フクまなかさんが投稿した鮨 弥さか(兵庫/杭瀬)の口コミ詳細

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阪神間・新橋・銀座・江東区が主テリトリ、ほぼ一人飯。

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鮨 弥さか杭瀬/寿司

1

  • 夜の点数:4.3

    • ¥20,000~¥29,999 / 1人
      • 料理・味 4.5
      • |サービス 4.2
      • |雰囲気 4.1
      • |CP 4.1
      • |酒・ドリンク 4.1
1回目

2025/12 訪問

  • 夜の点数:4.3

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス4.2
    • | 雰囲気4.1
    • | CP4.1
    • | 酒・ドリンク4.1
    ¥20,000~¥29,999
    / 1人

良い素材良い塩梅良い調理。丁寧な仕事と大胆な発想が両立する大将の腕前に、初訪問にして惚れこみました

どこでこちらを聞きつけてきたのか、実は知らないのですが、家人がずっと「一度行ってみたい」とBMしていた、阪神杭瀬駅のそばにあるお鮨屋さんです。

かなり前から年末の予約を入れていて、満を持して訪問をしました。
お祝い事があり、予約時のお任せでも価格に幅(8,800円から16,500円まで)がありましたが、折角ですので一番高いコースをお願いしました。
ただ、店では一番高い価格帯ではありますが、お鮨屋さんのおまかせコースで、この価格はリーズナブルだと思えます。
立地も多少はありましょうが、それにしても。

阪神杭瀬駅から徒歩数分の住宅地内に店舗があります。
杭瀬の商店街からも少し外れており、住宅街にひっそり佇むという形容詞が似合う立地です。

今回、都合で車でお邪魔しましたが、お店には駐車場はないので、近隣のコインパーキングに停めました。

お店は靴を脱いであがるかたちで、四人で訪問、ちょうど四人が座れるカウンターにご案内頂きました。別にテーブル席もあり、そちらにはご家族連れが滞在されていました。(入れ違いくらいで退店)店舗はご自宅を改装されているようです。

恰幅の良い、ちょっと強面系の大将と奥様とのお二人体制での対応です。
大将、ご自身の年齢を始めいろいろご自身のお話や鮨や魚に関する四方山話をして頂きましたが、そういった内容は割愛。
日本料理ご出身でまだお若い年齢であることにびっくりしました。でも味覚は鋭く確かですね。お話を伺っているだけでも分かりました。

最初はビールで乾杯(以下運転手はノンアルですよ勿論)、付き出しは牡蠣のお吸い物からスタートです。
牡蠣は牡蠣で熱の加え方が良く、海を閉じ込めたような深い香りを味わいます。また、このお出汁がいきなり複雑な味わいをしており、ただモノではない感はここからいきなりです。(これが実はラストに至る伏線だとは)

で、続いて焼き河豚、香ばしく、あん肝は驚くほど濃厚で旨味がぎゅっと。大将にお勧め日本酒を勧めて頂きます。
奈良の篠峰。めちゃ合う。

続いて握りで鯵。白甘鯛、太刀魚。
寝かせてあるのか、どれも旨味が濃厚に引き立っていて、それぞれがそれぞれの魚が持つ深い味わいがしっかり引き出されている印象。

料理に少し戻って焼き白子。表面かりっと中がトロトロ。日本酒、日本酒。

で、大間の鮪登場、赤身→トロ双方握りで頂きます。赤身は鮪旨味の塊り、トロは噛まずともとろとろ。天を仰ぎたくなるレベル、DNAから沸き立つような美味しさです。これも下処理良いんだろうなぁ。

小幡の握りに続いて、鰤の造りをジュレソースで頂くんですが、この柑橘を上手く使ったジュレが絶妙。
酸味の伸びが鰤の脂感と調和して口の中でひとしきり踊り回ってくれるという逸品。ただのジュレではなくて、鰤に合わせて作ったというのですから、凄いとしか。

続いての下調理した車海老の握り、こちらは海老そのものの持つ旨みが、醤油?出汁につけられることで芳醇に膨らんでいて、一尾の握りなのにその数倍の旨味を単品で愉しませて頂いた感があります。海老ってここまで美味しくなるのですね。

今年は不良で価格がかなりお高いという雲丹。その雲丹をたっぷりのせた飯をパリパリの海苔で手巻き風に頂きます。
大将手づから頂きますが、雲丹は濃厚、これだけの量があると、少量でも口のなかがウニるのに、この食べ物はウニウニウニってきますよ。お酒ー、お酒ー。

濃厚な汁が美味しい椀物(中の魚の種類失念)で、ハマグリ握り。
これまた隠し包丁の入れ方が良く、食感と味わいとのバランスが取れた状態のまま、口の中でハマグリがほろほろと崩れてゆく感覚、言葉がありません。

途中で大将が串を刺すところから見えていた、炭火で焼き上げた鰻は、雲丹同様手巻き風で頂きます。味は濃厚、皮がぱりぱり。カウンターを通じてベーリング海が見えます嘘ですが、味が深いことは事実です。

仕上げの一つ前のトロタク手巻き。叩いたトロがめちゃ旨なのは当然として沢庵の食感のバランスがまた良いです。海苔の香りがより強くなっている印象。

こちら手巻きなど全般に使われている「海苔」の香りが素晴らしく、海苔自体がとても美味しいです。

追加どうするか聞かれたので、鮪赤身を。うん、やっぱり鮪旨味の塊りですね。これはすごいわ。

問題は、〆、こちら、〆はラーメンというのが鉄板なんだそうです。
鮨屋の〆でラーメンて、普通ないと思いますが、それが鉄板というところが何とも大胆不敵です。
ただ、それも味が伴っているところは素晴らしいのひと言。

小さめの器に白色透明なスープ、海苔が一枚と微塵切りの紫玉葱のトッピング、三つ葉があしらわれています。
麺は中細角型のストレートで加水率がそこそこあるタイプです。(ここだけラーメンのレビューですね)
スープは複数の魚介が混じり合った出汁に、適度な塩だれをカエシとしているようで、滋味にして深い。正直にいって専門店の魚介ラーメンを凌駕するレベルでの深みがあります。

魚介を専門で扱う職人だから出来る味ということなのか。ラーメンを求めてこの店に来る客がいる、というお話を話半分で聞いていましたが、それマジやったんや。

で、ここで最初に戻るんですよ。最初に頂いた牡蠣を炊いたスープ、恐らくはこのスープがベースなので。
一周しました。――そういった心配り、味覚の設計図もまた素晴らしいです。

デザートとお茶で締めくくりましたが、参加者全員、陶然。味の桃源郷が杭瀬にありました。

すみません、大変失礼ながら、予約した段階、お店来た段階で、ここまでのレベルの料理だとは想像すらしていませんでした。

それが、料理全てに手は混んでいるし、素材は良いし。もちろんセンスも、何よりどうやったら美味しくできるかという野心にも似た探求心が、料理や言葉の端々からも感じられるのが、とても頼もしいです。

さすがに毎日は来られませんが、また次の機会を作って絶対再訪します。

ご馳走様でした。

2026/01/15 更新

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