フクまなかさんが投稿した秀徳 3号店(東京/東銀座)の口コミ詳細

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阪神間・新橋・銀座・江東区が主テリトリ、ほぼ一人飯。

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秀徳 3号店築地、築地市場、東銀座/寿司、日本料理

1

  • 夜の点数:4.3

    • ¥15,000~¥19,999 / 1人
      • 料理・味 4.5
      • |サービス 4.2
      • |雰囲気 4.2
      • |CP 4.2
      • |酒・ドリンク 4.0
1回目

2025/09 訪問

  • 夜の点数:4.3

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス4.2
    • | 雰囲気4.2
    • | CP4.2
    • | 酒・ドリンク4.0
    ¥15,000~¥19,999
    / 1人

一期一会で巡り合った、自分にとって最良の贅沢時間を心行くまで楽しんだ夜

自分、食事に感動するとセンチメンタル入りますが、笑って許してくださいませ。

タイミングの悪戯なのかもしれませんが、美味しい和食・お寿司と美味しい日本酒に加え、快適な居心地、この日は全てが良かったです。いわゆる記憶に残る夜になりました。

いろいろなことがあって、それらを乗り越えた自分へのご褒美の日。晩御飯は一人寿司と当日朝に決めていました。
ただ、全くといっていいほど鮨屋のレパートリーを持ち合わせていないもので、食べログだけが頼りです。当日18時、お一人様で予約可能な鮨屋という条件で検索、いくつか候補は出ましたが、最終的には、築地のこちらを予約させて頂きました。

秀徳3号店さん。
銀座四丁目の交差点を晴海通りを勝どき方面へ。築地東通りを入ってすぐ。築地駅からは6~7分くらいの場所にあります。

平日のもろもろを終え、予約時間丁度に訪問しました。木の扉を開け、予約している旨を告げます。

あれ、他のお客さん、誰もいません。自分ひとりです。

築地でお寿司となると、インバウンドの客がたくさんいて盛り上がっている様子を勝手に想像していましたが、良い方への裏切り。
開店準備を入念に整えた静謐な佇まいに、こちらも身が引き締まる思いで案内されたカウンターの一隅に腰掛けました。

既に予約で「秀徳 特上コース」11,500円を予約していますので、飲み物だけ注文します。とりあえず生ビール。
このコース価格ですが、築地でお寿司と考えると普通か安いくらいではないでしょうか。上を見るときりがないことだけは分かっていますが、何せ経験値が少ないもので。

前菜から始まります。
こちらは作り置きのようですが、つぶ貝、もずく寄せ、牛蒡しんじょなど。ああ、これはすぐに、今すぐに日本酒に行かねば!と思う味わいです。和食って素敵。

続いてお造り。
調理するところを見ていましたが単に魚を切るだけでなく、小さな器に入れ、それぞれに合う薬味などを載せるなど技が繊細です。鰹は千葉産、ほか鯛、イクラ、帆立など、ここで日本酒に移って写楽一合を注文しました。

椀もののアラと豆腐を炊いたやつですが、下処理が良いのでしょう。魚の臭みが全くなく旨味しかない。それが豆腐に移って豆腐も美味い。ああ、幸せ。

そこからお寿司に移行です。
サヨリ、赤身、サンマ、赤貝、トロ、海老、ウニ、アナゴ。それぞれ写真をよく見て頂ければわかると思いますが、食べやすいよう美味しいよう丁寧に包丁が入っています。それぞれ更に薬味が載せられていたり、魚に合う醤油が塗られていたりと、寿司単体に加え、いろいろと手が入っています。

食べたものは書いた通りなのですが、この日はそういう訳でほとんどの時間、板前さん独り占め。
調理しているところ、包丁さばきなど、海鮮調理のライブを最前列で見学です。それだけでも嬉しいのに、一対一で会話をお付き合い頂けるのです。

寿司として味わうために、新鮮な魚に対しても、あえて行うネタ処理の仕方であるとか、魚の産地だとか(聞きなれない漁港の場合は地図まで見せて頂きました)、このところのお寿司の傾向、車海老の寿司に振り掛けられた魔法の粉の秘密とか。
お寿司屋さんグループの話だとか、世間一般の話もしましたが、興味深い話をいろいろと伺えました。当然、お寿司や魚についての話が多いのですが、現場のプロの話はいちいち参考になる話が多く、本当に勉強になります。
単純に知らなかったことを新たに知るということ自体が快感ですしね。

また、一定クラス以上の寿司店では、お任せやアラカルトではなく、とりあえずコースを予約しておくことが客も店も納得して楽しむための最大ポイント、というのが心に残りました。

超お金持ちは別ですが、時価の世界、客の想定する価格とお店がつける時価の差異はどうしても発生しちゃうので、支払いの際にお客様が憮然となるのは双方避けたい、その原点は、コースをベースにすること。客からみても価格比でお得なネタが提供されることが多く、また追加数品であれば、目玉が飛び出ることはあまりなく、お客様とお店とがWINWINになれますよ、ということでした。

なんとなくこういったお店で事前にコースを頼むのは「粋」ではないのではないか、と漠然と思っていたところもあったのですが、今回の話で吹っ切れました。コース最高!

自分のレビューでの高得点て、こういうお店の人と自分とが、胸襟を開いていろいろお話できる、という時に出しちゃうみたいです。これが採点でいうところの「雰囲気」にあたるのでしょうか。

お酒は、阿部勘から東洋美人へ。
途中から、団体客が来られたので、板前さんは、そちらの調理に入られましたが、数をこなすための段取りや手つきも、立派な「見る肴」で、板前さんの手元などを眺めながらちびちびと飲ませて頂きました。
締めに手巻き、そしてデザート。

お会計は、11,500円+お酒代かっきりの明朗会計。お代に文句をつける隙はありません。
お会計のタイミングやお見送りなどに至るまで、本当に良い時間を過ごさせて頂きました。ありがとうございました。

ご馳走様でした。

2025/09/10 更新

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