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麦と麺助中津(大阪メトロ)、中津(阪急)、中崎町/ラーメン、つけ麺
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昼の点数:4.2
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¥2,000~¥2,999 / 1人
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料理・味 4.5
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|サービス 4.2
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|雰囲気 4.2
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|CP 3.8
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|酒・ドリンク 3.5
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[ 料理・味4.5
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| サービス4.2
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| 雰囲気4.2
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| CP3.8
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| 酒・ドリンク3.5 ]
提供される料理の満足度が突き抜けて高い場合、並びに要した時間は「勲章」にもなりえる。
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2025/09/01 更新
外食の価値観はひとによってそれぞれで、腹に入れば一緒だし、時間が勿体ないから並ばない店が至上という人もいれば、美味しい(といわれる)食べ物にありつくためには何時間でも並べる人もいる。
予約は運とコネだが、行列に並べば至上の料理にありつける場合、その並ぶという行動と志は実に貴い――。
――とか名言っぽく文章作ってはみたけど、同じ料理を頂けるなら、行列時間は短いにこしたことないですね。やっぱり。
とある土曜日の15時。
週末にして大阪市内屈指の人気店。間違いなく並ぶことになるので迷いました。が、思い立った今日のタイミングで行かないと次はいつになるか分からん、ということで、中津に行って並びました。ピークタイムこそ外してみましたが、外並び先客が15人くらい。さてどれくらいかかりますか。
結論からいうと、外並び40分、食券購入後の店内並び10分、着席後、5分で着丼でした。小一時間は早い方?
ただ、あんたたち行列にいたっけ?というくらい、自分のかなり前に入店していたインバウンド4人が、カウンターを長時間占拠し続けていた結果、お店の回転が相当落ちていたと思うので、本来はもう少し早いのかも。の一方、間違いなくユニバーサルに美味なので、後ろに並びがあろうとお店にどっぷり居座るカルチャーな方も引き続き来店続くんやろな、とも想像できます。
行列に並んでいるあいだ、メニューをリサーチする時間は十分にあり、注文は吟味済。
店内に入って食券は、特製キジ醤油そば(税込み1,750円)と、大サービス品と書かれた高坂鶏の炙りモモ肉(税込み550円)をぽちっとして購入しました。店内並びのなか、お一人様ということで前の三人様より先に着席させて頂きました。
全面カウンタなので、調理している様子がよく見えます。
食券を渡してから、それほど待たずに着丼です。
白い器に満たされた脂の浮いた茶色いスープ。
ところどころに見え隠れしている麺、チャーシューと二種類の鶏チャーシューに、真ん中には、これがホロホロ鳥の腿肉炙りが乗っています。メンマ、沈んで隠れている煮卵、丼の縁に海苔。あと三つ葉と細く切られた葱と。そういえば、仕上げに胡椒が振られていました。
麺線も整えられており、ざっくばらんに見えながらもビジュアルというところも考えられています。ばっちりセットした髪型ではなく、無造作風にまとめているけれど、裏でいろいろ頑張っているお兄さん。そんなことを考えました。
スープ。
絶句です。
自分、美味しいときは思わず「うまっ!」とか呟く派なのですが、その声すら出せません。
旨すぎる。
人は旨すぎると黙り込んでしまう生き物なんですね。改めて自分で実証しました。
醤油がふわりと先にたち、その後から濃厚な鶏が追いかけてくるのですが、醤油の甘味と鶏の濃厚な味が同居しているにもかかわらず、全体の印象がスッキリ、なんですよね。
脂がこんなに浮いているというのにギトギト感は一切ありません。
恐る恐る麺に手を付けます。
中太のストレート麺。当然ですがラーメンに合わせた仕様なのでしょう。
つるつるしていながらスープがうまく纏わりつく感じで、すするとスープがしっかり口の中に移り、ぶわっと味が拡がる感じ。麺自体はもちもちでいながら食感が良く、喉に向かって滑り落ちてゆく感じ。
三種のチャーシュー、特に豚バラのほろほろとした食感がラーメンと混じって素晴らしく、他の鶏チャーシューも単体美味しい。
極めつけはホロホロ鳥。それほど大きくないのにジューシーかつ旨味が凄い。
メンマも、え、これって筍の一種のはずだよね、と疑うほど繊維感が少なく、やわらかい歯応えと食感のみ楽しめるという逸品。
困った。全部美味い。
一足先に入っていた隣のお姉さんが、器に手をかけてスープを完飲した挙句、両手を合わせてご馳走様でした、と店員さんに伝えています。
分かる。自分もそうしてしまいそう。
追加で頼んだ、高坂鶏、串のない高級焼き鳥といった趣で、ほろほろ鶏に負けないくらいの食感と旨味です。
食べ終わるのが本当に名残惜しい。
自分もスープまで全て頂きました。残すなんてとんでもない。
塩分過剰というなら、この後食べる料理から、塩全部抜いてくれ。
自分も心を込めて、店員さんに「ご馳走様でした」と伝えて、外に出ます。
次回きてどうせ並ぶのならば、この感動を分かち合いたい人と一緒に並びたいなーと、ふと思いました。
ご馳走様でした。