「そば」で検索しました。
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2025/12訪問
1回
小樽市内中心部からやや離れた閑静な住宅街に佇む「きむら」は一般住宅を改装したホッコリふんわりした装い。それでいて品格がある。軒先の手入れは然り。ブルーベリーの木がキレイに剪定されているのが可愛いらしく映る。小道を挟んだ向かえに設置される未舗装駐車場も整備されている。暖簾をくぐり抜けた先にて靴を脱ぎスリッパ履き替え。漆輝く蕎麦打鉢を眼下に案内を待つ。平日ということもあってか13時に待ち客はなく、お帰りになった先客様の膳を下げるのを待つのみだった。おっとりした雰囲気でやわらかな客あしらいをする女将に連れられ4名席についた。ら、後客様一組きたところで…蕎麦が切れた。おぉ…結果、ギリギリだったのね。辺りは常連客様ばかりの様子。女将や店主との日常会話がBGMがわりに温かい空間演出をしていた。 ■せいろ ¥900 ガッチリ豪快に空気共々啜りあげるべくして含んだ蕎麦の口当たりは北早生種らしい軽く爽やかな風が吹くも…噛みしめれば奈川種風味が強く吹き出してくる。その長さ、細四角が基本適正であり、フツフツとした表面のザラつきが心地よい肌艶を見せている。几帳面な優等生とも言えるが落ち着きある役員職のよう…嫌みがない。添えられる白髪葱&山葵を乗せても風味を助長してくれる。汁は、口当たり柔らかながら辛口調。本枯節の気品ある旨味を如何にも自然体に引出している。角のとれた返しとの合わせに何の無理や強引さがない…優しさ滲む。トロっと白濁蕎麦湯にて、最後の一滴まで味わいの余韻に浸らせていただいた。 小樽至高… いや、 北海道至高☆ 名店。 人柄。 センス… そして熟練。 おいしかった。 ごちそうさまでした。
2024/06訪問
1回
淡い鶯色を放つ細蕎麦は美しい四角い輪郭。若々しい麺線は張りがありキュッと締まったコシを立たせている。数本すすり上げ爽やか春めいた風を受ける。また数本すすり上げ噛みしめ深みに落ちる。端正な出来映え。つける汁はネットリとろり濃口辛汁。砂糖味醂醤油と本枯宗田昆布をはじめとした旨味を抽出した出汁との合わせ(調合)に歴史と風情を継承する本気が表れている。これでも幾分、軽さを感じるも、凛と静まり穏やかな北国の床で寝かされているからこその味わいとも推測できる。いわばロマンがある。薬味白葱は香り優しく甘みを帯びているので蕎麦に添えて汁に触れさせずに手繰りたい。蕎麦湯は勢いよく注ぎ、ひとくち呑み込み、また注ぎ入れる二度手間にて全ての味わいをカラダに染み渡らせる。余韻を持って席を立ち会計へ。もりそば750円也。混雑するなか何方様にも配慮した接客。満席であれば決して余裕などないはずなのだが、おしとやかな空間演出をなされている。橙色暖簾を潜る前から突如、厚真町に現れた本格江戸前蕎麦処に興味津々だったことを女将にお伝えし、電子マネー決済した。 ◆厚真産原木しいたけ(朝採れ)セット¥1200 地場の特産を最大限引き上げ提供している◎マヂ旨っ。軽衣コーティングされた椎茸香り&旨味がバぁ~んと噴く。セオリー通りにカボスを絞り塩で頂戴する…のもいいのだが、温か濃厚辛口汁に潜らせるのもいいだろう。もり汁の基調を残しながらも空気を含んだのか如く優しい塩梅になっているので、当然だが、旨味の相乗効果演出。此の汁だと細蕎麦もまた違った顔色を浮かべる。店が薦める酒にて楽しみたい...テヤンデぇイ。 初見だが... どことなく... 馴染む。 続、進化を遂げる細蕎麦は修行先3年前と比較してもハッキリクッキリ違うマッドな仕上がり。当然のことながら、素材や水を含む環境が様変わりしているわけだから比較とはならないだろう。しかし、若輩ながらに感じる違いは、身につけた技量と経験を糧にしたセンス。店主としての拘りを北の大地にて発信する度胸と度量。これから伸びるではなく、此処に根付き、こなれた頃には、滋味深ぁ~いやすらぎある江戸前蕎麦処になっていそう。なっていてほしい...カナ。 あくまでも… いや、謙虚に… 本家に… 寄せた江戸前蕎麦☆ おいしかった。 ごちそうさまでした。
2024/02訪問
1回
札幌市南区屈指蕎麦名店とされる此方は雪深い厳冬季には暖簾を上げない。駐車場から外壁面を見上げれば「売り」サインばっちりも閉める訳なし。常連客様が足繁く通われ会計時には年越しそば予約。あたたかみのある旧家屋の内外観と仲睦まじい御夫婦のホンワカ客あしらい風景に此方もほっこり。蕎麦茶提供時に…はじめてですか?…の問い。名物と人気の説明を受けて注文を迷う。後客様の注文に乗っかる(真似)如くしてお願いする。と…ご飯は如何なされますか?…大食に見られているのか否や…思わずセットにしてしまった。 ■地鶏膳 ¥1750 *地鶏せいろ *とろろめし *漬もん 季節柄キンと締まった蕎麦の茹で加減適切でしなやか。ぷくぷく凹凸ある細打ち黒蕎麦は手繰りやすい長さで持ち上げれば暗がり白熱灯による乱反射効果を受けて可憐な麺線を描く。啜り上げた口内にて噛み締めると香味と甘み広がり溢れる。 蕎麦濃い。 チンチン熱々を強調され提供受けた汁。素朴に見受ける濃口汁だがキッチリクッキリ現れる野の匂い。鶏&葱の旨味&香ばしさが染み渡る汁に細蕎麦を浸せばよくよく纏う。仲良く手を繋ぎ合わせたままカラダに染み渡る。蕎麦、汁、どちらも旨いのだが、合わせた馴染みが… 秀悦。 蕎麦汁共々合わせ延ばされた芋の甘さは基より香り高い。粗さを残しながら強粘り演出の奥には田舎くささを残しながらも上品な甘と爽やかな香りがギュッと詰まっている。口にして開く甘みが特徴的。粘り気のある白米と合わせる麦の塩梅よく、適度なパサつき。ドゥルンと流し乗せた芋がご飯を巻き込むことはない。口内で噛みしめ相まみえる一体感に頬が緩む。 とろろde酒を嗜みたい。 膳を直接運んでくれた店主から滲む優しさ。その柔らかで温かい話口調の説明から料理の味わいが当然…比例している。訪れる常連客様のみならず我輩のような一見にも朗らかな笑みにてお見送りしてくださる姿勢が和みかな。入店前は何処か斜に構えていたことを恥ずかしく(情けなく)思えた。 名店に間違いない… また春に訪問したい… おいしかった。 ごちそうさまでした。
2022/12訪問
1回
凛とした涼しげな佇まい。軒先に駐車した後に暖簾をくぐり抜け下足してスリッパ使用。迎え入れてくれた女将のガイドを受け陽が入る窓席へ。涼を感じながら息を吐く。時が緩やかに流れていたように振り返る。寛ぎと和らぎ。 ◇せいろ ¥950 メニュー表を見るまでもなく「せいろ」注文したのだが、天ぷらをはじめとする種物が気にならない訳じゃない。可能ならば、酒を汲み蕎麦前といきたい…よぉ。いつも通りに花番様が事前セットを置いてくれる。そして店主様が蕎麦を運んでくれた。見るからに落ち着きある麺線を描く褐色蕎麦。陽の光に反射して浮かぶ軽々ふつふつ断面しとやか。此の日は幾分、切れも見参するものの許容範囲と胸を撫で下ろす。噛みしめ蕎麦の風を起こすと爽やかに流れていく。薬味白髪と合わせるもよし、本山葵を乗せるもよし。蕎麦同様に熟練された汁は落ち着きある。出汁の奥行きと返しの合わせ寝かせの頃合いが…エレガント。 とっておき… せっかくだから… どれでも、 日常の技。 おいしかった。 ごちそうさまでした。 清楚な佇まい。店前の駐車場に車をとめて趣ある暖簾をくぐり扉をあけると…イイ音色。明るい木目調のキレイな空間が広がる。いらっしゃいませ~と迎えてくれる。 ■せいろ ¥900 昼のピーク時を過ぎたあたりだったので4名テーブルに案内していただく。窓からさす日差しも心地よい→いいコントラスト◎。メニューをいただきさらっとめくるが新蕎麦目当てで入店したのでスグにソレをお願いいたします。オーダーするとまずは蕎麦猪口ー徳利ー薬味が乗った木製盆が運ばれます。程なく小ザルが提供されます。自家製粉した十割蕎麦とあって香りと甘味が広がる。ザラつきあるコシあり蕎麦はモチモチといている。十割蕎麦はソノ水回しの技術で変わると聞くが…なるほどと実感する。水〆良好だが水キリがチョット甘めに感じた。つゆは鰹味が全面にでてくる甘めな辛口か→中口となるのか。つけて食べると一層ソノ香り広がる。清楚な店内でススル大音量が響きます…とても響きます。つゆ継ぎ足しながらソノ音量気にしながら食べ終える。トロッと蕎麦湯をいただきサッと会計へ。 佇まい同様に接客が穏やかでスマート。訪問されるお客様もおしとやかな方々ばかりに見受けます。もちろん常連様との温かい言葉のキャッチボールも和みのひとつ。 おいしかった。 ごちそうさまでした。
2025/08訪問
2回
店自ら称する「蝦夷前蕎麦屋」小樽籔半は1954(昭和29)年に小川原昇が設立。1984(昭和59)年に小川原格が二代目として継いでいる。奥ゆかしい風情ある現店舗そのものは四代目。先代と二代目が東京都神田の老舗「籔」「まつや」「室町砂場」にて呑み交わした後に現在地(静屋通り)に移転したそうな。「そうだな、地面に立って屋根のある店でなきゃ、蕎麦屋じゃねぇ」と先代。「そうだ、屋根がなきゃ粋じゃねぇ」と現店主。この一言から生み出された外観は言うまでもなく名店を彷彿させる。 正しく…藪…半。 暖簾を潜り抜けた先に待ち客有。三番目になるようだ。腰掛けメニュー拝見。見いってしまったせいもあり席へ案内されるまでの30分が瞬き程度に感じていた…。 さ、酒だ。 ■岩内産タチカマ スケソウダラの白子を北海道では「たち」と呼ぶ冬の逸品。跳ね返される弾力の強い蒲鉾に箸が止まらない。海の香りを纏っているのでそのままで十分に旨いが…すりおろしたて本山葵をちょんと乗せるのも苦しゅうない…酒が進む。それにしても鰊漬けにはありつけず悲し…早すぎた。 ◆しお雲丹 ◆蕎麦味噌 ◆鰊切り込 ちびり酒をなめるための肴として申し分なし。小樽らしい…蝦夷前らしいラインナップ。大人気ない若輩なもので…酒のペースがあがる。若女将の神対応に身を委ねる…。 ■厚焼玉子 ¥800 そば返しと一番ダシで味付け卵で封じ込めた後に熟練技術で焼き上げる。濃縮された砂糖とみりんと醤油が甘く切ない焦げ目をつくる。『間違っても「ダシ巻きたまご」と一緒にはしてほしくない』らしいが…香り&旨味パンチ強く効いたプルプル出汁巻きだな。おろし乗せで爽やかに食べるもよし。ならば…ビールだな。 ■いか天 ¥480 『天麩羅といえば「エビ天」だってぇ冗談じゃねぇ!』のフレーズ大好き◎うふふ。カラッふわ揚げの中心から染みでる白身。タコにも引かれる。抹茶塩推奨ながらそのままでパクパクいってまぅ…ビールゴクリ。 ■カツぬき ¥800 出汁強め…たっぷり玉葱効果で甘め。蕎麦汁ひたひた染みた薄切り豚ロースカツ煮込みはシンプルに優しい味わい。あっさりボリューム控え目。冷酒にしよっかっ。 ■せいろ(自物粉) ¥800 店が推奨する「粋がるのもいい加減にせい、並粉だ」に同調。うんうん、堪らなく良。もちろん並粉のつもりでいたのだが…つい、つい、 『いちばんさ~ん、しんそばぁ~、はい、いちばんさ~ん、しんそばぁ~、はい、いちばんさ~ん、しんそばぁ~』 の声が脳裏に焼き付きあっさり心変り。北海道蘭越町産と北竜町産蕎麦粉で打ち上げられた二八蕎麦。此の日(時季)は鶯色とはならない角立つ中細。新蕎麦のこだまに引かれただけにちょっぴり残念でもあるが香り甘みも潜めていた。しかしながら啜り上げた喉越しの良さに満足もする。汁にちょんと浸してズルズルぅと手繰る。此処でも本山葵が活躍する。蕎麦湯を注ぎ薬味葱を浮かべ一味唐辛子を振りかけ啜る。ん~、並粉もいきてぇ~なぁ~。 『すみませぇ~ん、酒おかわり~ぃ』 無限ループに入り込み長尻傾向。ふと入口に目をやれば待ち客並んでおる。国際色豊かな客層。久々に目にした月刊新そば…読み更ければもちろん長く…なる。 暫くつづく社会事情により営業時間も変更となり御案内までにも時間を要することに納得いたす。何が起きても不思議ではない時代にあり、後継・事業継承は死活問題ととらえても決して大袈裟ではない。できる精鋭スタッフ様(かっこいい板長含む20数名)を連ね組織化したとされるフロアで動く花番への適切なアドバイス(教育)を送る光景にも可憐さがある。京都で五年の仲居修業を終えた若女将がチャキチャキ頑張っている姿には目を見張るものがある…あ、いや、江戸の流れを汲むTHE蕎麦処エンターテイメントに浸かり…愉しめた。あ、蝦夷前だった。 *タノシスギタ☆ *三代目を担う経営手腕に期待値上がる。 *おもしろいHP参考抜粋。 おいしかった。 ごちそうさまでした。
2022/11訪問
1回
雪深い札幌市西区西野。背丈を優に越える雪山が道を狭くしている。此処までの道のりに点在するバス停には長蛇の列。排雪が儘ならない細道を渋滞の中たどり着けてよかった。何より暖簾が上がっていてよかった。圧雪により小高くなった駐車場も此の土地ならではの風情か。暖簾を潜り抜けると店主が入口まで出迎えてくれた。どうぞと手招きを受け奥の座敷に着座。そこへ女将が温かな蕎麦茶提供。凛とした振る舞いながら此方のペースを見計らい会話をしてくれる…やわらかくシトヤカな客あしらい。古い木造家屋内に流れるクラシック優雅。訪れる客への最良おもてなしではなかろうか…先客様いない店内ながら暖房がキッチリ焚かれている…ぽかぽか。可愛らしいイラスト表示のメニューからお昼の蕎麦を頂戴いたします。 大切に育てた やさしさの種が めをさます ◆天せいろ ¥1500 ◇おかわりせいろ ¥500 黒松内町アルプスファーム産奈川在来種は土づくりからはじめ大切に育てた完全無農薬の蕎麦実。その大地の恵みを打ち上げた十割蕎麦。入店の時間的にキレ蕎麦も見受けるが繋がりよい細蕎麦で表面に見える細かな凹凸が素敵。キリッと水〆洗いされておりそのまま啜り上げた喉ごし爽快。熟成された頃合いだろうか…旨味凝縮。その風味も強く、1月にして淡い鶯色を放っている。水もよし。汁は太い昆布の深みに本枯フワり(さりげなく)覆った出汁に円みある返し調合。我輩も寝かせ床に入り込みたい…と思うほど落ち着きあるバランス。蕎麦湯を注げば昆布が…ジワぁ~っと咲き、体に染み渡る。 女将が頃合いみて運んでくれた蕎麦湯提供の際に思わず…もう一枚いただけますか…と、無意識に発した。美味しいです…の、言葉のはずが、つい…つい…。 カラリと軽く揚げられた天ぷらはサクフワ食感。衣が種の旨味をギュッと閉じ込めているようで噛むとジュワぁっと溢れ出てくる。もちろん熱々で。真っ白な雪塩を付けることで種そのものの味(旨味)を浮かび上げてくれる。汁に浸してみようかなぁ~と思う種はなく全てそのまま口にした。ベタだが…海老旨いなぁ。 おかわりせいろは汁が徳利にて提供される。 ペロリっ◎ 店主&女将の優しさ染み渡る。 是非とも鴨鍋頂戴したい所存☆ 酒だな。 おいしかった。 ごちそうさまでした。
2022/01訪問
1回
開店15分前着。5分前に入れていただき、そのタイミングで暖簾が上がる。招かれ奥のテーブル席に着く。そのまま「せいろ (¥1000)」注文。おしとやかな接客は苦しゅうない。釜への火入れタイミングを計り招く蕎麦処は珍しくないものの、客あしらいの違いには差が大きい。写真NGであることからスマホはポケットホールドするのもマナーかと察するのが自然と言える。可愛らしい手書きメニューから此処の在り方が伺える。ややしてから丁寧提供された蕎麦からもシットリとした貴賓を感じとれる。北海道風土と言うよりは、円山品質。白糸のように柔らかに細く手切りされた蕎麦は滑らかな線を描く。短めな尺は蕎麦猪口へとサーブしやすく…チョンと着けてズルっと粋に手繰りやすい。喉ごしは勿論よいのだが、この滑らかさにしてコシの張り具合が心地よい。何より此方の辛汁は他を寄せ付けない繊細な特徴を持っている。後に鼻腔、口内に残る旨味成分強い。良質、秀悦本枯の抽出が肝とも言えそうだが、合わせる辛返しとの調合よく円やかな辛口汁になっている。蕎麦を浸しきれば全てが台無し。しかしながら、蕎麦を1/10から1/5程度着けて手繰れば蕎麦の旨味が咲く。季節柄の「新」とは違った「そば切り」の旨さを提案してくれている。天ぷらをはじめとする肴にて酒を嗜む常連客様はそれをスタンダードとしているのだろう。普通「ゼロ地点」を感慨する。実に旨い。札幌市内にてこれほど丁寧に薬味皿を提供するところもない。山葵の加減や辛味大根の鮮度からも伺える。 そっとしておく。 その一言が演出を… 妨げている。と、 自身に問いかける。 実に、美味しい。 ごちそうさまでした。 暖簾ゆれるシックな外観。ジャズ流れる店内は落ち着きがある。メニューやテーブル横に置かれているオススメ表記もだが見易い上に温かみのある手作り手書き。和みとはこうした細かな心配りから生まれるのだろう。よき日本の手本だ。その細やかさは隅の隅まで丁寧に接客する花番の姿からも伺える。土地柄以上のおもてなしに感じる。 ■せいろそば ¥900 凛とした店内でいただく蕎麦。綺麗に細切りされた蕎麦は程よいザラつきがあり繋がりもいい。啜るとふんわり香り、噛めば甘みが広がる。生意気だが口に入れた瞬間の印象でニ八を吟味しているが雑味のない自然体な蕎麦は旨い。そしてつゆだ。円みのある熟成辛かえしで出汁との調合よく、強くありながら旨味余韻が残る。蕎麦ちょん付けで啜ると双方相まって旨さ広がる。札幌で江戸前辛口を味わえるのは実に嬉しく誇らしい。 2~3啜ったところで花番様が薬味と蕎麦つゆ徳利を運んでくれた。辛味大根につゆを湿らせ蕎麦の上に乗せていただく。蕎麦で箸休めってのもオツだ。最後に蕎麦湯を猪口に注ぎつゆの旨味を再度堪能。昆布の土台に節の華やかさが膨らみ何とも至福。 蕎麦は常に数種類をブレンドし自家製石臼機械で挽いている。特段畑を選ぶわけではなく都度店に合う蕎麦を選び調合している拘りを謙虚に語ってくれた。 実に美味しい蕎麦。 また味あわせていただきたい。 ごちそうさまでした。
2024/04訪問
2回
如何にも蕎麦屋らしい貴賓を感じる構え。その軒先で靡く黒暖簾が勇ましくうつる。店内に入るとエプロン姿の花番様が丁寧に御辞儀。入店の時間が遅めということもあってか宜しければ奥のテーブル席へどうぞの案内。遠慮なく採光の良い席につく。テーブルに置かれる季節オススメメポップを手に取りメニュー拝見しようと開いたところで水提供してくれた花番様から限定十割が残り一食あると告げられ即決◎もちろん更科と天ぷらに定評がある此処と分かっていながら、頭の中は…摩周でいっぱいになっていた。 ■せいろ(摩周産十割) ¥700+税 細く綺麗な四角い蕎麦に見えるザラつき美しい。淡く緑がかっているのも相乗している。適度に長い蕎麦を持ち上げそのまま啜る。仄かな香り。噛み締め軽やかにも感じられる深い甘みを楽しむ。綺麗に抽出された鰹出汁の旨味が美しい。円やか甘い返しとの調合よく、冷え冷えながら香りと旨味の両方を楽しめる。 釜場から威勢のよい声が聞こえる。 花番様の注文伝達からセイロや丼、皿が置かれていくのだろうと見えずとも想像つく。その風情ある蕎麦屋らしい仕事ぶりに…うっとり。盛りつけ直前に聞こえるかけ声もそう。 おいしかった。 ごちそうさまでした。
2021/01訪問
1回
大正13年(1924年)創業。くねくね小道住宅街に際立つ構え◎広め駐車場完備とあって週末ドライブスポットとしても人気が高い。暖簾を潜り広めの待合を抜け東側中庭のぞむ席に案内される。閑静な和風庭園を前に心落ち着かせます...が、夕陽照らす菊鉢を目の前に高揚シテシマイマス。穏やかな平日15:30を回った辺り入店なのもあって、寛ぎの空間をゆっくり堪能させていただきました。 乾杯をもっと美味しく★サッポロ。 一段と旨い...。 ■上新香 ¥770 丁寧な仕事が伺える盛付け&塩加減。白菜に纏う柚子皮がさり気なく香る。かぶ&キュウリを交互に口へ運びビールを煽る。そして庭を眺める。あっという間にビールおかわりとなる。 ■玉子厚焼 ¥770 時間をかけて火入れしたようでシットリ滑らかでキメ細かい。中心部まで綺麗な黄色。丁寧にカットされた2切れは温かで弾力あり。そのままで美味しい上品な味わいの此れにオロシを乗せ醤油チョン付け◎引き締まる味わいを頬張りビールを煽る。 ■せいろそば ¥840 散りばめられた宝石が乱反射しているような装い。見るからに粗挽き細蕎麦。訪問時は北海道上川産玄蕎麦使用。「さんたて」を強調する此処の醍醐味は粗く挽かれた香る蕎麦の実を目で楽しみ口で味わえることだろう。自社で仕入れ低温保存している国内産玄蕎麦をその日打つ分だけ石臼挽き。季節(天候も)や挽いた蕎麦粉の状態で、つなぎ割合を変えているようだ。粗挽きなだけに加水加減も重要だが打ち手の技量も楽しめる。時間の経過と共に蕎麦同士が多少くっつくが手繰りに支障なく甘みと香りを楽しめる。時より大きめな蕎麦実をガリっと感じる至福...たまらん。返しと出汁との調合よく円みのある辛口の汁との相性も良。むしろ、此の汁そのものも旨い◎蕎麦湯を注げば鰹節の旨味が広がる。 逸品メニューは時間帯によって増減する。ランチタイムならコースで楽しめそう。勿論、夕時(16時回り)には豊富なメニューを見るだけで目移りしてしまいそうな逸品揃い。昼から通し営業なのも重宝する。清楚な少数会合が似合うなぁ~此処は。 おいしかった。 ごちそうさまでした。
2020/11訪問
1回
どどぉ〰️んと東京スカイツリーのお膝元。高いなぁ…青空が良く似合うなぁ…押上駅から本所吾妻橋まで後ろをチラチラ振り返りながら景観を楽しみます。 ■もりそば(小) ¥800 ■カツ煮 ¥900 てやんでぃ、蕎麦食うぜぃ。まずは酒だ酒ぇ。鳥わさ、ぬか漬け…おっと、品切れか…。いやいや、蕎麦あって安堵。ビール頂戴いたします…アテはカツ煮。あ、蕎麦もすぐお願いいたします。 暖簾が出ていてよかった…もちろん並んでいました。が、あと3組後ろだったら蕎麦切れでした…滑り込み入店。 大瓶ビールで喉を潤している最中、すぐに蕎麦到着。美しい。繋がりよく綺麗に切られたニ八は風味香りそれほど目立つわけでもない。実に旨い。正真正銘辛口つゆは、円みある辛かえし。憧れていた藪の味に浸る。そのかえしを使っているカツ煮はキッチリ濃口味。薄肉薄衣で食べやすくカットされている。ビールの肴に申し分なし。 花番の接客がとても自然体。一見なのに待ちの間も席についてからも居心地がいい。もちろんその間も常連様への気配りや日常会話も目にしている。 まだまだ蕎麦のこと何も知らないんだなと思わせてくれた。が、やはり自分は江戸前蕎麦が好みなんだと再確認できた。 とても美味しかった。 また来ます。 ご馳走様でした。
2019/12訪問
1回
【きつねうどん発祥】明治26年(1893年)創業…133年の歴史。三代目が屋号を守っている。初代 宇佐美要太郎 氏の奉公先寿司処廃業を機に「松葉屋本舗」屋号で、うどん処開店が起源のようだ。初代は寿司屋で身につけた「いなり寿司」の油揚げの仕込みが手安かったことから甘辛く煮込んだ油揚げをうどんに「添えて」提供していた。その油揚げをうどんの中に入れて食べるお客様が多かったことから、うどんに炊いた油揚げをのせて提供する「きつねうどん」が誕生したそうだ。歴史に関しては諸説あるようだが…深いい。 ■きつねうどん ¥650 うどんセット800円の魅力に引かれるなぁ。大阪おじやうどんの歴史もいいなぁ。季節柄「そば」といきたいところだが初志貫徹。雰囲気満天なフロアに着くなり注文した。女将が上品に提供してくれた丼からいい香り。関西出汁色としては濃いめ。味わいも関西からイメージする薄口というよりは輪郭クッキリしたシャープな旨味。北海道利尻産昆布と鹿児島県屋久島の本枯節を軸に数種合わせたとされているが、亀節優勢の吞口と後味。油揚げはほんのり甘い程度なので汁によくよく浸して絞るように融合させながらうどんを啜った。うどんは毎日手打ち。コシの強い麺ではなく、プ二っと系で汁を程よく吸いあげている。丼内全体まとめて旨い。 本場、いや… 本家☆大阪うどん…カナ。 で、 元祖☆きつねうどん…ダナ。 おいしかった。 ごちそうさまでした。
2025/12訪問
1回
渋い外観のみならず客席からも沁み溢れるノスタルジック。小上がりどうぞを受けた。が…いや、カウンター席がいい。情緒ある内観に酔いしれたい。絵に書いたような女将らしい大女将が仕切る目の前でまずはサッポロ黒ラベルを頂戴イタシマス。お通しにやってきた天ぷらに蕎麦汁をぶっかけて…ん、もぉ、これで上がりだな…と、思う和み。ホッ。 ◇イワシの一夜干し ◇いか天ぷら 肴は軒先ボードにあった逸品とレギュラー天ぷらにしてみた。これを知らずして広島を語れるか…と、言わんばかりに常連客様との日常を浴びた。黒々焼きのイワシは肝の苦味が効いている。塩味たっぷりなのでチビり酒にはマスト。暑さ厳しい今宵はビールがよく似合う…チビチビ旨ぁ。甘みたっぷりなサクサク烏賊天ぷらはそのままでもいいのだが、塩でも、蕎麦汁で頂戴するのもあり。ふわっふわで噛みしめて滲む旨味にうっとり。 ◆出雲そば 歴史の継承そのままに。朱色塗りが渋いビジュアルは歴史を感じるだけじゃなく旨さを相乗してくれる。薬味なしでもいいのだが、味変をわかりやすく頂戴いたしたく三段薬味をチョイス。蕎麦そのものも香り(風味)強く手繰りやすい長さなので口内での広がりがよい。上段から順に蕎麦汁たっぷりぶっかけて進める。残り汁を下段へ、下段へ、注ぎ、最後は蕎麦湯にて飲み干す。旨味が強い蕎麦汁はすべてをまとめる立役者。この店の象徴ともいえる。 出雲蕎麦とは言え… 風土… 広島流と… おつかれさま… 肩の力が抜ける居心地☆ おいしかった。 ごちそうさまでした。
2025/07訪問
1回
かつて、札幌更科の名店として人気を誇っていた蕎麦処の居抜き店。内外観とも面影を残している。が、店主様の拘りが要所にみられるインテリア。壁面の富士山は日本一を目指しているか否かは‥聞けていない。し、良いも悪いも興味なし。この日は下手稲通りを北上している時に、ふと思い出した此方の軒先の駐車場が空いていたのでクイック入店。なんだか、懐かしくも思えた…進行方向北向きの入りにくさ。しかし、信号タイミングもよくスンナリ。ふぅ。店内へ足を踏み入れると、ノーゲスト。吾輩が注文をすると暖簾を下げた、土曜の13時半。張り切ってメニューを、見ていると、本日更科完売です…と、、、あぁ…残念。かつての更科が過るが…まぁ、そんな時間よねと割り切って注文した。 ■本日の石臼挽きそば ¥850 寡黙さ加減にじみ出る端正込めた蕎麦は、この日、滋賀県産常陸秋蕎麦粉使用。普段なら小山3つにして盛り付けられる器に…おっと、4つ山。品切れ更科の話題を聞いていた店主様の計らいで、少量残る白蕎麦をサービスしてくれた。めちゃめちゃ嬉しい、さりげない燻銀サービスにウットリ。前店の更科と比較するつもりなく、手繰る白細美人(更科)は、繋がりよく跳ね返るコシあり。この、軽ぅ〜い風味で十分だ。本枯効いた汁は辛口調で寝かせ調合よく、なめならかな「辛」となっている。これは手繰りやすい。本命の細二八蕎麦も、この時間にして繋がりよくしっとりしたキレあるコシを演出している。今年たまたまよくよく遭遇する常陸秋だが、此方でもその風味がよく生きている。蕎麦らしい蕎麦。 関東意識と言うわけではなく… 江戸前らしい本枯使いに納得。 開店から価格のみならず、 蕎麦そのもの、汁にも、改良を 加えているのだろうと、 皆様レビューから察した。 その謙虚さが店を強くする!のカナ。 と、信じたいし、応援したい。 終始、裏方。 しかし、もっと… 表に出るべきですよ… 店主様。 だって、美味しいですもん。 でも、事実… おいしかった。 ごちそうさまでした。 応援!応援!
2025/02訪問
1回
やわかなぬくもりある蕎麦処。決して広くはない空間は小綺麗に手入れされている。マニュアル的客あしらいではあるが丁寧を心掛けている様が要所に伺える。札幌市営地下鉄最寄駅からはやや歩く住宅地に…ひょいと佇んでいる可愛らしい外観&暖簾。軒先にはコンパクト駐車場完備。あと3分遅かったら待つことになっていた。もちろん駐車場も待ち客あり。ジャストタイミング入店。 ◆かき揚げせいろ ¥1000 ※小サイズせいろ ー¥150 ※おかわりせいろ +¥400 ◇天ぷら~厚みあるものの中までカラふわかき揚げ。蕎麦汁とは別の温か天汁に潜らせていただくがゴボウ&ニンジン甘味強いっ。おろし&生姜も添えられていることから逸品としてでも味わい深い…酒だな。此れであれば温蕎麦に浮かべて其の変化を楽しみながら食らいたい…と過る。添えられるマンマル海老天ぷりぷりで蕎麦を手繰り進める味わいアクセントとして◎nice。 ◇細打ち~沼田産キタワセ使用。細四角い断面に見えるマットなザラつき美しい。此の季節らしい爽やかで軽い風味を楽しめる蕎麦はシナヤカな曲線を描いている。喉ごしよく、其のコシ立つ加減が手繰りを気持ちよくさせる。ん~…至福。小せいろサイズにしたことを後悔。 ◇太打ち~島根県松江産信濃一号と長野県木島平産信濃一号のブレンド使用。釜場で此方の手繰りを見計らっているように感じ…る。おかわりせいろにチョイスした黒々太やや長方蕎麦は想像通り…いや、其れ以上に甘味&風味を噛みしめられる。実に実に濃い味わいなだけに…汁や種は不要。此れだけに専念したい。と、満更、大袈裟でもない。あ、いや、噛みしめてぇ…酒も良い酔い。かたいコシなのに…心地よい。 ◇つゆ~本枯よりもブレンド宗田を効かせ強い出汁旨味主張。円みある返しと調合させ口当たりを柔らかくしている…ような印象。特徴アリ濃ゆぃ辛口。 拘りを押しつけない… 人柄か… 謙虚な本格手打ち。 千客万来☆ おいしかった。 ごちそうさまでした。
2021/11訪問
1回
店舗前駐車場の除雪状態良好。風で靡く長暖簾潜り店内へ。綺麗に整頓された店内はスッキリしている。中央の御一人様が主になるであろうテーブルに席を取りメニューを拝見。スマートな感染対策も心地よい。セルフstyleの水&おしぼりを頂戴して、ふと壁面ホワイトボードに目をやると人気ランキング表示。ん〜…どれも旨そうだが、仏産シャラン鴨が気になります…あゝ、懐かしの「しゃきっと(豊平区)」鴨鍋食いて〜な〜。 ■せいろ ¥600 可憐な鶯色した蕎麦◎打ち手の技量が伺える細四角い断面。その表面のザラつき良好。箸で持ち上げ繋がりの良さと美しい長さを確認…丁寧。音威子府産十割生粉打ち蕎麦の香り穏やか…いや、爽やかに香る。その甘みも爽快。汁に浸さずしても…旨い。汁は鰹節効いた出汁に返しを合わせた辛口寄り。調合(寝かせ)よく馴染んでいる。蕎麦をチョンとつけてスッと啜るが…旨いっ。丁寧な薬味葱と辛味の効いた山葵も良好。徳利にタップリ入った汁を猪口に注ぎ足し湯気立つ釜湯を注ぐ。此の余韻がたまらなくNICE☆ おかわりセイロ(400円)もだが、此の価格に逆の疑問が残るほど本気(マジ)旨い。 おいしかった。 ごちそうさまでした。
2021/01訪問
1回
江戸前三大暖簾に肩を並べているであろう此処は明治17年(1884年)創業の老舗。その歴史からみても随所に「藪」色が見られる。貴品ある外観は東京都選定歴史的建造物に指定されている木造建築で、暖簾をくぐり店内へ入ればノスタルジックな開放的空間が広がる。 いらっしゃい〰️ぃ まずはビールをお願いします。銘柄訪ねてサッポロをお願いしますっ…と、現れた好物の赤★。事前リサーチ済みだったが何とも嬉しい。練り味噌を口に含みながらチビリ…いや、ゴクりとビールで喉をならす。 ■焼鳥(タレ) ¥850 甘辛たれ纏った ふっくらプリッとした鳥。此のタレはビールを一層旨くするスパイスのようだ。見た目のイイ照り具合からイメージするよりも、サラッとしている。丁寧に焼き目をつけた葱はすき焼きのようにも見える。辛子や七味を乗せていただくが上品な焼鳥に...旨。 ■もり ¥700 石臼挽きぐるみ粉使用の外二並粉蕎麦。そのつなぎは卵を使用とのことだ。蕎麦の産地は時季により国内産を厳選している。運ばれたときに花番様から… 此処は薬味に山葵が付きません… 昔ながら七味唐辛子で味わってみてください… と、説明を受ける(七味ーゆず七味ー山椒がテーブルに置かれている)。自身も、つけセイロ等を食すときには山椒を蕎麦に直がけすることもある。が、現代においても此のスタイルを推奨し続けているところに手繰る前から期待膨らむ。 見るからに輪郭ハッキリした蕎麦の繋がり◎。水洗い良く、水切り具合も絶妙。喉ごし良く、噛めばそのコシを楽しめる。蕎麦の香り風味はさほど感じないが仄かな甘みが感じられる。藪らしい蕎麦の印象を受けた。 汁は もちろん江戸前辛汁。しかし返しの丸みがいいのと甘みの余韻が残るのが印象的。鰹節の華やかさと旨味がバランスよく出ている。辛汁でありながらまとまりがいい。テンポ良く…ズルルっとイクゼ。 寒い日の19時ちょっと前入店。相席覚悟で入店したが70%くらいの客入り。しかしながら客の流れが途切れることはない。微妙に相席にならないような店内は居心地がよいため、粋な蕎麦食いとはならなかった…。もっと此処に留まりたい…。 おいしゅうございました。 ごちそうさまでした。
2020/03訪問
1回
ビル外壁工事中。でも、営業していてよかった。14時を回ってる店内は賑やか。そして皆様、酒を楽しんでいる。どうやら2階席でも宴席のようだ。店舗前に並び客がなかったのでタイミング良かったなと思ったが、中央の待合椅子に1組お待ちデシタ。昭和の香りしかしない内装に、蕎麦屋らしい椅子とテーブル。そこにギッシリ客入り光景...華やか。常連であろう客同士の相席が羨ましく思える。 さ、空いたようです。 花番様が速やかに片付け、 笑顔で→お待たせしました~いらっしゃい〰〰ぃ 席に着くなり即お願いいたします… ■サッポロビール(大) ¥700 敏速対応で即座に運ばれ栓を抜いてくれる。 くぅ~~~旨い★ ■そばいなり寿し ¥300 カットされた断面から丁寧な仕事ぶりが伺える。甘さ控えめで薄い油揚げにギッシリ綺麗に詰められた蕎麦が美しい。ヒジキと人参のアクセントよく、さりげない胡麻も名脇役。固めに茹で上げられた蕎麦の食感よく上品な味わい。 ■厚焼き玉子 ¥650 ずっしりした焼き上がり。弾力ありながら、食すとフンワリ。おろしを乗せて甘味と調和する。好みあれど、この焼き具合と味付けは酒のアテとして申し分なく旨い。 ■上新香 ¥600 鮮やか綺麗に盛り付けられている。ぎっしり詰めて巻かれた白菜も茄子(断面中央白色)も浅い漬け具合で塩分控えめ。昆布の旨味を感じる…それがイイ。一緒に提供される蕎麦返しを小皿に垂らし、それにチョン付けして食す。大根にカブ…なんとも旨い。格別だ。 ■蟹と焼椎茸きざみ野菜サラダ ¥750 ドレッシングは蕎麦返しを基調にオイルと胡麻でシンプル仕上げ。みずみずしい大根&トマトに炊かれた椎茸と蟹むき身の旨味との相性がいい。揚げワンタンのアクセントがGOOD。有りそうで御目見えしたことのない新食感でビールが進んだ。 ■せいろう ¥780 なごりおしい程に美味しい料理を堪能させて頂いた。他にも食してみたい逸品の数々。酔い潰れる前に蕎麦へシフトすることにする。注文するとすぐに猪口と薬味がセットされる。すぐに汁を啜る→節の香りよく、出汁の旨味もよく抽出されている。甘い返しだが出汁との調合がよく上品な仕上がり。程なく提供された蕎麦は見るからにイイ輪郭。細く綺麗。水〆洗いよく、水切りも程よい。そのまま啜った直後の香りよく、固めに茹で上げられているので口の中でソノ角を楽しめる。もちろん汁との相性良く蕎麦を1/3ほど浸してズルッと手繰る…旨い。 セイロが空くと直ぐに鉄瓶(蕎麦湯)が来る。 そこへ店主が訪れ蕎麦湯を注いでくれる。 その蘊蓄(サービス)が何ともいい◎ ちょい貸しな(鉄瓶)! ↓ (猪口の汁を空いた器に少し移して減らす) ↓ 蕎麦湯とのバランスが大事なんだよぉ… ↓ グイッと飲んで…「旨いっ」 ↓ だろぉ。(店主ニンマリ) てやんでぃ的なやり取りが旅の思い出になった。 そば茶のオカワリも美味しかったデス。 おいしゅうございました。 こちらこそありがとう存じます。
2020/02訪問
1回
私はこう在るべき…こう在りたい。そんな雰囲気を読み取るのに時間を要しなかった。なんせ…ワクワクが募る。鼓動高鳴る面白さがある。店主と女将の日常にお邪魔させていただけて嬉しい時間を過ごせた。 店外をぐるり回って入口発見。恐る恐る扉を開け足を踏み入れると女将のイッラッシャイマセ。どうぞと奥へと手招きされた客席までの導線無雑作…あ、いや、無造作。なかなか思うような物件を探せずにいたそうだが、この古民家の活用法は流行りとはいえカッコイイ。演題のように小高い席は横並びに使う、言わば御一人様対応カウンター席。中央に大きなテーブルがあり、そこには漆塗り膳が六枚セットされているが、此方も基本的に相席。営業時間も面白い。が、吾輩にとってはめちゃくちゃ有難い時間設定だったこともあり笑顔万彩。女将からおしぼりを受け取りメニューを手渡され、決まれば呼んでくださいとのこと。ってか、目の前にある七厘と乾き珍味が置かれている。それが気になり思わず手に取ってしまった。これは御客様セルフサービス。好きなものを選び伝票チェックもセルフ。炙りもセルフで、使う調味料もお好きにどうぞスタイル。100円から250円の価格設定にも驚き。って、話してるとすぐに店主が炭を入れてくれた。さてさて、メニューに目を通したが…迷いに迷う。ので、おまかせセットにした。ら、楽しさが一層膨らんだ。あ、セットの樽酒の前に、まずはビールいただきますね。 【VIBESセット】¥4400 ◆蕎麦前 硬い八ツ橋の形。パリッと箸休め的な存在の蕎麦チップス。追って、鮮やかな鴨ロースがやってくる。これはサクっと蕎麦前で終えるのが惜しい。低温調理であろう火入れナイス。特別感を持たない爽やかさがある。ビールが空いてしまったのでセットの樽酒をお願いしよう。で、本日のアテ盛りがくる。玉子焼き、ポテトサラダ銀杏添え、揚げ焼きなのだが、そのどれも、、、旨ぃ。想像以上に、前半から盛りだくさん。あ、七里の小鯵から煙が…いい〜匂い。やばっ、楽し過ぎるん。 ◇樽 酒 枡正一合180ml (冷/燗)がセットに盛り込まれている。山形県酒田酒造の上喜元をチョイス。此の日の新蕎麦は山形県産在来種であることから此方を勧めてくれた。新酒しぼりたての本醸造大吟醸とあって柑橘系の爽やかな口当たりでグイグイいってしまう。気をつけながら頂戴した。が、その他、京丹後の伊根町向井酒造が醸す超辛口純米酒をベースに古代米で仕込んだとされる「VIBES オリジナルブレンド」の濃醇甘口(伊根満開)も気になるし…、黒龍(九頭龍)対極とされる「不老泉滋賀県の上原酒造 山廃普通酒」の甘旨口も…と、気になりどころ満載。樽酒ってのも奥深いですなぁ。 ◆そばがき VIBES名物とされる逸品は練上げ直前に蕎麦実をマシンで挽いてくれる。外皮を含む極粗挽き粉を自慢の器にて盛りつけ提供してくれる。大猪口にコンモリ山。ふっくり凹凸がクッキリみえる山に箸を差し入れると底に返しが潜んでいて下部は色づいている。熱々の湯気を見ながら口にする。とにかく香ばしい。そして風味が…バァ〜んッと咲く。本山葵を添えることで爽やかになるし、返し多めにつけて海苔乗せパクっで甘味強調される。挽きの際にでる熱をさける目的がある石臼じっくり挽きじゃなくても、十分に、存分に蕎麦を味わえた。 ■アテそば(選べる) 冬季限定とされる「鴨と三関根せりの温かけそば」をお願いした。ら、ドハマり正解。秋田県湯沢地区名産セリ。この冬はまだ仙台にいってなかったので、この冬オ初だからか…とも思えない程に…その仕上がり美味しい。美しい。見映えだけじゃなく洗い根っこを含むセリの爽やかさが実にマッチ。泳ぐ角立つ四角い黒蕎麦は十割と言えど、切れなく繋がりよい。力強い。透き通る汁は軽いのに深い。上品な本枯&昆布つかい&返し合わせ使い。乗る鴨が徐々に色づくにつれ旨変。飲み干す頃には濃く深。温蕎麦とは言え香ばしく豊醇な蕎麦を啜る度に幸せが溢れる。京黒七味は言うまでもなく…乗せて然り。 ■〆そば(選べる) やはり「盛りそば」チョイス。〆と呼べる程に…オ腹の具合いも八分目。だが、気を利かせてくれる店主様が「〆そばには北海道十勝産マッシュルームの天ぷらを合わせてはどうてすか」ときた。ここまで外しがないなかで断る理由なく…笑顔でイエス。もり汁に浸すことなくしても、とにかく香ばしい黒蕎麦に合わせたマッシュルームの香りがハンパない。その食感もよい。軽くふりかかる岩塩&ブラックペッパーがアクセント。白濁蕎麦湯にて…大満足。満喫。その頃でも(余韻)、蕎麦の風味が鼻腔に残る感覚を憶えた。 センス… こうでなければならないも好き… だが… そうじゃなければならない… 訳もない… 時代は令和。 おいしかった。 ごちそうさまでした。 「メニューの撮影はご遠店ください」に気づいたのは、撮った写真を編集しているとき。どうりで食べログにメニューがない訳だ。バシバシ撮影してしまい申し訳ありませんでした。