中中…目にしない。コイツも良く頑張ってくれたよ…と、歴史を語ってくれる川口氏。オレから始まってオレで終わるってのが役目だったんだよ…。寿司屋の居抜きから始まった此処のネタケースは本来、寿司ネタ用だが、その中に収められている豊富な種類の串は何れも此れも丁寧な仕事で串打ちされた代物◎上等な焼鳥だからこそ輝いている。カウンター後ろのテーブル席は、はしもとオープン時に座敷からリノベーションされた。こじんまりしていながらも旨い酒と串を楽しむのに申し分のない空間。自身にとっても思い入れある此処は4月20日(火)より、「旬菜なぶら」としてオープン予定とのことだが、主は焼鳥とはならないようだ。 あまりに名残惜しい… 訪れる常連様と口をあわせる。 『いやいや、まだまだ元気だもん、どこいっても頑張るよっ』 扉を開け、威勢よく御見送り。若輩に深々と頭を下げる姿からススキノの本髄を見せてくれたように思う。旨いものは旨いっ。ごちそうさまでした。 オススメBBに記載されてるじゃないですか…カムバック登場☆名物わっぱ飯鮭&高菜◎コレは嬉しいなぁ…と、気づいた頃には中中の酔っぱらいデシタ。次回のお楽しみが出来ました。 やっぱり此の店内が落ち着きます。好きだなぁ…。南7条界隈を通ると何となく気になる。焼鳥食べたいなぁ…って時も、やっぱり此処を思い浮かべる。 何度か通うと懐かしいメニューがチラホラ再登場しているのは嬉しい。明るくユーモアに富む大将が織り成す生粋の車屋&進化系焼鳥はやっぱり旨い。 ※写真は数回分まとめて掲載 今宵もいいお酒デシタ☆ いつも美味しくいただいてます。 ごちそうさまでした。 むしろ…おかえなさい。此処の焼台に帰ってきていただけたことに客ながら気持ち高まる思いがある。すすきの老舗の味が、また此処で再び堪能できるとは思ってもみなかった。店主の車屋からはじまった串焼き人生一筋40年超は言葉で表現するようなものじゃない。すすきので磨いたその技術の集大成を発揮すべく此処へ帰ってきた。 店内の雰囲気は先日まで営業していた「はしもと」と何ら変わらない。強いて言うならば、黒板が置いてあった壁面に大きな壁掛け時計が設置されていること。。。ん?…なんか見覚えあるような…。 オソレオオイがカウンター中央に席を取らせていただきパーフェクトクラシックを頂く。旨い…が、緊張する。今でも、焼鳥おでん古屋のファンなので移転した今でもちょくちょく顔を出している。しかし、自身が古屋に通うようになったのは川口さん(店主)が蔵鵡本邸へ移動した翌年あたりから。蔵鵡で焼かれる姿は拝見していても会話することはなかった。その寡黙な姿に息を飲む。。。が、本日、何とも柔らかく気さくにオシャベリしていただいた。ふぅ…一気に肩の力が抜けてパーフェクトクラシックおかわりしちゃいますっ→ハイボールもいただきます。 *レバー ¥280 *手羽先 ¥300 *牛タン ¥600 *椎茸肉詰 ¥300 *ミニトマトチーズ ¥300 *舞茸豚巻き ¥300 *小揚納豆巻き ¥250 *牛ももチーズ ¥400 肉や炭は同じであっても、焼き手で串そのものが変わるなと実感した。もちろん旨い。 焼鳥からもススキノの歴史を感じられた有意義な時間はあっという間だった。 おいしかった。 また来ます。 ごちそうさまでした。
2021/03訪問
3回
凛とした涼しげな佇まい。軒先に駐車した後に暖簾をくぐり抜け下足してスリッパ使用。迎え入れてくれた女将のガイドを受け陽が入る窓席へ。涼を感じながら息を吐く。時が緩やかに流れていたように振り返る。寛ぎと和らぎ。 ◇せいろ ¥950 メニュー表を見るまでもなく「せいろ」注文したのだが、天ぷらをはじめとする種物が気にならない訳じゃない。可能ならば、酒を汲み蕎麦前といきたい…よぉ。いつも通りに花番様が事前セットを置いてくれる。そして店主様が蕎麦を運んでくれた。見るからに落ち着きある麺線を描く褐色蕎麦。陽の光に反射して浮かぶ軽々ふつふつ断面しとやか。此の日は幾分、切れも見参するものの許容範囲と胸を撫で下ろす。噛みしめ蕎麦の風を起こすと爽やかに流れていく。薬味白髪と合わせるもよし、本山葵を乗せるもよし。蕎麦同様に熟練された汁は落ち着きある。出汁の奥行きと返しの合わせ寝かせの頃合いが…エレガント。 とっておき… せっかくだから… どれでも、 日常の技。 おいしかった。 ごちそうさまでした。 清楚な佇まい。店前の駐車場に車をとめて趣ある暖簾をくぐり扉をあけると…イイ音色。明るい木目調のキレイな空間が広がる。いらっしゃいませ~と迎えてくれる。 ■せいろ ¥900 昼のピーク時を過ぎたあたりだったので4名テーブルに案内していただく。窓からさす日差しも心地よい→いいコントラスト◎。メニューをいただきさらっとめくるが新蕎麦目当てで入店したのでスグにソレをお願いいたします。オーダーするとまずは蕎麦猪口ー徳利ー薬味が乗った木製盆が運ばれます。程なく小ザルが提供されます。自家製粉した十割蕎麦とあって香りと甘味が広がる。ザラつきあるコシあり蕎麦はモチモチといている。十割蕎麦はソノ水回しの技術で変わると聞くが…なるほどと実感する。水〆良好だが水キリがチョット甘めに感じた。つゆは鰹味が全面にでてくる甘めな辛口か→中口となるのか。つけて食べると一層ソノ香り広がる。清楚な店内でススル大音量が響きます…とても響きます。つゆ継ぎ足しながらソノ音量気にしながら食べ終える。トロッと蕎麦湯をいただきサッと会計へ。 佇まい同様に接客が穏やかでスマート。訪問されるお客様もおしとやかな方々ばかりに見受けます。もちろん常連様との温かい言葉のキャッチボールも和みのひとつ。 おいしかった。 ごちそうさまでした。
2025/08訪問
2回
エレガントでありながらユーモア溢れる演出こそが革新的であり令和時代ススキノに求められるサービスなのかもしれない…宿命。隠れ家的で優雅な時を提供してくれる小林令店主様は終始、笑顔を絶やさない。ゆったり間隔のとられたL字カウンター席(6席)の他、完全個室を完備している。要予約必須。常連客様の好みや客入を想定して仕入れている食材には拘りを持っている。それは…勘、ひらめき、直感…ビビビ。肉割烹とは…ハテナ…を脳裏に浮かべながら着席。なんせ、目の前には、仕入れたての、差し色美しいブロックが鎮座している。ワクワク感が高まっているのは確かである。と、店主様からの御挨拶を受けて、早速乾杯スパークリング(カバ)を注いでもらう。しとやかな手さばきの仲居様の客あしらいにも安らぎを覚えた。 明確な仕入れ食材をライブにて楽しめるキッチンカウンターはS席(スーパーシート)と言える。接待や会合等で訪れるのであれはシックな個室も魅力的なのだが…個人的にオススメしたいのは…ライブキッチンかな。この日は熟成肉ではなく仕入れたて国産シャトーブリアン&牛タンのトリミングから提供までのすべて拝見。酒が進まない訳がない。それに、時を忘れるとはこの事かなぁ…と、帰り道にふりかった。しゃぶしゃぶ、すき焼き、ロースト、ソテー、そのどれをとってもジャストな仕上がりにて胃袋まで届けてくれた。季節野菜にて春を感じとり、初夏を思わせる器や爽やか逸品で四季を感じる。 あ、五感で美味しい… と、振り替える。 ごちそうさまでした。
2025/05訪問
1回
完全予約制。個室はないが接待会食向き。カウンター6席、4名テーブル席2卓。行き届いたサービスにより特別感ありアリ。旬味覚をメインとしたコース料理のみ設定。品数&ニーズにより価格幅あるも結論、良心的。北海道らしい蟹をはじめとする道産食材を生かした逸品から、全国各地の厳選食材を仕入れしていると、ただ豪語している訳でなく、美味しい本物を提供していますよ~の表現と捉えられる。た。先付けにはアプローチに変化をつけた蟹小鉢2品。丁寧はこの料理のみならず、河豚ヒレ酒の炙りからも伺える。ジェントルメン。 言うまでもなく… 食材鮮度に… 妥協なし。 自慢とされる炭料理に魅了されるのだが、特に季節柄、脂の乗った「きんき」を、しゃぶしゃぶにて頂戴したのだが印象深かった。澄んだ黄金出汁は遠赤外効果を利用した絶妙な温度により管理され脂乗りを旨く(ジャスト)出されている。すっぽんの碗にも魅了された。出汁の変化球。〆の炭火調理には拘り海洋深層水使用季節土鍋ごはん。圧巻。此の日は鰻。炭とはこうして楽しむものかと、五感を擽られた。 味だけじゃない。 目で楽しむ… おしとやかサービス… 非日常を味わえる旬の数々。 今宵いただいたのは… 「季節のおすすめコース (¥17000)」 各種お酒は勿論充実自慢。 美味しゅうございまするん♪
2025/02訪問
1回
店自ら称する「蝦夷前蕎麦屋」小樽籔半は1954(昭和29)年に小川原昇が設立。1984(昭和59)年に小川原格が二代目として継いでいる。奥ゆかしい風情ある現店舗そのものは四代目。先代と二代目が東京都神田の老舗「籔」「まつや」「室町砂場」にて呑み交わした後に現在地(静屋通り)に移転したそうな。「そうだな、地面に立って屋根のある店でなきゃ、蕎麦屋じゃねぇ」と先代。「そうだ、屋根がなきゃ粋じゃねぇ」と現店主。この一言から生み出された外観は言うまでもなく名店を彷彿させる。 正しく…藪…半。 暖簾を潜り抜けた先に待ち客有。三番目になるようだ。腰掛けメニュー拝見。見いってしまったせいもあり席へ案内されるまでの30分が瞬き程度に感じていた…。 さ、酒だ。 ■岩内産タチカマ スケソウダラの白子を北海道では「たち」と呼ぶ冬の逸品。跳ね返される弾力の強い蒲鉾に箸が止まらない。海の香りを纏っているのでそのままで十分に旨いが…すりおろしたて本山葵をちょんと乗せるのも苦しゅうない…酒が進む。それにしても鰊漬けにはありつけず悲し…早すぎた。 ◆しお雲丹 ◆蕎麦味噌 ◆鰊切り込 ちびり酒をなめるための肴として申し分なし。小樽らしい…蝦夷前らしいラインナップ。大人気ない若輩なもので…酒のペースがあがる。若女将の神対応に身を委ねる…。 ■厚焼玉子 ¥800 そば返しと一番ダシで味付け卵で封じ込めた後に熟練技術で焼き上げる。濃縮された砂糖とみりんと醤油が甘く切ない焦げ目をつくる。『間違っても「ダシ巻きたまご」と一緒にはしてほしくない』らしいが…香り&旨味パンチ強く効いたプルプル出汁巻きだな。おろし乗せで爽やかに食べるもよし。ならば…ビールだな。 ■いか天 ¥480 『天麩羅といえば「エビ天」だってぇ冗談じゃねぇ!』のフレーズ大好き◎うふふ。カラッふわ揚げの中心から染みでる白身。タコにも引かれる。抹茶塩推奨ながらそのままでパクパクいってまぅ…ビールゴクリ。 ■カツぬき ¥800 出汁強め…たっぷり玉葱効果で甘め。蕎麦汁ひたひた染みた薄切り豚ロースカツ煮込みはシンプルに優しい味わい。あっさりボリューム控え目。冷酒にしよっかっ。 ■せいろ(自物粉) ¥800 店が推奨する「粋がるのもいい加減にせい、並粉だ」に同調。うんうん、堪らなく良。もちろん並粉のつもりでいたのだが…つい、つい、 『いちばんさ~ん、しんそばぁ~、はい、いちばんさ~ん、しんそばぁ~、はい、いちばんさ~ん、しんそばぁ~』 の声が脳裏に焼き付きあっさり心変り。北海道蘭越町産と北竜町産蕎麦粉で打ち上げられた二八蕎麦。此の日(時季)は鶯色とはならない角立つ中細。新蕎麦のこだまに引かれただけにちょっぴり残念でもあるが香り甘みも潜めていた。しかしながら啜り上げた喉越しの良さに満足もする。汁にちょんと浸してズルズルぅと手繰る。此処でも本山葵が活躍する。蕎麦湯を注ぎ薬味葱を浮かべ一味唐辛子を振りかけ啜る。ん~、並粉もいきてぇ~なぁ~。 『すみませぇ~ん、酒おかわり~ぃ』 無限ループに入り込み長尻傾向。ふと入口に目をやれば待ち客並んでおる。国際色豊かな客層。久々に目にした月刊新そば…読み更ければもちろん長く…なる。 暫くつづく社会事情により営業時間も変更となり御案内までにも時間を要することに納得いたす。何が起きても不思議ではない時代にあり、後継・事業継承は死活問題ととらえても決して大袈裟ではない。できる精鋭スタッフ様(かっこいい板長含む20数名)を連ね組織化したとされるフロアで動く花番への適切なアドバイス(教育)を送る光景にも可憐さがある。京都で五年の仲居修業を終えた若女将がチャキチャキ頑張っている姿には目を見張るものがある…あ、いや、江戸の流れを汲むTHE蕎麦処エンターテイメントに浸かり…愉しめた。あ、蝦夷前だった。 *タノシスギタ☆ *三代目を担う経営手腕に期待値上がる。 *おもしろいHP参考抜粋。 おいしかった。 ごちそうさまでした。
2022/11訪問
1回
雪深い札幌市西区西野。背丈を優に越える雪山が道を狭くしている。此処までの道のりに点在するバス停には長蛇の列。排雪が儘ならない細道を渋滞の中たどり着けてよかった。何より暖簾が上がっていてよかった。圧雪により小高くなった駐車場も此の土地ならではの風情か。暖簾を潜り抜けると店主が入口まで出迎えてくれた。どうぞと手招きを受け奥の座敷に着座。そこへ女将が温かな蕎麦茶提供。凛とした振る舞いながら此方のペースを見計らい会話をしてくれる…やわらかくシトヤカな客あしらい。古い木造家屋内に流れるクラシック優雅。訪れる客への最良おもてなしではなかろうか…先客様いない店内ながら暖房がキッチリ焚かれている…ぽかぽか。可愛らしいイラスト表示のメニューからお昼の蕎麦を頂戴いたします。 大切に育てた やさしさの種が めをさます ◆天せいろ ¥1500 ◇おかわりせいろ ¥500 黒松内町アルプスファーム産奈川在来種は土づくりからはじめ大切に育てた完全無農薬の蕎麦実。その大地の恵みを打ち上げた十割蕎麦。入店の時間的にキレ蕎麦も見受けるが繋がりよい細蕎麦で表面に見える細かな凹凸が素敵。キリッと水〆洗いされておりそのまま啜り上げた喉ごし爽快。熟成された頃合いだろうか…旨味凝縮。その風味も強く、1月にして淡い鶯色を放っている。水もよし。汁は太い昆布の深みに本枯フワり(さりげなく)覆った出汁に円みある返し調合。我輩も寝かせ床に入り込みたい…と思うほど落ち着きあるバランス。蕎麦湯を注げば昆布が…ジワぁ~っと咲き、体に染み渡る。 女将が頃合いみて運んでくれた蕎麦湯提供の際に思わず…もう一枚いただけますか…と、無意識に発した。美味しいです…の、言葉のはずが、つい…つい…。 カラリと軽く揚げられた天ぷらはサクフワ食感。衣が種の旨味をギュッと閉じ込めているようで噛むとジュワぁっと溢れ出てくる。もちろん熱々で。真っ白な雪塩を付けることで種そのものの味(旨味)を浮かび上げてくれる。汁に浸してみようかなぁ~と思う種はなく全てそのまま口にした。ベタだが…海老旨いなぁ。 おかわりせいろは汁が徳利にて提供される。 ペロリっ◎ 店主&女将の優しさ染み渡る。 是非とも鴨鍋頂戴したい所存☆ 酒だな。 おいしかった。 ごちそうさまでした。
2022/01訪問
1回
開店15分前着。5分前に入れていただき、そのタイミングで暖簾が上がる。招かれ奥のテーブル席に着く。そのまま「せいろ (¥1000)」注文。おしとやかな接客は苦しゅうない。釜への火入れタイミングを計り招く蕎麦処は珍しくないものの、客あしらいの違いには差が大きい。写真NGであることからスマホはポケットホールドするのもマナーかと察するのが自然と言える。可愛らしい手書きメニューから此処の在り方が伺える。ややしてから丁寧提供された蕎麦からもシットリとした貴賓を感じとれる。北海道風土と言うよりは、円山品質。白糸のように柔らかに細く手切りされた蕎麦は滑らかな線を描く。短めな尺は蕎麦猪口へとサーブしやすく…チョンと着けてズルっと粋に手繰りやすい。喉ごしは勿論よいのだが、この滑らかさにしてコシの張り具合が心地よい。何より此方の辛汁は他を寄せ付けない繊細な特徴を持っている。後に鼻腔、口内に残る旨味成分強い。良質、秀悦本枯の抽出が肝とも言えそうだが、合わせる辛返しとの調合よく円やかな辛口汁になっている。蕎麦を浸しきれば全てが台無し。しかしながら、蕎麦を1/10から1/5程度着けて手繰れば蕎麦の旨味が咲く。季節柄の「新」とは違った「そば切り」の旨さを提案してくれている。天ぷらをはじめとする肴にて酒を嗜む常連客様はそれをスタンダードとしているのだろう。普通「ゼロ地点」を感慨する。実に旨い。札幌市内にてこれほど丁寧に薬味皿を提供するところもない。山葵の加減や辛味大根の鮮度からも伺える。 そっとしておく。 その一言が演出を… 妨げている。と、 自身に問いかける。 実に、美味しい。 ごちそうさまでした。 暖簾ゆれるシックな外観。ジャズ流れる店内は落ち着きがある。メニューやテーブル横に置かれているオススメ表記もだが見易い上に温かみのある手作り手書き。和みとはこうした細かな心配りから生まれるのだろう。よき日本の手本だ。その細やかさは隅の隅まで丁寧に接客する花番の姿からも伺える。土地柄以上のおもてなしに感じる。 ■せいろそば ¥900 凛とした店内でいただく蕎麦。綺麗に細切りされた蕎麦は程よいザラつきがあり繋がりもいい。啜るとふんわり香り、噛めば甘みが広がる。生意気だが口に入れた瞬間の印象でニ八を吟味しているが雑味のない自然体な蕎麦は旨い。そしてつゆだ。円みのある熟成辛かえしで出汁との調合よく、強くありながら旨味余韻が残る。蕎麦ちょん付けで啜ると双方相まって旨さ広がる。札幌で江戸前辛口を味わえるのは実に嬉しく誇らしい。 2~3啜ったところで花番様が薬味と蕎麦つゆ徳利を運んでくれた。辛味大根につゆを湿らせ蕎麦の上に乗せていただく。蕎麦で箸休めってのもオツだ。最後に蕎麦湯を猪口に注ぎつゆの旨味を再度堪能。昆布の土台に節の華やかさが膨らみ何とも至福。 蕎麦は常に数種類をブレンドし自家製石臼機械で挽いている。特段畑を選ぶわけではなく都度店に合う蕎麦を選び調合している拘りを謙虚に語ってくれた。 実に美味しい蕎麦。 また味あわせていただきたい。 ごちそうさまでした。
2024/04訪問
2回
今宵ススキノ南6条路地にて柔らかな時を過ごす。軒先の積まれた薪がオブジェとなっている外観。余市町から仕入れる針葉樹カラマツ薪は高温で火持ちがいいだけじゃなく香りもいい。店内に足を踏み入れるとその焚かれた香りが自然体…馴染んでいる。スタイリッシュ空間でありながらナチュラルアウトドア空気感にホッとする。 此処はススキノのド真ん中である。 暖色系間接照明が照らす店内はカウンター席をメインとしている。その後方にはテーブル席もある。薪台は奥角に設置。重厚なレンガ造りの台上で薪をくべている。当然だが、そのライブ感がたまらなく良い…YUIちゃん暑そぉ…。吊るされている鰊は飴色となり美味しそうな頃合いに自然調理されている。 しかしながらこの煙は大丈夫なのか…と、ムダな心配が過った。ら、YUIちゃんが「ダクト(煙突)がビル屋上まで高く上げられているんですよ」と、教えてくれた。 まだオープン間もないのだが話題が話題を呼んで予約困難であった。やっとの思いで入店できた。ので、予約時に店主セレクトイイトコドリに出してくださいとお願いしておいた。ら、とっとも美味しく楽しいディナーとなった。目の前にて店主様が食材カットから下味つけ、焼台へ。自火炙り焼きから遠火の高焼きまで食材により変えている。永年の経験から…あ、いや、この場所で実際に得た感覚からオイシイを造り上げている。また袖に控えるイケオジ&メンスタッフ様サポートも光る。ジャストなタイミング提供を心がけているコンビネーションがいいですね。その盛付けからも食欲がそそられる。だし巻き玉子の調理からもその様がよく受け取れた。メインの肉盛り盛りタワーは…楽しみにしていただけあって、いや、想像以上によかった。蝦夷鹿肉の膨れたレア調理にご満悦。牛、羊、軍鶏のどれをとっても薪焼きならではの美味しいを体感した。時間経過にともなう堅さなども感じなかったことからも、系列店同様、良質な仕入れをされていることが良く良くわかった。〆には夏を彩る夏野菜薬味がのるソーメン。スダチが季節を一層彩ってくれた。 季節酒の取り揃えよく料理にあわせたペアリングも提案してくれる…YUIちゃんの右腕がね。生レモンを薪火で炙ってから絞り出してくれる「薪レモンサワー」がとっても印象的。吾輩もキャンプのときにやってみたいなぁ。 おいしかった。 ごちそうさまでした。
2025/06訪問
1回
寛ぎをお届けしてくれる…灯。クールな出で立ちにて出迎えてくれた黒淵メガネMEN'スタッフ様の姿も落ち着きのほか、ゆとりを覚えてきたように感じる客あしらい。料理長チェンジに伴いメニュー変更を聞きつけやってきた。初めてはいる個室は別部屋同様に優雅。しっとり。でも、賑やかに時を過ごした。季節を盛り込んだ和の創作は会話を楽しむに申し分ないサイズ&味わい。ワインレパートリーのみならず日本酒も豊富に揃えているのでオトナ呑みといいながらも迷い…結果、呑みすぎる…呑まれる。季節のお造り提供の頃にはもう…あぁ…止まらない酒。オメデ第がめっちゃ好みの風合い。お椀にてクールダウンも直ぐ様に盛り上がるロースト肉が提供される…。と、ワインだよなぁ。食べるにつれて(飲む)食欲が増してくる不思議なループにはまり土鍋トリュフご飯に満悦。この上ない香りにつつまれながら頬張り、後半は出汁茶漬けにて旨みを堪能。旬の栗たっぷりモンブランをバニラアイスとあえて…ニンマリ。 旨さに拍車がかかる。 人気が人気を呼ぶ理由… 来ればわかるさ…灯 おいしかった。 ごちそうさまでした。 オープンからアッという間に人気店へ駆けあがった「灯」は、すべての御客様への満足度アップのため2025年8月より18:00と20:30開始の2部コース制を導入。混雑緩和もあるのだろうけど、サービスの充実が目的なのかなぁ...と、たまたま居合わせた店長とおしとやかに会話させてもらった。この個室をより一層贅沢に過ごすのね。今宵は「月」の個室で時間目一杯寛いだ。 ◇とうもろこしのブランマンジェ ◇鰹節とグラナパターノのサブレ とうもろこしのブランマンジェ クリーミーに仕上げられた北海道産とうもろこしブランマンジェの上には北海道産雲丹山。舌触りよく濃厚な旨味が押し寄せる。グラナパダーノチーズ&鰹節の二重奏サブレまた濃い。それに恋。 ◇真鯛と桃のカルパッチョ 真夏を彩るヒトサラにうっとり。完熟白桃の甘い酸味が淡白な真鯛を持ち上げまとめてくれる。これで白ワインといきましょう。 ◆ズワイ盛と枝豆の水餃子 スッキリ系の鶏白湯仕立てでズワイ蟹の香りを支えている。枝豆のアクセントがいいね。 黒い竹炭オイルがよくよくまとめている。 ◆甘鯛の松笠焼き バリっと咲くように焼かれた鱗の軽さがズッシリ肉厚甘鯛を上手く(旨く)演出。 軽い仕上がりのビネガーワインソースからフレンチの装い。絶対的に脇役なのだが無花果ピクルスの爽やかさがおいしくしているん。 ◆滝川産鴨胸肉ステーキと焼き茄子グリル ガツンと黒ニンニクが効いたフォンドボーソースに負けない香りを放つ鴨肉。じっくりローストされているのでドッシリ濃ゆい。焼き茄子の瑞々しさもまたソース感。 ■黒トリュフ土鍋ご飯 テーブルに運ばれるやいなや…香りがグッと押し寄せる。手前で立ち昇る香りがあるのに追い削り黒トリュフ。オイリーなバランスを含めて美味しい。スプーンがとまらない。そもそも米がナイス。粒立がよいのも後引く要因カナ。 ◇抹茶とマスカルポーネのカッサータ カラフルな装いにニンマリ。甘酒ヨーグルトソースに降りかかる抹茶パウダー。ホワイトチョコ、マンゴー、ピスタチオと味に変化をくれる。まとめあげた一体感もいいわね。 落ち着く... おいしかった。 ごちそうさまでした。 〆がメインとされる「灯」のイタリア産黒トリュフ土鍋ごはんは香り高く後引く旨さアリ。粒たつ米にコーティングされるオイルも格別。大盛ペロリ。店内オール個室にて一筆啓上と酒が楽しめる。レパートリー広めのコース料理だから豊富に取り揃えられているドリンクとのペアリングもいいわね。今宵はひとつしかないバーカウンター個室にてライブ感のある時間を過ごさせていただいた☆素敵。 ■全9品会席コース ¥12100円 ※飲み放題∔¥2300 ◇先付 *ホタテ吸物 ◇本日前菜3種 *ホタルイカ *道産豚ハーブロール *マスカルポーネ苺) ◇季節お造り4種 *中とろ *鮃 *道産雲丹 *サーモン ◇本日のフリット *ズワイガニ *ごぼう *筍 *蓮根 ◇焼物 *アワビのステーキ ◇蒸物 *ポルチーニ茸の茶碗蒸 ◇本日の肉料理 *道産和牛イチボと蝦夷鹿モモ肉 季節野菜のグリル ◇名物黒トリュフの土鍋ご飯 ◇バニラアイス 泡立ちいいサッポロビールが旨い。カーテンにて仕切られる個室カウンターには座り心地よい椅子3席席しかない。目の前にて調理を進めるところやドリンクサーブを見られるライブ感がいい。季節の食材はどれも丁寧に調理されている。料理もさることながら空間サービスを含めて…ホッとする。した。うん。 あっという間だった… おいしかった。 ごちそうさまでした。
2025/09訪問
3回
ゴールデンタイムならば予約必須人気店。世界各国、全国各地から押し寄せるミートフリーク注目のススキノ焼肉処。毎度メニューを見るたびに目を疑う…ハイコスパ。立地に関係なくどの店舗においても庶民に優しいオ求めやすい価格設定に安心感を覚える。ついつい、あれも、これも、それも、と、注文の涙がつづいてしまい…長居してしまう。と、サッポロ黒ラベルもどんどん…飲まさるわぁ~。肉に詳しい店長様に支える堅実なスタッフ様の接客対応も安心材料なのかもしれない…。予約なしでも次々やってくる御客様に対して、堅実に頭を下げ入れないと告げるシーンを見ると、、、味もさることながら、やっぱり「人」だなぁ…と思った。謙虚に大衆焼肉として屋号をあげ、古き良き日本を象徴するサービスに引かれてるのかもなぁ~。さて、今宵も食べに食べたな。ホロホロ煮込みからはじまり、オトナゆずシャーベットで〆るストーリー。今宵は卵黄を絡ませる肉の印象が強く残っている。安定の焼きしゃぶは旨いに決まっているのだが、この日は特によかった。ラムユッケ系はオツマミとしてもいいのだが、やはり、ビビンバでいくのが一層いいのかも…ってか、安っ!!すすきの店限定とされるが此れは次回もいきたくなるな。牛タンは盛り合わせがオススメ。並→上→厚切りとステップアップしながら食べていくのがいまだに楽しい。並に肉肉しさから溢れる肉汁の上までどれも美味し&楽しい。それはランプ&イチボの他、ホルモンにだって言える。タレ系でガッチリ食らうにしたって「あつ」と「うす」の包丁使いだけで同じ部員とは思えないほど美味しい違いを楽しめる。言わば、肉エンターテイメントを大衆的に体感できる。店長様の人柄が滲み溢れてるなぁ~。 あ、パプリカナムルよかったなぁ~ 〆冷麺の頃には… オナカパンパン… なのに、もう、まだ、 食べたいなぁ~と頭に浮かぶ… お見送りに感謝☆ おいしかった。 ごちそうさまでした。 決して広くはない…むしろ狭い店内。なので、御予約必須となっている「にく式すすきの」は相も変わらず…ハイコスパ。軒先の「大衆焼肉」暖簾を追考しつづけている。この立地で、この肉は…ん~.っと、やはり、考えものだ。それほどに御客様ファースト。店長様の肉&御客様LOVE変わらず…なのね。すすきの店限定メニューを見せられてもハイコスパ。ってか、拘り仕入れしている肉そのものが…スゴイ。特に、ススキノ店の店長は肉、それも、焼肉に対する概念をガッチリもっているので、おーなとはまた違った角度から提供してくれる。にく式と言えば「あつ」と「うす」だが、此方の「うす」は、肉の旨さを強調してくれている。特にオススメしたいのは「サガリ」なのだが、もちろん「あつ」の破裂する旨みがいいのだが、「うす」の食感&広がる旨みは…別物。ランプやイチボ、エンピツも同様。包丁使いに感激する。ホルモンや肉刺の安定感もさることながら、赤身&脂のどちらも…楽しい。 〆というか… お口なおしの… 鳳凰美田ゆず酒シャーベット… おかわりしたい… 合間でオススメ おいしかった。 ごちそうさまでした。 むむむ...おいしい匂いを放つ肉処がススキノ進出。風情が醸し出ている小路に真新しい路面店出現。コンパクトな内外観ながらスタイリッシュで可愛らしい。調理が見えるキッチン前に4名席が3卓。入口脇にボックス席。奥には個室も完備されている。ん~、キャパ的には麻生本店や南郷店よりも手狭。この旨さを知るものはスグに中央に集中するだろうから...やっぱり予約必須だなぁ。 イケイケ店主様ガイドの下、中央席に着く。律儀で親切なスタッフ様からオシボリを手渡される。受け取り、サッポロ黒ラベル注文。ガチンとして飲み干しら先付けの登場。肉式と言えば「煮込み」だよなぁ。やっぱり旨いのよ、コレ。もやしナムル&キムチに箸をのばしながらグイグイ黒ラベルを煽る。 【肉刺】 *ハツ(胡麻油) *牛タン(生姜醤油) *ツラミ(生姜醤油) *ラムユッケ 幾分、抑えギミに映るも丁寧な仕事ぶりが伺える。ハツは特出すべき爽やかな風。ラムユッケはビジュアル通りに空気の様相…味わいというより、ただただ鮮度を頂戴している◎オ見事。 【炙焼】 *上タン *せせり *牛レバー 「うす牛タン」は定番通りなのだが…焼き過ぎ注意。炙り程度で十分にその歯応えも味わえる。セセリこそ…モロ鮮度!なのだが、牛レバーはモロモロ鮮度!!実に爽やかデアルん。 【ホルモン】 *土管 *ガツ 好物ガツの食感豊。この歯切れの良さは旨さに比例する。ドカンなんてもぉ~クセになる歯触り。ハイボールとのペアリングん♪ 【メイン焼】 *サーロイン *ハラミ *カイノミ 「あつ」で提供された三点は東京大衆色をぷんぷん匂わせる。焼く前に皿底に沈む甘辛タレを纏わせて七厘に乗せるのだが…網の端に乗せるのがいいだろう。コンガリ表面を求めない遠火にてレア焼きにて爽やかな肉の旨味&香りを楽しむに徹するべし。あぁ~広がるぅ~。食べ応えも十分。 〆には白濁汁にコンモリ浮かぶ冷麺を。どんぐりカラーのムチムチ麺にキムチを絡めレモン共々すすり上げスッキリ冷却。追い酢なしで食らうべし。うぅ〰️、おなかいっぱい。 混雑、、、 混雑、、、 する前に… リピートしたい… 既に、名店。 新星☆すすきの焼肉。 おいしかった。 ごちそうさまでした。
2025/09訪問
3回
如何にも蕎麦屋らしい貴賓を感じる構え。その軒先で靡く黒暖簾が勇ましくうつる。店内に入るとエプロン姿の花番様が丁寧に御辞儀。入店の時間が遅めということもあってか宜しければ奥のテーブル席へどうぞの案内。遠慮なく採光の良い席につく。テーブルに置かれる季節オススメメポップを手に取りメニュー拝見しようと開いたところで水提供してくれた花番様から限定十割が残り一食あると告げられ即決◎もちろん更科と天ぷらに定評がある此処と分かっていながら、頭の中は…摩周でいっぱいになっていた。 ■せいろ(摩周産十割) ¥700+税 細く綺麗な四角い蕎麦に見えるザラつき美しい。淡く緑がかっているのも相乗している。適度に長い蕎麦を持ち上げそのまま啜る。仄かな香り。噛み締め軽やかにも感じられる深い甘みを楽しむ。綺麗に抽出された鰹出汁の旨味が美しい。円やか甘い返しとの調合よく、冷え冷えながら香りと旨味の両方を楽しめる。 釜場から威勢のよい声が聞こえる。 花番様の注文伝達からセイロや丼、皿が置かれていくのだろうと見えずとも想像つく。その風情ある蕎麦屋らしい仕事ぶりに…うっとり。盛りつけ直前に聞こえるかけ声もそう。 おいしかった。 ごちそうさまでした。
2021/01訪問
1回
広島県がより一層好きになった。本家の味わいがそのきっかけ。此方はその本家の味を札幌ススキノにて継承していると確認。店主様の人柄と土地(ビル)を加味した鉄板焼きには価値がある。札幌で本気広島焼きなら「ひげぼうず」確定。 味時間をかけて蒸し焼きにすることでホクホクに焼き上がったヤングコーンはホッコリ甘いのと香りが強い。目玉焼き上で仕上げられる「とんぺい焼き」はキャベツ&葱の甘味がスパイスでカリッ豚バラパンチに病みつき。お裾分けいただいた焼きそば。此方の鉄板ショーのなかでもヒトキワ美しい調理工程。仕上がりは他に瑠衣をみない独走サッパリなので、あれ?、と、思いながら…酒が進む。もちろん〆にもイイね。 美味しい… のと… 御客様同士キャッチボール… が… 深夜を彩る。 店が客を選んで当然デス! おいしかった。 ごちそうさまでした。 イケメンワンオペ店主様にも貫禄が見えはじめてきた…恰幅。クールな装いだがいつだってフランクに構ってくれる。本番広島焼に惚れ込み研究された味わいは年々、深みある味わいへと変貌している…ように感じる。甘くない方のレモンサワーと「ひげぼうず焼き(¥1700)」注文。可憐な手捌きの鉄板ショーを眺め時を過ごす。コテの使い方も教わりながら箸を使わずパクついた。呑んだ後でも…やっぱり美味しいわぁ。 ごちそうさまでした。 本日も…フラぁ~り立ち寄り生檸檬カットサワー注文。〆には勿論名物ひげぼうず焼を焼いてもらう。アラカルト鉄板焼きメニューはどれもこれも酔い舌にジャストパンチ。イケメン店主様のブラックジョークを楽しみながら…オカワリサワー。気づけば何杯飲んだか…。夜更けが進むほど御客様が増していく店内。焼きたてをヘラにてカットしながらハフハフ食らう。食べごたえ十分…満腹になる午前1時。MK乗場が近いのも立ち寄る理由にしてしまっている…。東京からの出張ビジネスマンも納得の鉄板ショー。 おいしかった。 ごちそうさまでした。 フラりたちより生檸檬カットサワー注文。そば無しを焼いてもらう。焼き上がるまでイケメン店主様に御相手してもらい…オカワリサワー。気づけば何杯飲んだか…な。夜更けが進むほど御客様が増していく店内。焼きたてをヘラにてカットしながらハフハフ食らう。そば無しだとヘルシーかなぁ…と、思うも中中の食べごたえ。満腹になる午前0時。MK乗場近いのも立ち寄ってしまう理由かなぁ…。おいしかった。ごちそうさまでした。 ふらぁ~っと立ち寄りマスターと乾杯ってのも楽しい時間。午前様から御客様が増えていく印象の此処は、わりと早めの時間ならスンナリ入店させていただける。個人的には〆飯というか、〆飲みで訪問してしまうクセになってるなぁ...この頃。チラッと逸品いただいて帰りますね☆ ■厚切り牛タン ¥1300 厚めにカットされた肉を鉄板へ。完成までの光景は、いつ見ても楽しい。その焼き上がりは勿論美味しい。遠赤外線効果でフックラ膨らみませた仕上がり◎噛んだ断面のミディアムレアー色綺麗。 今宵もいいお酒をいただきました。 ごちそうさまでした。 眠気眼…いぃ~気分でフラり訪れる此処は鉄板を囲むカウンター席のみ。人柄ヨイ優しい店主がアーティスティックなヘラ裁きで楽しませてくれ…る。あら?眠気も冴えてきたよぉな気もシテキマシタぁ☆冷えたスーパードライで喉をならしながら鉄板ショーの開始でぇ~す。 本日は「とんぺい焼き」編。 ムム…割りとポピュラーな知ってるトンペイ焼きとは違うのねぇ。鉄板の火加減を巧みに(プロだもの普通よね(笑))使い分け完成した逸品は、熱々ふんわり&豚カリっと食感◎ウマッ。 *青菜炒め *焼きそば 鉄板に麺を広げ水分を飛ばしながら焼き上げていく焼きそばはアッサリ目◎ネギたっぷりトッピングしていただかまぁす☆呑んでしまうと抜けられない…やめられない…レモンサワーおかわりぃ~♪ 今宵も美味しく楽しかった。 ごちそうさまでした。 カウンター越しに...ミトレテイマス☆仰々しい雰囲気なんてアリマセン◎店主が柔らかなトークと広島仕込みのヘラ演出で楽しませてくれます。あ、ワンオペだからドリンクのオカワリはシッカリ待ちます。さ、軽く飲みますか。 ■ぎょうざ ¥600 厚いモッチリ皮に肉汁シッカリの餡が熱々提供。 ■ガーリックシュリンプ ¥1200 プリっと食感と香ばしいピリッとガーリックの相性◎エビ好きにはオススメ逸品。 ■ぶたキムチ ¥800 うわうわ、これはビールもイイが、ライスにバウンドONでもいいだろぉ。 甘辛キムチと豚バラの甘みの融合nice。 ■そば肉玉 ¥900 広島焼も様々だが、此処はしっかり押し付けて平たく焼き上げ提供するスタイル。そばのカリッとした食感を楽しめる。全体的にアッサリした仕上がり。 ■海鮮玉(いか/えび/たこ) ¥1600 ビールもいいが、緑茶酎ハイで一層アッサリってのも良かったなぁ。 あ、もちろん、生レモンも旨いっすよ。 おいしかった。 ごちそうさまでした。 満を持してススキノへ移転オープン☆…してたんですね。かつて南郷18丁目駅程近く東北通り沿いにあった店舗の雰囲気もモダンでよかったなぁ…。此方は厚っつい鉄板を中央にコの字カウンター構成で、如何にも鉄板焼デスっ、の構え。大きな窓からはススキノを見下ろせます。 午前0時を回ったあたりに馴染みの焼鳥店店主に連絡するも…オワリマシタ。と、寂しい連絡→イイ店にいますが来ませんか?のお誘いに…yes◎ってか、チョッピリ驚き。店内入るとイケメン店主が以前と変わらぬ姿でcoolにヤキヤキしていました。 各種ドリンクの取り揃えよく、熱々美味しい鉄板料理をいただく。ってか、飲んでばかりであまり食べてないか...。しかしながら、目の前の鉄板ショーを眺めながら談笑&グビッとビールは旨かった。連続写真は、ひげぼうず焼き(1400円)。 店主がお客様とのキャッチボールを弾ませながら軽快に焼き上げられる広島焼は何とも旨い。焼きそば、牛タンもイイ味デス☆。そして、遅くまで営業ってのがイイっすね◎オイシカッタ。 ごちそうさまでした。
2025/08訪問
8回
レ・カネキヨ自慢の… 旬の美味しいを… 楽しめる… シェフおまかせコース ¥13800 札幌市西区琴似界隈。評判が客を呼びまた人を虜にしてきた此方も8周年を迎えた。ランチ&ディナーともに定評があるので早目の予約が安心かもしれない…。って、結構前から予約してもらっていたので、結構楽しみにしていたし、結構ってか、かなりワクワクしながら定刻に入店した。入口から奥に長い客席は4名掛けテーブルを広々と2名で使用させるスタイル。個室は1室完備されている。ムーディーな暖色照明に照らされる使用感ある各種インテリアが落ち着いた雰囲気を演出している。また、無造作にただ置かれる雑貨や酒瓶、皿等が温もりある演出に見える。さてさて、案内を受けた席にてまずはビールを頂戴いたす。キレイに注がれた冷え冷え琥珀を飲み込み嬉しさを噛み締めるん。あぁ~旨ぁ~っ。で、オシャレなカクテルグラスで登場アミューズ。キャビアの味わいと相まって爽やかな春を感じさせる一杯。やっぱりスパークリングいきますかぁ。で、前菜の一品目は春めいた彩りで登場。漁師風とあって食材そのものを生かした温かみある優しいテイスト。プリッと牡蠣&コリっとツブにウフッ。お次は白ワインかなぁ~。と、バケットに添えられるパティをパクっとイイねぇ。心地よい時間。前菜二品目には可愛らしいオウチパイが登場。添えられるピクルス野菜がいいわぁ。むむむ、メインを前に赤ワインにしましょうかな。と、魚料理が登場するので、やっぱり白だねぇ。ホイップソースに浮かぶ蛍烏賊&白魚。口内にて海を眺めているよう。香ばしくもふわぷり。で、メイン肉料理ドォーん。はい、もちろん、手づかみにパクっとやんちゃ食い。膨らんだ肉中央から滲みでる旨味汁を頬張るん。香ばしい焼野菜を砕いて合わせる。赤ワイン欲するん。コーヒー&デザートまで、、、あ、これ、オススメコースだよね?…って、好きなもの行進曲に…ビビビ。苫小牧出身店主様の自然体がカラダに馴染んだ。特に特にぃ…デザートはドンピシャのタイプ。柑橘ピューレにフワッフワァショコラに微睡む…ん~っ。 決して… オ高く気取ってない。 ファミリーのような… 経営スタイルにも… 共感したぃ…ポカポカ系☆ カナぁ おいしかった。 ごちそうさまでした。
2025/04訪問
1回
すすきのドまん中ビル8階。完全予約制。客席は4名個室と8名個室の2部屋のみ。御予約様に合わせて仕入れた北海道産たらば蟹をライブ調理してくれるハイクラス割烹。軒先のインターホンを押すと…確認解錠。クールな店長が迎えてくれる。優雅な寛ぎを提供してくれる。本日担当してくれるイケメンの御紹介を受けて、早速、タラバの紹介です。本日は北海道根室産タラバ蟹、3キロ弱。皇后と光る甲羅に…おぉ…凄い。 【活けたらば蟹コース】 ◆先付 ・殻付き雲丹 ブリッとした濃厚蝦夷雲丹にマスカットがアクセント。蟹調理を横目にしながら贅沢過ぎるほど詰まった一皿を口に運んだ。 ◆八寸 ・鰻ざく ・鬼灯トマト ・牡丹海老の塩麹 ・青つぶ貝の旨煮 ・蝦夷鹿ロースト ・茄子オランダ煮 カラフルなだけじゃなく味わい濃厚な逸品一品。どれもハッキリクッキリした塩味、旨み。蟹に包丁が入る様を見届けながら噛み締める。 ◆タラバ蟹 ・お刺身(刺身、レア、ミディアムレア) ・爪ボイル ・炭火焼き ・カニクリームコロッケ ・しゃぶしゃぶ 輝く氷鉢上で輝き発光するタラバ蟹の脚。氷水で〆たお造りは菊の花が咲いたよう。味わいはタンパクだが、弾力ある食感で、噛むほどにネットリしてくる。頬張ってニンマリ。続いて、サッと湯引きしたレアにすると、塩味が浮かびあがってくる。更に火を通したミディアムレアにすると、味わいの輪郭がハッキリしてくる。この食べ比べは嬉しい。炭焼きの香ばしさがプラスされるのも好き。しゃぶしゃぶも然。蟹身が詰まったコロッケはドストライク。旨味ぎゅうぎゅう詰まっている。 ◆口直し ・もずく酢 ◆蒸し蟹 心臓、ふんどし等あますところなく、各部位の説明を受けながら味わう。それぞれの良さと自分好みの発見がある…そんな学習もまた楽しめた。 ◆土鍋ごはん ・ゆめぴりか ・香物 ・赤出汁 ・おかずあれこれ 鮭ほぐし、イクラ紹興酒漬け、イカ山椒漬、それに追加でおろしてくれた蝦夷山葵。発光する土鍋ごはんは病みつきになる。お手製オカズたちがまたいい味。飾らない安心感。 【甘味】 ・夕張メロン 銀座本店で流行るサービスを北国にて提供してくれるという噂は…本当だった。終始、和やかにしてくれる接客サービスにも納得した。 おいしかった。 ごちそうさまでした。