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昼の点数：4.2
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￥1,000～￥1,999 / 1人
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料理・味 4.5
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|サービス 3.8
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|雰囲気 3.5
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|CP 4.0
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|酒・ドリンク 3.5
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［ 料理・味4.5
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| サービス3.8
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| 酒・ドリンク3.5 ］
炎天下の万博で並ぶ根性あんなら、BOTANI : CURRY並んどき。スパイスカレーの地平での、究極とか極致とかを超えての、更に上位「普遍」を体験できるんやで！
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2025/09/17 更新
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平日、朝一番の用事を片付けて10時45分ごろ、つまり開店11時の15分前に阪神百貨店9階食堂フロアへ。カウンターの座席にペットボトルを置いて食べ場所確保してから、2年ぶりくらいのボタニ：カリーさんへ。
並びの先客15人くらい。タイガース優勝記念セール期間のせいか、想像より少し列長い？ ま、普通に許容範囲なので列に接続です。（ボタニ：カリーには、優勝記念特別企画スペシャルメニューはありません）
店内はお姉さんたちが開店準備追い込み中ですね。掛け合っている声の感じから、良い雰囲気であることが伝わってきます。11時から注文受付開始です。順次オーダーが確認され、お支払い。ピピピ（呼び出しベル）が渡されます。
この時点での最後尾までの並び人数はたぶん40人超。週末に比べれば遥かにマシ、さらに百貨店内空調ばっちり、万博とかの炎天下並びに比べれば天国。まったく苦にならないレベルです。
注文カウンター到着が11時15分くらい。
ボタニカリー×ボージョカリーの1辛、ご飯とルー大盛り+玉子ピクルス。
1,300+50+210+160=1,720円。
フードコートとはいえ大阪屈指の人気店でいろいろ注文つけてこれはまあ普通にリーズナブルだと思います。
注文を終えるとピピピとコップを渡されます。確保していた座席で待つこと10分弱。ピピピです。
ピピピと引き換えにカレーの載せられたトレーを受け取り、座席に戻りました。
スパイスカレーって結構青色系のお皿多い気がしますが、こちらもそれ。
真ん中にライスがあり、その上に飾りかぼちゃとキーマ。右側にボタニ、左側にポージョ。ボタニには挽肉が、ポージョにはほぐした鶏肉が入っています。上辺には複数種類の野菜、トッピングの卵ピクルスも皿の上です。野菜の緑や大根人参の賽の目アチャールなど彩り良く、茶色がどうしても勝ちがちなカレーをアクセントで装います。
カレーなのに「華やか」。
カレーは日本人にとっては日常食で、飾りのない、気取らない食べ物ですが、ボタニ：カリーは、気取らないけれど華やかな「ハレ」の食べ物という印象を与えてくれます。
さて、このアートを崩しながら実食です。ボタニ：カリーはスープカレーのしゃばしゃば、だけどキーマという不思議なバランス。一口めからクミンかな、更に複数のスパイスが口の中に拡がってゆき、カレーとライスという基本がまず美味しい。
ポージョの方は、説明通りにカレーと同時に出汁味が強く感じられ、シャバシャバさもあわさって超上質なカレースープといった面持ち。ほぐされた鶏とルーの相性も抜群で、めちゃ美味い。
双方、スパイスがふわんふわんと漂う感じがなんとも上品で、食べるこちらの心地を良くしてくれる。
これらに対して、野菜などを取り崩してご飯とカレーと一緒に食べると、素材のバランスが一口ごとに異なるため、毎回違う美味しさに口の中が幸せになりっぱなしという状態に。
アチャールも野菜もカレーも、どれをどう混ぜても美味しく頂けてしまうって、どうなんでしょ。
カレー単体で美味しくあるうえに、混ぜ混ぜしても他の素材を邪魔しない奥ゆかしさと、それでいてそれらの味わいを、ルーで包んでまとめてしまう力強さを兼ね備えている。作った人、どういうバランス感覚なんだろう、これ。凄まじくないすか。
その結果、本来日本人には少しとっつきにくい、尖った味わいになりがちなスパイスカレーでありながら、誰がどのように食べても美味しいカレーという、普通に美味しいカレーの二段階くらいの上位互換レベルが出来上がっている。
誰が食べても美味しいというスパイスカレーというのが、実はものすごい試行錯誤と類稀れなセンスの上に成り立っているのではないでしょうか。
うまく言えませんが、店主が俺が一番美味しいと思ったカレーを作って店に出している、ではなく、店主が、皆さまが、みんながみんな一番美味しいと思えるだろうカレーを店に出している、との違い、みたいな感じ。
これをスパイスカレーの基準値にしてしまうと、世の中のカレー屋さんの八割くらいが泣いちゃうんじゃないかな。
野菜を崩し、
カレーと食し、
ご飯を崩し、
カレーと食す。
（繰り返し×５回くらい）
当たり前の真実「食べると、無くなる」に改めてショックを受けつつ完食。
行列は待ちますが、実体験の時間はわずかです。ああ、これも万博の行列とかに似ていますね。
食べ終わったら、ボタニ：カリーさんの厨房横の食器置き場に食器とコップを戻します。
そこから厨房内に「ご馳走様でした！美味しかったです！」と伝えるところまでがワンクール。
フードコート、特に音楽とか流れていないんですが、ときどき、六甲おろしのテーマと共に、優勝記念セールのアナウンスが聞こえてきますね。11時30分。フードコートも混みあって参りました。
いやいや満足。もし万博とかで大阪訪問されるのであれば、『せっかく大阪に来たんやし「ボタニ：カリー」食べてったら～！』
ご馳走様でした。