フクまなかさんが投稿した焼鳥 谷口(兵庫/武庫之荘)の口コミ詳細

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阪神間・新橋・銀座・江東区が主テリトリ、ほぼ一人飯。

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焼鳥 谷口武庫之荘/焼き鳥

1

  • 夜の点数:4.6

    • ¥15,000~¥19,999 / 1人
      • 料理・味 4.7
      • |サービス 4.5
      • |雰囲気 4.0
      • |CP 4.5
      • |酒・ドリンク 4.6
1回目

2026/01 訪問

  • 夜の点数:4.6

    • [ 料理・味4.7
    • | サービス4.5
    • | 雰囲気4.0
    • | CP4.5
    • | 酒・ドリンク4.6
    ¥15,000~¥19,999
    / 1人

「これまで食したなかで一番美味しい〇〇」が次々と塗り替えらる驚喜と衝撃。素材も調理も極上の世界、魂持ってかれちゃいます

関西地区での焼き鳥店のうちでも最高峰の一角にあることは間違いない、焼鳥 谷口さん。

予約困難店ですが、公開されている空席情報で繰り返し希望すること約半年、遂に予約が叶って週末に訪問を致しました。

阪急武庫之荘駅からロータリーを抜け、目抜き通りを南に徒歩5分程。
飲食店が複数入る建物の一角に店舗があります。お隣はお弁当屋さんですね。予約時間の10分弱前に到着、恐らく同じく予約されているだろう方が数名、店前に立っておられます。時間きっちりに開店となり、店内に通して頂きました。

和基調の上質な内装、明るすぎない照明、重厚な木製L字型カウンターに9名、指定された席に座ります。

コースは16,500円のおまかせ、一択です。苦手な食材などは最初に確認頂き、なんでも大丈夫と答えます。
飲み物は瓶ビールからスタート。料理も当然にして一斉スタートになります。

最初に頂いたのが、チキンコンソメ。お猪口に入った黄金色のスープ。鶏の香りのファーストインパクト。口の中が鶏のシンプルなスープで洗われてゆきます。鶏の口になる、序です。

続いて、白身のお造り。――いきなり衝撃。「ふほっ!」変な声出そうになりました。
濁りも臭みも一切ない、たんぱく質の塊り、歯がいらないレベルで柔らかく舌の上でとろけてゆきます。脂で溶けるのではなく、肉で溶けるってどういうきめ細かさなの。
さらに、はらりとかかった塩が、とても良い塩。旨味を邪魔せず引き出す塩。ああ、一皿で感服。高坂鶏、すごいです。

この後が、内臓系のお造りセット。肝、ハツ、ズリ。これも衝撃。

特に肝。新鮮な鶏の肝(逆に寝かしてる?)、ということで肝サシは色々な店で頂いてきましたが、それらはあくまで新鮮さを競ってきただけだったことに気付かされます。新鮮は当然にして、味が美味い肝という、その上のレベルでの競争。これまた少量舐めただけで口の中全部に肝の旨味で塗りこめられる感。すげぇ。

ズリ、ハツもこりこり感に加え、そぞぞれに味がしっかりあるというのも改めて衝撃。
歯応えだけを楽しむ、という先入観が覆されますね。味を楽しむんですよ。胡麻油の風味に、こちらも少しかかった塩が良き。素材の良さ、旨味を引き出す、シンプルで完璧な最適解が適用されています。

ビール、飲み終わっていませんが、我慢できずに日本酒を頂きます。銘柄リストはないそうで、ならばコースに合うものを下さい、というと田中六五が登場。

一合を片口に入れて頂きます。一合1,000円?のようでかなりリーズナブルです。それはそれ、酸味と甘みがさっぱりとした果実のような美味しいお酒だと思います。

胸肉の焼き。
外側以外は赤いのでタタキともいえる仕上がりです。塩と山山葵で頂きますが、パリッとした皮と中のレアな部分の旨味が素晴らしい。鶏肉なのに、くちどけが良いって一体なんなの。

もも肉の焼き。
こちらもタタキ。こちらの薬味は塩漬け粒胡椒。この胡椒もまた柔らかい味わいで鶏に合うのです。皮の脂と肉の旨味が胡椒で調和するという一品。すごい。

箸休めに鬼おろし。ポン酢の味付けですが、さりげなく美味しいです。これ。

続いて、ささみ。
ついに串に刺さった焼き鳥で頂きます。こちらも表面を軽く焼いてあれど、中身はほぼレア。山葵がそれぞれに。高坂鶏、火が通ってなおかつレアという部分の境界に旨味が強く出ます。山葵がとても合います。さっぱり頂けます。

つくね。
つくね、なんですが。実は鶏の肉汁を串に刺しているんです。何言ってるか分からないでしょうが、そういう食べ物です。上手に食べないと肉汁が皿に落ちちゃう。勿体ない。口開けて上向いて頂きたかった。

ミニトマト。
ハレノヒトマトで、糖度10以上といわれるミニトマト。表面ぱりっとして噛むと甘い汁が噴き出てきます。この甘さをコースのあいだに入れてくる計算がまた。憎い。愛してます。

串でねぎま、焼きで手羽先。
双方、皮のパリパリとその下のじゅわじゅわが(日本語が崩壊しつつあります)美味しい。素材も良いのですが、ぎりぎりでの焼きの妙味も堪能。葱も甘くて旨いのは言うまでもなく。直前のトマトのおかげでお口の中がリセットされている分、肉の旨味、塩加減がより深く感じられる気がします。

湯葉豆腐を挟んでレバーパテ。
焼いた食パンに縫ってパテを頂ける至福。パテはねっとり濃厚、旨みの塊り。パンもまた小麦の香りが高いですが、パテと相乗効果で口に入れると、ん~~という感嘆と共に、膝から下、足が反射的に幸福でぱたぱた動きそうです。

六五を開けたので次の日本酒を、とお願いすると、雨後の月が登場です。辛口でこれも食事に合います。

腿のつけね。
ソリレスとはこちらでは呼ばないようです。一旦焼いたものに食べやすいように包丁で切れ目を入れてくれています。更に薬味にはかんずり。皮ぱり肉じゅわは他の部位と同じですが、肉質が柔らか硬く噛むと旨味が更に染み出るという一品でした。お酒に合う部位だと改めて。

焼いたゆり根。
箸休めなのですが、煮ると淡泊ともいえるゆり根、焼くとほくほく、こんな旨味が出るのか、と新たな発見にして、これも日本酒が合うの。すみません、飲みます。ほんのり炭の香りがついているところが、より良いのかも。

コースの串、ラストが振袖。
希少部位ですね。腿肉の味わいと胸肉の柔らかさを融合したかのようなバランスの良い肉、こりこりうまうまなのは当然、また焼きでパリッとした皮とのバランスが良きです。口の中で脂と肉が万歳三唱。

ここで追加串の確認あり、忘れられないつくねをもう一本。あと、こちらでのタレ焼きも試してみたくて上ももを頂きました。

つくねは肉汁で感動をもう一度味わうことに。上もも、こちらのタレは甘め、かつ控え目でやっぱり鶏が主役でした。肉質は最高で鶏肉の旨味を堪能できる一本。他にも興味ある串はあったのですが、お腹がかなりいっぱいになってきていたので次回に回すことにしました。
(果たして次回はあるのか)

〆は鶏スープと鶏の炊き込みご飯。
もちろん、双方が鶏の旨味がしっかり引き出された逸品。ご飯はもう少し頂いても良かったかも。

美味しさの余韻に放心状態になりつつお茶を頂いてクールダウン。あっという間に時間が過ぎてしまいました。

おまかせで頂きましたが、店主の手腕にぶら下がってぐるぐる。食のワンダーランドのような体験でありました。

高坂鶏の素材の良さを前半にインパクトあるかたちで提供頂き、中盤から後半はその素材の味わいを引き出す調理に進んでゆくといった展開を楽しみました。
美味しいは勿論ですが、楽しいも感じられるというのは飲食店では稀有な体験です。

お酒の注文や料理の提供速度などにもストレスはなく、お姉さん方の接客も一流。
居心地といったところにも気配りが出来ていることを感じます。

ついでに先に感じた通り、ドリンク類についてはリーズナブルで、コース単価は相応ですが、素材の希少性を考えれば妥当価格でしかなく、頂いた料理のレベルを考えるとむしろお安いとまで感じました。

一度食べた人は、必ずまた来たいと思うということでリピーターだけでもくるくると予約が入って、一見の予約がなかなか取れないのも仕方ないことかもしれないです。

自分もまた味わいたいです。予約頑張ります。

ご馳走様でした。

2026/01/26 更新

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