この口コミは、フクまなかさんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。
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夜の点数:4.3
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¥6,000~¥7,999 / 1人
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料理・味 4.5
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|サービス 4.2
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|雰囲気 4.5
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|CP 4.0
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|酒・ドリンク 3.5
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[ 料理・味4.5
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| サービス4.2
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| 雰囲気4.5
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| CP4.0
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| 酒・ドリンク3.5 ]
一流店の中での超一流。木挽町伝統店のテーブルで職人技に舌鼓
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2025/07/08 更新
ここのところ、鰻名店と呼ばれる店にお邪魔してきましたが、今日、本当に美味しい鰻を頂きました。
数々の文学にも取り上げられ、全国にも展開されている鰻の有名店、竹葉亭の本店です。
銀座の外れ、ビル街とまではいかないまでも低層オフィスビル街の一角に佇む建屋。
当日は夜の7時半ごろ、予約せずの訪問。たまたま一人分の座席が空いていて、通して頂けました。
他は半分インバウンド、サラリーマン、若いカップルといった感じ。ラストオーダーも近いので、定食(ご飯と鰻を鰻丼に変更)と鰻肝時雨煮、そして日本酒を冷酒で。
まずお酒と時雨煮。
大き目のおちょこにぎっしりうな肝、上から鶉の卵が乗っています。生姜が効いた肝は臭みなく、ほのかな苦みと旨味。ぷりっとした歯ざわりを楽しみつつ、お酒を傾けます。仕事終わりを実感する幸福感。
定食の胡麻豆腐も先に持って頂き、アテにします。こういった配慮が素晴らしい。
さて、少し時間がたって定食が来ました。木の器に盛られたご飯と一匹分の鰻。ご飯にもタレが万遍なくかかっています。
あと、肝吸いと香の物。こういった店の漬物は手抜かりないので、こちらもつまんでお酒を飲み干して、いよいよ鰻丼です。
で、鰻を一口。いきなり衝撃。
関東の一流店の蒲焼は「外カリ中ふわ」を当たり前のようにクリアしています。
竹葉亭本店の、この蒲焼は更に「その上」を追求している印象です。
どういうことかというと、外のカリは薄皮一枚。ぎりっぎりに薄く、でもカリの感触は確実にある。その一方で中のふわは、ふっわふわ。
外のカリがあるのでお箸で切っても崩れませんが、ひと度ご飯とともに口に入った瞬間から、鰻の旨味をまき散らしながらほろほろと崩れ、ご飯と交わってゆく感じ。
どれだけの研鑽を積めば、どれだけ鰻と炭火と向き合えば「焼き」がこの域に至るのだろう・・・。食べながら思わず遠い目。
感動とか感激とかで表し切れない、うまく表現できないが感服とか畏敬とか、そんな感じ。崇拝といってもいいくらい。
百年以上継ぎ足されているタレも、仲居さんによれば現代風に少し味付けに変化を加えているとのこと。「昔と比べるとちょっと違うのよねぇ」
本当はお行儀悪くががっと食べたいけれども、上品に少しずつ口にします。惜しみつつ食べ終わり。
最後にデザートの西瓜を頂き、お茶を頂く。閉店時間間際、仲居さんに見送られながら店を出ます。
思い付きで訪問した結果の最高の時間。なんだか店を出ても夢を見ていたようです。
ご馳走様でした。